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開発組織を進化させる! AWSで実践するチームトポロジー 岩本 隆史 (@iwamot) ハッシュタグ:#jawsdays2025 #jawsug #jawsdays2025_a

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● 岩本 隆史 (@iwamot) ● 2024年から、AWS Community Builder (Cloud Operations) ● ENECHANGE株式会社 CTO室で、事業部への技術支援を担当 ● 書籍『チームトポロジー』を読み、技術支援のあるべき姿がクリアに ● チームトポロジーとAWSをつないだら、さらにクリアに 自己紹介 ハッシュタグ:#jawsdays2025 #jawsug #jawsdays2025_a

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開発組織を進化させる!AWSで実践するチームトポロジー 1. チームトポロジーのエッセンス 2. AWSユーザーのチームトポロジー実践法 3. ENECHANGEでの実践例 こんな話をします ハッシュタグ:#jawsdays2025 #jawsug #jawsdays2025_a

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チームトポロジーの エッセンス ハッシュタグ:#jawsdays2025 #jawsug #jawsdays2025_a

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1. 疎結合なシステムを作るため、組織を疎結合にせよ 2. 組織に必要なチームのタイプは4つだけ 3. チーム同士の関わり方(インタラクションモード)は3つだけ 4. 静的な組織図はいらない、動的に進化させよ チームトポロジーのエッセンス ハッシュタグ:#jawsdays2025 #jawsug #jawsdays2025_a

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チームトポロジーのエッセンス 疎結合なシステムを作るため、組織を疎結合にせよ ハッシュタグ:#jawsdays2025 #jawsug #jawsdays2025_a コンウェイの法則 逆コンウェイ戦略

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チームトポロジーのエッセンス 組織に必要なチームのタイプは4つだけ ハッシュタグ:#jawsdays2025 #jawsug #jawsdays2025_a コンプリケイテッド・サブシステムチーム かなり複雑な技術の専門家 プラットフォームチーム 複雑な技術をシンプルに イネイブリングチーム 新技術の導入を助ける ストリームアラインドチーム 要件定義から運用まで担う主役

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チームトポロジーのエッセンス チーム同士の関わり方(インタラクションモード)は3つだけ ハッシュタグ:#jawsdays2025 #jawsug #jawsdays2025_a コラボレーションモード ゴールを共有して一緒に働く ファシリテーションモード 学習を促す X-as-a-Serviceモード APIやツールを提供する

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チームトポロジーのエッセンス 静的な組織図はいらない、動的に進化させよ ハッシュタグ:#jawsdays2025 #jawsug #jawsdays2025_a 習得完了による進化 イネイブリングチームは解散

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AWSユーザーの チームトポロジー実践法 ハッシュタグ:#jawsdays2025 #jawsug #jawsdays2025_a

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AWSユーザーのチームトポロジー実践法 ● 1つのチームで開発サイクルが回せない ● 新技術を調査・学習する余裕がない ● 環境構築や運用に時間がとられる ● かなり複雑な技術に取り組みたい まず、解決できそうな課題を特定 ハッシュタグ:#jawsdays2025 #jawsug #jawsdays2025_a

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AWSユーザーのチームトポロジー実践法 1つのチームで開発サイクルが回せない → ストリームアラインドチームの組成 ハッシュタグ:#jawsdays2025 #jawsug #jawsdays2025_a Dev Ops + →

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AWSユーザーのチームトポロジー実践法 新技術を調査・学習する余裕がない → イネイブリングチームによる支援 ハッシュタグ:#jawsdays2025 #jawsug #jawsdays2025_a EC2 RDS S3 Fargate ECS コンテナ運用スキルを習得

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AWSユーザーのチームトポロジー実践法 環境構築や運用に時間がとられる → #1 プラットフォームの開発・提供 ハッシュタグ:#jawsdays2025 #jawsug #jawsdays2025_a ECS RDS S3 Service Catalog CloudFormation Fargate ECS環境構築ツールをコラボで開発、 XaaSで提供 CDK

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● プラットフォーム的なAWSサービス ○ App Runner:コンテナアプリを簡単にデプロイ ○ Control Tower:マルチアカウント環境を迅速に設定 ● AWSソリューションライブラリ ○ https://aws.amazon.com/jp/solutions/ ○ AWSでの分散負荷テスト ○ AWSのクォータモニタ AWSユーザーのチームトポロジー実践法 環境構築や運用に時間がとられる → #2 AWS製プラットフォームの活用 ハッシュタグ:#jawsdays2025 #jawsug #jawsdays2025_a

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AWSユーザーのチームトポロジー実践法 かなり複雑な技術に取り組みたい → 専門家チームによる支援 ハッシュタグ:#jawsdays2025 #jawsug #jawsdays2025_a ECS RDS S3 Bedrock SageMaker Fargate 機械学習や生成AIによる機能拡張をコラボで模索 (社外も視野に)

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ENECHANGEでの実践例 ハッシュタグ:#jawsdays2025 #jawsug #jawsdays2025_a

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ENECHANGEでの実践例 1つのチームで開発サイクルが回せない → 運用を事業部に委譲 ハッシュタグ:#jawsdays2025 #jawsug #jawsdays2025_a 事業部(Dev) CTO室(Ops) + → 事業部(主役) CTO室(支援) +

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ENECHANGEでの実践例 ● 課題:電力使用量データ取り込みに140分(S3 → SQS → Lambda) ● 支援:「イネイブリングチーム」×「コラボレーションモード」 ○ 事業部から相談を受け、CTO室でEMRを調査 ● 結果:EMRで17分に(レポートを共有。正式に導入予定) 新技術を調査・学習する余裕がない → CTO室でEMRを調査 ハッシュタグ:#jawsdays2025 #jawsug #jawsdays2025_a

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ENECHANGEでの実践例 ● 課題:Elastic Beanstalkの運用が大変、環境数も3桁 ● 支援:「プラットフォームチーム」×「X-as-a-Serviceモード」 ○ ECSへの移行をCTO室から提案 ○ 環境数を考慮し、環境構築用Terraformモジュールを実装 ● 結果:67%がECSに移行済み(TerraformやECSは事業部で習得) 環境構築や運用に時間がとられる → Terraformモジュールを提供 ハッシュタグ:#jawsdays2025 #jawsug #jawsdays2025_a

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まとめ ハッシュタグ:#jawsdays2025 #jawsug #jawsdays2025_a

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開発組織を進化させる!AWSで実践するチームトポロジー ● お伝えしたこと ○ チームトポロジーのエッセンス(疎結合・チームタイプ・関わり方・動的進化) ○ AWSユーザーのチームトポロジー実践法 ○ ENECHANGEでの実践例 ● 実践しよう ○ まず、解決できそうな課題を特定(新技術導入・運用負荷削減など) ○ チームとインタラクションモードを選択 ○ 支援で解決。開発組織を進化させよう!! まとめ ハッシュタグ:#jawsdays2025 #jawsug #jawsdays2025_a

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