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地図で広がる都市の未来像: Geolonia のデータ連携基盤とスマートシティ構想 2025年2月 株式会社 Geolonia

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3 「貞子」で有名な小説「リング」シリーズは、 実はデジタルツイン「ループ」の中での出来事であることが完結編で明かされます。

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現実世界のすべてをデジタルデータとして構造化し、 Geolonia の Vision Geolonia は、デジタルツインを構築することを Vision として掲げる企業です。 (もちろん貞子は出てきません!) 持続可能社会の実現に貢献する。

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5 Government as a Platform(GaaP) 「Government as a Service」 「Government as a Startup」 デジタル庁が掲げるビジョン 「減らせない社会インフラ」+「人口減少」「多死社会」「労働力不足」を解決するには、 行政サービスは GAFAM のようなプラットフォーマーを目指すべき 例: 「住民票」が引越事業者と API 連携しており、 市民が引っ越しを依頼すると住民票の移転も完了 行政サービスの多くが今後 API 化していく?

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6 Geolonia が目指すデジタルツインとは? 3Dか2Dか?のような可視化を前提とした議論についてはそれほど重視していません。 なぜなら現実社会は、可視化できないデータで成り立っているから 気象、環境、交通量、地形、幸福度、IoTセンサーなどの あらゆるデータを API 化して データ連携を実現していく

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7 地理空間データ連携基盤 スマートシティリファレンスアーキテクチャ別冊 「地理空間データ連携基盤」 ● 2024年9月に内閣府が公開 ● 弊社が執筆協力 高松市によるデジタル田園都市国家構想事業の事例をベースに、地 理空間情報のデータ連携を行うための基盤について解説している。 地理空間情報を連携させるためのエコシステムづくりを想定

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8 空間 ID (4次元時空間情報連携基盤) 空間 ID 付与のアルゴリズムは国土地理院と弊社が考案 デジタルツインのための ID システムとしてデジタル地図の仕組みをベースに設計 空間 ID とは ボクセル内の デジタルツイン

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9 コンセプト ● デジタルツインに資するデータを API 連携させるには、データのサイズを減らすために「関心があ る場所」を指し示すことができる必要がある。 → これがタイル番号であり、空間 ID の基本コンセ プト ● 既存のデジタル地図の仕組みを API として利用することを想定しており、たとえば地理院地図ベク ターを今すぐに API として利用することが可能。 ● 空間をオブジェクト化し、メタデータ(プロパティ)をアサインするためのオープンな仕様を共通 ライブラリで定義。 const space = new Space(<空間 ID>) (共通ライブラリによる空間オブジェクトの定義) 【コードがわかる方へ】この space オブジェクトに、地形や天候、センサーデータ等がプロパティとして セットされている状態をぜひ想像してみてください。 → これこそデジタルツインではないか?

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94.5兆円 10 データフォーマット ベクトルタイル データ PNG 拡張子 PBF PNG データの保存方法 拡張 GeoJSON 画像 (数値データをRGB値として保存) ユースケース 道路、建物などの地理空間情報 標高、天候などの数値データ 特徴 ● 点や線、ポリゴンなどを扱うことに向いてい る ● グラデーションがあるデータは苦手 ● データ量によってファイルサイズが増える ● 標高、風向など、グラデーションがあるデー タに向いている ● ファイルサイズが一定である ● 点や線、ポリゴンを扱うのは苦手 主にベクトルタイルかデータPNGを想定 その他にも GeoJSON もファイルフォーマットとして有力

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11 システム構成例 A社: 気象データ(データ PNG タイル) B社: 人流データ(ベクトルタイル) 自治体A: センサーデータ(ベクトルタイル) 国土地理院: 地形データ(データ PNG タイル) (例) 防災システム 空 間 I D で リ ク エ ス ト 中央に連携サーバーがあるのではなく、アプリケーションや都市OS等でデータを連携させる想定

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12 事例紹介 - 香川県高松市 高松市が保有する各種地理空間情報やセン サーデータなどを「地図 API」として整備 ● デジ田の事業の中では異例の20以上の連 携アプリケーションが誕生 ● 消防、警察など組織をまたがったデータ 連携を実現 関連する省庁からも高く評価していただいて おり、内閣府、国交省、デジタル庁などとの 連携プロジェクトも進行中

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13 従来のハザードマップ

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14 高松マイセーフティマップ 住宅ごとに ● 複数の災害リスクをまとめて表示 ● 侵水深、継続時間、標高を丸めずに表示

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15 今後の展望 - Well-Being 指標との連携 デジタル庁は、スマートシティ事業の KPI を地域幸福度とすることを推奨(?) 人流データのメタデータとして、 Well-Being の主観指標のデータを連携することを 自治体と検討しています。 EBPM を実現するための 革新的なソリューションになると期待

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16 今後の展望 - 連携パートナーを募集! 地理空間情報やセンサーデータの共通スキーマを 作りたいと思っています! ぜひ一緒に 構築していきましょう!

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ありがとうございました! 出資及び協業に関するお問い合わせをお待ちしております。 https://geolonia.com/ 担当: 宮内 隆行 [email protected]