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©2021 Terakoya for tomorrow Inc. 1 株式会社あしたの寺子屋 へのご出資に関するご提案 株式会社あしたの寺子屋 代表取締役社長:嶋本勇介 上士幌町 まなびの広場 2021夏 実践報告レポート 主催:上士幌町教育委員会 受託:株式会社あしたの寺子屋

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©2021 Terakoya for tomorrow Inc. 2 まなびの広場とは まなびの広場で行ったこと まなびの広場に込めた想い まなびの広場の参加スタッフ 当日の様子 生徒アンケート 1 2 3 4 5 6 目次

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©2021 Terakoya for tomorrow Inc. 3 01-まなびの広場とは まなびの広場とは、上士幌町の中高生が、自身の将来・進路の選択肢を広げたり、勉強も含めた 進路の実現方法を、普段出会わない大学生・社会人たちと相談して、深めることができる期間限定 の中高生の居場所です。今夏は、7/26-8/6の期間で開催されました。 (※冬休み期間中にも10日間程度で実施予定。詳細確定次第、町内へご案内いたします。) 生徒達は、スタッフと一緒に、学校の勉強や、悩み相談、スタッフとの対話など、様々な 「まなびの広場でできること」の中から、自分が今日何をしたいか?を選んで時間を使います。 大学生などの少し先輩と 出会い、自分の話を聞いて もらったり、新しいことを 知る機会がない…。 町内に塾が無いので、 夏休み期間中だけでも 勉強のサポートをして 欲しい…。 地域の声① 地域の声②

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©2021 Terakoya for tomorrow Inc. 4 02-まなびの広場で行ったこと 目標設定と振り返り 1 学習サポート 2 大学生との対話 3 まなびの広場に来たら、 「今日は何をやろっか?」 とスタッフとの対話の中で 目標を決めて文字にします。 帰宅時には、その振り返りを スタッフと一緒に行いました。 黙々勉強するのも、 分からないところを大学生や 塾講師経験のある社会人に聞く のもアリです。 それぞれのペースで、宿題や 勉強を進めました。 スポーツ・勉強・遊び・音楽… 様々なテーマでスタッフから話しか け、信頼関係をつくりました。 日常の悩みや、自分が考えている 将来のことといった友人には打ち 明けにくいテーマなどについても、 スタッフと話すことができました。 中高連携企画 4 上士幌高校の生徒会執行部の皆さん が、中学生に「上士幌高校の学校祭 の雰囲気を知ってもらいたい!」と の思いをもって、気球をモチーフに したフォトスポットを、中学生やス タッフと一緒に作成・展示してくれ ました。

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©2021 Terakoya for tomorrow Inc. 5 02-まなびの広場で行ったこと ワークショップ 5 少し先輩のスタッフ・講師の人生や得意なテーマを活かした授業 を受けられる時間を毎日1時間程度つくりました。生徒達にとって は、仲良くなったスタッフの歩んできた人生から、自分の生き方 や将来を考えてみるきっかけになりました。 <実施したワークショップのタイトル> ◼ 独学で慶応大学に合格した学生による学習計画の立て方講座 ◼ 大学生と課外活動 大学に行くとは? ◼ スポーツを「学ぶ」とは? ◼ 英語が広げた世界 ◼ 暮らしを共にする「シェアハウス」とは? ◼ ドローンで学ぼう! ◼ 島での高校生活と東京での大学生活 ◼ 「見ること」と「聞くこと」 ◼ 社長の仕事って? ◼ ピタゴラスイッチをつくってみよう! ◼ オリジナル教材編集(パラパラ漫画・クイズ・カルタ)

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©2021 Terakoya for tomorrow Inc. 6 出会いに満ちた非日常を 日常に接続する 6 生徒のみなさんに「こんな世界もあるんだ!」と 自分の生きる世界の選択肢を広げてもらいたい。 そして、どうやったらそんな生き方ができるんだろう? それを考えてもらいたい。 そんな経験ができる非日常な10日間がきっかけとなって、 夏休み明けの生徒の皆さんの日常が、すこし明るく 変わっていくような場を目指して、企画をしました。 “ 03-まなびの広場に込めた想い

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©2021 Terakoya for tomorrow Inc. 7 03-まなびの広場に込めた想い 今年度の夏のまなびの広場事業において、最も重視したことは、「中高生の『世界』を広げる」 こと、そして「まなびの広場という非日常の出会いを日常に接続すること」でした。 それらを達成するためのひとつとして、全国から集まった大学生や社会人との出会いを通して、 言葉や考え方などたくさんのことを「シャワー」のように中高生に浴びせる一方で、学習支援や 目標設定・振り返りのサポートなど、日常の生活により根ざした力をつけることも意識しました。 同時に、冬も見据えた事業という中で、まずは我々外部のスタッフと中高生との信頼関係を丁寧に構築し、 中長期的かつ継続的な教育プログラムを実施するための第一歩となることを目指しました。 阿曽沼 陽登 (株)あしたの寺子屋 体験設計 執行役員 『こうありたい』自分を見つける「まなびの広場」 「令和の日本型学校教育」の姿を「全ての子供たちの可能性を引き出す、個別最適な学びと、協働的な学び」と した答申が中央教育審議会から出されました。予測困難な未来に向かう子どもたちにとって不可欠なことは、どん な未来が訪れても、どんなに答えが出なくても自身の可能性を限定しない「こうありたい」自分・社会を描き、確 かな一歩を踏むことだと思います。 「あしたの寺子屋」は、こうした想いを昼夜問わない企画会議を経て、中高連携プログラムや社会人・大学生と の対話の機会を実現しました。今後、「まなびの広場」が「みんなの広場」につながり、中学校や高校での発展的 学習に結びつくことを期待しています。 小堀 雄二 上士幌町教育委員会教育長

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©2021 Terakoya for tomorrow Inc. 大学生スタッフ 社会人スタッフ 8 04-まなびの広場の参加スタッフ 嶋本 勇介 (株)あしたの寺子屋 代表取締役社長 山田 佳介 (株)あしたの寺子屋 執行役員 阿曽沼 陽登 (株)あしたの寺子屋 執行役員 橋新 功一 (株)あしたの寺子屋 スタッフ 星 功基 ワークショップ講師 安田 涼 現地スタッフ 野村 咲季 小樽商科大学 辰巳 怜 北海道大学 遠田 悠也 北海道教育大学 岩見沢校 鈴木 うらら 北海道教育大学 札幌校 西澤 七海 上智大学 南 小春 慶応義塾大学 他、上士幌町教育委員会の皆様

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©2021 Terakoya for tomorrow Inc. 9 05-当日の様子(中学校ワークショップ) 9 9 9 自分たちの将来就きたい仕事は? どんな人生を歩んでみたい?という テーマについて、スタッフと中学生で 一緒に考えました。

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©2021 Terakoya for tomorrow Inc. 10 05-当日の様子(中学校ワークショップ) 10 10 10 中学校で開催したことで、 教員の皆さんが見学して下さったり、 20名近くの中学生が学年の枠を超えて 同じテーマを考えることができました。

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©2021 Terakoya for tomorrow Inc. 11 05-当日の様子(会場全体の様子) 11 11 11 1人で勉強するもよし。 友達や大学生と勉強するもよし。 進路などの相談をするのもよし。 1つの空間で色々な過ごし方が実現しました。

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©2021 Terakoya for tomorrow Inc. 12 05-当日の様子(学習サポート) 12 12 中々答えが出なくても、嫌な顔一つせずに 真剣に教えてくれた 友達と勉強しつつ、大学生の人達と コミニュケーションとりながら勉強を できたのがよかった。 “ “ (参加生徒の感想)

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©2021 Terakoya for tomorrow Inc. 13 05-当日の様子(学習サポート) 13 13 13 数学や世界史で理解するまで一緒に考えてくれて 教えてくれて、ほんとにありがとうじゃ 収まんないくらいありがとうございます。 “ “

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©2021 Terakoya for tomorrow Inc. 14 05-当日の様子(学習サポート) 14 14 14 友達と楽しみながら勉強できた、過去の 入試問題などを大学生と一緒にとけた。 家で勉強するよりもはかどったし、スタッフの 質問への対応がわかりやすかった。 “ “

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©2021 Terakoya for tomorrow Inc. 15 05-当日の様子(ワークショップ) 15 15 15 大学生と関わる機会がないし、大学生からの 見方や考え方についてのいろんな話を聞いて、 多様性があることが面白かった。 “ “

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©2021 Terakoya for tomorrow Inc. 16 05-当日の様子(ワークショップ) 16 16 16 初めて聞く言葉(シェアハウスなど)を聞いて 知らなかった世界を知り選択の幅が広がった。 自分の可能性を自分で定義しないことは、 自分にとっても大事だと思った。 “ “

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©2021 Terakoya for tomorrow Inc. 17 05-当日の様子(ワークショップ) 17 17 17 まじでそうなんだっけ?って疑ってみる話を 聞いて、周りの人たちが言っていることだけが 正しい訳では無いと言うことに気付けました。 こんな大学生と出会えたから、 上高に進学してよかったって思います! “ “

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©2021 Terakoya for tomorrow Inc. 18 05-当日の様子(ワークショップ) 18 18 18 ピタゴラスイッチはほんとに最高でした。 成功した時これは家宝並みの宝物だと思いました。 ほんとに嬉しすぎました。 “ “

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©2021 Terakoya for tomorrow Inc. 19 05-当日の様子(スタッフとの対話) 19 19 19 一緒に遊んだりして大人の考え方や行動が よくわかって色んなことを学べた。 真剣に進路の話をできたし、部活のことや 悩み相談を聞いてくれて嬉しかった。 “ “

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©2021 Terakoya for tomorrow Inc. 20 05-当日の様子(スタッフとの対話) 20 20 20 大学に進学したらどんな事を学べるのか 知りたくなった。 「どうせ、自分だから。」と大人に言われ 続けたけど、大学生の話を聞いて年齢とか 場所は離れていても挑戦し続けている人が いる、と知って自分も頑張りたいと思った。 “ “

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©2021 Terakoya for tomorrow Inc. 21 05-当日の様子(スタッフとの対話) 21 21 21 凄い人なのにとても喋りやすかった 大学生の皆さんが色々なことをやっていて ほんとにすごいなと思って羨ましいな、 こんな人になりたいなって思いました。 “ “

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©2021 Terakoya for tomorrow Inc. 22 06-生徒アンケート(まとめ) 勉強に対する理解度だけでなく、当初予定していた世界を広げ、それを どうやって実現するかを考える時間を、多くの生徒に対して創ることができました。 “ 勉強に対する理解度は 増えましたか? 81% “ 将来のことを考える きっかけがありましたか? 72% “ もっと知りたい/やりたい ことに出会えましたか? 72% “ また来たい!と 思える場でしたか? 92%

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©2021 Terakoya for tomorrow Inc. 23 06-生徒アンケート(勉強) 勉強に対する楽しさや理解度が、多くの生徒で増えました。 15% 42% 初日 最終日 勉強を「楽しい・とても楽しい」 と答えた生徒の割合の変化 27% の上昇!! 勉強に対する楽しさは 増えましたか? 勉強に対する理解度は 増えましたか? 70% の生徒が増えた/ とても増えたと回答 81% の生徒が増えた/ とても増えたと回答

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©2021 Terakoya for tomorrow Inc. 24 06-生徒アンケート(楽しさ) 「まなびの広場」は楽しかったですか? とても楽しかった 楽しかった どちらでもない 89% (楽しかった理由の一例) ◼ 色んな人と喋れて、楽しかった。 ◼ 大学生とたくさん色んなことを喋れてたくさんの 大切な事を学べたから。 ◼ たくさん話しかけてくれたり、楽しい話を してくれたので会話も勉強も楽しく取り組めた。 ◼ 大学生と一緒に勉強するのが楽しかった。 ◼ 初めて聞く言葉(シェアハウスなど)を聞いて 知らなかった世界を知り選択の幅が広がったから。 多くのスタッフと対話したり、一緒に勉強できたことから、 約9割の生徒が楽しかったと回答しました。

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©2021 Terakoya for tomorrow Inc. 25 06-生徒アンケート(スタッフとの交流) とてもあった あった どちらでもない なかった 83% ◼ 自分の昔の話(高校の時など)の話をしてくれたこと。 ◼ 一緒に遊んだりして大人の考え方や行動がよくわかって 色んなことを学べた。 ◼ 一緒に難しい問題に挑戦したこと。 ◼ これまでやったことのなかった、PCを使ったゲーム作り (プログラミング)をさせてくれたこと。 ◼ 大学の話や、海外で実際に英語を使ったときの話を してくれたこと。 ◼ 一人暮らしの話をした時に沢山笑ったことです! ◼ 真剣に進路の話をできたことです。 大学生・社会人と話して、 特に印象に残っていることは何ですか? 様々な経験を持つスタッフが、生徒一人ひとりにあわせた話をすることで、 信頼関係を構築し、進路や悩みなどの真剣な話もできるようになりました。 スタッフは声を掛けやすかったですか?

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©2021 Terakoya for tomorrow Inc. 26 06-生徒アンケート(勉強) ワークショップなどから、新しく知ったことや、もっと知りたいと思うことに 出会った結果として、多くの生徒が将来のことを考えるきっかけになりました。 67% 72% 初日 最終日 将来のことを考えるきっかけがあった と答えた生徒の割合の変化 5% の上昇!! 新しく知ったこと や考え方は ありましたか? もっと知りたい/ やりたいと 思えることに 出会えましたか? 72% の生徒が 「あった」と回答 72% の生徒が 「出会えた」と回答

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©2021 Terakoya for tomorrow Inc. 27 06-生徒アンケート(次回への期待) また来たい!と思える場でしたか? 強くそう思う そう思う どちらでもない 92% ◼ 勉強をする場でもあるが大学生や大人の方々の話が 面白いし、積極的に話しかけてくれて楽しいから! ◼ 家で勉強するよりも、はかどったし分かりやすかった。 ◼ 大学生や社会人の話を直接聞けて幅広いジャンルを 知ることが出来る。小さなことも話しやすい。 ◼ 一人一人違う意見が聞けるし、知らない人との コミュニケーションが大切だと改めて思ったからです! ◼ スタッフさんの壁のない接し方や、丁寧な指導等の クオリティが高いから。 ◼ 初めて1週間しか一緒にいない人と離れるのが悲しいと 思ったし泣いてしまうくらいの人と出会えたから。 様々な大学生との楽しく・学びのあるコミュニケーションを期待して、 「また来たい!」と9割程度の生徒が回答しています。

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©2021 Terakoya for tomorrow Inc. 28 06-生徒アンケート(参加者情報) 43 13 2 3 上士幌中学校 上士幌高校 士幌中学校 上士幌高校以外の高校 参加者 61名 16 9 20 10 1 5 中1 中2 中3 高1 高2 高3 学校 学年 参加者 61名

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©2021 Terakoya for tomorrow Inc. 29 子どもたちの”あした”を、 一緒につくっていきましょう。 お問い合わせや、ご意見ご要望は、 株式会社あしたの寺子屋まで。 [email protected]