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• 中澤敏明 and 黒橋禎夫, “依存関係確率モデルを用い
た統計的句アライメント,” 自然言語処理 = J. Nat. Lang.
Process., vol. 17, no. 1, pp. 99–120, Jan. 2010.
• 概要
語順や言語構造の大きく異なる言語対間の対訳文をアライメントする際
に最も重要 なことは,言語の構造情報を利用することと,一対多もしくは
多対多の対応が生成 できることである.本論文では両言語文の依存構
造木上での単語や句の依存関係を モデル化した新しい句アライメント手
法を提案する.依存関係モデルは木構造上で のreorderingモデルという
ことができ,非局所的な語順変化を正確に扱うことがで きる.これは文を
単語列として扱う既存の単語アライメント手法にはない利点であ る.また
提案モデルはヒューリスティックなルールを一切用いずに,句となるべき 単
位の推定を自動的に行うことができる.アライメント実験では,既存の単語
アラ イメント手法と比較して,提案手法にではアライメントの精度をF値で
8.5ポイン ト向上させることができた.
※以降、図表式論文中より抜粋です。
2014/5/15
長岡技術科学大学 自然言語処理研究室 2014年度 B4ゼミ
文献紹介:依存関係確率モデルを用いた統計的句アライメント