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アーキテクトに求められる マインドとは 2022-07-14 株式会社野村総合研究所 新井雅也 おすすめの技術書LT会 – vol.4

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新井 雅也 M a s a y a A R A I msy78 金融業界のお客様に向けたビジネス提案やシステム設計、開発、運用を担当。 UI/UXデザインやスマホApp、バックエンドAPIなど、フルスタック領域な守備範囲を持ちつつ、 クラウドを活用した全体のアーキテクチャ設計・開発が得意。 テックリード / エキスパートアーキテクト

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u 便宜上、本発表では、ソフトウェアアーキテクチャや ソフトウェアアーキテクトのことを、 単にアーキテクチャ、アーキテクトとして表現しています。 u 「オライリー・ジャパン ソフトウェアアーキテクチャの基礎」にて 得られる知見をもとに、発表内容をまとめています。 発表の前提 https://www.oreilly.co.jp/books/9784873119823/

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アーキテクトに求められるマインドとは

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アーキテクトに求められるマインドとは そもそも、アーキテクトとは

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(明確な定義やキャリアパスはないと言われているが) アーキテクトとは、適切な設計を選択し、 技術標準の枠組みを作る役割の担い手のこと

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🙋 「新米 ソフトウェア アーキテクト X氏」

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🙋 今の時代、クラウド使って マイクロサービスアーキテクチャで作るのが、 とりあえず最適だと思うのよね〜〜JK 「新米 ソフトウェア アーキテクト X氏」

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🙋 今の時代、クラウド使って マイクロサービスアーキテクチャで作るのが、 とりあえず最適だと思うのよね〜〜JK 「新米 ソフトウェア アーキテクト X氏」

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🙋 今の時代、クラウド使って マイクロサービスアーキテクチャで作るのが、 とりあえず最適だと思うのよね〜〜JK 「新米 ソフトウェア アーキテクト X氏」 なんて安直な思考に、 皆さんは陥っていないですよね ?????

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そもそも、アーキテクチャとは、求められる or 達成したい ビジネス要件の文脈があって、初めて成立するもの u マイクロサービスアーキテクチャのメリットとデメリットは理解していますか? u モノリス構成を含む、他のアーキテクチャは検討しましたか? u マイクロサービスアーキテクチャが、ビジネス上のどのような課題を解決するのですか? u 実際にコードを書くエンジニアやその他ステークホルダーと事前に共有しましたか?

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「Jastrow, J. (1899) “Fact and Fable in Psychology” https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Duck-Rabbit_illusion.jpg」より引用 ものの見え方は、人の経験や状況によって左右されることと同じように、 アーキテクチャも解決したい課題によって左右される ウサギとアヒルの図形

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つまり、アーキテクチャはすべてがトレードオフの世界である u「どうやって」よりも、「なぜ」のほうが本質 u「アーキテクチャとは、Googleで答えを見つけられないものだ 」 ※「オライリー・ジャパン ソフトウェアアーキテクチャの基礎」より引用

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そもそも、アーキテクトとは

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そもそも、アーキテクトとは アーキテクチャが持つトレードオフを理解しつつ、 自分たちのビジネス要件と照らし合わせて、 適切な設計を選択し、技術標準の枠組みを作る担い手

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アーキテクトに求められるマインドとは そもそも、アーキテクトとは

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アーキテクト アーキテクトに必要なマインドとは

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アーキテクト 技術トレードオフを理解 ビジネス要件の理解 技術標準の枠組み アーキテクトに必要なマインドとは

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アーキテクト 技術トレードオフを理解 ビジネス要件の理解 技術標準の枠組み → 多様な選択肢と洞察 → 要件は日々変化 → チームへの普及と理解 アーキテクトに必要なマインドとは

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アーキテクト 技術トレードオフを理解 ビジネス要件の理解 技術標準の枠組み → 多様な選択肢と洞察 → 要件は日々変化 → チームへの普及と理解 変化への追随 技術的な リーダーシップ 学びの幅を広げる そのために・・・ そのために・・・ そのために・・・ アーキテクトに必要なマインドとは

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優れたアーキテクチャや技術を幅広くおさえる uアーキテクトでは、「技術的な深さ < 技術的な幅」が重視される傾向 u トレードオフに対する感性が磨かれる u選択するために「知らないことについて知らない」ことを減らす u 単一の技術やプラットフォームに集中すると、そこが安全な避難場所になってしまう u 最新のトレンドを把握し続ける u 古い情報がまだ最先端であるという誤った感覚から脱出する

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優れたアーキテクチャや技術を幅広くおさえる アーキテクチャ特性を軸にメリデメを理解する 各アーキテクチャの代表例を知る u レイヤード u パイプライン u マイクロカーネル u サービスベース u イベント駆動 u スペースベース u オーケストレーション駆動 u マイクロサービス u 運用特性 e.g. 可用性、パフォーマンス、 スケーラビリティ、デプロイ容易性 u 構造特性 e.g. 拡張性、可搬性、メンテナンス性 アップグレード容易性 u 横断特性 e.g. 学習容易性、セキュリティ

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変化に追随するためにイテレーティブに取り組む uビジネス特性を理解し、決して最善のアーキテクチャを追求しない u あらゆるビジネス上の問題を解決しようとすると、 汎用的なソリューションになり、単に労力・コストを要する u少なくとも、最悪ではないアーキテクチャを狙う u ソフトウェアアーキテクチャは動的な性質を持つもの u 変更が容易であれば、最初から望ましいアーキテクチャを 正確に設計しなければならない、というプレッシャーも少なくなる The Only Complete Swiss Army Knife https://www.hammacher.com/product/ only-complete-swiss-army-knife

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技術的なリーダーシップを発揮する uビジネスと技術の両面の変化を捉え、翻訳し、チームをリードする Simon Brown氏: 私の場合、ソフトウェアアーキテクチャの役割はソフトウェアチームに技術的なリーダーシップ をもたらすことです。私はどんなソフトウェアプロジェクトにも、ある程度は事前の設計が必要 だと固く信じています。コツは「過不足なく」やることです。つまり、初期のハイレベルな構造 を作り、主要なリスクに対処し、チーム全員がともに取り組むべきビジョンを作ることです。 https://www.infoq.com/jp/news/2012/04/frustrated-architect/より⼀部引⽤

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u開発チームが技術を選定できるように「ガイド」する uアーキテクチャの決定や設計指針の遵守を徹底する u ルールを逸脱すると、いずれ技術的負債へと変化する u「確証バイアス」に注意を払う u e.g. 「そのアーキテクチャの採用が、間違いなく正しいに違いない」と思い込み、 都合の良い情報のみを集めてしまう。 技術的なリーダーシップを発揮する

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まとめ

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アーキテクト 技術トレードオフを理解 ビジネス要件の理解 技術標準の枠組み → 多様な選択肢と洞察 → 要件は日々変化 → チームへの普及と理解 変化への追随 技術的な リーダーシップ 学びの幅を広げる そのために・・・ そのために・・・ そのために・・・ アーキテクトに必要なマインドとは

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ビジネスの文脈がない アーキテクチャの選択は、 「マッチ棒で家を建てる」のと同じ

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🙋 ご清聴いただき、ありがとうございました。