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共創するのはモノではなく価値 −日本の「はたらく」を変える挑戦− 福田 佳世子 Visionalグループ 株式会社ビズリーチ ビズリーチプロダクト統括部 デザインマネージャー

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福田 佳世子 Visionalグループ 株式会社ビズリーチ ビズリーチプロダクト統括部 デザインマネージャー 2018 武蔵野美術大学工芸工業デザイン学科 卒業 陶磁研究室 2018 ビズリーチ事業部 デザイナー 企業/ビジネスパーソン向けプロダクトのUIデザイン、UXデザイン 2022 ビズリーチ事業部 デザインリーダー リードデザインおよび企画業務 2023 ビズリーチ事業部 デザインマネージャー デザインおよびマネジメント・企画・採用業務

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私たちは価値づくりの共創体である

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新しい時代に向けて「はたらく」を変える ビズリーチが届けたい価値

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「キャリアインフラ」になる 自分の可能性を信じ、 自分の意志ではたらき方を選択することができたら、 覚悟をもった主体的な「はたらく」を実現できる。 生産性も向上し、企業にも活力が生まれる。 そのために、自分らしく「はたらく」をあたりまえにする 「キャリアインフラ」になりたい。 一人ひとりが活き活きとはたらくことができる社会のために。 株式会社ビズリーチのビジョン

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キャリア 時間 「キャリアインフラ」とは 自分らしいキャリアを築いていくために必要なインフラ

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どのように実現するのか

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私たちは価値づくりの共創体である

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&B わたしの「共創」の原体 B デザインマネージャーとしての「共創」の取り組Å ÄB 「共創」することで「価値」をつくる 目次

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わたしの「共創」の原体験

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なんでこんなことも 出来ないんだろう 私がやった方が早い 独裁的なリーダーだった学生時代

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その結果、集団から孤立したリーダー 独裁的なリーダーだった学生時代

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「誰だって暗い気持ちになることがある。 心はみんな一緒だから仲良くなれるって信じたい」 私を変えた言葉

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一側面でしか判断できない自分に気づいた 私を変えた言葉

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  「自分とは違う」と思っても 一回理解しようとする 自分とは対立する意見を聞いて、 受け入れてみる 私を変えた言葉

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共創するということ 自らの強みを持ち寄り 協力する 共に目指すべき 目標を描き、 対話を通して 得意不得意を共有し、

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チームとして作った企画展示

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ただモノをつくるだけなら1人でできるかもしれない でも大きな価値をつくったという実感は チームで「共創」しないと得られないのだと思った

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共創 互いの意見や視点を尊重し、協力することで 今までにない価値を生み出すこと 私にとっての「共創」とは

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2018年に新卒入社

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「価値ってなんですか?どうやって届けるんですか?」 「チームで」 「みんなで」 「開発部で」

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「共創」

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私もこの会社で「共創」したいと思った

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デザインマネージャーとしての「共創」の取り組み

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2023年 Designship 大きな価値を届けるため、すべての仲間と共に挑戦したいと宣言

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ビズリーチのマネージャーの役割 職種を横断してマネージャー同士が連携し、 開発部をマネジメントする エンジニアチーム マネージャー エンジニアチーム マネージャー デザインチーム マネージャー PdMチーム マネージャー プロダクトオーナー

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キーマンの退職が続き、 正直、チームは機能しているとは言えない状態 新卒社員と、入社したばかりの中途社員のみで構成されたチームばかり マネージャー就任当時の課題

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チーム 人 組織 成果 戦略 人・チームからはじまり、次々と課題が見えてきた マネージャー就任当時の課題

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人・チームからはじまり、次々と課題が見えてきた 戦略 各組織のロードマップを完遂させるための土台が不安定 成果 何を成果とするのか不明瞭 早く成果を出したい人と守る環境を作りたい人が対立 組織 チーム間の連携が薄く、自チーム以外に興味を持てていない状態 人財 キーパーソンの退職 経験の浅いメンバーで構成されているチームの強化が必須 マネージャー就任当時の課題

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それぞれのマネジメント機能の結びつき 戦略マネジメント機能 成果マネジメント 機能 組織マネジメント 機能 人財マネジメント 機能 主従 強い依存 強い依存

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ビズリーチのマネジメントの型|4つの機能 戦略マネジメント機能 長期ビジョン/ミッションの策定及び、 それを実現していくための基本方針の決定。 下3つのマネジメント機能をブレイクダウンした上で、 ミッション達成に向けて推進と改善を繰り返す。 成果マネジメント機能 成果目標に対して、達成のため のプロセス構造を策定し、 そのための活動促進と課題の除 去を行う。 組織マネジメント機能 組織の構造や役割の規定。 協働の仕組みを策定し、推進。 会議体やレポートラインも策定 する。 人財マネジメント機能 評価・任命・育成・1on1など を通じて、 メンバーのエンゲージメントと 生産性を開発する。 主従 強い依存 強い依存

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ビズリーチのマネジメントの型に課題を当てはめると… 戦略マネジメント機能 各組織のロードマップを完遂させるための土台が不安定 成果マネジメント機能 何を成果とするのか不明瞭 早く成果を出したい人と 守る環境を作りたい人が対立 組織マネジメント機能 チーム間の連携が薄く、 自チーム以外に興味を 持てていない状態 人財マネジメント機能 キーマンの退職 経験の浅いメンバーで構成 されているチームの強化が必須 主従 強い依存 強い依存

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どのように解決したのか

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私たちは共創体である

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共創によって、ひとつひとつ丁寧に課題を解決していった

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各マネージャーと連携し、注力するKPIに紐づいた未来を描き、みんなの共通認識をつくった 戦略マネジメント

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デザインの価値を翻訳し、 「デザインが、どのように機能するか」を 経営に伝わるようにレポーティングした 追うべき指標をPOとマネージャーが明確化し、 週次での数値共有を開発部全体でおこなう 成果マネジメント

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デザインチームが、共通言語としてのペルソナやデザインシステムを作成し、職種を跨いだ議論を活性化する 組織マネジメント

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プロダクトビジョンとチームメンバーの理解促進ワークショップを開催 人財マネジメント

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これらの取り組みは1人で成し得たものではない。 各マネージャー・メンバーの力を借りて、 開発部が一丸となったから実行することができた。 1人では決してできなかった。

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ビズリーチのマネジメントの型|4つの機能 戦略マネジメント機能 長期ビジョン/ミッションの策定及び、 それを実現していくための基本方針の決定。 下3つのマネジメント機能をブレイクダウンした上で、 ミッション達成に向けて推進と改善を繰り返す。 成果マネジメント機能 成果目標に対して、達成のため のプロセス構造を策定し、 そのための活動促進と課題の除 去を行う。 組織マネジメント機能 組織の構造や役割の規定。 協働の仕組みを策定し、推進。 会議体やレポートラインも策定 する。 人財マネジメント機能 評価・任命・育成・1on1など を通じて、 メンバーのエンゲージメントと 生産性を開発する。 主従 強い依存 強い依存 マネジメントの型を機能させるために 「共創」 した

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その結果 戦略マネジメント機能 ロードマップの土台があり、 目指すべき方向の認識が揃っている 成果マネジメント機能 追うべき指標が明確になり、 各チームが連携して事業数値を 議論できている 組織マネジメント機能 職種を横断した議論が活発に されており、職能に縛られない 働き方が柔軟にできている 人財マネジメント機能 自身の得意とする分野を軸に、 周辺領域の技術・知識を メンバーが積極的に 身につけるようになった 主従 強い依存 強い依存

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みんなで共創し、改善したからこそ、 エンジニアチーム マネージャー エンジニアチーム マネージャー デザインチーム マネージャー PdMチーム マネージャー プロダクトオーナー

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更なる共創の場が生まれた

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「共創」することで「価値」をつくる

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今までの経験から見つけた「共創」する上で大切にしたいスタンス 学生時代の苦い経験 マネージャーとしての共創の経験

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互いの意見や視点を尊重し、協力すること 今までの経験から見つけた「共創」する上で大切にしたいスタンス

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みんなを引っ張る リーダー 個々に向き合い フォローをする メンバーが能動的に 乗っかるように 仕掛けをつくる 「共創」する上で大切にしたいスタンス

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メンバーが能動的に乗っかるように「仕掛け」をつくる

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視野を広げ、視座を高め るために、目指す方向 を示し未来を描くこと 圧倒的な成果を得たと いう経験、達成感をつ くること 環境を整え、円滑に業 務に携われるようにす ること 知識やスキル習得への 支援をすること デザインマネージャーとしての仕掛けづくり

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私たちは共創する

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ビズリーチが目指すのは「キャリアインフラ」

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キャリアインフラ = 「世の中にまだない価値」

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プロダクトだけではなく、 目に見えないもの (戦略・成果・組織・人財)をつくり、共創を促す product 戦略 組織 成果 人財

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私の漕いでいる船に乗るだけの 船員になって欲しいわけではない 私がすべてを取り仕切るわけではない 私の描くビジョン

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私の漕いでいる船に共感して乗り、 互いの意見や視点を尊重し、 その船がより良い環境で、 より早く目的地に到着するように、 協力し合える船員になって欲しい 私の描くビジョン

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互いの意見や視点を尊重し 共創することで、 世の中にまだない 「キャリアインフラ」 を届ける

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ありがとうございました!