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レッドハッカソンオンラインどうじゃった? オンラインでハッカソンをどう回した、どう行なった? DevRel Meetup in Tokyo #53 広島県主催

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尾石 元気(ニックネーム:げんき) 特定非営利活動法人HMCN   30名弱のIT企業から,要件定義や基本設計からプロジェクト に関われる建設機械メーカーに転職。休日に技術書を読んだり ,モノづくりをおこなったりすることでスキルを 磨 いてきた。 しかし、東 京の「とあるコミュニティ」と出 会うことにより, 自分の実力が足りないことに気がつき,さらなる向上を目指し て努力している。数々のハッカソンに参加することで,ものづ くりの楽しさを再認識し,ハッカソンで知り合った人達がきっ かけで広島の自動車メーカーに転職。   現在は,自らのモノづくり活動のかたわら,出会いや転職な ど大きな巡り合わせの場となったハッカソンの運営にも従事し ており,発信に努めている。 広島の自動車メーカー

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直近の活動は、エンジニアとしての参加と運営としての参加で半々くらい 広島県主催 レッドハッカソン 2019 優勝 ヒーローズリーグ決勝進出 広島県主催 交通系データハッカソン 2019 ハンズオン講師 SDLC主催 SDLアプリコンテスト 2019 ハンズオン講師 MAオンラインハッカソン参加 「IBM賞」 広島県主催レッドハッカソン 運営 テクニカルインプット担当 今日は この紹介

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(仮)8月1日,2日 SDLアプリコンテストオンラインやります!!! ● 車(データ)とスマホを接続した新しいサービスを考えるイベントです ● オンラインイベントでは賞金や車メーカー賞などを検討しています

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Icon Designers credits http://handdrawngoods.com DevRel Meetup in Tokyo #53 今日のアジェンダ 1. レッドハッカソン オンライン2020とは 2. 開催までの道のり 3. 事前アナウンスは何をやったか 4. アンケートで振り返るレッドハッカソン 5. レッドハッカソン の反省点 6. 次開催するならば、反省点をどう解消するか?

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レッドハッカソン オンライン 2020とは 開催日程 2020年5月23日、24日の2日間 主催 広島県,HMCN

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参加者の規模は、各地から42名の参加者、+審査員、運営で約50名でした 42

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「新型コロナウィルス」という言葉を使わないテーマでした 「人々が安心して外出できて集う ことができる日」が 来たときに, 始めたいサービス・プロダクト!! ハッカソンテーマ ● 「新型コロナウィルス」のキーワードは使いたくない、という運営:江 崎氏のこだわりからテーマが確定しました

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オンラインという表現に難しい環境で、いかにプレゼンするか?を問う 審査基準 ● Face to Faceならば伝えやすい表現、寸劇などができないオンライン ● これらをどのように乗り越えて来るかが楽しみでした 1. どのような世の中に変わるかを想像しているか 2. 他にないユニークなアイディアであるか 3. 作品の完成度は高いか(UI/UXの追求、デザインの完成 度) 4. 実現性を含め、今後の進化に期待できるか 5. オンラインプレゼンで作品の表現力はあったか 6. デモンストレーションにライブ感・臨場感はあったか

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審査員は、触覚技術のエキスパートに、デザイナー2名の強力な布陣でした ● 3名の専門的/ユーモアなコメントも飛び交い、かなり面白かった ● 審査の場だけでなく、ほぼ2日間の開催に同席頂けた 栗田 雄一 教授 広島大学大学院 先進理工系科学研究科 Kula Xu(くーら) デザイナー ハッカソンアイドル ほさかなお グラフィックデザイナー イラストレーター

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● どのくらいの期間で準備したか ● 何をしてきたか などを簡単に紹介します。 レッドハッカソンオンラインで事前配布した 資料は、サラッと流します。 開催までの道のり DevRel Meetup in Tokyo #53

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今回のオンラインハッカソンのコンセプト ❏ 従来のハッカソンの進め方を踏襲する ❏ 今までと違うプロセス・ツールが多数存在すると混乱を招く ❏ まずは開催をして、反省点をおさえ、少しずつやり方を変える 結論を書くと、 従来の進め方でも「オンラインハッカソン」はできました

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立ち上げから本番まで、約1ヶ月で粛々と進めてきた 5/16 13:00-14:00 レッドハッカソン事前 Zoomお試し会 4月中旬 審査員決定 運営本格立ち上げ ● 審査員顔合わせ ● ツールの検討 ○ Zoom ○ Roundz ○ Miro ○ Google スライド/スプレット ● 事前配布資料の作成 ● 事前資料の配布 ● ツールの確定 ○ Zoom ○ Roundz ○ Miro ○ Google スライド/スプレット ● Roundzの招待(Connpass登録メール宛) ● FaceBookページ登録依頼(Connpass登録メール宛) ○ 前日・当日の連絡事項などで利用 5/20〜5/22 事前アナウンス 開始 5/23・5/24 本番! ● 従来のハッカソンの進め方を踏襲だったので、少量のツール検討しかな く、進め方の詳細化と事前資料に多く時間が使えた

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● 当日までに準備頂きたいもの ● チーム結成後に決めて頂きたいこと ● 当日使うツールによる動画解説 ● 発表の工夫の参考 を事前にConnpass経由で資料と共に告知 事前アナウンスは何をやったか? DevRel Meetup in Tokyo #53 事前資料はサラッと流す。 アンケートパートまで結構飛ばす

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● オンラインイベントに必要なアイテム ○ マイク・ヘッドセット ■ イベントで聞いたり、喋ったりな どほぼ全般的に使います ○ USBカメラ(必須ではありません) ■ ハードウエアの作品を作った場合 に、自由に手元が写して画面共有 できる必要があります ■ 顔を写すだけなら、パソコンの標 準のカメラでOKです 当日までに準備頂きたいもの その1 BLEのワイヤレス ヘッドセットは電 池が持たないの で、USBヘッド セット(パソコン から電源供給)が お勧め ハードウエア作品 を作る方は、USB カメラがあると便 利です。

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● 各種アカウント&ツール ○ Googleのアカウント ■ チームビルディングでGoogleスライドなどのア クセスに利用します ○ Facebookのアカウント ■ 今回のイベントページを作成します ○ Zoomのインストールとアカウント ■ イベント全般に利用します ○ Roundzのインストールとアカウント ■ チーム結成後に使用する想定です ■ connpass登録時のアドレスで登録してください 当日までに準備頂きたいもの その2 次ページ 補足あり

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roundzのインストールとアカウント登録について ● インストールは簡単。ユーザ登録は、インストール後にできます ● こちらからダウンロード「https://roundz.jp」 QR: 動画:Mac版のインストール 動画:Windows版のインストール 各種アカウント&ツール:roundzのインストールとアカウント

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チーム結成後に決めて頂きたいこと レッドハッカソン オンライン2020 ● 役割分担とチーム活動のタイムチャート の作成 ○ メンバーとのコミュニケーション手段を最初 に決めてください ● タイムチャートに連動した利用ツールの 確定 ● 発表方法の確定と発表計画 上記完成したら、運営にご連絡ください

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対面で気軽にコミュニケーションできない分、集中時間を決めてください ● 対面と違い、気軽に声をかけていいか見えない。声をかけにくいかも ● 全員で話す時間、進捗状況の確認、課題共有の時間を決めると良い。 メンバーとのコミュニケーション手段:役割分担とチーム活動のタイムチャート作成 12:00 13:00 14:00 15:00 16:00 17:00 18:00 19:00 20:00 08:00 09:00 10:00 11:00 12:00 13:00 14:00 15:00 16:00 例)Day1 サンプルチームスケジュール 2.アイディアのブラッシュアップ(全員) 1.ランチ・自己紹介、進め方協議(全員) 3.発表シナリオ の作成 ・デザイナBさん ・プランナCさん 5.進捗確認(全員) 4.実現方法の検討、プ ロトタイプ作成開始 ・エンジニアAさん、Dさん 8.中間報告 (リーダ) 9.進捗確認・課題共有(全員) 10.各自作業 12.中間報告 (リーダ) 11.進捗確認・課題共有(全員) 6.発表シナリオ の作成 ・デザイナBさん ・プランナCさん 17.プレゼン・審査・結果発表(全員) 7.プロトタイ プ作成開始 ・Aさん、Dさん 14.ランチ/発表方法の確定/準備分担 (全員) 15.発表準備(全員) 16.発表リハーサル(全員) 13.各自作業 例)Day2 サンプルチームスケジュール ずっと繋ぎっぱなしだと会話持たないか、話すぎて進まないか、疲れる・・・のでメリハリを!

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タイムチャートで定義した会議帯、作業に応じて使用するツールを決める ● チーム内でタイムチャートを確定したら、どの場でどんなツールを使用 するか、定義すると、コミュニケーションロスの発生を減らせます メンバーとのコミュニケーション手段:タイムチャートに連動した利用ツールの確定 タイムチャートNo. 通話 画面共有 チャット ファイル 共有 スライド 共同編集 アイディア 課題整理 1,2,5,9,11,14,15 roundz roundz FBメッセン ジャー Google Drive Google スライ ド Googleスプレッド 3,6 roundz roundz FBメッセン ジャー Google Drive Google スライ ド Googleスプレッド 4,7 roundz roundz Slack Google Drive Google スライ ド Googleスプレッド 上記は例です。全員が使いやすいツールをチームの中で決めていただいても大丈夫です。

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チームでGoogleスライドを編集してプレゼン資料を作るのがベストです ● チームメンバーで1つのスライドを共同編集ができます ● 確認や議論が必要な場合、音声通話が苦手な人はチャットが打てます メンバーとのコミュニケーション手段:タイムチャートに連動した利用ツールの確定 Googleスライド上で チャットができます 共有したメンバー全員が スライド追加、変更など を並行して行える 共有メンバーのログイ ン状態が見える 共有は「Share」ボタンを押して、 メールアドレスか、「Copy link」で メンバーに共有するだけでできます

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Mac:クリック Windows:右クリック チームでGoogleスライドを編集中に意見がある場合はコメントを使う ● 他の人の作成中スライドを触ると混乱する為、コメントで知らせる ● 意見をログとして残して、あとで反映済みか確認ができる メンバーとのコミュニケーション手段:タイムチャートに連動した利用ツールの確定 1.コメントするスライドを選択 2.コメント欄にコメントを入力 3.名前とコメントが残る

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発表も作品の一部になります。発表プランを事前にご提出ください。 ● 画面越しに、作品の良さ、臨場感を伝える創意工夫も作品になります ● 綿密にメンバーと話して、チームで審査員に伝える企画が必要です メンバーとのコミュニケーション手段:発表方法の確定と発表計画 STEP1 発表方法の検討 STEP2 発表シナリオ作成 と役割分担 STEP0 利用技術の確認 STEP3 発表プランを運営 に提出 いつまでに (目安) 2日目の中間報告 (9:00) 2日目のお昼頃 (12:00) 2日目のお昼頃 (13:00) 2日目のおやつ時(15:00) 誰が チームリーダー (アイディア発案者) チームリーダー (アイディア発案者) チームリーダー (アイディア発案者) チームリーダー (アイディア発案者) 誰と/誰に エンジニア担当 チームメンバー全員 チームメンバー全員 運営メンバー なぜ/何を 利用した技術で発表の仕方 に影響がある 画面越しにどのように審査 員に伝えるか 分担とシナリオで準備物、 手順をメンバーで確認して リハーサルする 運営のサポートの必要の有 無を確認します

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STEP1:オンラインハッカソンでは、発表の準備時間も重要になります ● 作品の良さを画面越しに伝えるには工夫する時間が必要です ● もちろん、上記の方法以外の手法を考えていただいても大丈夫です メンバーとのコミュニケーション手段:発表方法の確定と発表計画 1.事前に審査員に体験して頂く 2.現地,現物をライブ中継する 3.紹介ムービーを作成する メリット デメリット 作品の完成度を伝えられる 言葉では表現できない使い勝手を伝えられ る プレゼンは3.紹介ムービーで簡略化できる 作品の完成度を伝えられる チーム員が自宅からライブ中継することに より臨場感がでる(かも) プレゼン時に作品が動作しない、という失 敗はない Webコンテンツに限定される。 2日目16:00〜のプレゼンより早く作品を公 開する必要がある。タイムチャートや配布 方法などの綿密な段取りが必要 プレゼン者の切り替えは綿密なリハーサル 要 失敗した時にピンチ。リカバリー方法を並 行して検討しておく必要がある 成功したシーンだけを映像にできるので作 品の完成度は伝わりにくい可能性あり 審査員 チーム員 Webコンテンツ 使い方説明 チーム員 ビデオ/画面共有 (スライド、カメラ映像) 審査員 プレゼン ライブデモ 審査員 チーム員 ビデオ/画面共有 (スライド、動画) プレゼン 発表方法 の例

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STEP2:発表スライドを作成する前に絵コンテみたいなものを準備する ● 発表シナリオ、伝え方自体も作品になりますので、ご利用は計画的に ● 切替えのスムーズさ、デモの臨場感など、視聴者を驚かせてください メンバーとのコミュニケーション手段:発表方法の確定と発表計画 アイディアの 発想の経緯 着目した課題 所要時間 3分 スライドの 構成 (伝えたい 事、喋って ほしい事) 喋る人 チームリーダーAさん 資料用意す る人 Aさん 準備物 スライド、音楽 こうやった ら解決でき る 2分 Cさん Cさん スライド、システム・アプリ デモ実施 (xxがわ かるデモ をやる) システム 構成 今回のデモ の範囲 Aさん プランナーBさん 将来的な 機能イ メージ エンジニアCさん Aさん ★ 作成するスライドの外観、順序をメンバーと共有するために、シナリオを作成します 例) オンライン上で、審査員を巻き込んだデモもインパクトになるかも!?

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審査員に試してもらいやすいインターフェースの導入を検討する ● サンプルは今の状況を解決する為のソリューションですが、これらは安 心して外出できるようになった時、どう進化するのでしょうか? 審査員を巻き込もう QRで簡単に追加できるLINE BOTで審査員を巻き込む 電話をかけるサービスで審査員を巻き込む 位置情報 山賊焼き テイクアウト可 Uber Eatsもいいけど、自分で 街を散策しながらテイクアウト できるのもいいですよね! テイクアウトできた店もLINE BOTで報告できるといいか も!? 現在地近辺のテイクアウト可 能なお店を探すBOT 広島のみっ ちゃんはお 持ち帰りで きる? はい、でき ます お年寄りに優しい電話でテイ クアウト可能か聞ける電話 スマホ無いからUber Eats使 えないけど、お店でテイクア ウトしてみたいな・・・ お店の電話番号を毎回調べて かけるのも面倒出し、きっと お店も忙しいから電話で聞き にくい・・・

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Twilioを使い、Twilioオンラインコンテストに申し込もう! ● 応募前提であれば、5000円分のポイントをもらえます。 ● レッドハッカソンで作った作品がそのまま応募できます!一石二鳥! 審査員を巻き込もう 応募URL 素敵な賞品!!!

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今回のイベントで参考になると思われるQiita記事を用意しました ● レッドハッカソン2019で作ったリモート押印の作品です ● Twilioのサンプルは今回3時間ほどで作りました(記事書くのが長い) 審査員を巻き込もう LINE Front-end(LIFF)、Obniz を使ったサンプル AWS/Node-RED、Kintoneなどを 使ったサンプル Twilioを使ったサンプル

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roundzは音声通話と画面共有のツールです。チャットはできません。 ● スケジュール共有、画面共有で相手の都合に合わせて通話が行える ● PCステータス共有(離席中、ミュート、スピーカーOFF)も確認できます 動画:roundzの使い方 通話不可な場合の共有も可能 Googleカレンダーと同期すれば メンバーに予定を共有可能 メンバーとのコミュニケーション手段:Roundzの使い方 使い慣れているツールがあれば、メンバーと話し合って自由にツールを導入してください

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roundzで特定の人に話かけたい場合は、「話したいです」ボタンを押す ● ディスカッションの時間帯でどうしても相談したいことがある場合にこ の機能が有効です。運営は「集合部屋」に待機しています 動画:roundzの使い方 ユーザ名で話す人を選択する メンバーとのコミュニケーション手段:Roundzの使い方 オレンジの場合 は、離席中です これが「話したい です」ボタン 緑の場合は、パソ コンの前にいます ロックマークに なっていなければ 出入り自由です

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3名以内でアイディアをブラッシュアップするならmiroがお勧め ● 3名まで同時編集がFreeな為、書き込みながら話し合いができる ● 参照のみであれば、何人でも利用することができます 動画:miroの簡単な操作について メンバーとのコミュニケーション手段:miroを使う miroのライセンス 料金体型:https://miro.com/pricing/ 参考になるサイト https://note.com/at_design/n/n80acc8b6c62c

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アンケートで振り返るレッドハッカソン DevRel Meetup in Tokyo #53 結論を言うと、 「オンライン」だからどうこう、 という特別なことはなかったかも・・・

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全員のアンケートは取れなかったが、出席者はほとんどがエンジニア! ● 参加者一覧では、42名中33名がエンジニアであった ● ハッカソン経験者が多かったのが、イベントがスムーズに進んだ要因か も?

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オンラインはコミュニケーションが難しい為、創造性に影響があると予想 ● オンラインだから・・・という要素で何か物作りには影響はなかったよ うだ 関係はあ る 関係ない 発揮できた 発揮できなかった オンラインであることの影響度合いはいかがですか あなたの所属したチームは、創造性を発揮できましたか

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オンラインだと集中の時間する時間が多いから、成果も良かったと予想 ● 見事に票がバラついていることから、オンライン/オフラインだから成 果物の完成度が上がる、ということはなさそうだ できた できなかった 関係ある 関係ない 満足のいく成果物を生み出すことができましたか オンラインであることの影響度合いはいかがですか

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ミーティング時間を決めて進め、時間配分はコントロールされると予想 ● オンライン/オフライン関係なく、ギリギリまで試行錯誤するチームは 時間配分をコントロールはしない? 関係ある 関係ない オンラインであることの影響度合いはいかがですか 成果物を生み出すまでの時間配分はコントロールできたか できた できなかった

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オンラインだからリアルなイベントと違って繋がりは薄いと予想 ● 逆にオンラインだからこそ、継続的な繋がりができたことに関係がある ようだ(連絡手段にFaceBookとか交換するからだろうか) オンラインであることの影響度合いはいかがですか 関係ある 関係ない できた できなかった 開催後も継続的な繋がりができたか

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オンライン疲れでネガティブな回答があると思いきや・・・ ● オンラインハッカソンにまた参加したい、という意思が大半であった したい したくない

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● 全体を振り返って、どんな反省点があっ たかをお話します。 レッドハッカソン の反省(落穂拾い) DevRel Meetup in Tokyo #53

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当日の時間配分も従来のハッカソンと同じに設定した [2日目] 時間 内容 配信 09:30 オンラインログイン開始 配信 あり 10:00 オープニング テーマと審査基準について 審査員、運営よりご挨拶 インプット 11:00 アイデア出し・チームビルド 12:00 ハック開始! 17:00 中間報告 [1日目] 時間 内容 配信 09:00 中間報告 09:30 ハック継続! 12:00 プレゼン手段の事前確認 15:00 プレゼン・審査・結果発表 17:00 クロージング ● 従来のやり方でオンラインでもうまく回せるかが確認ポイントでした ● これでうまく行けば、どんどん改善したり、ツールを入れる想定

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1分ピッチの実施 アイディア出し、チームビルドはほぼオフラインと同様の流れにした 自分のアイディアを 出す 利用ツール Googleスプレッドシート Zoomブレイクアウトルーム 仮グループのメン バー同士で、アイデ アに追加のアイデア 等の意見を書く Googleスプレッドシート Zoomブレイクアウトルーム 仮メンバーの意見を もとに、最終アイデ アをまとめる Google スライド 仮グループ毎に分割 STEP1 STEP2 STEP3 やるコト STEP4 Zoom Google スライド チームができたら、 チーム用の部屋に 移動 投票(スライドに マークをつける) 利用ツール Google スライド Zoom 上位5つぐらいのア イデアを採用。 採用された人が仮 リーダー Googleスライド Zoom 採用されたアイディア に加わる。 人数が多すぎる場合 は、調整します。 最悪、ボッチソンも OK! Googleスプレッドシート Zoom STEP5 STEP6 STEP7 やるコト STEP8 Roundz Zoom(可能な限り接続継続) オンラインハッカソン落穂拾い

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仮チームわけを前日に行なっていた為、ZOOM表示名と参加者名簿で混乱 ● Connpassで入力されている氏名/ニックネームがZOOM表示名と異なる ● チャット欄で呼びかけたり、分担時に名前を呼んで確認するハメに Connpass 参加者名簿の氏名 運営 仮グループの分担を作成 (Zoomブレイクアウトルーム) イベントの前日 ZOOM表示名 名簿とZOOMの 氏名が異なる イベントの当日 誰が誰だか・・・

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運営と参加者のコミュニケーションが発散。スケジュールを伝えきれず ● 参加者からチャットやZOOMからスケジュールの問合せがあった Google Slides 運営 当日の スケジュール概要 当日の スケジュール概要 FaceBookページ 直近の スケジュール チャットに直近の スケジュール

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1日目:アイディア出し・チームビルドの時間ロス オンラインハッカソン落穂拾い ● オープニングまでは、なんとかタイムキープできた ● アイディア出し、チームビルドで時間がかかり、ハックタイムを圧縮 オープニング アイディア出し チームビルド ハック開始 09:30 オンライン ログイン開始 17:00〜 中間報告 11:00 12:00 17:00 10:00 オープニング アイディア出し チームビルド 11:00 13:35 10:00 ハック開始 17:00 予定 実績 1分✖1人ずつのピッチタイムとチーム結成 アイディア出し

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オフラインのように紙やペンが活用できない為、Googleスプレッドを活用 オンラインハッカソン落穂拾い 09:30 オンライン ログイン開始 ①Connpass参加者より以下の一覧を作成 ❏ 出欠 ❏ 名前(Connpass登録名) ❏ 仮チーム(Zoomブレイクアウトルームの 分担) ❏ 役割 ❏ スキル・自己PR ②①の一覧を元に、Zoomブレイクアウト ルームに分担を行なった。 仮チーム毎にGoogleスプレッドのシート を準備し、1人ずつアイディアを書き、 分担された仮チームのメンバーが膨らま せたり、指摘をGoogleスライドに書いて いく 11:00 アイデア出し・ チームビルド ③②で仮メンバーの意見を元に、Google スライドに清書する。 投票もGoogleスライドに一人2票までオ ブジェクトで貼り付けて投票を行なった チーム 結成

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1分ピッチの実施 『アイディア出し』で時間がかかっていた要因は大きく3つ 自分のアイディアを 出す 利用ツール Googleスプレッドシート Zoomブレイクアウトルーム 仮グループのメン バー同士で、アイデ アに追加のアイデア 等の意見を書く Googleスプレッドシート Zoomブレイクアウトルーム 仮メンバーの意見を もとに、最終アイデ アをまとめる Google スライド STEP1 STEP2 STEP3 やるコト STEP4 Zoom オンラインハッカソン落穂拾い ①Zoomブレイクアウトルームの割当 参加者42名+審査員3名+運営3名の A〜Fチームなので時間がかかった ②Googleスプレッド記入間違い 重複して記入されると後から書い た人の情報が反映される その為、手戻りしているチームが 何名かいた ③Googleスプレッド同時処理 42名が同時編集する為、パソコン のスペックによっては、書き込みで きない(遅い)などの報告が上がっ ていた

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チーム結成は参加者の協力もあり、スムーズだったが14チームと最多に! チームができたら、 チーム用の部屋に 移動 投票(スライドに マークをつける) 利用ツール Google スライド Zoom 上位5つぐらいのア イデアを採用。 採用された人が仮 リーダー Googleスライド Zoom 採用されたアイディア に加わる。 人数が多すぎる場合 は、調整します。 最悪、ボッチソンも OK! Googleスプレッドシート Zoom STEP5 STEP6 STEP7 やるコト STEP8 Roundz Zoom(可能な限り接続継続) オンラインハッカソン落穂拾い ④想定8チームを超える14チーム結成 応募時点で2チーム、4票以上点が入った投 票で選ばれた8チーム、2名のボッチやどう しても作りたいと派生したチームと、チーム は増えるが、減らすことが難しかった(やり たいという意思を尊重された) ⇦これは改善は不要。意思を尊重したい

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2日目:想定以上のチーム数となり、1チームあたりの発表時間を圧縮した ● 14チームの発表を行う為、発表時間の調整が行われた ● 発表で不完全燃焼だったチームが空き時間を利用して作品紹介 1チーム  プレゼン 4分  質疑応答 3分 全プレゼン時間:7分×14チーム=98分 審査時間:約20分 全体で2時間近い長丁場 不完全燃焼チームによるZOOM チャットでの供養祭

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2日目:賞発表時の盛り上げ方、賞の渡し方がリアルに劣る・・・ ● 臨場感というか賞を称える場面、というのがオンラインだと難しい ● 審査員が独自の賞を設け、特別に画像を作ったりして頂けた

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番外編:オンラインで見ず知らずの人をチームに勧誘できますか??? ● スーパーシャイボーイの為、自分から声かけるのがしんどかった。。 ● おそらく、世界には私と似たような人がいるのではないでしょうか? 『MAオンラインハッカソン』 に参加者として出場。 IBM賞ゲット!!!! 参加レポートはこちら↓↓↓↓

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● 反省をどう生かすか、悩んでます! 次開催するならば、反省点をどう解消するか? DevRel Meetup in Tokyo #53

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オンラインハッカソンの反省点は大きく6つを紹介してきました A 仮チームわけを前日 に行なっていた為、 ZOOM表示名と参加者 名簿で混乱 C 運営と参加者のコ ミュニケーションが 発散。スケジュール を伝えきれず B 1日目:アイディア出 し・チームビルドの 時間ロス D 2日目:想定以上の チーム数となり、1 チームあたりの発表 時間を圧縮した E 2日目:賞発表時の盛 り上げ方、賞の渡し 方がリアルに劣る ・・・ F 番外編:オンライン で見ず知らずの人を チームに勧誘できま すか??? 対応方法が見えている、A,B,Cについて今回は「次こうしたい!」を紹介

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Aの対策:仮チームでのディスカッションを廃止する 1分ピッチの実施 利用ツール Googleスプレッドシート Googleスプレッドシート Zoomブレイクアウトルーム Google スライド Zoom Google スライド 自分のアイディアを 出す 仮グループのメン バー同士で議論 仮メンバーの意見を もとに、最終アイデ アをまとめる STEP1 STEP2 STEP3 レッド ハッカソン STEP4 ● チーム結成後にアイディアを膨らます時間がある ● まずは自分の考えだけで、1分ピッチで勝負してもらう 1分ピッチの実施 利用ツール Google スライド Zoom Google スライド 自分のアイディアを 出す STEP1 これから STEP4 この部分のために、ブレイクアウ トルームの分配で時間がかかって いた

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Bの対策:Aの対策でほぼ解決だが、チームビルディングを工夫したい ● チーム結成には、やはりコミュニケーション能力が必要になる ● 少しでも話しやすい環境、などを提供できないかと考えている Discordのボイス/テキストチャンネルを活用 spatial.chatにアイディアを貼って勧誘

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Cの対策:情報発信のメインを1つ決め、ZOOMチャットは補助的に使う ● テキストでコミュニケーションできるDiscordが無難かもしれない ● Spatial.chat楽しいけど、有償になりますもんね・・・ 「スケジュールはここ」と専用チャンネルあって もいいかも? チーム活動もSpatial.chatを使うならば画像で スケジュールを貼っておく。

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以上、ありがとうございました。 レッドハッカソン については、 アスキーさんでも紹介されています。 アスキーさんの記事