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組織の取り組み をまとめて得ら れた気付き Tomohiro SHIOYA Nov 28, 2023 組織の取り組みをまとめて 得られた気付き EM Oasis #2

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しおや ともひろ @shioyang 株式会社ログラスで フルスタック・エンジニア 日本 IBM 東京基礎研究所からキャリア をスタートさせ、のちにソフトウェア 開発研究所にて主にフロントエンド開 発を経験 その後はアーキテクトとして新規事業 SaaS の立ち上げ、toC サービスでの EM として 10 名以上のエンジニアを マネジメントしていた 2

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今日お話ししたいこと 採用活動の目的で「エンジニア向けの会社説明資料」の内容を更新したところ、 組織文化の醸成につながる自己認知によい効果がありました 3 なぜ会社説明資料を更新することが組織の自己認知につながるのか? 組織の自己認知を高めるためにはどんな要素が必要なのか?

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エンジニア向け会社説明資料の更新 〜「良いプロダクトを提供するための取り組み」の追加〜

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エンジニア向け会社説明資料 弊社では全社員で採用活動にコミットしており、エンジニア採用では各 エンジニアがカジュアル面談をしています。その際に使用している説明資料です 5 内容 ・会社のミッション「よい景気を作ろう。」 ・バリュー ・向き合う課題とプロダクト ・プロダクトビジョン ・エンジニア組織 ・開発プロセス ・カルチャー

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よい取り組みの棚卸し 一部の取り組みが「カルチャー」として掲載されている のみでした(10 分勉強会と商談動画の鑑賞会) エンジニア組織の魅力がもっと伝わるように、 日常的に行われている取り組みを棚卸ししました 6 日々行われている取り組みの俯瞰

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見つけた取り組み 【顧客志向】業務フローや課題の本質理解 ● 商談動画の鑑賞会、お客様定例参加、プロダクトロードマップのオープンなリファインメント、スプリントレビューへのCS参加 【設計力】長期成長できるプロダクト設計 ● ドメインモデリング、ドメイン駆動開発、テスト設計レビュー、シフトレフトでのテスト設計および QA レビュー、技術顧問による壁打ち 【組織運営】全体最適視点・長期視点の重視 ● オーバーオール・レトロスペクティブ、チーム横断共有会、プロダクト LTV 会 【実装力】実装機会とテクノロジーエクセレンス ● ペアプロ・モブプロの浸透、技術書の輪読会、技術レトロ、設計標準ドキュメント 【チーム開発力】チーム生産性の改善 ● 関係性システムコーチング、デリゲーションポーカー、ドラッカー風エクササイズ、チームロードマップ、FourKeys のモニタリング、レト ロスペクティブ https://speakerdeck.com/loglass2019/loglass-in-10-min-for-engineers 7

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カジュアル面談での利用

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カジュアル面談での利用 資料に盛り込んだことで、エンジニア組織で行っている「よい取り組み」を エンジニア自身が説明するようになった 加えて、候補者からの反応が得られるようになった 9

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今回気付いた 組織の自己認知に必要な要素

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なぜ棚卸しが必要になるか カルチャーは日々の改善や課題解決に対する試行錯誤で生み出されている 開始時は小さくチーム内で始められたものや数人の有志から広がったものもある 気付いたときに振り返ってみると大きく育っている 11

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今回気付いた、組織の自己認知に必要な要素 活動の言語化 ● 改善や試行錯誤で育った、日常的に行われている取り組みの棚卸し 12

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今回気付いた、組織の自己認知に必要な要素 活動の言語化 ● 改善や試行錯誤で育った、日常的に行われている取り組みの棚卸し みずから語る機会 ● エンジニア自身が語る機会を作る ● 外からの反応が得られる e.g. 外部発表、Win-Session 13

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Thank you!