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事業戦略と組織のビジョンデザイン 〜デザイン的アプローチで事業・組織づくりに どう取り組んでいるかのリアル〜 事業戦略と組織のビジョンデザイン 〜デザイン的アプローチで事業・組織づくりに 〜デザイン的アプローチで事業・組織づくりに どう取り組んでいるかのリアル〜 どう取り組んでいるかのリアル〜 LT Session

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イベント当日に見せていた実際の取り組み例はWeb一般公開にあたって、 一部モザイク処理を入れています。ご了承ください。

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2021年2月 ~現在 アライドアーキテクツ株式会社 プロダクトカンパニー/ Letro事業部 / デザインマネージャー兼 リードデザイナー 2021年11月 ~現在 GOGEN株式会社 副業 プロダクト部 / プロダクトデザイナー 2021年11月 ~2023年6月 株式会社SoVa 副業 プロダクトDiv/ プロダクトデザイナー 2020年5月 ~2022年1月 アルサーガパートナーズ株式会社 デザインDiv / UIUXデザイナー兼プロジェクトマネージャー 田中淳平(J) アライドアーキテクツ株式会社 プロダクト カンパニー プロダクトデザイナー 好きなもの:デザインイネーブルメント / ゲーム(今年一番心が動いたのは「ゼルダの伝説」です)

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4つのカンパニーからなる事業形態

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企業のダイレクトマーケティングに 特化したCVR最適化 プラットフォーム Letroは、Instagram投稿やレビュー投稿などのUGCを ウェブサイトや広告に活用することでCVRや引き上げ率を改善し、 売上アップに貢献するサービス UGCとは User Generated Content(ユーザー生成コンテンツ)の 略です。企業側ではなく消費者であるユーザーによって制 作・発信されるコンテンツ。

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導入ページ数は、 15万を突破。 CVRの平均改善率は1.2倍。

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LTテーマ 事業戦略と組織のビジョンデザイン 〜デザイン的アプローチで事業・組織づくりにどう取り組んでいるかのリアル〜

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2023年を振り返った際に、 「事業・組織作りに向き合ってたな」

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最初から、事業・組織全体に対してのデザイン をしていたけではなかった私がそこに至るまで の経緯なども実績知と合わせてお話しします。

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事業成長を牽引するために 「デザインを特殊能力にせずに、 組織に浸透させていく」ことが大事 一番言いたいこと

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某・有名なフレーズ 最高のプロダクトは最高のチームから

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事業の成長速度 と 組織・人の成長速度 は次第に乖離していく

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豊かさ 事業成長で生まれる分断 時間の流れ 事業の成長速度 人・組織の成長速度 組織・人には 慣性が働くため 乖離してしまう

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戦略ステージ 組織フェーズの変化 ステージ1 ステージ2 ステージ3 年度 立ち上げ機 (0→10人) PMF期 (10→30人) グロース移行期 (30→50人) グロース期 (50→100人) 小組織でプロダクト・サービスの模索・確立 大組織でプロダクト・サービスの拡大 急速な拡大による組織の「ひずみ」

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バイブス的マネジメント 阿吽の呼吸式マネジメント モメンタムを重視するマネジメント が機能しなくなっていた

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事業と組織の乖離を埋めるために、 デザイナーは単なるビジュアルの専門家であるだけではなく、 チームワークを促進し、部門間を接続し、事業を推進する 組織のハブ の役割を果たすことができる 組織のハブ

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そもそも 事業・組織をデザインする =マネージャーだけの仕事?

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拡張するデザイン対象は第4世代に来ている

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「非デザイン領域にデザインを 特殊能力にせずに浸透させていく」ことなんじゃないか 第4世代の役割を言い換えるなら 最高のプロダクト と 最高のチーム のために

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インハウスデザイナーが担う最大の責務は、 事業の成長をデザインを通じて推進すること

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機能的価値+体験価値を最大化していけるように 「考える、作る、伝える」を一本にする

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他部署・チームの中でバラバラになっている ビジョンやブランドストーリー、そして体験価値をプロダクトの中に一つに 統合していくこと がデザイナーの一番の仕事かつ重要な役割

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「ビジネス要求」に応えられるデザイナーは そもそも市場に少ない上に希少種じゃね? みたいな状況からスタート 経営者・事業責任者

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デザインは銀の弾丸ではないため、 一朝一夕に全ての問題が解決するものではない。 デザイナーがビジネスにおけるインパクトを 発揮できると証明するために、 継続的な努力と組織全体のコミットメントが必要になる

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デザイン チーム これまでのデザイン領域 デザインの範囲 プロダクト開発 他部署の組織 ビジネス・事業

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デザイン チーム 目指したデザイン領域 カルチャー/プロセス/思考/リソース... プロダクト開発 他部署の組織 ビジネス・事業 デザインの範囲

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プロダクト開発 まず半径5m以内の身近にある バラバラを一つに統合していく

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開発者のプラットフォーム「プロダクトWiki」

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詳しく書いてあるnote記事があります

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「UXを全員ごと」にするためのストーリー整理

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体験設計と負債のハレーションを減らすデザイン設計

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他部署の組織 半径15m以内にある バラバラを一つに統合していく

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他部署を巻き込んだユーザーテストでのプロダクト改善

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CS協業でオンボーディング設計/ヘルプコンテンツ設計

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カンパニーCEO そうするとある日、、、 新事業戦略を作成するにあたって、 戦略と組織について相談したい

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ビジネス・事業 半径50m以内にある バラバラを一つに統合していく

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戦略・ブランドDNA MVV / CI策定

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サイロがない空間であるFigmaを使いBizを巻き込む

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組織の課題を視覚化・言語化

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行動指針についてのワークショップ実施

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「バラバラ」がひとつに変容しつつある

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デザインは銀の弾丸ではないため、 一朝一夕に全ての問題が解決するものではない。 デザイナーがビジネスにおけるインパクトを 発揮できると証明するために、 継続的な努力と組織全体のコミットメントが必要になる

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デザイン態度 デザインのチカラを引き出す際に が大事だな、っと思うようになりました。

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事業戦略と組織に関わって大切にしたいと思うようになったデザイン態度 1|目線を上げること 2|責任を背負うこと 3|不確実性・曖昧さを受け入れること 4|ワクワクさせる遊びごころを吹き込むこと 5|素直・誠実でいること

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みんなでデザインで業界をさらに盛り上げてい きたいな、っと思います。