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QGIS 3.16 講習会 2021.7 上川南部森林管理署 田中 淳 ラスタ編

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2 当資料は、CC BY 4.0で公開します。 https://creativecommons.org/licenses/by/4.0/deed.ja クレジット表記(©TANAKA Jyun) により、複製・再配布・改変を行うことができます。 ベクタデータ(等高線以外)は、   国有林の森林基本図を模して田中が作成した架空のデータであり   実際の現地とは一切関係ありません。 ラスタデータ及び等高線は、国土地理院の ・電子国土基本図(オルソ画像)     http://maps.gsi.go.jp/development/ichiran.html#ort ・基盤地図情報(数値標高モデル)     https://fgd.gsi.go.jp/download/menu.php   を加工して作成しています。 当資料の取扱いについて

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3 配布したデータ【QGIS_raster.zip】を展開し、 【Cドライブ】→【QGIS】フォルダ内にコピー(移動)させてください。 他のフォルダでも構いませんが、 GIS関連のデータはできる限り日本語を使用していないフォルダ内に 保存しておくことをオススメしておきます。 【revival】フォルダ内に、進捗状況に応じたプロジェクトファイルを 用意してあるので、操作が上手くいかなかったり、 QGISが落ちるなどのトラブルがあった際に利用してください。 次頁を参照して、QuickDEM4JP 及び qProfプラグインを インストールしておいてください。 はじめに

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4 今回は、GRASS GISの機能も使用するため デスクトップにある 【QGIS 3.16】フォルダ内の QGIS Desktop 3.16.〇 with GRASS ~ を起動してください。 【プラグイン】→【プラグインの管理とインストール】 はじめに

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5 【ZIPからインストールする】 はじめに 配布した【ラスタ編】→【data】 フォルダ内の 【QuickDEM4JP.zip】と 【qProf.zip】ファイルを インストール

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6 ・標高データ(DEM)の用意 ・ラスタ解析    地形解析(傾斜・傾斜方位・陰影図・流域図)    断面図    平均傾斜    日照時間・日射量(&ラスタ計算機) ・地図調製 ・おまけ 本日のお品書き

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7 そもそもDEMって何? Digital Elevation Model 数値  標高  モデル 航空レーザー測量などから作成 国土地理院では、 日本全国10mメッシュで DEMを公開している。 (一部5mメッシュも有り) 0 5 10 10 10 10 10 10 0 5 10 10 12 12 12 12 0 5 10 12 15 15 15 15 0 5 10 12 15 20 20 15 0 5 10 12 15 20 20 15 0 5 10 12 15 20 20 15 0 5 10 12 15 15 15 15 0 5 10 12 12 12 12 12 10m DEMの用意

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8 https://fgd.gsi.go.jp/download/menu.php DEMの用意 ※今回は、事前に用意したデータを配布してあるので   DLの必要はありません。

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9 DEMの用意 【地図上で選択】もしくは 【市区町村で選択】 5mメッシュはデータのない地域があるので 10mB(地形図の等高線)を選択

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10 DEMの用意 1つのzipファイルでダウンロードされます。 今回は【data】フォルダ内に入っています。 必要なデータを選択して ダウンロード

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11 アカウントを持っていない場合は、新規登録してください 職場のメールアドレスでアカウント作れます DEMの用意

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12 【project】フォルダ内の【ラスタ編.qgz】ファイルを開いてください DEMの用意

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13 QuickDEM4JPプラグイン DEMの用意 https://plugins.qgis.org/plugins/QuickDEM4JP/ 【プラグイン】→【Quick_DEM_for_JP】 【ツールバー】に     アイコンがあるので、直接クリックでも可

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14 DEMの用意 .zipに切り替える 【Q_raster】  ↓ 【raster】フォルダ DEM.tiff で保存 【Q_raster】→【data】フォルダ PackDLMap.zipファイル 【CRS】は、EPSG:2454

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15 グレースケールの画像が表示されれば OK です DEMの用意 もし上手くいかない場合は、【revival】フォルダ内の DEM.qgzファイルを開いてください 国土地理院:基盤地図情報(数値標高モデル)を使用

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16 ちなみにTerrain RGB にチェックを入れてDEMを作ると… DEMの用意 今回は使いません。使い道は【TerrainRGB】でググってください 国土地理院:基盤地図情報(数値標高モデル)を使用

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17 ・標高データ(DEM)の用意 ・ラスタ解析    地形解析(傾斜・傾斜方位・陰影図・流域図)    断面図    平均傾斜    日照時間・日射量(&ラスタ計算機) ・地図調製 ・おまけ 本日のお品書き

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18 【プロセシング】→【ツールボックス】→【r.slope.aspect】 地形解析(傾斜・傾斜方位) 【slope】で検索 【r.slope.aspect】 傾斜レイヤ・傾斜方位レイヤの作成 ※GRASS GISを使わない場合の方法は、32~35頁に後述

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19 【r.slope.aspect】の設定 【高さ】 : DEM 【raster】フォルダに slope.tif aspect.tif で保存※1 slope・aspect以外の チェックを全て外して 【実行】※2 ※1 GRASS GISは、ファイルを日本語で保存しようとするとエラーが出ます。 地形解析(傾斜・傾斜方位) ※2 処理に時間が掛かる可能性があるので、今回は最小限のデータのみ出力します。

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20 傾斜(slope)レイヤ        傾斜方位(aspect)レイヤ 国土地理院:基盤地図情報(数値標高モデル)を使用 地形解析(傾斜・傾斜方位)

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21 【プロセシング】→【ツールボックス】→【r.relief】 地形解析(陰影図) 【relief】で検索 【r.relief】 陰影図レイヤの作成

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22 【r.relief】の設定 【標高ラスタ】 : DEM 【太陽高度】 : 70 【raster】フォルダに relief.tif で保存 【陰影強調係数】 : 5 地形解析(陰影図)

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23 陰影図(relief)レイヤ 国土地理院:基盤地図情報(数値標高モデル)を使用 地形解析(陰影図)

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24 【プロセシング】→【ツールボックス】→【r.watershed】 地形解析(流域図) 【water】で検索 【r.watershed】 流域図レイヤの作成

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25 【r.watershed】の設定 地形解析(流域図) 【高さ】 : DEM 【raster】フォルダに watershed.tif river.tif で保存 【外部流域の最小サイズ】 : 1000   数値が小さいほど細かく解析されます   使用するデータなどによって要調整 流域ラベル・河川セグメント以外の チェックを全て外して 【実行】

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26 流域(watershed)レイヤ      河川(river)レイヤ 国土地理院:基盤地図情報(数値標高モデル)を使用 地形解析(流域図)

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27 流域面積の算出 地形解析(流域図) ラスタをベクタに変換 【プロセシング】→【ツールボックス】→【r.to.vect】 【r.to】で検索 【r.to.vect】

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28 【r.to.vect】の設定 地形解析(流域図) 【入力ラスタ】 : watershed 【地物のタイプ】: area 【vecter】フォルダに v_watershed.shp で保存

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29 【v_watershed】の属性テーブルから、フィールド計算機を開く 地形解析(流域図)

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30 フィールド計算機の設定 地形解析(流域図) 【フィールド名】 : 面積 【フィールド型】 : 小数点付き数値 【フィールド長】 : 任意 【精度】 : 2(小数点以下の桁数) 【ジオメトリ】を開いて、 $areaをダブルクリックしてから 式に /10000 を追加入力 (結果の単位をヘクタールにするため) プレビューに エラーが出ていないことを 確認して【OK】

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31 地物(流域ポリゴン)ごとの面積が算出されます 地形解析(流域図) 【編集モード切替】アイコンを クリックして編集内容を保存

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32 【ラスタ】→【解析】→【傾斜(slope)】 参考:地形解析(傾斜) 【入力レイヤ】 : DEM QGISで地形解析する場合

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33 【ラスタ】→【解析】→【傾斜方位(aspect)】 参考:地形解析(傾斜方位) 【入力レイヤ】→ DEM ※傾斜方位は、QGISで算出した場合とGRASSの場合で  角度の設定が異なるので注意が必要です。  QGISは、北が0度で時計回り GRASSは、東が0度で反時計回り

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34 【ラスタ】→【解析】→【陰影図(hillshade)】 参考:地形解析(陰影図) 【入力レイヤ】 : DEM 【ライトの高さ】 : 60

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35 【ラスタ】→【変換】→【ラスタのベクタ化】 参考:ラスタのベクタ化 【入力レイヤ】 : watershed

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36 ・標高データ(DEM)の用意 ・ラスタ解析    地形解析(傾斜・傾斜方位・陰影図・流域図)    断面図    平均傾斜    日照時間・日射量(&ラスタ計算機) ・地図調製 ・おまけ 本日のお品書き

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37 断面図・縦断図 断面図・縦断図の作成 【プラグイン】→【qProf】 qProfプラグイン以外にも VoGIS-ProfilTool など縦断図を作成できるプラグインが複数あります。

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38 地図上で断面図を 作成したい箇所にラインを引く DEMとラインの設定が終わったら 上から順番にクリック 断面図・縦断図

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39 そのまま【OK】 断面図・縦断図

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40 道路(林道・森林作業道等)の縦断図 【選択ツールバー】を使用して、調査対象道路を選択する 断面図・縦断図

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41 林道レイヤを選択 DEMとラインの設定が終わったら 上から順番にクリック 断面図・縦断図

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42 【Slope】にチェックを入れて【OK】 断面図・縦断図

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43 結果の画像出力 任意のフォルダに、 任意のファイル名で保存 【Export】→【Figure】 断面図・縦断図

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44 ・標高データ(DEM)の用意 ・ラスタ解析    地形解析(傾斜・傾斜方位・陰影図・流域図)    断面図    平均傾斜    日照時間・日射量(&ラスタ計算機) ・地図調製 ・おまけ 本日のお品書き

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45 【プロセシング】→【ツールボックス】 平均傾斜の算出 【統計】で検索 【ゾーン統計量】 小班ごとの平均傾斜を算出します

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46 平均傾斜の算出 【ラスタレイヤ】 : slope 【ベクタレイヤ】 :shohan 【計算する統計量】 :平均

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47 平均傾斜の算出 shohanレイヤを右クリックして【属性テーブルを開く】

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48 平均傾斜の算出 平均傾斜データの整理 【フィールド計算機を開く】アイコンをクリック

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49 平均傾斜の算出 平均傾斜データの整理 【フィールド名】 : 平均傾斜 【フィールド型】 : 小数点付き数値 【フィールド長】 : 任意(3以上) 【精度】 : 1(小数点以下の桁数) 【フィールドと値】を開いて、 _meanをダブルクリック 【式】に”_mean”が 入力されたことを確認して【OK】 別の手法もあるので、52~53頁で後述します。

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50 平均傾斜の算出 平均傾斜データの整理 平均傾斜が追加されたら、 【フィールド削除】アイコンをクリック _meanは不要なので削除

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51 平均傾斜の算出 平均傾斜データの整理 最後に【編集モード切替】アイコンをクリックして保存

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52 平均傾斜の算出 もしくは… 式に、 round(“_mean”,1)と入力して 小数点以下第1位に四捨五入 【既存のフィールドを更新する】 _mean を選択

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53 平均傾斜の算出 shohanレイヤを右クリックして【プロパティ】を開く 【フィールド】を選択して、 _meanをダブルクリック 名前を平均傾斜に変更

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54 ・標高データ(DEM)の用意 ・ラスタ解析    地形解析(傾斜・傾斜方位・陰影図・流域図)    断面図    平均傾斜    日照時間・日射量(&ラスタ計算機) ・地図調製 ・おまけ 本日のお品書き

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55 【r.sun.insoltime】の設定 日照時間の算出 【sun】で検索 【r.sun.insoltime】

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56 【r.sun.insoltime】の設定 日照時間の算出 【標高ラスタ】 : DEM 【傾斜方位レイヤ】 : aspect 【傾斜角のラスタ】 : slope 【通日】 : 80(春分の日) 【raster】フォルダに spring.tif で保存 Insolation time以外の チェックを全て外して 【実行】

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57 日照時間レイヤ(春分の日) 国土地理院:基盤地図情報(数値標高モデル)を使用 日照時間の算出 【参考】 夏至 → 172 冬至 → 356 で算出できます

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58 日射量の算出 【sun】で検索 【r.sun.incidout】 【r.sun.incidout】の設定

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59 【r.sun.incidout】の設定 日射量の算出 【標高ラスタ】 : DEM 【傾斜方位レイヤ】 : aspect 【傾斜角のラスタ】 : slope 【通日】 : 80(春分の日) 【時間】 : 12(正午) 【raster】フォルダに irradiance.tif で保存 直接光照度以外の チェックを全て外して 【実行】

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60 日射量レイヤ(春分の日) 国土地理院:基盤地図情報(数値標高モデル)を使用 日射量の算出

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61 条件による地域の抽出 【ラスタ計算機】 【ラスタ計算機】を使うと 複数のラスタレイヤの属性データ間で 様々な演算を行うことができます。 例えば、作成時期の違うDEMデータを 使うことで、地形がどのように変化したか 算出することができます。 (崖崩れの前後など) 今回は、標高と日照時間から 条件を設定して地域の抽出を行います。

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62 条件による地域の抽出 【raster】フォルダに sample.tifで保存 “DEM@1” <= 500 AND “spring@1” >=10 標高500m以下 かつ 日照時間10時間以上

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63 条件による地域の抽出 国土地理院:基盤地図情報(数値標高モデル)を使用 条件に合致した箇所が白く表示されます

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64 ・標高データ(DEM)の用意 ・ラスタ解析 ・地図調製    見やすい図面の作り方    鳥瞰図(3D表示) ・おまけ     本日のお品書き

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65 slope(傾斜)レイヤの色付け  レイヤを右クリックしてプロパティを開く 緩傾斜← →急傾斜  黒     白 という設定になっています 見やすい図面の作り方

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66 slope(傾斜)レイヤの色付け  白黒画像に擬似的に色付けをする 【レンダリングタイプ】を 単バンド疑似カラーに切り替える 見やすい図面の作り方

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67 slope(傾斜)レイヤの色付け  白黒画像に擬似的に色付けをする 【内挿】:離散値 【カラーランプ】:▼(下記参照) 【ラベルの接尾辞】:° 【ラベルの精度】:0 見やすい図面の作り方 設定が終わったら、 【分類】をクリック

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68 slope(傾斜)レイヤの色付け  白黒画像に擬似的に色付けをする 傾斜区分を設定 青 → 0 緑 → 10 黄 → 20 橙 → 30 赤 → 40 【+】をクリックして項目を追加 黒 → 90 見やすい図面の作り方

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69 傾斜区分図 国土地理院:基盤地図情報(数値標高モデル)を使用 見やすい図面の作り方

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70 aspect(傾斜方位)レイヤの色付け  白黒画像に擬似的に色付けをする 【内挿】:離散値 【カラーランプ】:Spectral 【ラベルの接尾辞】:入力不要 【ラベルの精度】:0 【モード】:等間隔分類 【クラス】:4 見やすい図面の作り方

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71 東 ~45度まで 北 45~135度 西 135~225度 南 225~315度 【+】で項目を追加して 東 315~360度 0° 見やすい図面の作り方 aspect(傾斜方位)レイヤの色付け  白黒画像に擬似的に色付けをする

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72 傾斜方位図 国土地理院:基盤地図情報(数値標高モデル)を使用 見やすい図面の作り方

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73 slopeとreliefレイヤを表示 国土地理院:基盤地図情報(数値標高モデル)を使用 見やすい図面の作り方 reliefレイヤは、 slopeレイヤより下に表示

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74 見やすい図面の作り方 slopeのレイヤプロパティ シンボロジ  ↓ カラーレンダリング  ↓ 混合モード → 乗算

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75 図面に立体感が出ます 国土地理院:基盤地図情報(数値標高モデル)を使用 見やすい図面の作り方

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76 国土地理院:基盤地図情報(数値標高モデル)を使用 見やすい図面の作り方 色々と設定を試してみよう

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77 国土地理院:基盤地図情報(数値標高モデル)を使用 見やすい図面の作り方 日照時間(夏至)

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78 国土地理院:基盤地図情報(数値標高モデル)を使用 見やすい図面の作り方 日照時間(冬至)

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79 国土地理院:基盤地図情報(数値標高モデル)を使用 見やすい図面の作り方 日射量(春分・正午)

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80 3Dビュー 空中写真を追加 【レイヤ】→【データソースマネージャ】 【raster】フォルダ内の airphoto01.png airphoto02.pngを開く

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81 3Dビュー 【ビュー】→【新しい3Dビュー】 新しいウィンドウが開くので、 設定アイコンをクリック

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82 3Dビュー 【地形】 型 → DEMラスタ 高さ→ DEM

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83 3Dビュー 国土地理院:基盤地図情報(数値標高モデル)及び電子国土基本図(オルソ画像)を使用 shiftキーを押しながら マウスをドラッグすると マップを回転させられます

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84 ・標高データ(DEM)の用意 ・ラスタ解析 ・おまけ    ラスタデータの属性データ確認方法    ワールドファイルについて    kml・kmzファイルについて    ワールドファイル ↔ kmz変換    DEM変換ツール 本日のお品書き

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85 ラスタの属性 Value Tool

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86 Value Toolプラグイン ラスタの属性確認 【ツールバー】の アイコンを直接クリックでも可 【ビュー】→【パネル】→【Value Tool】

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87 Value Toolプラグイン ラスタの属性確認 【spring】などラスタレイヤを表示 → 地図にマウスポインタを移動 ポインタがある場所の 属性データが表示されます

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88 ワールドファイル

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89 1ピクセルの大きさ(X軸方向) 1ピクセルの大きさ(Y軸方向) 画像左上ピクセル中心点のX座標 画像左上ピクセル中心手のY座標 2・3行目は画像の傾き(通常はゼロ) ワールドファイル

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90 ワールドファイルは、 画像ファイルと同じファイル名で 同じフォルダに入れておく必要がある。 拡張子は、画像の拡張子+w jpg tif bmp → jpgw(jgw) → tifw(tfw) → bmpw(bpw) ワールドファイル

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91 tif(tiff) 形式の画像は、メタデータとして ファイルにワールドファイルを埋め込むことができる   ↓ GeoTIFF(ジオティフ) ファイルは1つで済むが、見かけ上 tif と GeoTIFFの区別はつかない(拡張子は、.tif .tiff) ワールドファイル

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92 LibgeoGUI tif+tifw ⇄ GeoTIFF GeoTIFFの作成と ワールドファイルの エクスポートができる http://freegeographytools.com/2007/a-new-gui-for-the-libgeotiff-worldfile-utilities ワールドファイル ここからDL

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93 【Input GeoTIFF】  GeoTIFFファイルを選択 【Export】をクリックで ワールドファイルの出力 ワールドファイルの出力 ワールドファイル

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94 【GeoTIFF metadata】  ワールドファイルを選択 【Input Tiff】  tifファイルを選択 【Output GeoTIFF】  GeoTIFFの出力先を選択 GeoTIFFの作成 出力 ワールドファイル

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95 kml kmz

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96 kmlファイルについて   Keyhole Markup Language   xmlベースのマークアップ言語   主に、GoogleEarth・Googleマップで使用されている。   テキストエディタで開くことができる。   kmlファイルと画像ファイルを組み合わせることで   ラスタデータも扱うことができる。 kml・kmzファイル

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97 kmzファイルについて   kmlをzip圧縮したファイル。   ラスタデータを扱う場合や、複数のkmlファイルを  1つのファイルにまとめることにも使える。   拡張子を.kmzから.zipに書き換えることで  展開(解凍)することができる。   GoogleEarthのほか、ハンディGPSやスマホアプリ等で  使用することができる。 kml・kmzファイル

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98 kmzファイルの中身を見てみよう 解凍 解凍 muroran_1024 kmlファイルと画像が入っている 拡張子.kmzを .zipに強制的に書き換えた後に 展開(解凍)する kml・kmzファイル

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99 kmlファイルの中身を見てみよう テキストエディタ テキストエディタ kml・kmzファイル

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100 kmlファイルの中身を見てみよう Excel Excel kml・kmzファイル

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101 画像の座標は、東西南北端の緯度経度 一般的にGISで用いられている ワールドファイルは、 左上の座標&ピクセルの大きさ kml・kmzファイル

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102 GoogleEarth ⇄ QGIS ファイルの変換が必要! kmz                tifwなど kml・kmzファイル

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103 GarminCustomMap プラグイン ワールドファイル → kmz

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104 【プラグイン】→【GarminCustomMap】 GarminCustomMap kmzに変換したい範囲の図面を 表示してからプラグインを起動 ツールバーの   アイコンを直接クリックでも可

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105 任意のフォルダに、 任意のファイル名で保存 GarminCustomMap 数値が大きい方が画質は良くなる。 ただし、Garmin製ハンディGPSに 表示させたい場合は、 タイル数が100あるいは500以下に なるよう赤枠の設定に従うこと。 (今回の例では、11.2 or 25.1以下) ※ハンディGPSの機種によって表示できるタイル(画像)数が異なります。  個人的には、2~3程度でも画質は充分だと思っています。色々試してください。

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106 QGIS → GoogleEarth tifwなど          kmz ワールドファイル → kmz ※直接ワールドファイルをkmzに変換する方法 (GarminCustomMapがエラーで動かない時など)

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107 【プロジェクト】→【プロジェクトのプロパティ】→【CRS】 ワールドファイル → kmz 【フィルタ】 : WGS で検索 【座標参照系】 : WGS 84 を選択  ↓ 【OK】 ※GoogleEarthやハンディGPSの設定に合わせる操作です。

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108 ワールドファイル → kmz ハンディGPSなどに表示させたい箇所をQGISで表示

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109 ワールドファイル → kmz 【プロジェクト】→【地図を画像にエクスポート】 必要に応じて、 解像度などを設定して 任意のファイル名で保存すると、 画像ファイルとワールドファイルが 作成できます。

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110 テキストエディタ(メモ帳など)でワールドファイルを開く 1:1ピクセルの大きさ(X方向) 2:回転設定(通常0) 3:回転設定(通常0) 4:1ピクセルの大きさ(Y方向) 5:左上ピクセルの座標(X座標) 6:左上ピクセルの座標(Y座標) ラスタデータは、 画像左上の座標値と、画像の大きさによって位置情報が決定されている ワールドファイル → kmz

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111 ワールドファイルをコピペ 画像ファイルのプロパティ 【Ctrl+A】で全選択 【Ctrl+C】でコピー 【Ctrl+A】で全選択 【Ctrl+C】でコピー セル【B2】を選択し 【Ctrl+V】でペースト セル【B2】を選択し 【Ctrl+V】でペースト ワールドファイルから 画像の東西南北端の座標値に変換 ワールドファイルから 画像の東西南北端の座標値に変換 ワールドファイル → kmz

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112 GoogleEarthを開いて【追加】→【イメージオーバーレイ】 【場所】タブを選択して 変換した座標値を入力 【場所】タブを選択して 変換した座標値を入力 QGISから 出力した画像ファイルを選択 QGISから 出力した画像ファイルを選択 ワールドファイル → kmz

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113 ワールドファイル → kmz

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114 レイヤを右クリックして【名前を付けて場所を保存】 ファイル形式を【.kmz】にして 任意の名前をつけて保存してください。 kmzファイルは、 ・Garmin製 ハンディGPS* ・アプリ  【ジオグラフィカ】…iOS,android  【スーパー地形】…iOS,android  【SkyWalking】…iOS などで表示させることが出来ます。 ワールドファイル → kmz *ただし、1枚の画像の最大サイズは、1024pixelまで。  GarminCustomMapプラグインは、1024pixel以上にならないように、  自動的に切り分けて複数枚の画像にしてくれます。

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115 GoogleEarth → QGIS kmz                 tifw kmz → ワールドファイル

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116 経緯度と画像サイズをチェック kmz → ワールドファイル

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117 worldfile_converter.xlsx 経緯度と画像サイズを入力すると ワールドファイル形式に変換される コピーして、メモ帳などに貼り付けて 画像ファイルと同じ名前で保存したあと、拡張子を書き換える kmz → ワールドファイル

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118 DEM 変換ツール QuickDEMforJPプラグインが上手く動かない時などに使用してください

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119 基盤地図情報サイトからダウンロードした PackDLMap.zipファイルを解凍(展開)すると 個別のzipファイルが入っているので、さらに解凍 DEM変換ツール

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120 zipファイル内の xmlファイルを1つのフォルダにまとめてください DEM変換ツール

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121 xmlファイルからラスタデータ(tif)に変換 http://www.ecoris.co.jp/contents/demtool.html DEM変換ツール

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122 DEM変換ツール 基盤地図情報標高DEM変換ツールの【変換結合.vbs】