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© GO Inc. 発表を通じて 経験値を最大化しよう 2024.10.17 菅原 円 GO株式会社

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© GO Inc. 2 プロフィール写真 自己紹介 GO株式会社 バックオフィス基盤1グループ グループマネージャー 菅原 円 (すがはら まどか) 2023年2月 入社以来、主に決済基盤の開発に従事 2024年4月 決済基盤・ポイント基盤のEMに就任 @madoxten

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© GO Inc. 3 アプリでタクシーにより「早く乗れる」体験を提供 タクシーアプリ『GO』とは ※サービスによって提供エリア・提供条件が異なります

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© GO Inc. ※   は当社の登録商標です。 4 2022年9月 1000万ダウンロード突破! 2024年4月 2000万ダウンロード突破! 2021年11月 法人向けタクシー配車管理 『GO BUSINESS』リリース 2021年10月 500万ダウンロード突破! 2020年4月 Mobility Technologies誕生! 2023年4月 「GO株式会社」に商号変更 『GO』四半期別タクシー実車数 『GO』累積ダウンロード数 2020年9月 タクシーアプリ『 GO』 全国11エリアでスタート ※Sensor Tower by data.ai調べ - タクシー配車関連アプリにおける、日本国内ダウンロード数( App Store/Google Play合算値) - 調査期間: 2020年10月1日~2024年9月30日 タクシーアプリ『GO』の事業成長 2024年9月 2400万ダウンロード突破 ※ 46都道府県で展開

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© GO Inc. 5 今日お話すること 登壇などの発表を通じて 経験値を最大化する方法を お届けします

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© GO Inc. 6 実践編 ● 発表するテーマを探そう ● プロポーザルを書こう ● スライドを作ろう ● お役立ち Tips を試そう 理論編 ● 体験量と経験値の違いを知ろう ● 体験から教訓を導き出そう ● 体験のすべてを糧にしよう ● 体験から得た学びを最大化しよう アジェンダ

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© GO Inc. 7 質問 あなたなら 次の公式に どんな言葉を 入れますか?

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© GO Inc. 体験量 ✖ 言語化 ✖ 発表 = 経験値 8 経験値を最大化する公式 ? ? ?

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© GO Inc. 9 経験値を最大化する公式 ストレッチ 目標 タフ アサイン ふりかえり スタート アップ ファースト ペンギン 実践的な 研修 実験的な 挑戦 大抜擢

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© GO Inc. 体験量 ✖ 言語化 ✖ 発表 = 経験値 10 経験値を最大化する公式 ? ? ? 続きを聴きながら、考えみてください

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© GO Inc. 11 理論編

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© GO Inc. 12 理論編 体験量と経験値の違いを知ろう 体験から教訓を導き出そう 体験のすべてを糧にしよう 体験から得た学びを最大化しよう

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© GO Inc. 13 理論① 体験量と経験値の 違いを知ろう

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© GO Inc. 14 理論① 体験量と経験値の違いを知ろう 不充分な言語化のため、得られたはずの経験値が消失 体験量 経験値 不充分なふりかえり 他人に説明できる レベルまで言語化 できていない状態 経験値のロスト ※ 参考: 坂井風太 マネジメント研修

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© GO Inc. 15 理論① 体験量と経験値の違いを知ろう 充分な言語化で、経験値を最大化 体験量 経験値 充分なふりかえり 他人に説明できる レベルまで言語化し 掘り下げた状態 他の活用方法の検討 他社の先行事例の導入 ※ 参考: 坂井風太 マネジメント研修

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© GO Inc. 16 経験値を最大化する公式 体験量 ✖ 言語化 ✖ 発表 = 経験値 ? ? ?

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© GO Inc. 17 経験値を最大化する公式 体験量 ✖ 言語化 ✖ 発表 = 経験値 ? ?

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© GO Inc. 18 経験値を最大化する公式 体験量 ✖ 言語化 ✖ 発表 = 経験値 ?

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© GO Inc. 19 理論② 体験から教訓を 導き出そう

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© GO Inc. 20 理論② 体験から教訓を導き出そう 行動 ふりかえり 具体的 経験 内省的 観察 能動的 実験 抽象的 概念化 コルブの経験学習モデル ※ 参考: デイヴィッド・コルブ, ケイ・ピーターソン (2018)「最強の経験学習」(中野 眞由美 訳) ※ 参考: 坂井風太 マネジメント研修

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© GO Inc. 21 理論② 体験から教訓を導き出そう 具体的 経験 内省的 観察 能動的 実験 抽象的 概念化 コルブの経験学習モデル ① 成功や失敗から 得られたもの 行動 ふりかえり ※ 参考: デイヴィッド・コルブ, ケイ・ピーターソン (2018)「最強の経験学習」(中野 眞由美 訳) ※ 参考: 坂井風太 マネジメント研修

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© GO Inc. 22 理論② 体験から教訓を導き出そう ② うまくいく コツは 何だろう? 暗黙知 具体的 経験 内省的 観察 能動的 実験 抽象的 概念化 コルブの経験学習モデル 行動 ふりかえり ① 成功や失敗から 得られたもの ※ 参考: デイヴィッド・コルブ, ケイ・ピーターソン (2018)「最強の経験学習」(中野 眞由美 訳) ※ 参考: 坂井風太 マネジメント研修

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© GO Inc. 23 理論② 体験から教訓を導き出そう 暗黙知 形式知 具体的 経験 内省的 観察 能動的 実験 抽象的 概念化 コルブの経験学習モデル ③ これが 自分なりの コツかも? ② うまくいく コツは 何だろう? 行動 ふりかえり ① 成功や失敗から 得られたもの ※ 参考: デイヴィッド・コルブ, ケイ・ピーターソン (2018)「最強の経験学習」(中野 眞由美 訳) ※ 参考: 坂井風太 マネジメント研修

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© GO Inc. 24 理論② 体験から教訓を導き出そう 暗黙知 形式知 具体的 経験 内省的 観察 能動的 実験 コルブの経験学習モデル ④ コツを パッケージ化 しよう ③ これが 自分なりの コツかも? ② うまくいく コツは 何だろう? 行動 ふりかえり ① 成功や失敗から 得られたもの 抽象的 概念化 ※ 参考: デイヴィッド・コルブ, ケイ・ピーターソン (2018)「最強の経験学習」(中野 眞由美 訳) ※ 参考: 坂井風太 マネジメント研修

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© GO Inc. 25 理論② 体験から教訓を導き出そう 暗黙知 形式知 具体的 経験 内省的 観察 能動的 実験 抽象的 概念化 コルブの経験学習モデル ⑤ 他に適用したり 別の方法を 試してみよう ④ コツを パッケージ化 しよう ③ これが 自分なりの コツかも? ② うまくいく コツは 何だろう? 行動 ふりかえり 仮説検証 ① 成功や失敗から 得られたもの ※ 参考: デイヴィッド・コルブ, ケイ・ピーターソン (2018)「最強の経験学習」(中野 眞由美 訳) ※ 参考: 坂井風太 マネジメント研修

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© GO Inc. 26 理論② 体験から教訓を導き出そう ② うまくいく コツは 何だろう? 暗黙知 形式知 具体的 経験 内省的 観察 能動的 実験 抽象的 概念化 コルブの経験学習モデル ③ これが 自分なりの コツかも? ④ コツを パッケージ化 しよう 結果 仮説検証 ⑤ 他に適用したり 別の方法を 試してみよう 行動 ふりかえり ① 成功や失敗から 得られたもの ※ 参考: デイヴィッド・コルブ, ケイ・ピーターソン (2018)「最強の経験学習」(中野 眞由美 訳) ※ 参考: 坂井風太 マネジメント研修

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© GO Inc. 27 理論③ 体験のすべてを 糧にしよう

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© GO Inc. 28 理論③ 体験のすべてを糧にしよう 間違い 実験 慣習 成 功 失 敗 成 果 態度 うまくやり 学びも得た 大ドジ 幸運 適切な方法で うまくやった 失敗したけど 学びを得た 不運 学び 学びなし 学びなし セレブレーション・グリッド (お祝いグリッド) ※ 参考: 「Management Grid」. ※ 参考: 小田中 育生 (2024)「プロポーザル出しまくり芸人が教える、プロポーザルを採択してもらう技術」株式会社カケハシ.

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© GO Inc. 29 理論③ 体験のすべてを糧にしよう 間違い 実験 慣習 成 功 失 敗 成 果 態度 うまくやり 学びも得た 大ドジ 幸運 適切な方法で うまくやった 不運 学び 学びなし 学びなし セレブレーション・グリッド (お祝いグリッド) やらかした こと ※ 参考: 「Management Grid」. ※ 参考: 小田中 育生 (2024)「プロポーザル出しまくり芸人が教える、プロポーザルを採択してもらう技術」株式会社カケハシ. 失敗したけど 学びを得た

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© GO Inc. 30 理論③ 体験のすべてを糧にしよう 間違い 実験 慣習 成 功 失 敗 成 果 態度 うまくやり 学びも得た 大ドジ 幸運 適切な方法で うまくやった 不運 学び 学びなし 学びなし セレブレーション・グリッド (お祝いグリッド) 継続して うまくいって いること やらかした こと ※ 参考: 「Management Grid」. ※ 参考: 小田中 育生 (2024)「プロポーザル出しまくり芸人が教える、プロポーザルを採択してもらう技術」株式会社カケハシ. 失敗したけど 学びを得た

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© GO Inc. 31 理論③ 体験のすべてを糧にしよう 間違い 実験 慣習 成 功 失 敗 成 果 態度 うまくやり 学びも得た 大ドジ 幸運 適切な方法で うまくやった 不運 学び 学びなし 学びなし セレブレーション・グリッド (お祝いグリッド) 継続して うまくいって いること 新たに 挑戦したこと やらかした こと ※ 参考: 「Management Grid」. ※ 参考: 小田中 育生 (2024)「プロポーザル出しまくり芸人が教える、プロポーザルを採択してもらう技術」株式会社カケハシ. 失敗したけど 学びを得た

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© GO Inc. 32 理論③ 体験のすべてを糧にしよう 間違い 実験 慣習 成 功 失 敗 成 果 態度 うまくやり 学びも得た 大ドジ 幸運 適切な方法で うまくやった 不運 学び 学びなし 学びなし セレブレーション・グリッド (お祝いグリッド) 継続して うまくいって いること 新たに 挑戦したこと フセンを 貼って 実践しよう! やらかした こと ※ 参考: 「Management Grid」. ※ 参考: 小田中 育生 (2024)「プロポーザル出しまくり芸人が教える、プロポーザルを採択してもらう技術」株式会社カケハシ. 失敗したけど 学びを得た

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© GO Inc. 33 理論③ 体験のすべてを糧にしよう 成功も失敗もすべて = 糧

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© GO Inc. 34 理論③ 体験のすべてを糧にしよう 成功も失敗もすべて = おいしいネタ!

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© GO Inc. 35 理論④ 体験から得た学びを 最大化しよう

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© GO Inc. 36 理論④ 体験から得た学びを最大化しよう ラーニング・ピラミッド 平均学習定着率 5% 10% 20% 30% 50% 75% 90% 講義を受ける 読書する 動画や音声で学ぶ 実演を見る 他者と討論する 自分で体験する 他人に教える/説明する ※ 参考: 小林昭文, 鈴木達哉, 鈴木映司, アクティブラーニング実践プロジェクト (2015)「現場ですぐに使える アクティブラーニング実践」産業能率大学出版部. ※ 参考: 土屋耕治「ラーニングピラミッドの誤謬」.

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© GO Inc. 37 理論④ 体験から得た学びを最大化しよう ラーニング・ピラミッド 5% 10% 20% 30% 50% 75% 90% 能動的な学習 アウトプット 受動的な学習 インプット 講義を受ける 読書する 動画や音声で学ぶ 実演を見る 他者と討論する 自分で体験する 他人に教える/説明する 平均学習定着率 ※ 参考: 小林昭文, 鈴木達哉, 鈴木映司, アクティブラーニング実践プロジェクト (2015)「現場ですぐに使える アクティブラーニング実践」産業能率大学出版部. ※ 参考: 土屋耕治「ラーニングピラミッドの誤謬」.

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© GO Inc. 38 理論④ 体験から得た学びを最大化しよう 能動的な学習 アウトプット 受動的な学習 インプット ラーニング・ピラミッド 講義を受ける 読書する 動画や音声で学ぶ 実演を見る 他者と討論する 自分で体験する 他人に教える/説明する 5% 10% 20% 30% 50% 75% 90% 平均学習定着率 ※ 参考: 小林昭文, 鈴木達哉, 鈴木映司, アクティブラーニング実践プロジェクト (2015)「現場ですぐに使える アクティブラーニング実践」産業能率大学出版部. ※ 参考: 土屋耕治「ラーニングピラミッドの誤謬」.

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© GO Inc. 39 理論④ 体験から得た学びを最大化しよう ● 他者と討論する    → 懇親会で語り合う ● 自分で体験する    → 現場で実践する ● 他人に教える/説明する → 発表する/記事を書く 発表者は多くの学びを得られる

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© GO Inc. 40 経験値を最大化する公式 体験量 ✖ 言語化 ✖ 発表 = 経験値 ?

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© GO Inc. 41 経験値を最大化する公式 体験量 ✖ 言語化 ✖ 発表 = 経験値

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© GO Inc. 42 経験値を最大化する公式 発表 OUTPUT

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© GO Inc. 43 実践編

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© GO Inc. 44 実践編 発表するテーマを探そう プロポーザルを書こう スライドを作ろう お役立ち Tips を試そう

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© GO Inc. 45 実践 ① 発表するテーマを探そう

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© GO Inc. 46 実践① 発表するテーマを探そう ● ConfEngine ● fortee ● connpass イベント 興味・関心 発表 テーマ ※ 参考: 小田中 育生 (2024)「プロポーザル出しまくり芸人が教える、プロポーザルを採択してもらう技術」株式会社カケハシ. ● SNS やブログで拡散されたこと ● 職場での雑談で盛り上がったこと ● 実務や個人の取り組みで役立ったこと 「イベント・テーマ」✖「興味・関心」 好奇心駆動のネタ探し 募集中のイベント探し

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© GO Inc. 47 実践① 発表するテーマを探そう 「過去の自分」が知りたかったこと 「誰か」の役に立つこと その重なる部分が発表テーマ 過去の 自分 誰か 発表 テーマ ※ 参考: 小田中 育生 (2024)「プロポーザル出しまくり芸人が教える、プロポーザルを採択してもらう技術」株式会社カケハシ. 「過去の自分」✖「誰か」

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© GO Inc. 48 実践① 発表するテーマを探そう テーマ 経験 新しさ 古さ 新しいテーマ 新しい経験 古いテーマ 新しい経験 新しさ 古さ ※ 参考: 小田中 育生 (2024)「プロポーザル出しまくり芸人が教える、プロポーザルを採択してもらう技術」株式会社カケハシ. 「新旧テーマ」✖「新しい経験」

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© GO Inc. 49 実践 ② プロポーザルを書こう

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© GO Inc. 50 実践② プロポーザルを書こう ポイント ● Title (タイトル): ○ 重要ワードを洗い出して埋め込む。 ○ 目を引くタイトルを考える。 ● Abstract (概要・要約): ○ Five Paragraph Essay(5段落エッセイ)の形式で書くと理解しやすい。 ■ 第1段落:序論 ● 自分の意見を述べる。 ■ 第2〜4段落:本論 ● 自分の意見を補強するため、段落ごとに異なった根拠を示す。 ● 各段落の冒頭でその段落の主題を述べる。 ■ 第5段落:結論 ● 表現を変え、自分の意見を再度述べる。

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© GO Inc. 51 実践② プロポーザルを書こう ● Outline/Structure (粗筋・構造): ○ 箇条書きで構造化して書く。 ○ インデントごとの粒度をそろえる。 ○ ストーリーラインの筋が通っているか確認する。 ● Learning Outcome (学習成果) ○ 講演後、聴衆の行動がどのように変わるか、聴衆は何ができるようになるか。 ● Target Audience (対象となる聴衆) ○ どのような課題をもつ、どのような立場の人か具体的に書く。 ● 参考文献 ○ 出典を明記する。どういう文脈で引用しているか書き添える。 ポイント

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© GO Inc. 52 実践② プロポーザルを書こう ● Links ○ 発表テーマの記事に書き、URLを貼る。 ○ 類似テーマを発表したことがある場合、スライドや動画の URLを貼る。 ● ブラッシュアップ ○ 有識者(登壇経験者) や AI に壁打ちしてもらう。 ● その他 ○ ディスクレーマーは書かないこと。 ○ ディスクレーマーとは、あらかじめ義務や責任を否認し 免責されることを宣言すること。 ポイント

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© GO Inc. 53 実践③ スライドを作ろう

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© GO Inc. 54 実践③ スライドを作ろう ストーリーラインのサンプル ● 背景 (前提条件) ● 課題 (問題、ペイン) ● 動機 (「自分の動機」と「聴衆の関心事」の重なる部分) ● 理論 (学術的裏付け、参考文献) ● 実践 (試行錯誤の体験談、事例) ● 結果 (体験から得た学び・教訓) ● 所感 (個人的な感想・意見) ● まとめ (聴衆の頭に再度書き込み) ● 行動喚起 (具体的なアクションの提示) ● 講演後、聴衆にどんな感情になってもらいたいか

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© GO Inc. 55 実践③ スライドを作ろう ● 構造化 ○ ストーリーライン (筋立て) は筋が通っているか ○ 章タイトル、ページタイトル、ページ中身の順番で具体化・詳細化しているか ○ タイトルと内容は一致しているか ○ 粒度はそろっているか ● 認知負荷 ○ 「1スライド・1メッセージ」になっているか ○ 「1文・13文字以内」になっているか ○ 図で理解しやすくしているか ○ 社内用語を一般的な用語に置き換えているか セルフ・チェックの観点

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© GO Inc. 56 実践③ スライドを作ろう セルフ・チェックの観点 ● 可読性 ○ 箇条書きの粒度や体言止めは統一できているか ○ スマホでも読めるか (文字や図の大きさ) ○ 会場の最後尾から読めるか (会場によってはスライド下部が前席の人で見切れるケースも) ○ 表現は一貫性があるか (表記揺れの統一、ですます・である調の統一) ● 事例 ○ 効果:イメージしやすくなる、現場感が出る ○ 対比:Before/After をはっきりと書くこと ○ 順序:例) 背景→課題→解決案出し→実施→結果→所感→まとめ

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© GO Inc. 57 実践③ スライドを作ろう ● 要素 ○ 以下の要素が含まれているか ※引用の明記は必須 ■ Hook (あるある、クイズ、ニュース) ※ここはスライドに記載しないケース あり ■ Problem (課題提起、問いかけ) ■ Episode (本人ならではの実体験、失敗からの逆転) ■ Volume (網羅性の高さ、体系化された知識) ■ Critical Thinking (建設的な批判思考) ■ Uniqueness (新しい組み合わせ、自身で編み出した公式) ■ Evidence (参考文献、具体的な数字、学術的な裏付け) ■ Tips (今日から試せるコツ) セルフ・チェックの観点

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© GO Inc. 58 実践③ スライドを作ろう ● ぶつぶつ声に出しながら、話しやすい言葉に置き換える ● 省いたほうがスッキリする箇所があれば削っていく ● 聴衆への語りかけや問いかけを思いついたらメモに残す ● 録音し時間を計りながら練習する ● 誰かに聞いてもらい、フィードバックを得る ● (事前に会場を下見できる場合) 会場を想定しながら練習する ○ 会場の広さ・高さ・奥行き、演壇の高さ、目線を振る方向をイメージする ○ 片手でマイク、片手でパソコンを扱う練習をする 練習

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© GO Inc. 59 実践④ お役立ち Tips を試そう

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© GO Inc. 60 実践④ お役立ち Tips を試そう ● プレーリーカードの解説ページ を見る ● プロフィール・ページを bento で作る (X などのSNSのURLを登録する) ● Amazon などで 3枚1000円くらいでプレーリーカードを購入する ● 専用のスマホアプリで プロフィール・ページのURLをカードに埋め込む ● 出会った人のスマホをカードにかざしてもらうとプロフィール用ページが開く ● お互いにSNSを共有し、フォローしあう場合など役に立つ デジタル名刺「プレーリーカード」を用意

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© GO Inc. 61 実践④ お役立ち Tips を試そう ● Speaker Deck にログイン ● Upload a deck にアクセス ● Name 欄に「日本語タイトル/英語タイトル」を入力 ○ 日本語タイトルの後に半角スラッシュを入れること ○ 英語タイトルの単語はハイフン区切りで入力すること (初回のみ) ○ 例) 「新しいことを学ぶ方法/How-to-learn-something-new」 ● PDFをアップロードし、必要な項目を入力したら Save this deck 押下 ● ハイフン区切りの英語タイトルのURLになっていることを確認 ● Name 欄の英語タイトルのハイフンを半角スペースに変換し Save this deck 押下 ○ 例) 「新しいことを学ぶ方法/How to learn something new」 Speaker Deck にスライドをアップロードする際、理想のURLを生成 ※ 参考: kakku22 (2018)「Speaker Deck で最高の URL を生成する技術」.

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© GO Inc. 62 Let's Try !!

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© GO Inc. 63 フットワーク軽くチャレンジしよう 目標指向の ニワトリ 好奇心駆動の ヒヨコ ※ 参考: 上田 正仁 (2017)「東大物理学者が教える「考える力」の鍛え方 想定外の時代を生き抜くためのヒント」 まずは 好奇心駆動で登壇に応募してみよう!

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© GO Inc. 64 フットワーク軽くチャレンジしよう あなたの普通は、誰かの特別 「過去の自分」が知りたかったことを 「誰か」の元に届けよう

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© GO Inc. 65 フットワーク軽くチャレンジしよう 学びに満ちた人生を!

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© GO Inc. 66 ご清聴ありがとうございました!

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© GO Inc. 一緒に未来を作ってゆく仲間を募集中! 67

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© GO Inc. 一緒に未来を作ってゆく仲間を募集中! 採用情報 https://goinc.jp/career/ 技術情報 https://x.com/goinc_techtalk 68

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© GO Inc. 69 Appendix

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© GO Inc. ● デイヴィッド・コルブ, ケイ・ピーターソン (2018)「最強の経験学習」(中野 眞由美 訳) ● 坂井風太 マネジメント研修 ● 小林昭文, 鈴木達哉, 鈴木映司, アクティブラーニング実践プロジェクト (2015)「現場ですぐに使える アクティブ ラーニング実践」産業能率大学出版部. ● 土屋耕治「ラーニングピラミッドの誤謬」. ● 「Celebration Grid」Management 3.0. ● 小田中 育生 (2024)「プロポーザル出しまくり芸人が教える、プロポーザルを採択してもらう技術」株式会社カケ ハシ. ● 小田中 育生 (2024)「循環する学び~現場とコミュニティの境目で考える~」株式会社カケハシ. ● JD.クランボルツ, A.S.レヴィン (2005)「その幸運は偶然ではないんです!」(花田 光世, 大木 紀子, 宮地 夕紀子 翻 訳) ダイヤモンド社. ● 上田 正仁 (2017)「東大物理学者が教える「考える力」の鍛え方 想定外の時代を生き抜くためのヒント」ブック マン社. 70 参考

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© GO Inc. コミュニティを支えるすべての方々 一緒に不確実性と向き合い続ける仲間たち 登壇の準備を支え励ましてくれた 妻と息子たちに 心から感謝! 71 謝辞

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文章・画像等の内容の無断転載及び複製等の行為はご遠慮ください。 © GO Inc.