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    いろんなものと両⽴する Kaggleの向き合い⽅ Pao

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  ⾃⼰紹介 ● Pao ● プリンシパルデータサイエンティスト@ABEJA ● コンペ周り ○ Kaggle Grandmaster ○ atmaCup 1st x 3 ○ Kaggledays world championship 1st ● コンペ歴6年 ● 最近の趣味:6歳の息⼦とゲームをすること

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コンペ歴6年 ≒ ⼦供の年齢 🤔 ⼦どもが⽣まれてすぐKaggleを始めてしまった イカれたpapa kaggler🤪 (育休中に何かしようと思って始めたらハマってしまった) 育児や仕事と両⽴しながらGMになるまでの中で感じた Kaggleへの向き合い⽅の話をします!

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  ※注意 ● papa kagglerは⼀つのわかりやすいラベル ● ただそれ以上に皆個別に状況が違う ○ 健康⾯や⾦銭⾯や家族事情、学業など ○ papaだから忙しい/〇〇だから時間あるとかではなく、特徴量の ⼀つに過ぎない ● 育児とか関係する話もありますが、それ以外の事情にも 置き換えて聞いてもらえる嬉しいです! ● あと育児の考え⽅は⼈それぞれ!

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トピック:継続

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  継続 ● 何かと両⽴する以上、継続により時間軸⽅向に伸ばして 蓄積量で勝つしかない ● 幸い、継続していれば強くなりやすい世界 ● ただ、継続が難しい ○ Kaggleしてなくても忙しい ○ 頑張っても報われないことが多々ある ○ 多忙時期に離れて戻れなくなる ○ 取り組みのマンネリ化

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  継続の対策例 1. 変化をつける ○ コンペ参加は⾊んな変化の付け⽅がある ■ 参加コンペの種類を変える、ソロ参加からチーム参加、新しい⼈とチーム、 独⾃パイプライン作りながらやってみる、クラウドのGPU使ってみる、利⽤ ライブラリを変える等々 ○ 飽きを防げるし、コンペ結果によらない学びが得られる。 2. 間をあけすぎない ○ 時間取れなくても学び⽬的で参加してみる、atmaCupなどに参加する等

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  継続の対策例 3. Kaggler同⼠のコミュニティへ参加 ○ 関⻄Kaggler会!!! モチベ向上!! ○ 現役でkaggleやってる⼈と交流する 4. マイペース!!継続しやすいやり⽅を探す ○ 週に数時間でもとれるのを継続できたら偉い ○ 私の例:アニメ⾒ながらkaggle(集中⼒は低いが持続性がある)

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  継続前提で「急がば回れ」 ● 継続前提であればあるほど、とりあえずの暫定対処 じゃなくてちゃんとした解決探しが効いてくる ○ 例:pandasで遅いのに我慢してないで、polars挑戦してみる ● とはいえ残り数週間になると、それどころではない ● ⽬の前の結果にとらわれすぎない期間を⽤意したほう がオススメ

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トピック:コミット強弱

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  コミット強弱 ● 例えば育児を疎かにして⾦メダル取れたとしても、それは 繰り返し出来ない戦法 ○ 育児‧仕事と両⽴しながらある程度結果が出せるベース⼒も⾼め たい ● 本気で時間を増やすブーストと継続可能なコミット量の 強弱を⾒極める ○ 本気で時間増やす ≠ 本気を出す。本気を出すのは⽇頃から ○ ブースト→寝不⾜、家庭への影響などのマイナス効果 ○ 継続可能な程度な睡眠削減...

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トピック:ポータビリティ

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  ポータビリティ:隙間時間でkaggleが出来る環境 ● スマホでEDA⾒れるように、notebookをkaggleでつくって おく(外出中に⼦どもが昼寝のときなど) ○ その場で集計はきついので、microな個別データをみる のがおすすめ。 ● ノートPC持ち歩く。1年後にはそのPC分くらい⼦どもは重 くなってる。 ● スマホでのkaggle Notebook操作に適したブラウザを探し、 ⼊れておくのをオススメ

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真に両⽴するには

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真の両⽴を⽬指して... 寝かしつけ、料理、洗濯、おむつ替え等々 やることやった上でkaggleしてる ⼦供、家族、⾃分のために出来ることは無限にある。 そこをどこまでやるのか?それを意識した上で両⽴する →最初のpapaベースライン

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  こんな経験ない? ● ⼦どもと公園 ○ ⽚⽬に危ないことしてないか⾒守りつつ、コンペのリーダーボー ド‧ディスカッションをチェック ● ⼦どもへの注意 ○ ⼦どもはイヤイヤ期、⾃分はKaggleで寝不⾜。 ○ 理不尽なワガママに、イライラした感情を載せて注意してしまう 順位めっちゃ下がってる...

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  こんな経験ない? ● ⼦どもと公園 ➢ 振り返ると⼦どもと親が公園で遊べるのは数年間 ➢ ⼦どもの⼀つ⼀つの仕草や成⻑、しっかり堪能しなくてよ い? ● ⼦どもへの注意 ➢ 昨晩、夜遅くまでKaggleしなかったら、もう少し冷静に‧ ⼦どもにも分かってもらえるように注意できたかも?

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  やれることは無限⼤ ● ⼦供のため ○ ⼦どものためにやれること出来てる? ● 家族のため ○ 名もなき育児‧家事による負担がパートナーに寄ってない? ● ⾃分のため ○ ⽗親が⼦どもと過ごせるのは⽣涯で約3年4ヶ⽉分の時間らしい、幼 稚園卒園までで約1年分の時間... ○ さらに新⽣児‧乳児でしか⾒られないものは⼀瞬 ○ 有意義に触れ合えている?

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  もちろん⾃分のための時間も⼤事 ● 適度にそれぞれやることで精神的にもいいし、結局全てが上 ⼿く回ったりする ○ 全部もっと時間欲しい...とか思うけど、それくらいがちょうど良かった りもする ● Kaggleやめて育児にコミット...!!とか思っても、結局他のこ ともしちゃうので、それならKaggleやればいい ○ イカになってインク塗るゲームやったり... ● 育児するときは育児して、KaggleするときはKaggleする! という気持ちも⼤事

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  ⾔いたかったこと ● Kaggleへのコミットは⼤事だけど、他の⼤事な時間 もこなすだけになって、脳内kaggleになり過ぎてい ないか?それは両⽴? ● 今しか得られない‧触れられない時間を意識できて いるか? 私⾃⾝それが出来てたとかではなく、 どちらかというと反省の意味合いが強いです

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今⽇も⼦供のことをパートナーに任せて来ているあなた!! せめてちゃんと家族に お⼟産持って帰りましょう!! ■D社のクルマのおもちゃ!! ■⼤阪⼟産!! (⼤阪の⽅は #関⻄Kaggler会 でおすすめお⼟産Postしましょ!) 個⼈的には、デリチュースのチーズケーキがオススメです! (新⼤阪にも売ってます)

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良きKaggleライフバランスを!!!