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CyberAgentでのSlack 活⽤事例紹介 株式会社サイバーエージェント AI事業本部
 黒崎 優太 (@kuro_m )

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黒崎 優太 • 株式会社サイバーエージェント
 Dynalyst 開発責任者 • 業務は Scala + AWSが中⼼ • イラスト図解でよくわかる ITインフラの基礎知識 •書きました • ⾃宅サーバなどが好きです @kuro_m @kurochan

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今回のテーマ •CyberAgentでのGridやチャネルデザインについて •リモートワーク下で変わったこと •を中⼼に紹介させていただきます

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CyberAgentの
 Slackについて

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CyberAgentのSlackについて • Slack Enterprise Grid ( 年〜) • Slack⾃体は2014年頃より利⽤開始 • 2019年よりGridの契約を開始 • 現在46 Workspaces • Organization Members • Full Members • Guests

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CyberAgentのSlackのOrG構成 • 社内に複数存在していたワークスペース後からGridに移⾏したため、
 ワークスペースを分けるルールは存在しない • ワークスペースの単位の例 • 事業部 • 事業部内のプロダクト • ⼦会社 • 社外との共有⽤ • など

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ワークスペース内でのルール • ワークスペースの運⽤ポリシーは基本的にはワークスペースのオーナーに
 任せています • 細かい部分のルールについては各管轄ごとに裁量を持たせて柔軟に運⽤ • 最低限のルールは統⼀することでセキュリティ上の問題を解決したり、
 管轄をまたいだやりとりの柔軟性をもたせています

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フルメンバーの条件 • フルメンバーは社員のみ • シングルサインオン • ⼊社、退職時のアカウント追加、削除が⾃動化 • 設定によっては部署異動による権限変更も⾃動化可能 • それ以外はゲストアカウントで対応 • シンプルに保つことで情報公開範囲のミスを防ぐ

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管轄(ワークスペース)をまたいだ情報共有 • マルチワークスペースチャネルを利⽤ • メンバからの依頼を受け、管轄間の管理者で確認の後マルチワークスペースチャネルを設定 • Workflow機能を使うことで依頼フォーマットを統⼀

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他社との連携(Slackコネクト) • 業務上の理由から他社と連携する場合はSlackコネクトの利⽤を推奨 • 取引先 • ベンダ • 協業の⼦会社 • 共同研究 • 100以上の社外ワークスペースとコネクト中 • NDAの締結を必須にすることで情報の取り扱いについて明確に • Grid内のあるワークスペースと接続すると、
 同じチャネルは同⼀Grid内の他のワークスペースとは接続できないので注意

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Snowflakeさんの例 https://slack.com/intl/ja-jp/blog/collaboration/snowflake-crystalizes-relationships-slack-connect

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他社との連携(ゲスト) • 他社がSlackを使っていない場合 • たまに取引先の社内のSlackの運⽤ポリシーで、
 Slackコネクトが禁⽌されているため、ゲスト招待してほしいという依頼を受けることも • CyberAgentグループ全体と関わる場合 • 現状の仕様だとこれはできない CyberAgent Grid A事業部 B事業部 C事業部 社外 X #横断チャネル #横断チャネル #横断チャネル #横断チャネル

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CyberAgentグループ全体と関わる場合 • 現状の仕様だと、マルチワークスペースチャネルとSlackコネクトが同時利⽤で きないため、他社連携⽤のワークスペースを作成し、そこへ他社の⽅をゲスト として招待、マルチワークスペースチャネルへ追加 • 他社の⽅からすると所属するワークスペース数が増えてしまうものの、現状はお願いしてゲスト としてjoinしてもらっている状況… CyberAgent Grid A事業部 B事業部 連携⽤WS 社外 X 社外 Xの⽅を
 ゲスト招待 利⽤しない #横断チャネル #横断チャネル #横断チャネル

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2020年下半期での
 新たな取組み

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技術トピックについてグループ横断で語れるチャネル • ca-tech-xxx というチャネルを運⽤開始 • OrG wideなチャネル • 管轄をまたいで技術的な知⾒を共有できるようにする仕組み

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雑談専⽤Slackワークスペース • 分報(#times_xxx)や好きなもの(#we_love_xxx)の話を⾃由にできる
 ワークスペース • 業務外のトピックのチャネルを管轄をまたいで管理をするのが
 ⼤変そうだったので、ワークスペースとして独⽴させることに • 社員であれば誰でも利⽤可能 • 300名以上が利⽤ • 100チャネル以上作成

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役員もtimesを作成し活性化

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命名規則の統⼀ • 検索に引っかかるフィールドが現状2つしかない • Full Name • Display Name • 数千⼈の中から⼀意にユーザを探す⽅法を作りたい • Display Nameは各⾃好きな名前やニックネームを使いたい • Full Nameに命名規則をもたせ、バッチ処理で強制上書き • [社員番号]-[名前]-[アルファベット表記] • 例: 12345678 - 黒崎 優太 - kurosaki_yuta • 検索に引っかかるフィールドが増やせると嬉しい

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ゲストアカウントの棚卸し⾃動化 • ゲストアカウントの管理は各管轄(ワークスペース)に任せていた • 管理者内で統⼀した仕組みが欲しいという声もあったため、棚卸しを⾃動化 • 定期的なバッチ処理により⾃動でアカウントの有効期限の上限を⼀定⽇数(例: 数ヶ⽉)に上書きする • 期限が近づくと管理者に通知され、ゲストアカウントの有効期限を更新するかどうか尋ねる

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リモートワークによって
 変わったこと

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CyberAgentの勤務体制 • 原則年内はフルリモートに
 なっています https://ameblo.jp/shibuya/entry- .html

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リモートワークによって変わったことは? • グループ会社全体で⾒ると、仕事のやり⽅が⼤きく変化した実感はそこまで⼤ きくない • もちろん働く場所は変わったものの、リモート⽇数を徐々に増やしたりなど、移⾏過程があった ので⾃然と浸透している印象 • Web系企業が業界的にリモートワークなどの環境変化に適応しやすいのかもしれない? • ⼀⽅で「Slackで⾃動化してほしい」という依頼を受けることも少し増えた

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「Slackで⾃動化してほしい」という依頼の例 • 依頼の例 • 毎⽇の体調チェックの⾃⼰申告の記⼊漏れのリマインド⾃動化 • リモートワーク時の勤務記録の記⼊漏れのリマインド⾃動化 • などなど • 依頼の背景 • 「社員からの返事がメールよりもSlackの⽅が早いのでSlackでリーチしたい」 • エンジニア中⼼のツールとして導⼊されたSlackだが、全社員に浸透してきた証拠 • ⼈事や労務系の部署の⼈たちが簡単に⼀⻫送信できるツールを開発中

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まとめ • CyberAgentでのSlack活⽤事例についてご紹介しました • この半年で⾏った新たな取組についてご紹介しました

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