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1年のふりかえり ワークショップ 2019/03/14 森 一樹 (@viva_tweet_x)

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PM保護者会 ファシリテーター紹介 森 一樹(@viva_tweet_x) NRI bit Labs所属/チームファシリテーター ふりかえり・見える化などを社内外に発信 講演・アドバイザー・ワークショップ コーチ・研修・執筆 各種コミュニティ活動 社団法人アジャイル チームを支える会 越境者の集い NRIアジャイルハブ アジャイル ひよこクラブ ふりかえり実践会

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ワークショップの目的 • 1年間をふりかえり、経験と学びを祝いあう • 自身の経験を語り聞かせることで、自分ひとりでは得られなかった 学びや気付きを得る • 1年間で学んだことを活かし、来年以降も成長を続けていくために、 中長期的な目標とアクションを立てる

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期待を話し合いましょう 今日、このワークショップで期待していることはなんでしょうか どんなことを持ち帰りたいでしょうか グループで意見を交換しましょう

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1年のふりかえり 出典:https://mirai.doda.jp/theme/looking-back-planning/procedure/ 1年間をいろんな人と一緒にふりかえるフレームワーク

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ふりかえりの進め方 引用:https://mirai.doda.jp/theme/looking-back-planning/procedure/

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ふりかえりの進め方 引用:https://mirai.doda.jp/theme/looking-back-planning/procedure/

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ふりかえりの進め方 引用:https://mirai.doda.jp/theme/looking-back-planning/procedure/ 「話す」ために 1年の出来事を ふりかえり、 全体のつながりを 考え直す

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ふりかえりの進め方 引用:https://mirai.doda.jp/theme/looking-back-planning/procedure/ 「話す」ために 1年の出来事を ふりかえり、 全体のつながりを 考え直す 異なるバックグラウンド、 観点からの予想外の投げかけや解釈 により、異なる結論・示唆を 引き出す

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ふりかえりの進め方 引用:https://mirai.doda.jp/theme/looking-back-planning/procedure/ 「話す」ために 1年の出来事を ふりかえり、 全体のつながりを 考え直す 異なるバックグラウンド、 観点からの予想外の投げかけや解釈 により、異なる結論・示唆を 引き出す 双方向のフィードバック 一方的なアドバイスや 教えられる役にはならない

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ふりかえりの進め方 引用:https://mirai.doda.jp/theme/looking-back-planning/procedure/ 「話す」ために 1年の出来事を ふりかえり、 全体のつながりを 考え直す 異なるバックグラウンド、 観点からの予想外の投げかけや解釈 により、異なる結論・示唆を 引き出す 双方向のフィードバック 一方的なアドバイスや 教えられる役にはならない 誰もリードしなくてよい 自然・ゆったりと

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ふりかえりの進め方 引用:https://mirai.doda.jp/theme/looking-back-planning/procedure/ 「話す」ために 1年の出来事を ふりかえり、 全体のつながりを 考え直す 異なるバックグラウンド、 観点からの予想外の投げかけや解釈 により、異なる結論・示唆を 引き出す 双方向のフィードバック 一方的なアドバイスや 教えられる役にはならない 誰もリードしなくてよい 自然・ゆったりと 相手の経験から得る 新たな観点やヒント

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1年のふりかえりの流れ 1年の流れを語る 周囲による深堀り質問 発表者からの質問 発表者によるまとめ 他の3人からのコメント 15分 15分 10分 5分 5分 今後どうしていきたいか 5分

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1年の流れを語る 発表者は、事前に準備した事前シートを全員に見せながら、 簡単に1年の出来事を時系列に沿って説明していきます。 事実の羅列だけではなく、まず何が起きて、そこでどう判断し、 次にどうしたかという物語として語っていきます。 聞く人は「コンテンツ(内容)」よりも「人」に注視しましょう。 「問いかけ」によって内省を促すのがあなたの役割です。 次の「深堀」のために、以下をどんどんペンでメモしていきます。 ・どんなところを楽しそうに語っているか。それはなぜだろうか ・あなたはどんなことに引っかかりを覚えたか ・発表者に学びや気付きがありそうだが、あまり語られなかった部分はどこか

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周囲による深掘り質問 発表者が1年の流れを語っているときに、他の3人は、より深く何が起きたのか、 どう思ってそうしたのかといった、その物語に関する深掘り質問を行って いきます。 この際「そこはもっとこうすべきだったのでは?」といった アドバイスや批判・指摘はしません。 アドバイスしたい気持ちをグッとこらえて、話を聞きだすのに注力して ください。

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周囲による深掘り質問 この時間は、聞く側のための時間ではありません。 発表者のための内省の時間です。 あなた(聞く側)の知りたい内容ではなく、発表者の内省を促す質問をしてい きます。 ・なぜあなたはそういう行動/チャレンジをしたのか? ・一番頑張ったところはどこか?それはなぜ頑張れたか? ・大きな学びがあったのはなにか?それはどんな学びか? ・印象に残っている成功体験はあるか?それはなぜ成功できたか? ・印象に残っている失敗体験はあるか?それはなぜ失敗したのか?

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発表者からの質問 発表者は、1年の説明を終えたら、自分として モヤモヤしている点、悩んでいる点、アドバイスが欲しい点などを、 他の3人に問いかけます。他の3人は、そこに対して真摯にアドバイスや コメントをしていきます。

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発表者によるまとめ 発表者はそこまでのふりかえりをしてみての感想などを語ります。 どんな気付きや学びが得られたでしょうか?

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他の3人からのコメント 他の3人は、発表者のふりかえりに関する自分の感想やコメント、アドバイス などを自由に述べます。

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今後どうしていきたいか 発表者は、今後1年間、どのような成長をしていきたいか、どんな人になりたい かを語ります。ほかの三人は、アドバイスはせず、なぜそう思うのか、具体的 にどうしたいのか、という深堀りを促します。 そうして今後の目標を立てていきます。

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1年のふりかえりの流れ 1年の流れを語る 周囲による深堀り質問 発表者からの質問 発表者によるまとめ 他の3人からのコメント 15分 15分 10分 5分 5分 今後どうしていきたいか 5分

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ふりかえりへの向き合い方 発表者の姿勢 自身の行動を出来る限り開示するように努めます。対話をしながら、 「なぜ自分はこう思っているのか?」と自分自身に向き合いましょう。 新たな学びや気付きがあれば、どんどんそのことを聞いている人へと 伝えてください。 聞く側の姿勢 発表者の「内省」を促す重要な役割を担います。 「あなたが知りたいことを知る」ことよりも、「発表者の学び・気付きを 促す」行動を意識してください。 発表者の言葉や他の人の意見は、発表者のためにどんどんメモしていって ください。

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(参考)グループ分け 16人の場合で、4人グループ×4回行う場合の組み合わせ 16人が一人ごとにトランプ(A, 2, 3, 4)を選びます ♠ A ♠ 2 ♠ 3 ♠ 4 ♣ A ♣ 2 ♣ 3 ♣ 4 ♦ A ♦ 2 ♦ 3 ♦ 4 ♥ A ♥ 2 ♥ 3 ♥ 4

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(参考)グループ分け 以下のグループで集まります 1 ターン ♥A 発表者 ♠A ♦A ♣A 聞く人 ♣2, ♦3, ♠4 ♥2, ♣3, ♦4 ♠2, ♥3, ♣4 ♦2, ♠3, ♥4 グループ A B C D 2 ♣2 ♥2 ♠2 ♦2 ♥A, ♦3, ♠4 ♣A, ♠3, ♦4 ♦A, ♥3, ♣4 ♠A, ♣3, ♥4 A B C D 3 ターン ♣3 発表者 ♦3 ♥3 ♠3 聞く人 ♥A, ♠2, ♦4 ♠A, ♥2, ♣4 ♣A, ♦2, ♠4 ♦A, ♣2, ♥4 グループ A B C D 4 ♣4 ♠4 ♦4 ♥4 ♥A, ♦2, ♠3 ♦A, ♥2, ♣3 ♠A, ♣2, ♥3 ♣A, ♠2, ♦3 A B C D

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(参考)スケジュール例 イントロダクション ターン1 ターン2 休憩 ターン3 13:00 ~ 13:15 ターン4 13:15 ~ 14:10 14:15 ~ 15:10 15:10 ~ 15:20 15:20 ~ 16:15 16:20 ~ 17:15 クロージング 17:15 ~ 17:30

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1年の流れを語る(15分) 発表者は、事前に準備した事前シートを全員に見せながら、 簡単に1年の出来事を時系列に沿って説明していきます。 事実の羅列だけではなく、まず何が起きて、そこでどう判断し、 次にどうしたかという物語として語っていきます。 聞く人は「コンテンツ(内容)」よりも「人」に注視しましょう。 「問いかけ」によって内省を促すのがあなたの役割です。 次の「深堀」のために、以下をどんどんペンでメモしていきます。 ・どんなところを楽しそうに語っているか。それはなぜだろうか ・あなたはどんなことに引っかかりを覚えたか ・発表者に学びや気付きがありそうだが、あまり語られなかった部分はどこか

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周囲による深掘り質問(15分) 発表者が1年の流れを語っているときに、他の3人は、より深く何が起きたのか、 どう思ってそうしたのかといった、その物語に関する深掘り質問を行って いきます。 この際「そこはもっとこうすべきだったのでは?」といった アドバイスや批判・指摘はしません。 アドバイスしたい気持ちをグッとこらえて、話を聞きだすのに注力して ください。

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周囲による深掘り質問(10分) この時間は、聞く側のための時間ではありません。 発表者のための内省の時間です。 あなた(聞く側)の知りたい内容ではなく、発表者の内省を促す質問をしてい きます。 ・なぜあなたはそういう行動/チャレンジをしたのか? ・一番頑張ったところはどこか?それはなぜ頑張れたか? ・大きな学びがあったのはなにか?それはどんな学びか? ・印象に残っている成功体験はあるか?それはなぜ成功できたか? ・印象に残っている失敗体験はあるか?それはなぜ失敗したのか?

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発表者からの質問(5分) 発表者は、1年の説明を終えたら、自分として モヤモヤしている点、悩んでいる点、アドバイスが欲しい点などを、 他の3人に問いかけます。他の3人は、そこに対して真摯にアドバイスや コメントをしていきます。

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発表者によるまとめ(5分) 発表者はそこまでのふりかえりをしてみての感想などを語ります。 どんな気付きや学びが得られたでしょうか?

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他の3人からのコメント(5分) 他の3人は、発表者のふりかえりに関する自分の感想やコメント、アドバイス などを自由に述べます。

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今後どうしていきたいか(5分) 発表者は、今後1年間、どのような成長をしていきたいか、どんな人になりたい かを語ります。ほかの三人は、アドバイスはせず、なぜそう思うのか、具体的 にどうしたいのか、という深堀りを促します。 そうして今後の目標を立てていきます。 目標は付箋やホワイトボード, A4用紙などに大きく記載してください。

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目標を共有する (5分) 各自の目標を見回して共有しましょう

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全体のふりかえり(5分) 今回のふりかえりによって得られたものはなんでしたか 今後の思いや期待を話し合ってください。

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また新たな一歩を踏み出しましょう