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Copyright © 3-shake, Inc. All Rights Reserved. 内製化を見据えた効果的なSRE支援のアプローチ Copyright © 3-shake, Inc. All Rights Reserved. 2024/08/04 SRE NEXT 2024 IN TOKYO 1

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Copyright © 3-shake, Inc. All Rights Reserved. 自己紹介 ❏ 某 SIer で業務系アプリケーションの保守運用や Devops 推進、 金融機関向けのクラウドアプリケーションの保守運用を経験したの ちスリーシェイクにジョイン ❏ スリーシェイクではお客様環境の EKS 改善や Google Cloud 上のシステムの SRE 支援を行っている ❏ 趣味はサウナ、旅行、サッカー観戦(町田ゼルビア推し) kojake_300 株式会社スリーシェイク Sreake 事業部 2

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Copyright © 3-shake, Inc. All Rights Reserved. 会社紹介 SRE/DevOps SecOps BizOps HR ・SRE総合支援からセキュリティ対策を 全方位支援 ・Geminiを用いた生成 AIの活用支援 ・ワンストップで脆弱性診断を行うセキュ リティ対策SaaS ・クラウド型 ETL/データパイプ ラインSaaSの決定版 ・あらゆるSaaSをノーコードで連携 ・ハイスキルフリーランスエンジニア紹介 エージェント IT内製化 / 高度化 クラウドネイティブ化 モダナイゼーション ITアジリティ向上 3

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Copyright © 3-shake, Inc. All Rights Reserved. Sreake紹介 SRE/DevOps内製化支援 クラウドネイティブアプリケーション開発支援 GenAI基盤構築支援 ・AWS, Google Cloud クラウドネイティブ支援 (Kubernetesに強み) ・AWS, Google Cloud SRE/DevOps内製化支援 ・CCoE立ち上げ支援 ・Platform Engineering支援 データモダナイゼーション支援 ・パイロットアプリケーション開発支援 ・モダナイゼーション支援 ・バックエンド開発支援( Go, Python, TypeScript) ・フロントエンド開発支援( Vue, React) ・BigQuery/Dataplexメインのデータ基盤構築支援 ・BI(Looker)構築をフルスタックで支援 ・Snowflakeメインのデータ基盤構築支援 ・DBRE支援(Spanner/AlloyDB) ・NewSQL(TiDB, YugabyteDB)支援 ・VertexAIシリーズ構築運用内製化支援 ・外部SaaS連携支援 ・Gemini API導入支援 ・AICoE立ち上げ支援 ・SRELLMの提供 4

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Copyright © 3-shake, Inc. All Rights Reserved. 5 5 アセスメント SRE組織化/ CCoE組織化支援 SRE導入支援 監視基盤導入 ・Logging ・Monitoring ・APM SLI / SLO導入 内製化・自走支援 運用体制整備 ・インシデント対応・管理 ・効果的なアラート CICD / 構成管理 ・IaC化 ・デプロイ自動化 ・コード / 脆弱性チェック APのコンテナ化 パフォーマンス分析 ・分散トレーシング ・カオスエンジニアリング Platform Engineering支援 戦略 設計 構築・運用 改善 SREの概念に基づき運用改善、プラットフォーム整備、エンジニアリング内製化を支援 Sreake紹介

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Copyright © 3-shake, Inc. All Rights Reserved. 話すこと / 話さないこと 話すこと ● 内製化を踏まえたSRE支援のプロセス、アプローチについて 話さないこと ● SREの概念や詳細なプラクティスについて 6

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Copyright © 3-shake, Inc. All Rights Reserved. アジェンダ Sreake流 SRE支援のロードマップ紹介 1 SRE支援ロードマップ / アプローチの解説 2 SRE支援とオブザーバビリティ 3 7 Appendix - Google Cloudで       実現するオブザーバビリティ 4

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Copyright © 3-shake, Inc. All Rights Reserved. Sreake流 SRE支援のロードマップ紹介 01 8

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Copyright © 3-shake, Inc. All Rights Reserved. SREについて改めて ➢ SRE(Site Reliability Engineering) ○ ITサービスの信頼性を高めるために、ITエンジニア(開発者)が 信頼性向上のために行う設計やアプローチ、またはこれらを行うチーム。 SREとはなにか [サイト リライアビリティ エンジニアリング ] 9

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Copyright © 3-shake, Inc. All Rights Reserved. Sreake流 SREロードマップ(自分たちがSREを始めるケース) SRE チームの定義 組織にあった SRE を定義しよう SRE の開始 まずは小さく。 効果が最大限に出るところ からコツコツと始めよう SRE実践 Toil 削減 (自動化推進) SLI・SLO の設定 SRE の発展と継続 SREの文化が浸透する Error Budget を元に 業務をコントロールしていく 10

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Copyright © 3-shake, Inc. All Rights Reserved. Sreake流 SREロードマップ SRE チームの定義 組織にあった SRE を定義しよう SRE の開始 まずは小さく。 効果が最大限に出るところ からコツコツと始めよう SRE実践 Toil 削減 (自動化推進) SLI・SLO の設定 SRE の発展と継続 SREの文化が浸透する Error Budget を元に 業務をコントロールしていく SREロードマップを踏まえ、 Sreake流のSRE支援を軸とした ロードマップはどのような定義になるか? 11

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Copyright © 3-shake, Inc. All Rights Reserved. Sreake流 SRE支援のゴールはクライアントの自走と内製化 SREの 導入 SREの 内製 12

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Copyright © 3-shake, Inc. All Rights Reserved. クライアントが自走するためには、SREへの理解力と実行力が必要 13 監視基盤導入 SLI / SLO導入 パフォーマンス改 善 CI/CD改善 トイルの削減

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Copyright © 3-shake, Inc. All Rights Reserved. 伴走型の支援として「SREを発展させつつ知識を移転する」ステップを 何度も繰り返し、得た情報や経験をクライアント自らのものにしてもらう SREの 導入 SREの 内製 SREの 実演 SREの 知識移転 SREの 実践 SREの 発展 14

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Copyright © 3-shake, Inc. All Rights Reserved. さらに、SREの意義や価値を都度伝えて、 SREのプラクティスを定着させていく SREの 導入 SREの 内製 SREの 実演 SREの 知識移転 SREの 実践 SREの 発展 SREの伝道 15

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Copyright © 3-shake, Inc. All Rights Reserved. Sreake流 SRE支援のロードマップ 完成👏 SREの 導入 SREの 内製 SREの 実演 SREの 知識移転 SREの 実践 SREの 発展 SREの伝道 16

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Copyright © 3-shake, Inc. All Rights Reserved. SRE支援ロードマップ / アプローチの解説 02 17

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Copyright © 3-shake, Inc. All Rights Reserved. SRE支援として主導するステップ SREの 導入 SREの 内製 SREの 実演 SREの 知識移転 SREの 実践 SREの 発展 SREの伝道 18

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Copyright © 3-shake, Inc. All Rights Reserved. SRE支援として主導するステップのアプローチ あなたらしく SRE(公開用) SREエンタープライズロードマップ ➢ 自分たちの信頼性の確保 ○ 小さく始めて効果が大きいところから着手し、存在意義を明確に示す。 ○ リスクとしてある程度の失敗を受け入れるプラクティスが存在するが、 リスクを明らかにした上で極力失敗に終わらないように作業する。 ○ 中長期の目標を定め、期待値をコントロールする。 ➢ タスク推進 ○ クライアントが手一杯の時は、まずはクライアントが本来の業務に注力出来るような タスクから始める。 ○ 何をするにもドキュメントを作成しておく。 ➢ 在り方 ○ なるべくシステム全体に首を突っ込む。 何でも屋としてのSREは本来のロールから逸脱してしまうが、他の仕事に繋がる可能性が あるためアンテナは常に張っておく。 自分のスキルレベルや優先度の高いタスクの有無、工数などを加味して バランスを保ちつつ存在感をアピールする。 19

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Copyright © 3-shake, Inc. All Rights Reserved. SREを発展させつつ、その知識を移転していくステップ SREの 導入 SREの 内製 SREの 実演 SREの 知識移転 SREの 実践 SREの 発展 SREの伝道 20

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Copyright © 3-shake, Inc. All Rights Reserved. SREを発展させつつ、その知識を移転していくステップ SREの 導入 SREの 内製 SREの 実演 SREの 知識移転 SREの 実践 SREの 発展 SREの伝道 21 どのようにSREを発展させていくかではなく、 どのように知識を移転していくかに 焦点を絞って話します。

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Copyright © 3-shake, Inc. All Rights Reserved. SREを発展させつつ、その知識を移転していくステップ SREの 導入 SREの 内製 SREの 実演 SREの 知識移転 SREの 実践 SREの 発展 SREの伝道 22 の前に、知識とは何かを説明します。

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Copyright © 3-shake, Inc. All Rights Reserved. 知識についての前提 暗黙知 ● 経験や直感に基づく、言葉や文章で明確に表現することが難しい知識。 ● 主観的であり、個人の感覚的なものであるため他者に共有し辛い。 ● 暗黙知にはノウハウのような技術的側面と、メンタルモデルのような認知 的側面がある。 ● 同じ体験 / 感覚を共有する必要があるため、同期的な知識の移転となる。    形式知 ● 文章や図表などの形式で表現される知識。 ● 客観的 / 論理的であり、他者に共有し易い。 ● 非同期的に知識を移転出来る。 知識創造企業 (新装版) - 野中 郁次郎著/竹内 弘高著/梅本 勝博訳 「暗黙知」と「形式知」の意味や具体例とは? 形式知化する「ナレッジマネジメント」のポイントや企業事例も紹介 23

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Copyright © 3-shake, Inc. All Rights Reserved. 知識についての前提 暗黙知 ● 経験や直感に基づく、言葉や文章で明確に表現することが難しい知識。 ● 主観的であり、個人の感覚的なものであるため他者に共有し辛い。 ● 暗黙知にはノウハウのような技術的側面と、メンタルモデルのような認知 的側面がある。 ● 同じ体験 / 感覚を共有する必要があるため、同期的な知識の移転となる。    形式知 ● 文章や図表などの形式で表現される知識。 ● 客観的 / 論理的であり、他者に共有し易い。 ● 非同期的に知識を移転出来る。 知識創造企業 (新装版) - 野中 郁次郎著/竹内 弘高著/梅本 勝博訳 「暗黙知」と「形式知」の意味や具体例とは? 形式知化する「ナレッジマネジメント」のポイントや企業事例も紹介 24 自分達の暗黙知を形式知に落とし込み、 どのようにクライアントの暗黙知へと変換させるかが鍵!

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Copyright © 3-shake, Inc. All Rights Reserved. 知識創造企業 (新装版) - 野中 郁次郎著/竹内 弘高著/梅本 勝博訳 SECIモデルとは? 必要な4つのステップと創出すべき環境 知識創造のためのプロセス:SECIモデル 共同化 (Socialization) 表出化 (Externalization) 内面化 (Internalization) 連結化 (Combination) 暗 黙 知 暗黙知 暗黙知 形 式 知 形 式 知 形式知 形式知 暗 黙 知 25

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Copyright © 3-shake, Inc. All Rights Reserved. 知識創造のためのプロセス:SECIモデル 共同化 (Socialization) 表出化 (Externalization) 内面化 (Internalization) 連結化 (Combination) 暗 黙 知 暗黙知 暗黙知 形 式 知 形 式 知 形式知 形式知 暗 黙 知 ・共同化は、経験を共有することに  よって、技術やメンタルモデルなどの  暗黙知を移転するステップのこと。 ・直接的な経験の他、観察や模倣なども  含まれる。 26

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Copyright © 3-shake, Inc. All Rights Reserved. 知識創造のためのプロセス:SECIモデル 共同化 (Socialization) 表出化 (Externalization) 内面化 (Internalization) 連結化 (Combination) 暗 黙 知 暗黙知 暗黙知 形 式 知 形 式 知 形式知 形式知 暗 黙 知 ・表出化は、個人の暗黙知を言語などの形  式的なものに変換するステップのこと。 ・主観的 / 直感的な共同化と違い、客観的 /   論理的に伝えることが可能である。 27

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Copyright © 3-shake, Inc. All Rights Reserved. 知識創造のためのプロセス:SECIモデル 共同化 (Socialization) 表出化 (Externalization) 内面化 (Internalization) 連結化 (Combination) 暗 黙 知 暗黙知 暗黙知 形 式 知 形 式 知 形式知 形式知 暗 黙 知 ・連結化は、表出化で生み出した形式知同  士を組み合わせ、新たな形式知を創造す  るステップのこと。 28

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Copyright © 3-shake, Inc. All Rights Reserved. 知識創造のためのプロセス:SECIモデル 共同化 (Socialization) 表出化 (Externalization) 内面化 (Internalization) 連結化 (Combination) 暗 黙 知 暗黙知 暗黙知 形 式 知 形 式 知 形式知 形式知 暗 黙 知 ・内面化は、今までの形式知を自身の暗黙  知へと変換させるステップのこと。 ・実践を通じて暗黙知を体得する。 29

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Copyright © 3-shake, Inc. All Rights Reserved. SECIモデルをSRE支援ロードマップに当てはめる SREの 導入 SREの 内製 SREの 実演 SREの 知識移転 SREの 実践 SREの 発展 SREの伝道 30

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Copyright © 3-shake, Inc. All Rights Reserved. SECIモデルをSRE支援ロードマップに当てはめる 共同化 (Socialization) 表出化 (Externalization) 内面化 (Internalization) 連結化 (Combination) 暗 黙 知 暗黙知 暗黙知 形 式 知 形 式 知 形式知 形式知 暗 黙 知  SREの実演   SREの実践   SREの発展   SREの知識移転  31

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Copyright © 3-shake, Inc. All Rights Reserved. SECIモデルの各ステップに対するアプローチ 共同化 (Socialization) 表出化 (Externalization) 内面化 (Internalization) 連結化 (Combination) 暗 黙 知 暗黙知 暗黙知 形 式 知 形 式 知 形式知 形式知 暗 黙 知 ・設計書、マニュアルなどを  作成する ・勉強会、ハンズオンの開催 ・モブプログラミング ・モブオペレーション ・チャットやMTGから何かを感 じ取ってもらう ・雑談、ランチ会、飲み会(?) ・ナレッジデータベースで  ドキュメントをより体系的な  ものにブラッシュアップする ・ナレッジデータベースを読み  込み自分なりに解釈し理解を  深めてもらう ・実際にタスクを実施  してもらう 32

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Copyright © 3-shake, Inc. All Rights Reserved. SECIモデルの各ステップに対するアプローチ 共同化 (Socialization) 表出化 (Externalization) 内面化 (Internalization) 連結化 (Combination) 暗 黙 知 暗黙知 暗黙知 形 式 知 形 式 知 形式知 形式知 暗 黙 知 ・設計書、マニュアルなどを  作成する ・勉強会などのオンラインMTG  を録画する ・モブプログラミング ・モブオペレーション ・チャットやMTGから何かを感 じ取ってもらう ・勉強会、ハンズオンの開催 ・雑談、ランチ会、飲み会(?) ・ナレッジデータベースで  ドキュメントをより体系的な  ものにブラッシュアップする ・ナレッジデータベースを読み  込み自分なりに解釈し理解を  深めてもらう ・実際にタスクを実施  してもらう 33 クライアントに、 どのようにタスクを実施してもらうか?

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Copyright © 3-shake, Inc. All Rights Reserved. SRE NEXT 2023の内容+書籍を参考に、 SREの実践を支援するリーダーシップを考察 34 SREの組織類型におけるリーダーシップの考察 新1分間リーダーシップ - ケン・ブランチャード 著/パトリシア・ジガーミ 著/ドリア・ジガーミ 著/田辺 希久子 訳

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Copyright © 3-shake, Inc. All Rights Reserved. SLⅡ リーダーシップを念頭に実施を支援する 多 指示的行動 少 多 少 援 助 的 行 動 コーチ型 インタラクティブにクライアント とコミュニケーションし、目標を 設定し一緒にタスクを推進する 教示型 不慣れなタスクに対し、 具体的な手順や方法を提示しタス クを管理する 援助型 クライアント主導でタスクを推進 してもらい、 適宜アドバイスを行ってより自信 がつくようサポートする 委任型 基本はノータッチであり、 気になる事があれば発言する SREの組織類型におけるリーダーシップの考察 新1分間リーダーシップ - ケン・ブランチャード 著/パトリシア・ジガーミ 著/ドリア・ジガーミ 著/田辺 希久子 訳 35

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Copyright © 3-shake, Inc. All Rights Reserved. SREの意義や価値を継続して伝えるプロセス SREの 導入 SREの 内製 SREの 実演 SREの 知識移転 SREの 実践 SREの 発展 SREの伝道 36

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Copyright © 3-shake, Inc. All Rights Reserved. SREに大事な心構えを考察 SREに 大事な 心構え システム 他人 自分 ● ステークホルダーと協力 / 尊重しながら円滑に コミュニケーションする ● リーダーシップ、オーナーシップを持つ ● エンドユーザ目線の信頼性を改善の軸にする ● 効果が大きい部分から小さく始める ● etc… ● インフラのみならず、アプリやDB、セキュリティなど幅広い 分野に興味を持つ ● カオスや変化を楽しみ、ワクワクする心を持つ 37 あなたらしく SRE(公開用)

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Copyright © 3-shake, Inc. All Rights Reserved. SREに大事な心構えで特に重要を考える要素 SREに 大事な 心構え システム 他人 自分 ● ステークホルダーと協力 / 尊重しながら円滑に コミュニケーションする ● リーダーシップ、オーナーシップを持つ ● エンドユーザ目線の信頼性を改善の軸にする ● 効果が大きい部分から小さく始める ● etc… ● インフラのみならず、アプリやDB、セキュリティなど幅広い 分野に興味を持つ ● カオスや変化を楽しみ、ワクワクする心を持つ 38 あなたらしく SRE(公開用)

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Copyright © 3-shake, Inc. All Rights Reserved. SREに大事な心構えで特に重要を考える要素 SREに 大事な 心構え システム 他人 自分 ● ステークホルダーと協力 / 尊重しながら円滑に コミュニケーションする ● リーダーシップ、オーナーシップを持つ ● エンドユーザ目線の信頼性を改善の軸にする ● 効果が大きい部分から小さく始める ● etc… ● インフラのみならず、アプリやDB、セキュリティなど幅広い 分野に興味を持つ ● カオスや変化を楽しみ、ワクワクする心を持つ 39 あなたらしく SRE(公開用) SREでの大事な心構えを伝えると共に、 自分がそれを体現しなければ真に伝わらない。 大事なのは、自分自身が楽しみながらSREをやること。 そして、クライアントが楽しくSREを出来るように土台を 作って上げることも大事。

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Copyright © 3-shake, Inc. All Rights Reserved. そして内製へ SREの 導入 SREの 内製 SREの 実演 SREの 知識移転 SREの 実践 SREの 発展 SREの伝道 40

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Copyright © 3-shake, Inc. All Rights Reserved. そして内製へ 41 SRE支援としては終了。 SREへの興味関心がより広範囲に及ぶよう、 活動内容を他チーム / 組織に共有していく。

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Copyright © 3-shake, Inc. All Rights Reserved. SRE支援とオブザーバビリティ 03 42

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Copyright © 3-shake, Inc. All Rights Reserved. オブザーバビリティについて改めて ➢ オブザーバビリティ(Observability) ○ システムの内部状態を外部から観測し、理解するための仕組み。 もう一度読む Observability Engineering 43

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Copyright © 3-shake, Inc. All Rights Reserved. オブザーバビリティはシステムに対する 暗黙知から形式知への橋渡しになる 44 システム システム

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Copyright © 3-shake, Inc. All Rights Reserved. SECIモデルとオブザーバビリティを無理やり照らし合わせてみる 共同化 (Socialization) 表出化 (Externalization) 内面化 (Internalization) 連結化 (Combination) 暗 黙 知 暗黙知 暗黙知 形 式 知 形 式 知 形式知 形式知 暗 黙 知 ・オブザーバビリティを  導入し、システムの内部を  明らかにしていく ・過去の障害や自分の経験  から、有用なテレメトリに  なりそうなものを頭出しする ・テレメトリを組み合わせた   ダッシュボードを作成する ・テレメトリに対し閾値を定め  アラートやリカバリ手順書 な どを作成する ・ダッシュボードからシステム  の内部状態を理解してもらう ・アラートが発生した時にリカ  バリ手順書をベースに対応し  てもらう 45

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Copyright © 3-shake, Inc. All Rights Reserved. SECIモデルとオブザーバビリティを無理やり照らし合わせてみる 共同化 (Socialization) 表出化 (Externalization) 内面化 (Internalization) 連結化 (Combination) 暗 黙 知 暗黙知 暗黙知 形 式 知 形 式 知 形式知 形式知 暗 黙 知 ・オブザーバビリティを  導入し、システムの内部を  明らかにしていく ・過去の障害や自分の経験  から、有用なテレメトリに  なりそうなものを頭出しする ・テレメトリを組み合わせた   ダッシュボードを作成する ・テレメトリに対し閾値を定め  アラートやリカバリ手順書 な どを作成する ・ダッシュボードからシステム  の内部状態を理解してもらう ・アラートが発生した時にリカ  バリ手順書をベースに対応し  てもらう 46 オブザーバビリティは 知識の移転を促進させるためのツール とも言える

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Copyright © 3-shake, Inc. All Rights Reserved. オブザーバビリティはワクワクを生む 47 「エンジニアにとってオブザーバビリティは福利厚生」                         by 吉田CEO カオスや変化を可視化し、SREを楽しみ続けられるためのツール とも言える

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Copyright © 3-shake, Inc. All Rights Reserved. オブザーバビリティはSRE支援で有用 SREの 導入 SREの 内製 SREの 実演 SREの 知識移転 SREの 実践 SREの 発展 SREの伝道 48 楽しみながら SREをやる 暗黙知を 形式知に変換する

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Copyright © 3-shake, Inc. All Rights Reserved. 49 オブザーバビリティをGoogle Cloudで実践するなら Appendixとして、Google Cloudでのオブザーバビリティ サービスを使った実践方法を紹介していますので、 興味がある方は公開される資料をご覧ください。

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Copyright © 3-shake, Inc. All Rights Reserved. ご清聴ありがとうございました 50

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Copyright © 3-shake, Inc. All Rights Reserved. Appendix - Google Cloudで実践する       オブザーバビリティ 04 51

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Copyright © 3-shake, Inc. All Rights Reserved. Google Cloudでオブザーバビリティ実践へ 52 SreakeではGoogle Cloudを利用しているクライアントも多く、 Google Cloudでオブザーバビリティを導入/実践するケースも多数あります。 なので、Google Cloudでのオブザーバビリティサービスを使った 実践方法を少し紹介します。 ちなみに、SreakeではGoogle Cloudのリセールも行っていま す

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Copyright © 3-shake, Inc. All Rights Reserved. Google Cloud オブザーバビリティサービス一覧 Cloud Trace Cloud Profiler GMP(※1) ログ Cloud Monitoring Cloud Logging BigQuery Error Reporting Network Intelligence Center Network Topology / Performance Dashboard Cloud Monitoring GKE Dataplane V2 Observability Cloud Service Mesh GKE Dataplane V2 Observability 収集 可視化 アラート 53 メトリクス トレース プロファイル トラフィック (※2) ※1:Google Cloud Managed Service for Prometheusの略 ※2:一般的なテレメトリには含まれないが、    Google Cloudのサービスを紹介する上で外せないため追加

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Copyright © 3-shake, Inc. All Rights Reserved. Google Cloud オブザーバビリティサービス一覧 Cloud Trace Cloud Profiler GMP(※1) ログ Cloud Monitoring Cloud Logging BigQuery Error Reporting Network Intelligence Center Network Topology / Performance Dashboard Cloud Monitoring GKE Dataplane V2 Observability Cloud Service Mesh GKE Dataplane V2 Observability 収集 可視化 アラート 54 メトリクス トレース プロファイル トラフィック (※2) ※1:Google Cloud Managed Service for Prometheus ※2:一般的なテレメトリには含まれないが、    Google Cloudのサービスを紹介する上で外せないため追加 おすすめの オブザーバビリティサービスを紹介!

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Copyright © 3-shake, Inc. All Rights Reserved. ➢ Prometheusの悩み ○ Prometheusにより、アプリケーション独自のメトリクスを可視化することが出来る。 ○ しかし、Prometheusをセルフマネージドで管理しようとすると冗長構成の検討や定期的 なアップデートなど、運用負荷が高くなることがボトルネックとしてあげられる。 ➢ GMPとは ○ Prometheusのマネージドサービスであり、収集したメトリクスをCloud Monitoringで表 示、さらにPromQLでのクエリも可能。 ○ GKEではマネージドコレクションがデフォルトで有効となっており、PodMonitoringリ ソースをデプロイするだけでメトリクス収集と可視化が可能となる。 ➢ GMPによるオブザーバビリティの拡張 ○ Google Cloudがデフォルトで用意しているメトリクスはインフラ寄りのものが多く、そ れだけではシステムの内部を明らかにした状態とは言えない。 ○ アプリケーションのメトリクスも可視化することで、システムを多角的にキャプチャ出来 る。 Google Managed Service for Prometheus(GMP) 55 Google Cloud Managed Service for Prometheus

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Copyright © 3-shake, Inc. All Rights Reserved. ➢ Cloud Profilerとは ○ Cloud Profiler は、本番環境のアプリケーションから CPU 使用率やメモリ割り当てなど の情報を継続的に収集する、オーバーヘッドの少ないプロファイラ。 ○ なんと料金は無料。 ➢ Cloud Profilerによるオブザーバビリティの拡張 ○ Cloud Profilerはアプリケーションの各プロセスのCPU使用率などを可視化出来るため、 どの処理にパフォーマンスボトルネックがあるのかを判断することに適している。 ○ GMPと組み合わせて使用することで、システムの内部状態をより明らかに出来る。 ○ さらに、無料であるため金銭的な費用対効果を考慮する必要がないため、Google Cloud 上でシステムを構築する際は念頭に入れておくべきサービスとなる。 Cloud Profiler 56 Cloud Profiler Cloud Profiler 利用料金

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Copyright © 3-shake, Inc. All Rights Reserved. GKE Dataplane V2 Observability 57 ➢ GKEの悩み ○ マイクロサービス間の通信情報が明らかになっていと、マイクロサービスの全体像の解読 が困難になり、インシデントが発生しても属人性の高い対応となってしまう。 ○ そのため、マイクロサービス間のトラフィックの全体像をグラフィカルに可視化するサー ビスを導入することが保守性を高める鍵となる。 ➢ GKE Dataplane V2 Observabilityとは ○ GKE Dataplane V2で有効に出来る機能で、Hubble UIによるトラフィックの可視化や、 トラフィックメトリクスを取得することが可能である。 ○ 従来ではCloud Service Mesh(旧Anthos Service Mesh)でIstioを導入する必要があった ため、トラフィックの可視化関連だけの機能を使いたい場合はToo Muchであった。 ➢ GKE Dataplane V2 Observabilityによるオブザーバビリティの拡張 ○ トラフィックからシステムの全体像を把握する際にはHubble UIを利用し、加えて各API のパフォーマンスを確認したい場合はCloud Trace等の分散トレーシングを利用すると、 多角的にパフォーマンスやトラフィックをキャプチャ出来る。GKE Dataplane V2 のオブザーバビリティについて