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Oracle Exadata Cloud Service (ExaCS) X8M Exadata インフラストラクチャをスケーリングしてみよう 日本オラクル株式会社 2021 年 11 月 2 日 Copyright © 2021, Oracle and/or its affiliates 1

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Safe harbor statement 以下の事項は、弊社の一般的な製品の方向性に関する概要を説明するものです。また、 情報提供を唯一の目的とするものであり、いかなる契約にも組み込むことはできません。以 下の事項は、マテリアルやコード、機能を提供することを確約するものではないため、購買 決定を行う際の判断材料になさらないで下さい。 オラクル製品に関して記載されている機能の開発、リリース、時期及び価格については、弊 社の裁量により決定され、変更される可能性があります。 Copyright © 2021, Oracle and/or its affiliates 2

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• ExaCS X8M インフラストラクチャのスケーリングの概要 • ExaCS X8M インフラストラクチャのスケーリングの手順 1. サービスリミットの解除 2. インフラストラクチャのスケーリング 3. VMクラスタのスケーリング アジェンダ Copyright © 2021, Oracle and/or its affiliates 3 本資料は、資料『Oracle Exadata Cloud Service (ExaCS) を使ってみよう ニュー・リソースモデル対応版』 を参照の上、Quarter Rack 相当のインスタンスをプロビジョニング後に、任意のタイミングで データベース・サーバー/ストレージ・サーバーを追加する手順を記したも のです。

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• ExaCS X8Mでは、インフラストラクチャをオンラインでスケールアップが可能 • データベース・サーバーは最大32台まで • ストレージ・サーバーは最大64台まで • データベース・サーバーおよびストレージ・サーバー、いずれもスケールダウンは不可 ※2021年10月時点 • ExaCS X8Mのプロビジョニングは、初めに Quarter Rack 相当の データベース・サーバー2台、ストレージ・サーバー 3台で実施(デフォルトの台数は変更不可) ※2021年10月時点 • スケーリングは、任意のタイミングで実施可能 • データベース・ホームやデータベースの作成前にスケーリングする場合 • 追加する台数が決まっている場合は、データベース・ホームやデータベースの作成前に実施する方がVMクラスタの更新時間を 短縮可能 • データベース・サーバー/ストレージ・サーバー所要時間: 1台あたり30 - 45分 • データベース・ホームやデータベースの作成後にスケーリングする場合 • データベース・ホームの数やデータ量によりVMクラスタの更新時間は異なる ExaCS X8M インフラストラクチャのスケーリングの概要 Copyright © 2021, Oracle and/or its affiliates 4

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ExaCS X8M インフラストラクチャのスケーリングの例:ExaCS X8M Compute Scaling (Core) Storage Scaling (TB) 64 400 1,600 128 600 2,500 OLTP Petabyte Data Warehouse Elastic構成 DB/Storage Serverを1台ずつ追加 完全な柔軟性と圧倒的なスケールを提供 Copyright © 2020, Oracle and/or its affiliates 5

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概要 1. サービスリミットの解除 • 追加する データベース・サーバー/ストレージ・サーバー分のサービスリミットを解除 • 所要時間:数日 2. インフラストラクチャのスケーリング • データベース・サーバー/ストレージ・サーバーを任意の台数分追加 • インフラストラクチャを追加すると、追加分の課金が開始 • 所要時間:数分 3. VM クラスタのスケーリング • VMクラスタにデータベース・サーバー/ストレージ・サーバーの容量を追加 • データベース・サーバーの追加を実施すると、追加分の OCPU の課金が開始 • 所要時間:1台あたり30 - 45分以上 ExaCS X8M インフラストラクチャのスケーリングの手順 Copyright © 2021, Oracle and/or its affiliates 6

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Copyright © 2021, Oracle and/or its affiliates 7 1. サービスリミットの解除 追加する データベース・サーバー/ストレージ・サーバー分のサービスリミットを解除 資料『Oracle Exadata Cloud Service (ExaCS) を使ってみよう ニュー・リソースモデル対応版』 より抜粋

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• サービス制限は、利用者保護を目的としたサービスごとのリソース使用量の制限 • 利用者が意図せず高額な請求を受け取ってしまうことがないように、すべての環境(テナンシ)にデフォルトでサービス ごとに利用できるリソース数が制限されている • ExaCS のサービス制限は全シェイプでデフォルト 0 に設定 • ExaCS を利用するためには、まずサービス制限を引き上げる必要がある • サービス制限の変更申請の承認には数営業日を要することに注意 サービス制限の変更申請 Copyright © 2021, Oracle and/or its affiliates 8

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Exadata システム・モデルおよびシステム構成の選択 (シェイプの確認) • サービス制限の引き上げ申請の前に利用する ExaCS のシェイプを決めておく サービス制限の変更申請 Copyright © 2021, Oracle and/or its affiliates 9 システム X8 X7 Exadata Base System exadata-base-48-count Quarter Rack exadata-quarter3-100-x8-count exadata-quarter2-92-x7-count Half Rack exadata-half3-200-x8-count exadata-half2-184-x7-count Full Rack exadata-full3-400-x8-count exadata-full2-368-x7-count システム X8M X8M Database Server exadata-database-server-x8m-count X8M Storage Server exadata-storage-server-x8m-count X8M は Elastic 構成のため、 Database Server 数 2 ~ 32)、 Storage Server 数 (3 ~ 64) の 台数で制限を引き上げる形になる。

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サービス制限の確認方法 • サービス制限の内容は、メニューから「ガバナンス」→「制限、割当ておよび使用状況」を選 択することで確認 (管理者グループか、権限が割り当てられている場合) • ExaCS の場合には、サービスから「Database」、スコープは可用性ドメインを選択して 表示させる サービス制限の変更申請 Copyright © 2021, Oracle and/or its affiliates 10 ① ② ③ ①: 利用可能なリソース数 ②: 現在利用しているリソース数 ③: 作成可能なリソース数 (=①ー②)

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サービス制限の引上げ サービス制限の変更申請 Copyright © 2021, Oracle and/or its affiliates 11 連絡先 (名前とメール・アドレス) : リクエスト内容についての自動送信メール(通知)や、内容 について確認が必要な場合はメール(英語)が届く。 リソース制限の更新: サービス・カテゴリ、リソース、可用性ドメインごとの引上げ 後の制限値を設定。 X8Mは、Database Server および Storage Server の引上げがそれぞれ必要。 リクエストの理由: リクエストの理由を記入 「サービス制限の引上げ」 をクリックして、 「サービス制限の更新のリクエスト」を起動 「リクエストの作成」 をクリックして申請は完了

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Copyright © 2021, Oracle and/or its affiliates 12 2. インフラストラクチャのスケーリング データベース・サーバー/ストレージ・サーバー任意の台数を追加

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概要 • データベース・サーバーとストレージ・サーバーは、それぞれで追加の操作を実施 • 一度に追加できる台数に上限があるため、上限を超える台数の追加は複数回の操作を実施 • この手順を実施すると、Exadata インフラストラクチャの課金が開始 • 所要時間:数分 インフラストラクチャのスケーリング Copyright © 2021, Oracle and/or its affiliates 13

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インフラストラクチャのスケーリング Copyright © 2021, Oracle and/or its affiliates 14 「インフラストラクチャのスケーリング」 をクリック

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データベース・サーバーのスケーリング Copyright © 2021, Oracle and/or its affiliates 15 「データベース・サーバー」 をクリック データベース・サーバーの合計の台数を入力 • 1回のスケーリング操作で最大4台のデータベース・サー バーを追加可能 • VMクラスタに割り当てられていないデータベース・サー バーがインフラストラクチャ・リソースに含まれている場合、 追加可能な最大数は未割当てのデータベース・サー バーの数だけ減少し、0から3の間になる 「スケール」 をクリック

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ストレージ・サーバーのスケーリング Copyright © 2021, Oracle and/or its affiliates 16 「ストレージ・サーバー」 をクリック ストレージ・サーバーの合計の台数を入力 • 1回のスケーリング操作で最大6台のストレージ・サー バーを追加可能 • VMクラスタに割り当てられていないストレージ・サーバー がインフラストラクチャ・リソースに含まれている場合、追 加可能な最大数は未割当てのストレージ・サーバーの数 だけ減少し、0から5の間になる 「スケール」 をクリック

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インフラストラクチャのスケーリングの確認 Copyright © 2021, Oracle and/or its affiliates 17 追加されたインフラストラクチャを確認

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Copyright © 2021, Oracle and/or its affiliates 18 3. VM クラスタのスケーリング VMクラスタにデータベース・サーバー/ストレージ・サーバーの容量を追加

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概要 • インフラストラクチャを追加した後、その容量をVMクラスタに追加するVMクラスタのスケーリングの操作を実施 • データベース・サーバーを追加する場合は、VMクラスタのスケーリング後にOCPUの課金が開始 • スケーリングは、任意のタイミングで実施可能 • データベース・ホームやデータベースの作成前にスケーリングする場合 • 追加する台数が決まっている場合は、データベース・ホームやデータベースの作成前に実施する方がVMクラスタの更新時間を 短縮可能 • データベース・サーバー/ストレージ・サーバー所要時間:1台あたり30 - 45分 • データベース・ホームやデータベースの作成後にスケーリングする場合 • データベース・ホームの数やデータ量によりVMクラスタの更新時間は異なる VMクラスタのスケーリング Copyright © 2021, Oracle and/or its affiliates 19

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VMクラスタのスケーリング Copyright © 2021, Oracle and/or its affiliates 20 「スケールVMクラスタのスケーリング」 をクリック

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VMクラスタのスケーリング Copyright © 2021, Oracle and/or its affiliates 21 「容量を追加」 をチェック

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VMクラスタのスケーリング Copyright © 2021, Oracle and/or its affiliates 22 「更新」 をクリック ※この後VMクラスタの更新処理が始まり、 完了までコンソールの操作が制限される

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VMクラスタのスケーリングの確認 Copyright © 2021, Oracle and/or its affiliates 23 追加された容量を確認

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Exadata Cloud Serviceインスタンスのスケーリング https://docs.oracle.com/ja-jp/iaas/Content/Database/Tasks/exasystemscaling.htm Oracle Exadata Cloud Service (ExaCS) を使ってみよう ニュー・リソースモデル対応版 https://speakerdeck.com/oracle4engineer/exadata-cloud-service-exacs-woshi-tutemiyou- niyurisosumoderudui-ying-ban 参考情報 Copyright © 2021, Oracle and/or its affiliates 24

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Thank you 25 Copyright © 2021, Oracle and/or its affiliates

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私たちのミッションは、人々が新たな方法 でデータを理解し、本質を見極め、無限 の可能性を解き放てるよう支援していくこ とです。