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それでは、お時間となりましたので、セミナーの⽅、始めさせていただきま す。 本⽇は貴重なお時間をいただき、まことにありがとうございます。 本セミナーでは、「ローコード開発とOracle APEX」と題しまして、ローコー ド開発についての説明と、Oracle社の製品であるOracle APEXのご紹介をさせて いただきます。 1

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本⽇のアジェンダになります。 最初に、ローコードとは?と題しまして、最近のトレンドであるローコード 開発プラットフォームについて、ご紹介いたします。 続いて、Oracle社の製品である、Oracle APEXの紹介として、概要のご説明をさ せていただきます。 Oracle APEXに含まれるコンポーネントや機能については、実際にOracle APEX を使ったアプリケーション開発作業を⾒ていただきながら、説明していきま す。 製品⾃体についての説明の後、実際に利⽤されている場⾯である、事例や、 Oracle APEXの学習⽅法をご紹介し、 最後にまとめと、させていただきます。 2

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それでは最初のトピックである、ローコード開発について紹介させていだき ます。 3

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ローコードの定義について、Wikipediaを参照すると次のような定義になって います。 ⼤まかには、 GUIでアプリケーションを作成する。 少ないコーディング量、つまりプログラムの⾏数が少なくて済む。 あまり、プログラミングのスキルを必要としていない。 インストールや学習といった事前の準備も少なくて済む。 そういったものだと、紹介されています。 4

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独⽴系調査会社のForrester社による定義はもっと簡単です。 ハンド・コーディング、⼿作業でプログラムを書く、ということですね、 それが最低限で、事前のセットアップ、トレーニング、デプロイメントが少 なく、アプリケーションを素早く提供できるプラットフォーム、が ローコード・プラットフォーム、ということになります。 5

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ローコード開発と、より伝統的なアプリケーション開発⼿法、ここではスク ラッチ開発としましたが、コードを書くという、やり⽅ですね、それを⽐較 したアナリストのコメントです。 Forresterでは、ローコードでの開発は、トラディショナルな⼿法より10倍早 く開発を進められる、とコメントしています。 Gartnerは、2024年には、アプリケーション開発の半分以上が、ローコードの ⼿法による開発になるだろう、と予想しています。 職業プログラマと市⺠開発者の双⽅にとって、開発の短期間化というメリッ トと同時に、⽣産性も向上すると、コメントしています。 ここでCitizen Developer、市⺠開発者という単語がでてきています。 ⽿慣れない単語かもしれませんが、アプリケーション開発を本職としている 職業プログラマーではなく、 例えば本職は研究事務であったり、医療事務であったり、という職務であり 6

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ながら、⾃分の仕事の効率をあげるためにアプリケーションを開発する⼈た ちを指しています。 6

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ローコードでのアプリケーション開発の利点は、ここでリストしているよう に沢⼭あります。 ローコード開発プラットフォームは、テスト済みのフレームワークとして多 数のコンポーネントを、あらかじめ提供しています。 利⽤者は、そのコンポーネントを使った上でアプリケーションを作成します。 出来上がっているコンポーネントを使うわけですから、それについてのコー ドはしませんし、テストも不要です。 ですので、開発期間も短く、品質も担保されます。習得も容易です。 すでに作成済みのコンポーネントを使⽤するので、確かに作成できるアプリ ケーションには制限がでてきます。 しかし、最近のWebで使えるアプリケーションは、⼤体が似たようなユー ザー・インターフェースになっていると思いませんか? 7

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そういった標準的に使われるものがコンポーネントとして提供されていて、 それを使ってアプリケーションを作成すると、標準的なユーザーインター フェースを持ったWebアプリケーションを簡単に作ることができます。 7

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では、そのようなローコード開発プラットフォームである、Oracle APEXのご 紹介をさせていただきます。 8

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Oracle APEXを⼀⾔で説明すると「データベースで動作するWebアプリケー ション開発フレームワーク」です。 最⼤の特徴を3点、ご紹介します。 (左の図) Oracle APEXを使って、デスクトップ向け、および、モバイル向けのWebアプ リケーションを作ることができます。 (真ん中の図) データベースに蓄積されたデータを使ったレポート、フォーム、チャート、 カレンダーなどを、素早く作ることができます。 (右の図) IT技術者はもちろん、IT技術者でなくても、少しのSQLの知識があれば、アプ リケーションを作り始めることができます。 さらに、Oracle APEXはOracle Databaseが提供する機能の多くを利⽤することが 9

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できます。 9

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Oracle APEXの特徴になります。 (左の図) Webブラウザだけでアプリケーションの開発を⾏うことができます。特別な クライアント・ソフトウェアは不要です。Chromebookでも問題ありません。 タブレットを開発に使⽤するには、画⾯が⼩さめなのと、キーボードとポイ ンティング・デバイスは開発には必要で、それらを繋げないと、ちょっと難 しいかもしれません。 (真ん中の図) 次にローコード開発プラットフォームとしての、技術⾯での特徴なのですが、 Oracle APEXでのアプリケーションは、⾊々な設定情報の集まりで、オラクル データベースにそれらが保存されています。 ファイルへのコード⽣成やコンパイルは⾏いません。つまり、アプリケー ションの変更は、すぐに実⾏中のアプリケーションに反映されます。 10

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(右の図) 最後に、すべてのページの処理はデータベース内でのデータ処理として⾏わ れます。 オラクル・データベースで実⾏されるPL/SQLで記述されたプログラムによっ てページが⽣成されています。 したがって、すべてのデータはデータベースのメモリを有効に使って、⾮常 に効率的にHTMLのページが⽣成されます。つまり、とても⾼速に画⾯表⽰が ⾏われます。 10

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Oracle APEXの⾼い⽣産性の例です。 ここでは、スプレッドシート形式でのデータ編集を⾏うアプリケーションを、 例にとっています。 Oracle APEXでは、記述するコードは、1⾏のSQLのSELECT⽂です。 対して、スクラッチ開発は、グリッド編集を⾏うWebコンポーネントを使っ て、Oracle Databaseのデータを編集するアプリケーションを作成するのに、 600⾏を超える程度のコーディングが必要でした。 Oracle APEXでは、Webコンポーネントとデータベースを繋ぐための、コード を書く必要はありません。 このように、データを主に扱うアプリケーションでは、Oracle APEXは20倍の 速さ、100分の1のコード量で、アプリケーションを開発できると考えていま す。 11

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Oracle APEXがどのように利⽤されているかの例です。 Oracle APEXは幅広い業界で、様々(さまざま)なビジネス上の問題を解決す るために使⽤されています。 (Click - 左の図) ⼀般の従業員、パートナー、顧客といったエンド・ユーザーを対象とした、 簡易アプリケーションや、セルフ・サービスのアプリケーションを素早く開 発することにより、変化の激しいビジネス上の要件にいち早く追従できます。 (Click - 真ん中の図) パッケージ・ソフトウェアを既存のビジネスプロセスと統合するため、およ び、組織が持つ特別な要件を満たすための拡張を⾏うために使われています。 (Click - 右の図) スプレッドシートやMS AccessによるアプリケーションをWeb化することに よって、複数のユーザーが同時に使⽤できる、安全な、アプリケーションを 構築することができます。 その他、レガシーなクライアント・サーバー型のアプリケーションのWeb化 12

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にも使⽤されています。 12

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Oracle Databaseは、アプリケーション開発に活⽤できる、多くの機能を提供し ています。 機械学習、リアルタイム分析(インメモリ)、IoT(Fast Ingest – Kafka)、グラフ分 析(RDF)、ドキュメント(Text)、スペーシャル、やブロックチェーンといった機 能がOracle Databaseに含まれています。 そして、Oracle Databaseが稼働していれば、追加の構成作業をすることなく、 すぐに利⽤可能です。 Oracle Databaseは、アプリケーション開発のプラットフォームとしても利⽤で きます。 そして、これらの機能はOracle APEXから、そのまま利⽤することができます。 13

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Oracle APEXで開発したアプリケーションはレスポンシブ・デザインが採用さ れているため、追加のコーディングなしで、デスクトップからスマートフォ ンまでの、あらゆるデバイスの表示に対応しています。 14

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Oracle APEXは2004年に製品として初めてリリースされ、今まで多くの機能拡 張が⾏われてきました。その間、過去に作成したアプリケーションの互換性 も維持されています。 Oracle社はOracle APEXを、今後も開発を継続していくことをコミットしていま す。 15

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Oracle APEXは、すべてのOracle Databaseで、追加コストなしで利⽤することが できます。 その対象には、Enterprise Editionはもちろんのこと、Standard Edition、さらに はExpress Edition、つまり無料で利⽤可能なOracle Databaseも含まれます。 Oracle Database⾃体がサポート対象であれば、その上で動作するOracle APEXも サポートされます。 発⽣する費⽤は、データベースのライセンスであったり、クラウドのサブス クリプションですので、Oracle APEX⾃体では、その開発者数、エンドユー ザー数、アプリケーション数に関わらず課⾦はされません。 Oracle Cloudが提供する、すべてのOracle Databaseのサービスで、利⽤可能で す。 また、オンプレミス、Oracle Cloud、さらには他社のクラウドであっても、 Oracle Databaseが動いてさえいれば、その上でOracle APEXを利⽤することがで きます。 16

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Oracle APEXはOracle社が提供しているデータベースのフルマネージド・サービ スであるAutonomous Databaseにて利用可能です。 また、Autonomous DatabaseはAlways Freeのサービス、つまり、期間の制限な く無料利⽤が可能なサービスも含まれているため、お⾦の⼼配をせずに始め ることができます。 17

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Oracle APEXの利⽤状況のまとめになります。 世界の127ヵ国で、5万以上の顧客が、簡単なものから複雑なものまで、様々 なアプリケーションをOracle APEXを使って開発し、利⽤しています。 開発者は50万⼈で⽇々増加しています。 作成されたアプリケーションの数は220万以上、1⽇当たりに開発される、新 規のアプリケーション数は3000以上、 新規のインストールは数百という単位になっています。 18

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Oracle APEXに含まれる主要なコンポーネントについて、⼤まかに説明してい きます。 20

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こちらは、Oracle APEXの開発環境にログインした直後に表⽰されるページ、 つまり、ホーム・ページになります。 このページは、 Webアプリケーションを開発する機能である、アプリケーション・ビルダー データベースに含まれるオブジェクトのメンテナンスを⾏う、SQLワーク ショップ アプリケーション開発のライフサイクルを管理する、チーム開発 標準で添付されているアプリケーションの⼀覧である、アプリケーション・ ギャラリ といった機能を提供する統合開発環境(IDE)の⼊り⼝になっています。 (21.1以降はアプリケーション・ギャラリはなくなり、サンプルはGitHubから 提供される予定)。 21

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開発者による作業の⼤半は、アプリケーション・ビルダーを使った、アプリ ケーションの定義、拡張およびメンテナンスの実施になります。 22

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基本的な操作⽅法 • 新たに要素の追加は、ドラッグ&ドロップ、または、メニューのショート カットにより⾏います。 • 複数のページ要素の更新を、⼀括で⾏うことができます。 • 変更に対する”Undo”および”Redo”が可能です。 • “保存”と“実⾏”により、すべての変更をデータベースに保存されます。 左ペイン • レンダリング、プロセスおよび共有コンポーネントは、それぞれがひとつ のパネルとしてまとめられ、左ペインに配置されています。 • 動的アクションも、ひとつにまとめられています。 • 要素の作成、移動、複製を実施するには、ドラッグ&ドロップを使うか、 もしくは、右クリックで表⽰される要素によって変わるメニューを使いま す。 • どのようなタイプの要素でも、ツリーから直接削除できます。 23

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• ひとつまたは複数の要素をクリックして選択すると、グリッド・レイアウ ト上の要素がハイライトし、その詳細がプロパティ・エディタに表⽰され ます。複数の要素が選択されている場合は、共通したプロパティのみが表 ⽰対象となります。 中央ペイン • グリッド・レイアウト: コンポーネントの作成、移動、コピー、削除をド ラッグ&ドロップで実施します。 • ギャラリー: コンポーネント⼀覧を表⽰し、ページにドラッグ&ド ロップできます。 • メッセージ: 開発作業で⽣じたエラーや警告メッセージが表⽰されます。 • ページ検索: ページ内の要素やプロパティを検索します。 • ヘルプ: 選択されているコンポーネントに関するヘルプ情報が表⽰されます。 プロパティ・エディタ – 右ペイン • 現在選択されている要素の詳細を表⽰します。 • 複数の要素が選択されているときは、共通のプロパティを⼀度に編集でき ます。 • プロパティの効果的な設定⽅法として、さらに以下を提供します。 • ⼊⼒へのフィードバックの即時実施。 • 上位の設定に従って、それに依存した選択メニューに切り替え。 • 共通のプロパティ・タイプの設定を容易にする。 • 要素の定義を容易で直感的にすることで、⽣産性を⾼めます。 23

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ページ・デザイナは、開発者によるOracle Application Expressのページの改善や 保守をとても容易にしました。 左ペインには各種ツリー・ビューが配置されます。それにはレンダリング、 動的アクション、プロセス、共有コンポーネントが含まれます。 中央ペインにはグリッド・レイアウトとコンポーネント・ギャラリーがあり、 新規にコンポーネントをドラッグ&ドロップで簡単に配置することができま す。 右ペインにはプロパティ・エディタがあり、選択したコンポーネントの属性 を別ページを開くことなく更新できます。 SQL、HTMLやCSSをテキストとして⼊⼒するときは、コード・エディタをポッ プアップさせて開くことができます。コード・エディタでは、⽂字列の検索 と置換、⾃動補完やSQLの検証を⾏うことができます。 また、作業をしている部分に容易に集中できるように、ユーザー・インター フェースをカスタマイズする様々な⽅法が提供されています。 24

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開発者は、アプリケーションを開発している時間の多くを、アプリケーショ ン・ビルダーを使⽤して各種コンポーネントの定義や、更新、保守に費やす ことになるでしょう。 25

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いくつものテーマとそれに含まれる数多くのテンプレートを提供するかわり に、ひとつのテーマとそれに集約されたテンプレート群が提供されています。 このユニバーサル・テーマを使って、素早く、簡単に、美しく洗練されたレ スポンシブなアプリケーションを⼿間をかけずに作ることができます。 Oracle APEX 18.1からjQuery MobileとjQuery Mobile UIはサポート対象外となって います。まだ既存のアプリケーションがjQuery Mobile UIを使っている場合は、 ユニバーサル・テーマに移⾏する必要があります。 ユニバーサル・テーマはレスポンシブであるようにデザインされているため、 ⼤きさの異なる各種の画⾯に最適化されたルック&フィールになります。ス マホのような⼩さい画⾯向けにデザインされたアプリケーションのために、 Oracle APEX 18.1からは、jQuery Mobile UIを置き換えるための3種類のリー ジョンを提供しています。これは、リスト・ビュー、カラム・トグル・レ ポート、リフロー・レポートです。 26

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テーマ・スタイルによって、ひとつのテーマで複数の配⾊をサポートします。 開発者は、配⾊の変更や、表⽰上の特徴、例えばボタンやアイテムの境界を テーマ・ローラーによって簡単に定義することが可能です。 これらの定義されたスタイルを保存することで、全くCSSを書かずに、すぐに アプリケーションに適⽤することができます。 開発者はP-Trackサンプルアプリケーションにて実装されているように、エン ドユーザーによる異なるスタイルの選択を許可することもできます。 27

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ページを意図した通り表⽰させるために、似通ったテンプレートを沢⼭持っ たり、開発者が新しいテンプレートを定義したりする代わりに、テンプレー ト・オプションをそれぞれ設定して、レイアウト上の要件に容易に対応する ことができます。 28

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Oracle APEXがホスティング・サービスとして提供されている場合は特に、 SQL*Netによる直接アクセスが許可されていないため、SQLワークショップが、 データベース・オブジェクトをメンテナンスする唯⼀の⽅法であることがあ ります。 SQLワークショップは開発者によってデータベース・オブジェクトのメンテナ ンスができることを念頭に、SQL Developerが持つ機能の⼀部を提供していま す。 29

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クイックSQLは、データベース・オブジェクトである表、トリガーおよび索引 を作成するのに必要な⼿間を削減するよう作られました。 これは、スキーマ設計を置き換えるためのものではありません。単に、表や ビューを作成するための簡易な記述⽅法です。 ⼀旦、SQLが⽣成されると、それを変更したり書き⾜したりすることもできま す。クイックSQLは特別なテキストから、関係データ・モデルを⽣成するため に必要なSQLを素早く⽣成する⽅法を提供します。これを使って、マスター・ ディテール関係を作成したり、チェック制約をつけたり、さらにはサンプ ル・データの⽣成も可能です。 30

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チーム開発はアプリケーション開発のライフサイクルを管理する⽅法を提供 します。 機能、To Do、バグは特定のアプリケーションとページに紐づけることができ ます。 フィードバックは開発者が直接アプリケーションの利⽤者より、コメント、 機能の要望、さらには、バグの報告を集める⽅法を提供します。バグの報告 には開発者による解析を容易にするために、それが発⽣した時点の重要な セッション・ステート情報も付加します。 チーム開発の機能は、Oracle APEXの開発チームが、それ⾃体がOracle APEXの アプリケーションである、新しいOracle APEXのリリースを開発するために実 際に使⽤しています。 31

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Oracle APEXが提供している代表的な機能について説明します。 33

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開発者はSQL⽂を定義して、対話レポートの作成ができます。 エンドユーザーは、対話レポートを操作することで⾃分⾃⾝が必要なレポー ト形式にカスタマイズできます。 これには、フィルタ、計算、集計、ハイライトにコントロール・ブレークの 追加が含まれます。 その他に、これらのデータを使って、チャートやグループ・バイ、ピボット といった定義もできます。 Audit Vaultというオラクルの製品があります。これは300のレポートを30の対 話レポートで置き換えた上で、レポーティングの機能を⼤幅に強化しました。 36

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ファセット検索はインターネット上のアプリケーション、主に店舗や販売系 のウェブサイトでよく見られます。利用者は画⾯左か上に存在する、ファセ ットに検索条件を設定します。ファセットには選択可能な値とともに、現在 の検索結果に含まれる数が表示されます。利用者がファセットを変更すると 、即座にレポートの表示、ファセットの選択肢と出現数が更新されます。 Oracle APEX 19.2から提供されるファセット検索を使うことにより、開発者は 最小限の労力で完全に機能するファセット・ナビゲーションを実装できます 。APEXは、レポートやファセットのリフレッシュ、出現数の再計算に必要な SQLの生成、レポートとファセットの統合といった低レベルの処理をすべて行 います。開発者はレポートのデータ・ソースと、ファセットおよびそのファ セットで使用する値のリストを宣言するだけです。 ファセット検索のページには、ファセット検索・リージョンとレポートのリ ージョンが含まれます。ファセット検索リージョンは、ページの左側に配置 され、値を選択することにより、検索結果の絞り込みを行います。続けて検 索結果を絞り込むことにより、利用者は欲しいデータを見つけることができ ます。ページの右側にクラシック・レポートのリージョンが配置され、レポ ートもしくはカード形式で表示されます。アプリケーション作成ウィザード 37

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、ページ作成ウィザード共に、ファセット検索ページの作成をサポートして います。 37

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APEX 20.2より、新しいリージョン・タイプとしてカードが追加されました。 それ以前のリリースでは、特定のカラム・エイリアスを持ったクラシック・ レポートを作成し、カードのテンプレートを使うことで、カードのレイアウ トを行なっていました。新しいカード・リージョンはこの複雑さを取り除き 、開発者はネィテイブなリージョン・タイプとしてカードを作成し、カード のプロパティでレイアウトを宣言的に制御できます。カードは小さなブロッ クに色々な情報を表示するのに便利です。カードは一般的に、より詳細な情 報へのエントリを提供するために、複数のアクションを定義することができ ます。カードを使うことにより、情報への適切なアクセス方法を提供するこ とがdきます。 38

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対話グリッドでも対話レポートと同様に、レポートの検索やカスタマイズと いった機能を利⽤者に提供します。さらに、対話グリッドでは、データの追 加、編集、削除をレポートから直接⾏うことができます。 対話グリッドは、その他にも、数多くのデータの表⽰⽅法を提供しています。 39

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• サイズや位置はカスタマイズ可能。 • ダイアログ・ページから通常のページへのブランチ(ダイアログの クローズから別ページへのブランチ)や他のダイアログ・ページへの ブランチ(例えばウィザード)が可能。 • ダイアログ・ページがさらにダイアログ・ページを開くことが可能 (スタック・ダイアログ)。 • 基底ページに動的アクションを設定することで、モーダル・ダイア ログが閉じた時にコンテンツをリフレッシュすることが可能。 41

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Oracle APEXは、データ視覚化を⾏うためにOracle JET (JavaScript Extension Toolkit) を採⽤しています。Oracle JETは最新のJavaScript、CSS3、およびHTML5 の設計と開発原理に基づくモジュラ式のオープン・ソースのツールキットで す。JavaScriptを使ったチャートは、⾼度なカスタマイズが可能、アクセシブ ル(障害者⽀援への対応)、レスポンシブ・デザインをサポートしています。 Oracle JETをOracle APEXに組み込むことにより、美しく、⾼速で、⾼度なカス タマイズができる、多種多様なチャートを作ることができるようになりまし た。Oracle JETのデータ視覚化コンポーネントには、カスタマイズ可能な チャートやゲージ以外にも、データ分析⽤にデータを⼀覧表⽰したり、階層 表⽰するコンポーネントも含みます。 43

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組み込みのカレンダーには、(JavaScriptライブラリの) FullCalendarを基にして います。 https://fullcalendar.io/ カレンダ・イベントの期間をドラッグ&ドロップにて、基となる表に直接反 映させることも可能です。 44

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Oracle APEXではナビゲーション・メニューの定義が可能です。メニューには 複数のレベルを定義でき、また、メニュー⾃体は固定値による静的なリスト、 または、SQL問合せを使った動的に変更されるリストを基にすることができま す。 45

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すべての開発者がJavaScriptやAJAXのエキスパートというわけではありません。 実際には、ほとんどはそのスキルセットを持っていないでしょう。 しかし、動的アクションによって、誰でもクライアント・サイドの動作を宣 ⾔的に定義できます。 たくさんのJavaScriptを記述する代わりに、開発者が単に条件と、その条件で の動作、影響を受ける要素を選びます。 APEXのエンジンは設定に従って、指定した動作を⾏うのに必要な、JavaScript とAJAXを実装します。 46

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RESTデータ・ソースとして、RESTサービスや⼀般的なJSONのデータ・フィー ドをアプリケーションに定義することで、それらのデータをOracle APEXのコ ンポーネント、例えば、対話レポートや対話グリッドといったレポートで使 ⽤することができるようになります。 ESTデータ・ソースはひとつ、もしくは複数の外部のWebサービスを参照しま す。モジュールが複数のESTデータ・ソース操作を含むことで、より完全な Webサービスとして参照されます。 48

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個別に開発されたコンポーネントをプラグインとして、アイテム・タイプ、 リージョン、認証、認可、動的アクションに組み込むことが可能です。 APEXの開発チームが提供しているものや、APEXのコミュニティで開発された 150以上のプラグインが提供されています。 50

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これから、Oracle APEXが実際に使用されている、代表的な事例ついて、いく つか紹介いたします。 51

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Oracle APEXの事例は、こちらのURLから公開されています。 もともと、英語のページを翻訳したものなので、海外事例が中心ですが、幅 広い業種で採用されていることが確認できます。 52

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成功事例の最初に紹介されている、ドイツのジーメンス・モビリティの事例 です。 列⾞の信号システムを最新化するプロジェクトの管理が、複雑で、ペーパー ワークに頼っていたものを、Oracle APEXのアプリケーションを作成し、⾃動 化を⾏った事例になります。 ⽇本でも最近、DX(ディーエックス)または、デジタル・トランスフォーメー ションと呼んで、ペーパー・ワークをITで置き換えようと流れがあります。 特にデジタル庁が新設される、官公庁や⾏政で注⽬されています。 Oracle APEXはそのような、デジタル・トランスフォーメーションでの実績も 多数あります。 53

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⽇本での事例です。 スタッフの健康に関するデータを、データベースに取り込み、ワークライ フ・バランスに関する潜在的な問題に、積極的に対応しようというシステム です。 アウトソーシングビジネスサービス様の従業員の⽅々は、9割以上が、何らか の障がいをお持ちですので、このようなシステムは⼤変重要です。 54

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教育機関での事例になります。⼀橋⼤学様と独⽴⾏政法⼈、統計センター様 が共同で開発したシステムになります。 ⼩・中・⾼校での統計教育の発展に貢献する「基本統計量に基づいた度数別 数値パターン検索」のシステムになります。 説明だけではわからないかもしれません。このシステムは⼀般に公開されて いますので、どなたでも利⽤可能になっています。 https://trfrx9defnqboho-hito2uadw01.adb.ap-tokyo- 1.oraclecloudapps.com/ords/f?p=103 55

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独⽴系の調査会社として著名なガートナー社は、ローコード開発プラット フォームの実際の利⽤者より、毎年アンケートを集めています。 このアンケートの集計結果として、Oracle APEXは⾼い評価を得ています。 2019年以降、今年、2021年も含む3年連続でカスタマーチョイスに選ばれて います。 56

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Oracle社による事例です。 Oracle社では、⽶国政府の要請を受け、2020年3⽉、COVID-19のワクチン接種 を⽀援するアプリケーションを、Oracle APEXを使って2週間で開発しました。 また、ここで開発されたOracle Electric Health Records Cloudのサービスは、 イギリスのトニー・ブレア財団の協⼒のもと、アフリカの数カ国へ、無償で 提供されています。 57

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では、今までOracle APEXについて紹介してきましたが、これからはOracle APEXを学習するために、何が必要なのか、これから説明させていただきます 。 58

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Oracle Academyからは、Oracle APEXを含むOracle Cloud Platformを、無償で利⽤ する機会を提供させていただいています。 教員、またはインストラクター向けの、マネージャ・ハブと、学⽣向けのス チューデント・ハブの2種類のアプリケーションが提供されています。 59

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Oracle Academy ではOracle APEXへの2つのアクセス⽅法を提供しています。ひ とつはより包括的な、Oracle Academy Cloud Program、もうひとつはOracle Academy APEXです。 Oracle Academy Cloud Programの場合は、そのプログラムに含まれる Autonomous DatabaseにAPEXを構成します。 学⽣の要件として、成⼈年齢に達している必要があります。 学⽣それぞれにクラウド・アカウントが提供され、その学⽣によってアカウ ントは管理されます。 有効期限はありません。7⽇間、データベースの利⽤がないとデータベース は停⽌され、90⽇間そのまま停⽌していると、データベースは削除されま す。ですので、データベースを使⽤している限り、有効期限が切れるという ことはありません。 Oracle Academy APEXについては、授業で使⽤するために設計された専⽤の APEXのインスタンスで、1ワークスペース当たり最⼤99の学⽣アカウント 60

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を登録することができます。 提供されるワークスペースは、教員の⽅が管理します。 Oracle Academy APEXでは、学⽣の要件に年齢制限はございません。 有効期限は1年間、またはOracle Academyメンバーシップが期限切れになるま では有効です。 60

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Oracle Academy Cloud Programは、Oracle APEXの他にも無償で利⽤できるサー ビスを含んでいます。 1つのOCPUと20GBのストレージ容量をもつ、Autonomous Database をふたつま で。 1/8 OCPUと1GBメモリをもつ、Computeインスタンスをふたつまで。 100GBのブロック・ボリューム、10GBのオブジェクト・ストレージ、10GBの アーカイブ・ストレージ、といったストレージ。 追加サービスとして、ロードバランサーや、監視、通知のサービスを含んで います。 無償以外では、365⽇間有効な、300ドルのクレジットも含まれています。 61

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Oracle APEXを使って、アプリケーションを開発するために、必要な知識です。 最初のOracle APEXについては、もちろんですが、 データ・モデリングといった概念の理解も必要です。 次に、SQL、PL/SQLまたはJavaScriptといった、サーバー側のプログラミング⾔ 語の知識と理解、 HTML5、CSSおよびJavaScriptといったフロントエンドの技術も⾝につけるべき です。 その他には、ネットワーク・セキュリティや、データベースのパフォーマン ス・チューニングといった知識もあった⽅がよいです。 この中で、PL/SQL以外は、ベンダーに依存しない標準的な技術になります。 62

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データ・モデリングについては、独⽴⾏政法⼈ 情報処理推進機構、IPAのデー タベーススペシャリスト試験(DB)の出題範囲に含まれています。 Oracle APEXを通して学んだデータ・モデリングの知識を、本試験の準備に役 ⽴てることができます。 63

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SQLの知識があると、Oracle APEXで、より⾼度なアプリケーションを開発する ことが可能になります。 オラクルのデータベースで実⾏可能なSQLの多くは、標準のSQL規格に完全に 準拠しています。 ですので、ここで学んだSQLの知識は、仮にデータベースがオラクルでなくて も、活⽤することができます。 64

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SQL⾔語は数あるコンピュータ⾔語の中でも、本当に学ぶ価値のある⾔語です。 経営の分野でも、経済の分野でも、⼯学でも、あらゆる分野でデータを処理 する必要があるなら、SQLを活⽤できます。 そして、学んだ知識はいつまでも陳腐化することはありません。 例えば、こういうSQLがあります。 従業員の情報が保存されている、EMPという表から、従業員番号7839の従業 員の名前を取り出しています。 65

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1979年というのは、Oracle Databaseの最初のバージョンがリリースされた年な のですが、そのときから今まで、テクノロジーは⾊々と変わってきました。 携帯電話がわかりやすい例ですが、コンピュータ⾔語、オペレーティング・ システム、JavaScriptのフレームワークなど、⼤きく様変わりしています。 SQLも拡張されていますが、構⽂は変わっておらず、1979年に動いていたSQL は2021年でも動きます。 select, insert, update, deleteといった核となる部分は、⼤きく変わってはいませ ん。 66

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今後、10年を考えてみても、SQLは同様に動くでしょう。 SQLの学習は、きっと無駄にはなりません。 67

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サーバー側でコーディングをするには、OracleのPL/SQL⾔語で記述する必要が あります。コンピューター⾔語としての機能は、他の⾔語と遜⾊があるもの ではなく、実際に利⽤されるアプリケーションではPL/SQLの使⽤が推奨され ます。 ⼿続き⾔語の教育、という観点であれば、最新版のオラクル・データベース である21cからは、PL/SQLの代わりにJavaScriptをサーバー側で実⾏する⾔語と して選択することができます。 68

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Oracle APEXはローコード開発プラットフォームとして、ユーザーインター フェースを構成するHTML、CSSおよびJavaScriptは⾃動的に⽣成されます。 ⾃動的に⽣成されたユーザー・インターフェースを、さらに最適化するため に、追加でHTML、CSSおよびJavaScriptによるコーディングも可能になってい ます。 そのため、ユーザー・インターフェース・デザインなどの教材としても、使 ⽤することができます。 69

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Oracle社およびOracle社のパートナーより、教育に使⽤できるマテリアルが提 供されています。 これにはOracle APEXの認定資格や学習のためのビデオ、無料で利⽤可能な APEXワークスペースの取得⽅法などが含まれています。 Oracle APEXのみではなく、Oracle Databaseや、SQLおよびリレーショナル・ データベースを学習するために、講師の⽅が利⽤できる教材も含まれていま す。 70

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Oracle APEXの無料カリキュラムです。 Creative Commons 4.0のライセンスですので、⾃由にカスタマイズすることが できます。 残念なことに、今のところ、⽇本語の無料カリキュラムの提供はございませ ん。 71

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Oracle社のトレーニング・サービス部⾨である、Oracle Universityでは、Oracle APEX認定資格を定めています。 所定のトレーニングを受講し、試験に合格すると、Oracle APEXの認定資格者 として承認されます。 72

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⼈材採⽤などのサービスを提供しているソーシャル・ネットワーク・サービ スである、LinkedInに、Oracle APEXのオフィシャル・グループがあります。 73

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世界各地で、Oracle APEXのユーザーが集まるミートアップや、イベントが開 かれています。 残念なことに昨年からは、物理的なミートアップは実施されなくなって、 もっぱらオンラインでの開催になっています。 74

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Oracle APEXでアプリケーションを開発することを仕事としている⽅は沢⼭い らっしゃいます。 そして、そのスキルを、仕事以外のボランティアで活⽤している⽅も沢⼭い らっしゃいます。 ⼀番左のevry.appは、環境問題にたいして、⼩さなことでもできることをしま しょう、というアプリケーションです。そして、⾏ったことをシェアしま しょうという、いわゆるソーシャル・ネットワークのアプリケーションに なっています。 真ん中は、世界中のOracle APEXの開発者が作成した、COVID-19の感染症に関 連したアプリケーションの⼀覧です。 ⼀番右はOracle APEXによるアプリケーション開発を仕事にしている⼥性たち のネットワークです。 75

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困ったことがあったり、分からないことがあったり、経験を共有したり、実 際に他のOracle APEX開発者に会ったり。 APEXにまつわる、これらの要望をまかなうための、書籍だったり、ディス カッション・フォーラムだったり、⼩さなミートアップから世界中から開発 者が集まるカンファレンスまで、⾊々な仕組みがあります。 コミュニティの情報が提供されているサイト、apex.oracle.com/community に は、これらの情報がたくさん集まっています。 (残念ながら、ほぼ英語/海外の情報のみ) ⽇本では、Oracle APEXユーザーグループが活動中です。 https://orclapex-jp.connpass.com 76

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apex.worldはOracle APEXのコミュニティによって主催されているサイトです。 Oracle APEXに関連する プラグインを紹介していたり、 Slackチャンネル上での議論や、Twitterのフィード、ブログの記事、求人情報 、世界のどこかで開催されるカンファレンスの情報など、 いろいろな情報がまとまって、紹介されています。 77

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それでは、いままで紹介してきた内容をまとめます。 78

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Oracle APEXのまとめとして、 Oracle APEXは、簡単なアプリケーションの開発からミッション・クリティカ ルなアプリケーションを含む、⼤規模なアプリケーションまで、実際に作ら れて利⽤されている実績があります。 世界で利⽤されているリレーショナル・データベースのおおよそ半分はOracle Databaseですから、その上でアプリケーションを作成するチャンスは沢⼭あり ます。 Oracle APEXは新しい製品ではなく、20年近い歴史があり、オラクル社も継 続的に投資を⾏っています。 そして、Oracle APEXはアプリケーションを作るためのツールですが、その作 業が全てではありません。他に専⾨分野を持つ⽅、たとえば財務や⽣産管理、 研究事務などですが、そのような⽅がアプリケーションを開発するための ツールでもあります。ソフトウェア技術者でなくても、Oracle APEXでアプリ ケーションを作れるようになることよって、⾃分⾃⾝にとって⾝近な問題を 解決することができます。 79

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Oracle APEX⾃体の構成要素の多くは、業界標準の技術です。 また、アプリケーション開発に使⽤する技術の多くは、標準的に使われてい るもので、仮にOracle APEX以外のツールを使うことになっても、学習が無駄 になることはありません。 その上で、Oracle Databaseの知識があれば、より⾼度なアプリケーションを開 発することができます。 Oracle Database⾃体も多くの企業で採⽤されているソフトウェアであり、その 知識を役⽴てることができる組織は沢⼭あります。 80

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最後にOracle APEXの学習に役立つリンク集をのせておきます。 81

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以上で、Oracle APEXの紹介を終えさせてただきます。 本⽇のセッションが、⽇々の研究や作業、就職活動に役⽴てば、⼤変嬉しい です。 本⽇は貴重なお時間をいただき、まことにありがとうございました。 82