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1 2024/04/17 TOCセミナー長崎 TOCセミナー長崎:事例・活動共有 仕事でもコミュニティでも役立つTOC 約15年の活動から @NoriyukiMizuno 水野のりゆき TOC/TOCfE北海道 TOCfE関西分科会

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2 2024/04/17 TOCセミナー長崎 自己紹介 ・TOC/TOCfE北海道の 立上げとか

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3 2024/04/17 TOCセミナー長崎 自己紹介 ※業務関連 ■過去 ・某電機メーカーで システム設計・プロマネなど 開発~保守まで全工程に対応 ・大規模プロジェクトでの開発 ■現在(2016~) ・流しのソフトウェアエンジニア(フリーランス) ソフトウェア開発のなんでも支援 ※PjM/PdM、要件定義、実装/インフラ、テスト、保守 ・現状は企業内スタートアップ的な プロダクト開発を支援中 本日の話は こっちの頃の 内容が多め

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4 2024/04/17 TOCセミナー長崎 本日の内容 事例:活動紹介 TOCの出会いから約15年間(14年間)の活動状況を 紹介してみます ・こんな感じで役立つのか ・最初のはじめ方はどうするとよいか といった参考になれば幸いです

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5 2024/04/17 TOCセミナー長崎 時系列ベース:TOC関連の活動 2010 CCPM TOCfE ザ・ゴールを読む 全体最適のプロジェクトマネジメントを読む 2011 2012 TOC/TOCfE関西(TOCfE関西分科会)が発足、イベントが多数発生 大和ハウスさん(松山さん)のCCPM事例を聞く イベントにてTOCfEを知る、勉強会でツールを学ぶ 業務にてCCPMを試行錯誤する →まあまあ成果が出る |- SQiP2013(ソフトウェア品質シンポジウム)で発表 |- SQiP2014でも発表 CCPM折り紙ワークショップを作成 2013 2014 (個人でクリティカルシンキングを学習) TOCfE国際認定プログラム(京都)に参加 TOCfE関西のイベントで参加者と学ぶ(講師実施等) TOC/TOCfE北海道を立上げ、各種イベントの開催を実施 今まで学んだ体系+αを整理(以下例) ・プロジェクトマネジメントの概要と CCPMによる工期短縮の仕組み ・提案を検証する技術 (TOC マフィアオファー(URO)活用技術) 2016 TOCfEファシリテータへ 北海道で各ツールの紹介・ワークショップ TOCfE国際認定プログラム北海道(2018) 企画・運営、講師担当 SaPIDTOC~未来予想型チーム運営ワークショップ作成 2018 第11回教育のためのTOCシンポジウム(2022)発表 2022-24 2024 CCPM折り紙ワークショップ ベトナム開催 (別活動) 書籍翻訳・出版

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6 2024/04/17 TOCセミナー長崎 CCPMに対する活動PickUp 2011 岸良さんの書籍を読む 2012 大和ハウス工業さんの事例を聞く <早速、実践できないか試行錯誤…> まあまあ成果がでる 2013 SQiP2013(ソフトウェア品質シンポジウム)で発表 2014 SQiP2014で発表 2014 CCPM折り紙ワークショップ作成 ※他のワークショップ等も作成、発表等も実施 … 2024 CCPM折り紙ワークショップ in ベトナム開催 ※企業から研修で声掛けいただくことも増えました 学習 試行錯誤 共有 教える

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7 2024/04/17 TOCセミナー長崎 CCPMに対する活動PickUp:業務 5-10名程度のチーム、1か月~数か月程度の活動に適用 計画から遅れ気味の状況で支援してまあまあリカバリー →繰り返し適用でポイント把握・適用範囲を理解 ・遅れ20%くらいならカバーできることが多い ・定義した作業自体が不確実性を有するケースは適用に工夫が必要 ・(ウォーターフォール開発の)テストフェーズであれば使いやすい 参考:https://www.juse.jp/sqip/library/shousai/?id=151

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8 2024/04/17 TOCセミナー長崎 CCPMの役立ちどころと成果 (当然、大規模な活動&ツールの活用で効果が出るが…) ・原理がロジカル、丁寧に考え方を追いかけることで 少人数のチームでも大きな効果が得られる ※大規模な適用ではツール必須ですね… ・根本の考え方が身に付くことで仕事が圧倒的に早くなる 実成果の例: ・残日数28日、予想作業44日の状況を予定28日でクリア ※人数5-6名、1-2か月の特定プロセスへの適用でも効果あり ・プロジェクト状況の見える化から実施することが多い ・その他:個人の情報処理試験や簿記試験などにも活用

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9 2024/04/17 TOCセミナー長崎 CCPMのはじめ方をふりかえると 書籍や事例が出始めたの頃で、情報はゼロではない状況 とはいえ、具体的にどうやるか?の情報までは少ない 発表事例などの情報を細かく研究してやり方を試行錯誤 →紹介されている事例からExcelで計算を推測しておためし ※今ははるかに情報が多いのでこんなことやらなくてよいかと… 出典: https://www.pmaj.or.jp/library/open/regular/kns20120914.pdf

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10 2024/04/17 TOCセミナー長崎 TOCfEの活動 TOCfE(教育のためのTOC):3つのツール(+CLR)で考える クラウド(対立解消図) 対立 行動 (Want) 要望 (Need) 目標 「対立を分析して解決をする」ツールです。 D D’ B C A アンビシャスターゲットツリー 障害 中間目標 行動 ターゲット CLR 項目 質問 内容 確認 対象 の図 意味の 明瞭性 実体の 存在 因果関係の 存在 原因の 不十分 どういう 意味 ですか? それは 本当 ですか? 因果が 繋がって いますか? それで 十分 ですか? ? ? ? ? 個々のエンティティ 記載の内容を 確認します。 個々のエンティティ が本当の内容か? を確認します。 2つの項目の 因果関係について 確認します。 因果関係について 不足の項目が 無いかを確認します。 左から順に確認します

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11 2024/04/17 TOCセミナー長崎 TOCfEの活動PickUp 2011 (クリティカルシンキングを学習 ※思考技術マニア) 2012 TOCfE関西にてTOCfEを知る、勉強会でツールを学習 2013 TOCfE国際認定プログラム(京都)に参加 2014~ TOCfE関西にてイベント開催、主催側として教える&学ぶ ※普段からの思考にいろいろ適用へ 2016 TOC/TOCfE北海道を立上げ 2016~ TOC/TOCfE北海道にてイベントを多数実施、 主催側としてコンテンツ構築 2018 TOCfE国際認定プログラム北海道を企画・運営・講師を担当 2019 SaPIDTOC~未来予想型チーム運営ワークショップ 作成 ※企業から研修で声掛けいただくことも増えました <以降、イベントを少しずつ開催、コロナ時期は一時停滞> 2022 第11回教育のためのTOC 発表 学習 試行錯誤 共有 教える

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12 2024/04/17 TOCセミナー長崎 TOCfEの役立ちどころと成果 ■役立ちどころ ・普段使いの思考がレベルアップする ・モヤモヤしたときでも、自分で結論がある程度つけられる ・プロジェクト計画、課題検討に対しても効果的 例:書籍翻訳・出版時に適用 ■はじめ方 ・「子供でもできる」と煽る謳うように、開始には困らない ・継続して使い続ける方が比較的難しい →コミュニティで繰り返しトレーニングすることで身に付いた

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13 2024/04/17 TOCセミナー長崎 TOC/CCPM/TOCfE活動まとめ ・学習→試行錯誤→共有→教える、という流れで身についた ・とりあえず興味から学ぶ、そして最初は手探りで現場適用 (CCPM/TOCfEともに)大小さまざまな成果が出すこともできた ・先駆者による情報が導きとなった 岸良さん、中江さん(&松山さん)、ありがとうございます! ・コミュニティと一緒に成長することができた Thanks to TOC/TOCfE関西 & TOC/TOCfE北海道 →素振り的に練習する機会が増え、実践時には自然と使えた ・コミュニティにも多少恩を返そうと企画・運営していった →この行動が人をつなげ、さらに機会も頂いている 現状は「基本的な考え方」となり、普段使いできる状況へ

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14 2024/04/17 TOCセミナー長崎 TOCセミナー長崎:事例・活動共有 仕事でもコミュニティでも役立つTOC 約15年の活動から ~小さい手探り適用から、普段使いまでの道のり コミュニティと共に歩む~ おしまい 小さく「試してみよう」と思っていただければ幸いです そして何か聞くなら今日かもしれないですね!? Thanks to: TOC/TOCfE関西 TOC/TOCfE北海道