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株式会社ROUTE06 会社紹介資料 https://route06.com/

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Index (目次) 1. 会社概要 2. AI駆動開発プラットフォーム 3. AI導入・活用支援 4. システム開発・コンサルティング

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1. Company 会社概要

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株式会社ROUTE06の目指す姿についてご紹介いたします。 同社は「AI × SI, Transformed.」というビジョンを掲げており、システムインテグレーションの変革を志して創業したスタートアップです。 ROUTE06は、AI駆動型の開発プラットフォームを提供することで、開発者・デザイナー・ビジネスパートナーがAIと共創する「プロダクトビルダー」として活躍できる社会の実現を目指しています。 これは、従来のシステムインテグレーション業界にAI技術を融合させることで、より効率的で革新的な開発環境を創出し、多様な専門性を持つ人材がAIと協働しながら新たな価値を生み出していく未来を描いたものといえます。

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株式会社ROUTE06の会社概要についてご紹介いたします。 株式会社ROUTE06は2020年に設立された会社で、代表取締役は遠藤崇史氏が務めております。資本金は1億円となっており、本社は東京都千代田区丸の内一丁目6番5号、丸の内北口ビルディングの9階に所在しております。 主な事業内容は、AI駆動開発プラットフォームの開発・運営、AI導入・活用支援、システム開発・コンサルティングサービスを手がけております。 法務顧問にはアンダーソン・毛利・友常法律事務所を起用しており、出資元には、ALL STAR SAAS FUND、ジャフコグループ、デライト・ベンチャーズ、ジェネシア・ベンチャーズ、みずほキャピタル、SMBCベンチャーキャピタル、三菱UFJキャピタルといった著名な投資会社が名を連ねております。

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株式会社ROUTE06の組織・経営陣についてご説明いたします。 まず、代表取締役として遠藤崇史氏が就任しております。遠藤氏は東北大学大学院情報科学研究科を卒業後、株式会社日本政策投資銀行、株式会社ドリームインキュベータでの経験を積まれ、その後株式会社スマービーを創業し、代表取締役CEOに就任されました。アパレル大手企業への同社のM&Aを経験された後、株式会社ライフデパートメント取締役CPO兼CMOに就任。その後、株式会社デライトベンチャーズにEIR(アントレプレナー・イン・レジデンス)として参画された後、株式会社ROUTE06を創業されました。 取締役には松本均氏が就任しております。松本氏は株式会社ベイカレントコンサルティングを経て、楽天株式会社およびヤフー株式会社において、ECシステム、DMP、全社サービスのログ統一とデータプラットフォーム基盤を中心とした開発およびプロダクトマネージャーを担当されました。その後、株式会社ストライプデパートメントの執行役員CTO、株式会社Welbyの執行役員・開発部長を経て、株式会社ROUTE06を共同創業されました。 取締役CTOとして重岡正氏が就任しております。重岡氏は熊本大学大学院情報電気電子工学専攻修士課程を卒業後、株式会社サイバーエージェントにて、クルメス、不動産、ECなどの業界開発に従事されました。その後、Tokyo Otaku Mode Inc.の創業期間から参画し、ソフトウェアエンジニアとしてECサービス開発などに従事し、Engineering Managerを経て、株式会社ROUTE06を共同創業されました。 執行役員CFOには見浪康平氏が就任しております。見浪氏は慶應義塾大学経済学部を卒業後、有限責任監査法人トーマツ、PwCアドバイザリー合同会社を経て、楽天グループ株式会社でM&A・JV出資・スタートアップ投資等をリード・執行されました。2022年に株式会社ROUTE06に入社され、社長室長として財務・事業開発・マーケティングを担当されており、公認会計士の資格をお持ちです。

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株式会社ROUTE06のこれまでの歩みについてご紹介いたします。 2020年1月に株式会社ROUTE06が創業されました。同年5月には、デライト・ベンチャーズ、ジェネシア・ベンチャーズよりシードラウンドで2億円の資金調達を実施いたしました。 2021年には具体的な事業協業が始まり、9月にはそごう・西武とOMOストア開発で協業を開始し、10月には三菱マテリアルとE-Scrap取引プラットフォーム開発で協業を開始いたしました。 2022年6月には、既存株主を含む7社よりシリーズAラウンドで15億円の資金調達を実施し、事業拡大の基盤を整えました。 2023年3月には、三菱商事と素材サプライチェーンの見積・受発注プラットフォーム開発で提携を発表いたしました。 2024年8月には、塩野義製薬と産業向け受発注プラットフォームで三菱商事と協業を開始いたしました。 そして2025年7月には、主力製品として上流工程支援プラットフォーム「Acsim」、AIエージェント開発ツール「Giselle」、データベースビルダー「Liam」を公開し、AI駆動開発プラットフォームの本格展開を開始いたしました。 このように、創業から約5年間で着実に資金調達と事業協業を重ね、製品開発を進めてきた成長企業であることがわかります。

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株式会社ROUTE06の事業構成についてご説明いたします。 同社の事業は大きく3つの領域で構成されております。 まず、AI駆動開発プラットフォーム事業では、AI技術を活用してソフトウェア開発プロセス全体を自動化・標準化し、開発効率や品質の向上、属人化の解消を実現しています。 次に、AI導入・活用支援事業では、企業がAIを導入し、活用するための包括的支援を提供しており、技術導入だけでなく、組織的な業務や人材育成をサポートしています。 そして、システム開発・コンサルティング事業では、アジャイル、クラウド、AIを活用した差別的なシステム開発を提供し、リリース後も継続的な最適化を実現しています。 これらの事業は三位一体の統合型プラットフォームとして構築されており、中核となるAI駆動開発プラットフォームには、要件設計ツール「Acsim」、AIエージェント設計ツール「Giselle」、データベース設計ツール「Liam」が含まれています。 AI導入・活用支援領域では、AI環境構築、AI活用人材育成、要件定義支援、SaaS導入支援、AI駆動開発支援を提供し、システム開発・コンサルティング領域では、総合的なシステム開発サービスを展開しています。 この統合型エコシステムにより、各事業領域が相互にシナジー効果を発揮し、顧客に対して包括的なソリューションを提供する体制を構築しています。

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株式会社ROUTE06のプロダクト開発指針(Product Credo)についてご紹介いたします。 同社のプロダクト開発は3つの基本理念に基づいて行われています。 第一に「Built within(自分たちも欲しくなるものをつくる)」という理念があります。これは、自らが本当に求める実用的なプロダクトを追求し、最善品質の実現を目指すというものです。 第二に「Blend & Ship(人とAIの共創で、価値をすばやく届ける)」という考え方です。多様な人とAIが協働できる環境を構築し、独創的な価値を迅速に提供することを重視しています。 第三に「Link to Scale(オープンにつながり、AIとともに進化する)」という方針です。知識をオープンに共有し、進化し続けるAIで拡張性の高いソリューションを実現することを目指しています。 これらの3つの指針により、ROUTE06は自社のニーズから生まれた実用的なプロダクトを、人とAIの協働によって迅速に開発し、オープンな環境でスケーラブルなソリューションとして提供する体制を構築しています。

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2. AI Platform AI駆動開発プラットフォーム

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「Dawn of a New Era(新時代の幕開け)」について、AI駆動開発の進化に関する展望をご紹介いたします。 冒頭にNVIDIA CEOのJensen Huang氏の言葉「Everyone is a programmer now.(今や誰もがプログラマーだ)」が引用されており、「実装」の常識が変わる新時代の到来を示しています。 AI技術の進化に伴い、コーディングの能力は今後、指数関数的に拡張するとされており、ROUTE06では、AI駆動開発の進化は以下の5つのフェーズで段階的に進むという仮説を立てています。 フェーズ0として「AI駆動開発発明」が起点となり、フェーズ1では「自然言語からコード生成」の段階(2023年から2027年)において、AI IDEおよびペアプログラムの普及、ノーコード開発をAIチャットが牽引し、HumanEval 80%超を達成すると考えられています。 フェーズ2の「マルチエージェント協調」段階(2025年から2029年)では、開発者・複数のAIロールを連携運用し、AIによる自律的バグ修正や運用自動化、SWE-Bench 50%超の達成が想定されています。 フェーズ3の「AI自律開発」段階(2026年から2030年)では、仕様理解、実装テスト、運用をAIが自律実行し、自動バグ修正・無人デプロイヤーが一般化し、SWE-Bench 80%超を達成すると予測されています。 最終的にフェーズ4の「AI自己最適化」段階(2030年以降)では、AIが自らを最適化する段階に到達すると想定されています。 この進化仮説により、プログラミングという行為そのものが根本的に変革される未来を描いており、技術的障壁の低下により、より多くの人々がソフトウェア開発に参画できる時代の到来を予測しています。

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「The New Constraint(新たな制約)」について、AI時代における新しい制約の概念をご紹介いたします。 AI技術の発達により、従来の制約が変化し、今求められるのは「設計の質」であるとしています。 基本的な考え方として、優れた成果は優れた設計から生まれるものであり、生成AIの真価を引き出す鍵は「設計の質」にあるとされています。 この概念は2つの対照的な循環構造で説明されています。 まず、「Quality In, Excellence Out(質の高い投入、卓越した産出)」という好循環では、高品質な設計とコンテキストの好循環が形成されます。高品質な「設計書」から始まり、高精度な生成成果を生み出し、それが高速・的確な仮説検証につながり、良質なコンテキストの蓄積を促進し、再び高品質な設計書の作成に戻るという正のスパイラルが生まれます。 一方、「Garbage In, Garbage Out(質の低い投入、質の低い産出)」という負のスパイラルでは、設計不備による悪循環が発生します。曖昧な「設計書」から修正必須の生成物が生まれ、検証停滞と品質低下を招き、ノイズ過多のコンテキスト蓄積につながり、再び曖昧な設計書の作成に戻るという負の循環が形成されます。 このように、AI時代においては、技術的な実装能力よりも、いかに質の高い設計を行うかが成功の決定的な要因となることを示しています。

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ROUTE06のプロダクトについてご紹介いたします。 同社は「すべての人に、プロダクト設計の自由を」というコンセプトのもと、プロダクト設計を支える3つの柱——ビジュアル・AI・知識を融合した次世代開発プラットフォームを提供しています。 プラットフォームは3つの核となる要素で構成されています。 まず「ノードエディタ」は、多様なチームが直感的に使えるビジュアル編集・共有のハブとして機能します。 次に「AIエージェント」では、目的に応じて最適なAIモデルとツールを自在に組み合わせることが可能です。 そして「ナレッジストア」では、AIに最適化された形で業務・システム知識を蓄積・活用することができます。 これら3つの要素が相互に連携し、中央部分では「Build」、「Sync」、「Evolve」という3つの機能が統合されています。この構造により、ビジュアルな設計環境、AI技術の活用、知識の蓄積と活用が一体となった包括的な開発プラットフォームを実現し、誰もが直感的にプロダクト設計に参加できる環境を提供しています。

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ROUTE06の第1のプロダクトである「Requirement Builder(要件ビルダー)」について、要件定義を支援するAI設計プラットフォーム「Acsim」をご紹介いたします。 https://ai.acsim.app/ Acsimは3つの主要機能で構成されています。 まず「ノードエディタ」機能では、視覚的な操作で業務フローの整理から改善提案の共有までをスムーズに行うことができます。直感的なインターフェースにより、複雑な要件定義プロセスを可視化し、チーム間での理解と共有を促進します。 次に「AIエージェント」機能では、プロトタイプ提案やROI試算などの高度支援を自動化します。AI技術を活用することで、従来は専門知識を要していた分析や提案作業を効率化し、より精度の高い要件定義を実現します。 そして「ナレッジストア」機能では、ナレッジを蓄積・活用し、要件定義の再利用性とスピードを向上させます。過去のプロジェクトで得られた知見や経験を体系的に管理し、新しいプロジェクトに活用することで、継続的な品質向上を図ります。 これらの機能が統合されることで、Acsimは要件定義という重要なプロセスをAI技術によって支援し、プロジェクトの成功確率を高める包括的なプラットフォームとして機能します。

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ROUTE06の第2のプロダクトである「Agent Builder(エージェントビルダー)」について、AIエージェントの設計・構築プラットフォーム「Giselle」をご紹介いたします。 https://giselles.ai/ Giselleは3つの主要機能で構成されています。 まず「ノードエディタ」機能では、専門知識がなくても、ノーコードでエージェントアプリを自在に設計・連携することができます。直感的なビジュアルインターフェースにより、複雑なAIエージェントの構築を誰でも行えるように設計されています。 次に「AIエージェント」機能では、複数のAIモデルと多様なデータを組み合わせ、自律的に処理・選択・補完を行います。異なるAI技術を統合し、目的に応じて最適な組み合わせを自動的に実行することで、高度なエージェント機能を実現します。 そして「ナレッジストア」機能では、ナレッジをAIとチームで共有し、実行力ある組織へ進化させます。蓄積された知識をAIエージェントと人間のチームが共有することで、組織全体の能力向上と効率化を図ります。 画面には「Build」、「Preview」、「Integrate」というタブが表示されており、ノードベースのビジュアルエディターを通じて、複数のAIコンポーネントを接続し、統合されたエージェントワークフローを構築できることが示されています。

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ROUTE06の第3のプロダクトである「Database Builder(データベースビルダー)」について、次世代データベース設計プラットフォーム「Liam」をご紹介いたします。 https://liambx.com/ Liamは3つの主要機能で構成されています。 まず「ノードエディタ」機能では、ER図と履歴で設計の意図と変遷を明示化し、履歴から「なぜ」が伝わる設計へと導きます。データベース設計の過程を可視化することで、設計意図の理解と継承を促進し、チーム全体での設計品質向上を図ります。 次に「AIエージェント」機能では、既存データと連携し、AIが設計提案・整合性チェック・改善まで支援します。現在のデータベース構造を分析し、最適化提案や潜在的な問題の検出、改善案の自動生成を行うことで、より堅牢で効率的なデータベース設計を実現します。 そして「ナレッジストア」機能では、AIが設計レビューを自動化し、ドキュメントも即時生成で、知見を再利用可能にします。過去の設計パターンやベストプラクティスを蓄積し、新しいプロジェクトに活用することで、設計の一貫性と品質を保ちながら開発効率を向上させます。 画面には複雑なデータベースの関係性が視覚的に表示されており、複数のテーブル間の関連性を直感的に理解できるインターフェースが提供されています。

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「AI-Driven Product Building(AI駆動プロダクト構築)」について、誰もがプロダクト創出に参画できる時代への展望をご紹介いたします。 ROUTE06は「誰もがプロダクト創出に参画できる時代へ」というビジョンのもと、AI設計支援プラットフォーム(Acsim、Giselle、Liam)が、構想から実装までのシステム開発プロセスを革新し、SI・コンサル・事業会社それぞれの変革を支援することを目指しています。 このプラットフォームは4つの主要な対象領域で価値を提供します。 まず「システムインテグレータ」においては、構想から実装・運用まで担う価値創出型SIへの進化を支援します。従来の受託型開発から、より付加価値の高い提案型・価値創造型のサービス提供への転換を可能にします。 次に「コンサルティングファーム」では、実装知とAIで成果につながる戦略実行を支援します。戦略立案だけでなく、実際の実装まで一貫してサポートすることで、より実効性の高いコンサルティングサービスを実現します。 「事業会社」においては、AI駆動の業務環境で俊敏な内製チームを構築できるよう支援します。外部依存を減らし、自社でのプロダクト開発能力を向上させることで、市場変化への対応力を強化します。 そして「プロダクトマネージャー・デザイナー・エンジニア」に対しては、越境しながら価値を創出する推進型人材への成長を支援します。専門領域を超えた協働により、より革新的なプロダクト開発を可能にします。

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「AI Principles(私たちのAI実装方針)」について、ROUTE06のAI技術に対する基本的な考え方をご紹介いたします。 同社は「AIを人の可能性を引き出すパートナーに」という理念のもと、安全かつ信頼性の高いプラットフォームの構築と提供を追求しています。 AI実装方針は3つの原則で構成されています。 第1の原則「最新を最良に祈く」では、技術の進化を先取りし、最適な構成で常にアップデートを行うことを重視しています。急速に進化するAI技術をいち早く取り入れ、常に最良の状態でサービスを提供することを目指しています。 第2の原則「人の新たな才を拓く」では、判断や構想を支えるAIで新しい才能の芽を育むことを掲げています。AIは人間の能力を代替するのではなく、人間が持つ潜在的な能力を引き出し、新しい可能性を開花させるパートナーとして位置づけています。 第3の原則「信頼を実装する」では、文脈理解・精度・説明責任を備えた、安心して使えるAIの提供を約束しています。技術的な性能だけでなく、ユーザーが安心して利用できる信頼性の高いAIシステムの構築を重視しています。 これらの原則により、ROUTE06は人間とAIが協働する理想的な環境の実現を目指しています。

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3. AI Integration AI導入支援サービス

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「AI Adoption Issues(AI導入の課題)」について、生成AI・AIエージェント導入が進まない理由を分析した内容をご紹介いたします。 AI導入における課題は4つの主要カテゴリーに分類されています。 第1に「モデル・ツール選定の課題」があります。これには、特定LLM・ツールに依存する契約・セキュリティ制約、モデル比較・選定に必要な知見・評価基準の不足、OSS・クラウド活用に関する組織ルールの制限が含まれます。 第2に「AIスキル・人材不足」の問題があります。プロンプト設計やRAG、MCP等への技術理解の不足、学習プログラム・リスキル体制の未整備、部門間におけるAIリテラシーの格差が主な要因として挙げられています。 第3に「技術基盤の課題」として、検証環境から本番環境へのスムーズな移行の困難、セキュリティ・ガバナンスに関するノウハウ不足、データ連携・社内アーキテクチャの非対応箇所の多さが指摘されています。 第4に「組織体制の未整備」があり、経営層と現場間の理解・期待値のギャップ、現場・IT・経営層の連携不足と役割分担の曖昧さ、ユースケース定義と推進プロセスの未確立が課題となっています。 これらの課題をまとめると、PoC止まり、スキル不足、ツール制約という共通課題が導入定着を阻んでおり、成果に結びつかない投資となってしまっています。打開の鍵は、最適な支援と環境設計にあるとされています。

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「Case(導入事例)」について、「Acsim」×「AI」で業務フローの構造化から要件設計を高速・高品質に実現する事例をご紹介いたします。 このケースでは、大きく2つの段階でプロセスが進行します。 まず「社内の業務・情報資産などの暗黙知を可視化・構造化」の段階では、お客様保有の情報を活用します。ヒアリングで業務フローを言語化し、Excel・ppt等の業務フローデータや業務マニュアルを収集・整理します。これらの情報はテンプレート参照として活用されます。 次に、AI・DXコンサル統合プラットフォームの中核となるAcsimが、構造化データとして業務設計、画面設計、機能設計、ER図、低忠実度モデル、非機能設計、システム構成などを生成します。同時に、Acsim Docsとして業務フロー、設計仕様書、プロンプト、How toなどのドキュメントを作成します。 続いて「ユースケースに応じた精度高い成果物を迅速に出力」の段階では、要求定義データからフロントデザイン仕様書への変換が行われます。 AI活用により、プロトタイプ生成では生成UIシステムv0やAIコーディングCursorを使用し、ドキュメント生成では対話型生成AI Claudeを活用します。 プロトタイピングセクションでは、データベース構築にsupabase、デモ画面作成にVercelを使用し、現状把握、課題顧客、ソリューション提案を行います。As-is・To-Beの比較や課題把握・ソリューション提案も含まれます。 最終的に、システム設計書として要件定義書・RFPや設計書が生成され、包括的な成果物が迅速に提供されます。 https://service.route06.com/service/acsim

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こちらの画像は、ROUTE06のAIプラットフォームによって生成された実際の成果物の事例を示しています。 画面には複数の種類のドキュメントや分析結果が表示されており、すべて「Generated by AI Platform」として自動生成されたものであることが示されています。 左側には、プロジェクトの全体像を把握するためのビジュアルマップが配置されており、関係者や要素の関連性を直感的に理解できるように設計されています。 中央部分には、ダッシュボード形式の管理画面が表示されており、各種メトリクスやパフォーマンス指標がグラフィカルに可視化されています。これにより、プロジェクトの進捗状況や重要な数値を一目で把握することができます。 右側には、詳細な機能一覧表や要件定義書が生成されており、システムの仕様や機能要件が体系的に整理されています。各項目が明確に分類され、実装に必要な詳細情報が網羅的に記載されています。 さらに右端には、「As-Is・To-Be業務フロー改善分析レポート」が表示されており、現状の業務プロセスと改善後の理想的なプロセスを比較分析した結果が文書化されています。 これらの成果物は、従来であれば複数の専門家が長期間をかけて作成していた内容を、AIプラットフォームが短時間で高品質に生成した実例を示しており、ROUTE06のソリューションの実効性を具体的に示しています。

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4. Professional Service システム開発/コンサルティングサービス https://service.route06.com/

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「Value Proposition(価値提案)」について、ROUTE06の中核的な価値提供内容をご紹介いたします。 同社は「構想止まりで終わらせない、現場主導の"失敗しないDX"」をコンセプトとして掲げ、「現場に根ざした実践知とテクノロジーで、DX構想を確実な成果へと転換」することを目指しています。 企業が直面する課題として、以下の4つの問題を特定しています。 まず、業務の全体像が見えず、属人化した設計になってしまうこと。次に、要件と実装の乖離による手戻りが発生すること。さらに、ROI判断に必要な成果の不明確さがあること。最後に、現場で使われない、または定着しないDXとなってしまうことです。 これらの課題に対し、ROUTE06は3つの提供価値で解決を図ります。 第1に、実践知に長けた社内専門チーム(Biz・UX・Tech)による包括的な支援を提供します。ビジネス、ユーザーエクスペリエンス、テクノロジーの各領域に精通した専門家がチーム一体となってプロジェクトを推進します。 第2に、開発形態に応じた最適解を提案します。ノーコード、ローコード、スクラッチ開発といった様々なアプローチの中から、プロジェクトの要件や制約に最も適した手法を選択し、効率的な開発を実現します。 第3に、エンタープライズレベルでの多業種にわたる導入実績を活用し、実証されたソリューションを提供します。 画面下部には、これらの価値提案を具体化した実際のプロダクトやサービスの画面が複数表示されており、理論だけでなく実際の成果物として価値を提供していることが示されています。

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「Consulting(コンサルティングサービス)」について、要件定義と業務構造化に強みを持つ専門チームによる現場起点のモダンな業務変革推進サービスをご紹介いたします。 コンサルティングサービスは3つの主要フェーズで構成されています。 第1フェーズ「As-Is: 現状把握と課題の抽出」では、業務フローと関係者ヒアリングによる現状の可視化を行います。AIエージェント「Giselle」を活用した事例調査・課題分析を実施し、外部パートナー連携を見据えた実行計画の整理を行います。複雑な業務プロセスや関係者間の相関関係を整理し、問題点を明確化します。 第2フェーズ「To-Be: 業務構造化と実現性設計」では、要件設計ツール「Acsim」を活用した包括的な業務フロー設計を実行します。最新ツール(AI・SaaS・ローコード等)を前提としたROI・実現性検討を行い、PM・エンジニアによる技術観点でのレビューを実施します。理想的な業務プロセスを設計し、実装可能性を技術的に検証します。 第3フェーズ「要求仕様・要件定義の可視化」では、デザインプロトタイプおよび仕様書の策定を行います。「Acsim」・「Giselle」に加え、DB設計ツール「Liam」を活用したシステム要件定義書類の作成を実施します。社内のPM・エンジニア・デザイナーによる要件の品質レビューを行い、実装に向けた詳細な仕様を確定します。 このプロセスにより、構想段階から実装可能な具体的な要件まで、一貫した品質でプロジェクトを推進します。

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「Development(システム開発サービス)」について、スタートアップの俊敏さとエンタープライズの堅牢性を両立する開発支援サービスの提供をご紹介いたします。 同社は「スタートアップの俊敏さとエンタープライズの堅牢性を両立する開発支援サービスの提供」を特徴とし、独自の手法により差別化を図っています。 開発手法は3つの要素の掛け合わせで構成されています。 まず「スタートアップのアジリティ」として、UX・UIデザイン起点の開発、仮説検証型・スピード優先の構成、デザインシステム・コンセプト設計、モダンなフロント・バックエンド技術による迅速な構築を提供します。 次に「エンタープライズの信頼」では、複雑な業務要件・承認フロー対応、大規模ユーザー・高負荷に耐えるシステム設計、規定・セキュリティ要件に準拠した実装およびドキュメント整備、SalesforceやBPaaSとの外部連携を実現します。 そして「ROUTE06ならでは」の特徴として、複雑な業務フローもモダンなUIで実現し、アジャイル・ウォーターフォールの柔軟な選択、Acsim・Giselle・Liamの活用による効率的なAI駆動開発を行います。 提供領域は3つのカテゴリーで整理されています。 機能面では、受注業務システム、データ管理システム、物流業務システム、ECプラットフォームなどの基幹システムを開発します。 業界面では、商社・卸、製造、小売、サービス業など幅広い業界に対応します。 目的面では、デジタル新規事業創出、経営管理高度化、既存事業効率化、パートナーシップ強化など、多様なビジネス目標の実現を支援します。 このように、技術的な優位性と豊富な実績を活かし、お客様の様々なニーズに対応する包括的な開発サービスを提供しています。

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「Track Record(導入・開発の事例)」について、ROUTE06が手がけた具体的なプロジェクト実績をご紹介いたします。 同社は多様な業界の大手企業との協業実績を有しており、5つの主要事例が示されています。 三菱商事との協業では、塩ビ原料向け次世代営業プラットフォーム「step X」を構築しました。サプライヤーから始まり営業業務に至る、当社業務におけるサプライチェーン全体をデジタル化に言及するプラットフォームを開発しています。 また、別の三菱商事案件として、見積・受注プラットフォームも手がけています。鉄鋼業界をはじめとした素材サプライチェーン上の売選業務者向けの取引仲介業務を支援するプロダクトを開発し、事業計画の検証から設計、開発まで一貫して支援しました。 SEIBU SOGO(西武そごう)とは、CHOOSEBASE SHIBUYAプロジェクトで協業しています。そごう・西武の共創型の新200坪において、OMO店舗のデジタル化を達成し、RaaS(Retail as a Service)をカスタマイズして提供しました。 三菱マテリアルとは、E-Scrap取引プラットフォームを開発しました。世界最大級の電気解体と都市鉱山をデジタルでつなぎ、リサイクル事業拡大を支援しています。製錬所へのE-Scrap持ち込みネット取引に必要な手続きをオンラインで実現しました。 White healthcareとは、「あなたの薬箱」プロジェクトで協業し、専門的知見を有する薬剤師が監修した健保加入者向けのOTC医薬品・介護機器販売サイトを構築しました。 なお、本資料の記載事項は、弊社公式のプレスリリース・サービスサイト等で公開済みの内容となっています。

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「Next Step(変革の旅を、ともに。)」について、ROUTE06の今後の展望と取り組み姿勢をご紹介いたします。 同社は「変革の旅を、ともに。」というメッセージのもと、4つの重要な方針を掲げています。 第1に「構想で終わらせないDXを」として、AI駆動の開発支援プラットフォーム「Acsim・Giselle・Liam」を中核に、要件定義から実装・定着まで、一気通貫でDXの推進を支援することを約束しています。単なる企画立案にとどまらず、実際の成果につながるまで責任を持って伴走する姿勢を示しています。 第2に「Vision 2030: AI × SI, Transformed.」というビジョンを掲げ、誰もが「プロダクトビルダー」として活躍できる社会への変革を目指しています。AIの進化とともに、あるべきシステム構築の姿を再定義していくことで、より多くの人々がプロダクト開発に参画できる未来を描いています。 第3に「設計力と技術力で、変化を確かな成果へ」という方針により、変革に挑むすべての組織と伴走し、構想に終わらない、信頼できる「成果の出るDX」を共につくることを宣言しています。技術力だけでなく設計力を重視し、確実な成果創出にコミットする姿勢を明確にしています。 第4に「核心を築き、革新を拓く」として、ともに考え、ともにつくるDXを推進しています。 最後に、具体的なアクションとして、ご相談・ご連絡は[email protected]までとの連絡先を提示し、パートナーシップの構築に向けた積極的な姿勢を示しています。

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Be a Disruptor. Route the Edge Build the Core