Ⅲ 古墳時代 ③(中期～後期の政治) (倭の五王時代)

１ 5Cの中国 3C 4C 5C 6C 魏 呉 蜀 三 国 晋 宋 北魏 【南朝】 【北朝】 『宋書倭国伝』に記された時代

死して弟 立つ。 自ら使持節都督倭・百済・新羅・任 那・加羅・秦韓・慕韓七国諸軍事、 倭国王と称す。 ２ ：宋の正史,沈約(しんやく)の編纂。 『宋書』倭国伝 頃の日本の様子を伝える。 ５C 《倭の五王が，宋の皇帝に上表 文を送ってきたときのくだり》 倭王武の上表文 興 安東大将軍 武 中国の首都から東の地方についての軍事統帥権をもつ将軍。 【原文】

百済・新羅・任那・加羅・秦韓・慕韓の各地域 を、支配下に置きたいんですが、如何でしょう か・・・ 【訳文】

【解釈】 421 讃、宋へ朝貢 開始 478 武、安東大将軍の号 授かる 朝鮮に対する政治的立場を有利にする ため。国内政治を安定させるため。 宋書 日本書紀 応神 仁徳 履中 允恭 反正 安康 雄略 讃 珍 済 興 武 ・・・ 雄略天皇

Ⅳ 古墳時代 ④ (大陸文化の伝来)

１ 5Cの伝来

① がもたらした技術 渡来人 ■ ・ ・ 。 ■鉄器 ■土器(須恵器) ■機織 ■養蚕・機織 ■文筆 韓鍛冶部(からかぬちべ) 陶作部(すえつくりべ) 錦織部(にしこりべ) 弓月君(ゆづきのきみ) 秦氏の祖 阿知使主（あちのおみ） 東漢氏 ・ の祖 漢氏 (やまとのあやうじ) (あやうじ) 子供に漢字を教えるために用いられた漢文の長詩。まだ当時は編纂されない・・・・ 王仁(わに) 西文代 の祖 (かわちのふみうじ) 千字文 漢字 『論語』 儒教

②日本人が を使用した最古の例 漢字 ■石上神宮(いそのかみじんぐう) 所蔵 七支刀(しちしとう) 大王家に仕えた古代の豪族物部氏の武器庫であっ たとされる奈良県天理市の石上神宮に六叉の鉾（ろ くさのほこ）として伝えられてきた鉄剣。 (表）泰和四年□月十六日丙午正陽造百錬鋼 七支刀出辟百兵宜供供候王□□□□作 （裏）先世以来未有此刀百済王世□奇生聖音 故為倭王旨造伝示後世

■ 出土(熊本県)の鉄刀銘 ■ 出土(埼玉県)の 鉄剣銘 江田船山古墳 「獲 □ □ □ 鹵大王」の言葉あり 加多支 ワカタケルノ大王 雄略天皇 = 「武」 稲荷山古墳

■ 所蔵(和歌山県) 隅田八幡宮 人物画像鏡銘

２ 6Cの伝来 ( から ) 百済

① 学術の伝来 513 五経博士 儒教を伝える 554 医・易・暦 博士 五経博士とは本来、中国古代の官職の一つで、儒家の経 典である五経（詩・書・礼・易・春秋）を教学する学官であ った。百済もこの官職を設けており、６世紀に交代で来日 し、儒教や学術を伝えたのである。 簡単に説明すると医は医術,易は占い,暦は「 こよみ」（時の流れを年・月・週・日の単位で区 切ったもの）

552年説 『日本書紀』 ② の伝来(百済の聖明王 → 欽明天皇) 仏教 知恩院蔵（写真：奈良国立博物館） 538年説 『上宮聖徳法王帝説』 公伝

③歴史の編纂 『帝紀』 大君の系譜 『旧辞』 朝廷の説話 記紀の説話・伝承的な部分の元になっ たもの? のちに記紀の基本史料となった? 現 存 し て い な い