設計レビューのコツと心構え

樋口 朱理 2019年ラクスに入社し、オフショアを担当 300人日規模の案件を2件経験。 ベトナム人とチャットするのが主な仕事 休日は酒、犬、子ども 株式会社ラクス 楽楽精算開発2課 オフショアチーム リーダー 自己紹介 2

はじめに 設計レビューでぶち当たる問題 ・何を行えばよいか一般的なテンプレートが乏しい ・圧倒的経験不足 経験を積まないとレビューなんてできない

間違いだらけの設計レビュー 対象： ソフトウェア開発に携わる企業400社 現場のレビューを詳しく調査 成果が上がらないレビューの共通点

陥りやすいミス ・些細なミスに気を取られる 思いつき ・レビュワーの力を誇示する指摘 数字合わせ ・レビュー会議で教育 つるし上げ この表だけ罫線太い！ あと２件は指摘するね こんな間違いなんてありえない 何のための レビューなんだ・・・

アンチパターン4選 人間関係の持ち込み 作成者気分 二兎追い 時間切れ

設計レビューの本質 完璧なドキュメント →すべての問題の指摘は困難 →無理が生じる レビューの本質 「コストが高い問題を取除くこと」 限られたなかでコスト効果を高める 重大な問題を取り除く

心構え レビューの結果はマインドも大きく左右される ポジティブなマインドが必要 良いシステムを作るため、互いに協力して早期に重大な問題を検出する

ノウハウ １．優先度をつける ２．1種類の検出に集中する ３．時間を決める ４．幻のレビューアー（ファントムインスペクター） ５．「あえての見逃し」をしない ６．段取りと仕切りを大切に ７．テクニカルレビューとウォークスルー

最後に 良い設計レビューにするために協力が大事 相手の負担を減らす努力 感謝と思いやりの精神があって成り立つ 少し気をつけるだけで昨日より良いレビューになる

ご清聴ありがとうございました