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/ 村上春樹のスス メ ⻄村奈央⼦ 2020/12/12

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/ 村上春樹 兵庫県⻄宮市育ち(「猫を棄て る」参照) 代表作:ノルウェイの森・海辺の カフカ・騎⼠団⻑殺し 世界的な有名作家 作家になる前は、ジャズ喫茶経営

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/ ⾃⼰紹介 名前:⻄村奈央⼦ 兵庫県出⾝ SE@ 外資系 ⽂学部卒 本が好き ハルキ(作家:村上春樹)が好き 7 歳から愛読 ハルキに会ったことがある(多 分)

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/ オススメポイント 唯⼀無⼆の作⾵・村上ワールド 登場⼈物への共感

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/ 特徴:たくみな⽐喩表現 ⽐喩、隠喩が⾮常に多い その内容の1つ1つがあまりにも「⾶んでいる」

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/ 例: 「⽂化的雪かき」

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/ ⽂章を書く⾏為のこと。 それはある⼥性誌のために函館の美味い物を紹介するという企画だった。僕とカメラマンとで 店を幾つか回り、僕が⽂章を書き、カメラマンがその写真を撮る。全部で五ページ。⼥性誌と いうのはそういう記事を求めているし、誰かがそういう記事を書かなくてはならない。ごみ集 めとか雪かきと同じことだ。だれかがやらなくてはならないのだ。好むと好まざるとにかかわ らず。 ----- ⽳を埋める為の⽂章を提供してるだけのことです。何でもいいんです。字が書いてあればいい んです。でも誰かが書かなくてはならない。で、僕が書いてるんです。雪かきと同じです。⽂ 化的雪かき。 『ダンス・ダンス・ダンス』より

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/ 例. すごく美味しいオムレツ

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/ 東京から⼤阪まで⼆時間あれば⾶んでいけるオ ムレツ 思わず写⽣したくなるくらい美しいオムレツだった。しかし私は迷うことなくそれにナイフを ⼊れ、素速く⼝に運んだ。それは美しいばかりでなく、とても美味なオムレツだった。 「完璧なオムレツだ」と私は⾔った。 免⾊は笑った。「そうでもありません。もっとよくできたオムレツを前に作ったこともありま す」 それはいったいどんなものだろう? ⽴派な翼をそなえて、東京から⼤阪まで⼆時間あれば⾶ んでいけるオムレツかもしれない。 『騎⼠団⻑殺し』より

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/ 例. 「どのくらい私のこと好き?」

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/ ⻁が溶けてバターになってしまうくらい好き 「君の着るものは何でも好きだし、君のやることも⾔うことも歩き⽅も酔払い⽅も、なんでも 好きだよ」 「本当にこのままでいいの?」 「どこをどう変えればいいのかがわからないから、そのままでいいよ」 「どのくらい私のこと好き?」 「世界中のジャングルの⻁がみんな溶けてバターになってしまうくらい好きだ」と僕は⾔っ た。 『ノルウェイの森』より

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/ 春の熊くらい好き 「君が⼤好きだよ、ミドリ」 「どのくらい好き?」 「春の熊くらい好きだよ」 「春の熊?」と緑がまた顔を上げた。「それ何よ、春の熊って?」 「春の野原を君が⼀⼈で歩いているとね、向こうからビロードみたいな⽑なみの⽬のくりっと した可愛い⼦熊がやってくるんだ。そして君にこう⾔うんだよ。『今⽇は、お嬢さん、僕と⼀ 緒に転がりっこしませんか』って⾔うんだ。そして君と⼦熊で抱きあってクローバーの茂った 丘の斜⾯を転がって⼀⽇中遊ぶんだ。そういうのって素敵だろ?」 「すごく素敵」 「そのくらい君のことが好きだ」

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/ 「海辺のカフカ」 全く別の場所で⽣きる15 歳の少年 「⽥村カフカ」と猫語を話せる「ナ カタさん」。2 ⼈の⼈⽣には、不思 議と繋がりがあり… 。 オススメ度:★★★★★ 衝撃の展開度:★★★★★ ハルキ度 :★★★★★

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/ 「ねじまき⿃クロ ニクル」 飼い猫の失踪を機に⽇常が狂い始め た主⼈公が、姿を消した妻を取り戻 すため、密かに世の中の「悪」と対 峙する物語。 オススメ度:★★☆☆☆ ミステリ度:★★★★★ ハルキ度 :★★★★☆

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/ ノンフィクション 「ラオスにいったい何があるという んですか?」:旅⾏記 「⾛ることについて語るときに僕の 語ること」:エッセイ 「アンダーグラウンド」:インタビ ュー

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