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© Finatext Holdings Ltd. Snowflake Intelligenceで 実現できるノーコードAI活用 株式会社ナウキャスト 向山拓実 2025年6月17日

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© Finatext Holdings Ltd. ● はじめに ● Snowflake Intelligenceとは? ● Semantic View ● 個人的に感動したところ ● 来年起きると面白いこと ● まとめ ● Appendix 1 アジェンダ

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© Finatext Holdings Ltd. ● 名前:向山拓実 ○ X:@mmjjaadmm ○ Zenn:@shichimi ● 役職:Data Engineer / (LLM Engineer) @ Nowcast ○ 金融機関向けにデータ活用基盤構築 ○ LLMアプリケーションの開発・運用 ○ 2023年卒の社会人3年目 ○ 今回Snowflake Summitに初参加 ● 最近興味ある技術・手法 ○ Apache NiFi ○ DTA(Divide-Then-Align) 2 はじめに 自己紹介

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© Finatext Holdings Ltd. ナウキャストで 現地速報レポートを毎日書いていました!(合計26本!!!) 記事一覧まとめからご覧いただけますと幸いです! 3 はじめに

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© Finatext Holdings Ltd. ● Snowflakeが年次で主催するカンファレンス ● 開催地:サンフランシスコ モスコーンセンター(来年も!) ● 日程:2025/06/02 ~ 2025/06/05 ● 全体で20000人超の参加者 ● 日本からは300人超の参加者 4 はじめに Snowflake Summitとは?

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© Finatext Holdings Ltd. 5 はじめに ● 4日間のスケジュールは右の通りでした。 ● 金融機関ユースケース系のSession、ML、 LLM関連のWhat’s NewやHands Onに参加 しました。 ● (合間でSession内容まとめたりしていた ので、全部参加はできていません。) ● 個人的にすごい面白かったSnowflake Intelligenceについて共有します! Snowflake Summitでのスケジュール

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© Finatext Holdings Ltd. ● 構造化・非構造化データに自然言語で問い かけ可能なAIエージェントを構築・運用す るプラットフォーム ● ChatGPT-LikeなUIでデータに関する相談 が可能なプロダクト ● https://ai.snowflake.com/ からアクセス可能 (6/16時点ではアクセスできなかった。) ● もうすぐPublic Preview 6 Snowflake Intelligenceとは? 概要 Fig. Cortex FamilyにおけるSnowflake Intelligenceの立ち位置

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© Finatext Holdings Ltd. 7 Snowflake Intelligenceとは? Snowflake Intelligenceの立ち位置 (Snowflake AI Applications Frameworkより) ※OpenFlowはこの図には入らない。 Governed Data層に流し込む役割の認識。 Fig. Snowflake全体におけるSnowflake Intelligenceの立ち位置

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© Finatext Holdings Ltd. ● ノーコードでAIエージェント構築可能 ○ GUIベースでAgentを構築可能。 ○ ツール(Cortex Analyst)追加もGUIベースで 可能。 ○ ツールを追加するときにはSemantic Viewが 必須。 ○ Custom Tool追加可能(Stored Procedureで 追加可能) 8 Snowflake Intelligenceの特徴 ● 既存のRBACを踏襲したアクセス制御が可能 ○ エージェント構築様にROLEを新規作成する必要なし! ○ ユーザーが見れないデータはエージェント経由でも見えない!

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© Finatext Holdings Ltd. ● AIが組織のデータを理解して、活用するために不可欠なもの ○ 独自のビジネスロジックや用語の定義をデータに付与する ○ データとビジネスユーザーの橋渡し的な存在 ○ TableauやPDFの様な非構造化データから自動でSemantic Viewを作ってくれる!! 9 Semantic View Semantic View(Model) とは? https://docs.snowflake.com/en/user-guide/views-semantic/overview

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© Finatext Holdings Ltd. 10 Appendix Semantic Viewの作成画面(まだTableau, PDFが反映されている画面は使えない。。。)

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© Finatext Holdings Ltd. 11 Semantic View Semantic Model(yaml)の作成例 GUIの操作のみで Description,Synonymsを生成 (Semantic Autopilot)

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© Finatext Holdings Ltd. 例:「A社におけるファンドの年間直販額を教えて」 12 Appendix Semantic Modelがなぜ重要なのか Semantic Modelを定義しない場合 Semantic Modelを定義した場合 ER図を理解している人(エンジニア)が、 1. ファンドマスタテーブルと取引履歴 テーブルをファンドIDでJOIN 2. 1のテーブルと運用会社マスタテー ブルを運用会社IDでJOIN 3. その中で、2025年A社の物をWhere 句でFilter 4. SUMを計算 の様なロジックを組む必要がある。 ビジネスユーザーによる自然言語での 問い合わせが容易になる!!!

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© Finatext Holdings Ltd. Snowflake は”Simplicity”を設計の核心としてい る。 複雑性はリスク、コスト、摩擦を生む。 これを排除し、企業がデータとAIの力を簡単に、 そして効果的に活用できる様にする。 OpenKeyNoteより 13 Summitで個人的に感動したところ Snowflakeにおける設計の中心思想である、”Simplicity”、 Summitのテーマの”Easy”を体現した様なサービスであること

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© Finatext Holdings Ltd. ● Neevaの買収(2023年)→LLMを活用したエンタープライズ向け検索技術の活用 ● TruEraの買収(2024年)→AIの品質を評価できる観測プラットフォーム技術の活用 (どこまで未来を見据えているんだろう。。。。) 14 Summitで個人的に感動したところ 買収した会社(Neeva, TruEra)の技術

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© Finatext Holdings Ltd. ● Silicon Valley AI HUBの立ち上げ ● Data Super Herosによるブースツアー (全然知らない製品とか行けなかったので、本当にありがたかった) 15 Summitで個人的に感動したところ Snowflake Community のパワー

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© Finatext Holdings Ltd. ● Oracle Cloudへの対応 ● 業界トップの会社が業務システムをAll Snowflake に移行 16 来年起きると面白いこと

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© Finatext Holdings Ltd. ● Snowflake Intelligence を使うのが楽しみ!!! ● AI-Readyという言葉が出てきていたけど、データだけじゃなくて顧客の体制もAI- Readyにするにはどうすればいいのか考えたい。 ● ここで得た知見をよりビジネスに直結できる様に精進する。 ● 来年も行ける様に1年バリュー出せる様に頑張る。 17 まとめ

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© Finatext Holdings Ltd. Nowcast でも振り返り会やります!!! https://finatext.connpass.com/event/358431/ 18 宣伝

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