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マネーフォワードMEにおける
Jetpackの活用事例
2019/08/19 (Mon.)
Bonfire Android #5
@syarihu
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Taichi Sato (@syarihu)
● 株式会社マネーフォワード
○ Androidエンジニア
○ TechBooster
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Android Jetpack
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Android Jetpack
● 高品質のAndroidアプリを開発者が簡単
に作成するための一連のライブラリ、ツー
ルおよびガイダンス
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Android Jetpack
● Jetpackの各コンポーネントは個別に導
入できる
● 生産性を高めるためのKotlin言語機能が
利用されており、うまく組み合わせて使用
する
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AndroidX
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AndroidX
● Jetpack内でのライブラリの開発、テス
ト、パッケージ、バージョン管理、リリース
に使用されているオープンソースプロジェ
クト
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AndroidX
● v28で終了したSupport Libraryを大幅に
改良している
● Support Libraryのパッケージは
androidx.* にマッピングされた
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https://developer.android.com/jetpack/androidx/migrate/artifact-mappings
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AndroidX
● AndroidXのパッケージはすべて
androidx.* パッケージで構成され、
Support Libraryと同様にPlatform APIか
ら独立している
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AndroidX
● すべてのAndroidバージョンで可能な限り
一貫して動作する機能を提供する
● Support Libraryとは異なり、AndroidXの
パッケージは個別に管理され、更新され
る
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https://developer.android.com/jetpack/androidx/versions
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AndroidX
● Support Libraryの新規の開発はすべて
AndroidXライブラリ内で行われる
● 元のSupport Libraryアーティファクトのメ
ンテナンスや新しいJetpackコンポーネン
トの導入も含まれる
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AndroidXに移行する
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AndroidXに移行する
● Android Studioにあるマイグレーション
ツールを利用して移行する
○ Refactor -> Migrate to AndroidX
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No content
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AndroidXに移行する
● マイグレーションツールは機械的にパッ
ケージをすべて置き換えてくれるが、いく
つかの問題がある
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AndroidXに移行する
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AndroidXに移行する
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AndroidXに移行する
パッケージフルで参照されてしまう
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AndroidXに移行する
● このまま放置してしまうと、見つけたら都
度修正する手間が発生し、PR毎に関係
の無い差分ができてしまう
➢ すべて手動で修正することで、ほぼ
import文の差分だけになった
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AndroidXに移行する
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AndroidXに移行する
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AndroidXに移行する
うまく置き換わらない
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AndroidXに移行する
android.support.design -> com.google.android.material
android.support.v7.appcompat -> androidx.appcompat
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AndroidXに移行する
● AndroidXが登場してから結構経っている
ので、OSSも既にAndroidX移行が
完了しているケースが多い
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AndroidXに移行する
● プロジェクト内で利用しているOSSをすべ
てAndroidX対応のバージョンへ
上げたほうがよい
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Jetpackを利用した設計に
置き換える
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● 新しい設計を一気にすべて適用するのは難
しい
● 必要なライブラリを導入できたら、UI刷新や
リファクタ時などに画面単位で新しい設計を
適用していく
Jetpackを利用した設計に置き換える
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Jetpackを利用した設計に置き換える
● 2018年6月ごろに手入力画面のUIを全面的
に刷新することになった
● 新しい設計を適用する良い機会だったの
で、新しい設計でリファクタすることにした
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1. Dagger2の導入
2. JetpackのViewModel, LiveDataを導入
3. 手入力画面を実装
Jetpackを利用した設計に置き換える
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● チームメンバーには新しい設計を適用した
画面のコードを見ながら説明
● 新卒のメンバーには、ある画面をリファクタ
する際にペアプロすることで理解を深めても
らった
Jetpackを利用した設計に置き換える
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Jetpackを使った機能の例
手入力画面編
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No content
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● 電卓部分を別のFragmentにして、
計算ロジックはViewModelへ
● 電卓のViewModelでは計算結果などを
LiveDataに流す
● ViewModelのスコープはActivityにする
Jetpackを使った機能の例
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● 手入力画面の各項目の入力画面は別の
Fragment
○ 電卓のViewModelのスコープはActivity
○ 電卓のViewModelのLiveDataをobserve
するだけ
Jetpackを使った機能の例
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https://sh.syarihu.net/2Z6DdoM
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Jetpackを使った機能の例
課金機能編
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● マネーフォワードMEでは3月に年額課金を
リリースした
Jetpackを使った機能の例
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● 月額課金はAIDLによって実装されており、
新しく実装するのであればPlay Billing
Libraryを使って実装するべきだと判断し、リ
ファクタすることにした
Jetpackを使った機能の例
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● Play Billing LibraryはBillingClientと呼ばれ
る抽象クラスを介してPlay Billingと連携し、
課金機能を提供する
● Play Billingの接続や接続解除などの処理
を毎回実装するのは手間がかかる
Jetpackを使った機能の例
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● JetpackのLifecycle, ViewModel, LiveData
を活用してBillingClientの処理を実装するこ
とにした
Jetpackを使った機能の例
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● JetpackのLifecycle, ViewModel, LiveData
を活用することで、BillingViewModelを使え
ばどの画面でも簡単に課金機能を
実装できるようになった
Jetpackを使った機能の例
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https://sh.syarihu.net/2TGyGZb
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https://sh.syarihu.net/2HdmZUO
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Jetpackを使った機能の例
入出金履歴編
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● マネーフォワードMEでは2019年8月の
リリースで入出金がボトムナビゲーションに
追加された
Jetpackを使った機能の例
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● 入出金のボトムナビゲーションでは、
新着の入出金があった場合にバッジをつけ
る必要がある
● 入出金に何か変化が合った場合は履歴
一覧を更新する必要がある
Jetpackを使った機能の例
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ややこしい…
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● 入出金履歴画面に戻ってきたときに更新し
てくれるように更新リクエストを送りたい…
Jetpackを使った機能の例
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● RxJavaのBehaviorProcessorとLiveDataを
組み合わせて使うことにした
Jetpackを使った機能の例
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● これで別の画面にいても更新リクエストを行
うことができ、入出金履歴に戻ってきたタイ
ミングでLiveDataをobserve
することで履歴が更新される
Jetpackを使った機能の例
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● ボトムナビゲーションのバッジも似たような
処理でリクエストを送り、LiveDataにリクエ
ストが流れてくればバッジが
更新されるようになった
Jetpackを使った機能の例
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Jetpackを利用して
1年経った今
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● マネーフォワードMEではViewModelや
LiveData、Lifecycleを設計に適用してから
1年ほど経った
Jetpackを利用して1年経った今
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● 新しい設計を入れてから、古い機能を刷新
して新しくする機会が多かった
● 設計を適用するためにリファクタするといっ
たことをしなくても、多くの部分に新しい設計
を適用することができている
Jetpackを利用して1年経った今
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● Dagger2を使ったDIによりViewModelを
injectすることで自然とViewとロジックが分
離し、テストも書きたいときに書けるように
なった
Jetpackを利用して1年経った今
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おまけ: Kotlin率
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No content
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宣伝
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https://moneyforward.connpass.com/event/140296/
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● 2019/08/23 (金) 13:00 ~ 17:30
● マネーフォワードのサービス開発に関する技術や
手法だけでなく、スタンスや想いを共有する場です
● 私も入社してから今までのマネーフォワードの
Androidエンジニアとしての活動をお話します
Money Forward Developers’ Stories
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ありがとうございました