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2025年12月25日更新 株式会社ビズリーチ DX本部 CTO室 prAIrie-dog's Burrowグループ マネージャー 林 勝悟 小さく、早く、可能性を多産する。 生成AIプロジェクト「prAIrie-dog」 (プレーリードッグ)

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自己紹介 氏名 林 勝悟 博士(情報学) 所属 株式会社ビズリーチ DX本部 CTO室 prAIrie-dog's Burrow グループ マネージャー 経歴 2021年3月、京都大学大学院で機械学習分野の博士課程を修了。 2021年4月、日本電気株式会社( NEC )に入社し、自然言語分野の研 究に従事。2023年1月、株式会社ビズリーチに入社。 お仕事 ・prAIrie-dog プロジェクト ・データサイエンス ・AI施策全般 好き もふもふした動物。 専門はプレーリードッグ。

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社内における生成 AI 活用の障壁 経営 AI推進 不確実性が 高い 社員 (ユーザー) リテラシーが 必要 可観測性が 低い 不確実性、可観測性、リテラシーに関する問題のために、効果的な生成 AI 活用は容易ではない。 ・利用目的 ・プロンプト ・データの扱い ・利用目的 ・効果 ・ビジネス ・技術

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prAIrie-dog ユーザーとの協働による 幅広い現場検証 社内業務向けの生成 AI プロダクトを多産するプロジェクト「prAIrie-dog」を社員3人で2024年10月に始 動。3つの障壁に対し、ビジネス×プロダクト×エンジニアリング観点の手段を取る。 テンプレート駆動による プロダクトの進化と多産 業務特化ワークフロー 障壁 手段 ユースケースを絞る コストを減らし 試行回数を増やす 方針 ビジネス プロダクト エンジニアリング 不確実性 リテラシー 可観測性

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プロダクト|業務特化ワークフロー 利用目的が明確。簡単かつ効果的に使え、効果測定も容易。 ① アプリケーション選択 ② フォーム入力 ③ 生成 フォームの入力から プロンプトを自動構築 リテラシーの解決 クリスマス限定

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prAIrie-dog の処理 プロダクト|データの扱い システムでガバナンスを効かせて、データを業務に活用できる。 リテラシーの解決 営業担当 🔒 個人情報などの センシティブ情報のマスキング 🤖 議事録生成 商談データ 議事録 prAIrie-dog の処理

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プロダクト|効果の可視化と利用促進 アプリケーションごとにダッシュボードを発行し、ユーザーが現場で利用促進を行う。 年月 (アプリケーション名) prAIrie-dog ユーザー ユーザー 提供 利用促進 利用促進 提供 同部門ユーザー 同部門ユーザー 可観測性の解決 年月 年月日

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エンジニアリング|テンプレート駆動によるプロダクトの進化と多産 不確実性の解決 不確実性への適応(拡張性)とアジリティ(再利用性)を実現するテンプレート駆動開発。 核となるテンプレート(遺伝子型)を進化させ、新たなプロダクト(表現型)を多産する。 さらに、開放閉鎖の原則に基づく設計と、CI/CD・AI 活用が進化のサイクルを加速させる。

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ビジネス|ユーザーとの協働による幅広い現場検証 開発チームがファシリテーション形式で取り組むことにより、複数プロジェクトを並行稼働できる。これまで、フ ロントからバックオフィスまで20以上の部門、100人以上の社員と連携。 PO PF 開発 prAIrie-dog 開発チーム 要件定義/ プロンプト担当 アプリケーションプロジェクトB 要件定義 担当 アプリケーションプロジェクトA プロンプト担当 ファシリテーション App 開発 不確実性の解決

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📈 利用の拡大 成果 🎤 Google Cloud Next Tokyo 25 登壇 🏆 社内アワード受賞 小さく始めたが、全体展開後は利用が拡大。 取り組みは社内外で評価される。 利 用 回 数 年月

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さらなる価値|Prototyping as a Service これまで 検証までの期間を数カ月から1週間に短縮。小さな失敗で学びを得て、成功への確度を高める。 企画 ◎ 失敗時の損失を小さくして進退を決定可能 △ 失敗時の損失が大きい 数カ月 企画 プロダクト実装 検証 検証 プロダクト実装 prAIrie-dog 1週間 実装

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プレーリードッグ(英語: Prairie Dog、学名:Cynomys)は、 北米の広大な大平原に住む社会的で遊び心のあるジリス の仲間です。 名前は平原(prairie)に住んでおり「キャンキャン」と犬のよう に鳴くことに由来します。 本プロジェクト(project)では、オグロ(Black-tailed)プレー リードッグが住む大平原のようなスケールで、テール(組織 の細部)にまでAI利活用を推進したい( promote)。 そして、Visionalグループのミッションを実現するため、みん なの可能性(can)を呼び覚ます(prompt) プロダクト(product)を多産(prolific)したい。 そんな想いを込め、「 prAIrie-dog」と名付けました。 プロジェクト名「prAIrie-dog」に込める意味 上野動物園のオグロプレーリードッグ (Black-tailed Prairie Dog) Black-tailed Prairie Dog の分布* Visionalグループミッション * "Black-tailed Prairie Dog Cynomys ludovicianus distribution map" by Darekk2 using the IUCN Red List spatial data is licensed under CC BY-SA 4.0.

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● Be Playful & Prolific(遊び心で、草原を埋め尽くせ)(Mindset): 不確実性が高い中で、遊び心(Prairie-fulness)を持ち、深刻にならず、軽やかに多産する。 ● Jump Out of the Burrow (巣穴から飛び出せ)(Challenge): プレーリードッグは、群れの発展のために新たな縄張りを求めて、自ら安全な巣穴を飛び出し、危険な外の世界へと旅立つ。 私た ちも、会議室やコードの中(巣穴)だけに安住してはいけない。ユーザーがいる「外の世界」へ飛び出し、生の声を聞き、真の課題を 見つけ出す。自分の領域を越境し、ユーザーにとっての価値を探索し続ける。 ● Dig the Burrow, Design the Town (泥臭く掘り、街を描け)(Engineering): まずは目の前の敵から身を守る、あるいは雨風をしのぐための穴(β版、最小機能)を、泥臭く最速で掘る(Dig the Burrow)。しか し、その穴は孤立してはいけない。将来、何百匹もの仲間が行き交う巨大な地下都市(タウン)の一部になるよう、不確実性を許容 する拡張可能な接続口(インターフェース)にする(Design the Town)。 ● Spread Jump-Yip (想いと可能性を伝播させよ)(Teamwork): プレーリードッグの「Jump-Yip」は、一匹の動作が群れ全体へ波(ウェーブ)のように伝わることで、安全と連帯を確認し合う行為 だ。 私たちも、情熱やナレッジを自分の中に留めない。一人の「気づき」や「称賛」を起点に、組織全体へポジティブな熱量を伝播 (Spread)させ、みんなの可能性を呼び覚ます。 ● Evolve the Species, Not the Individual(個体ではなく、種を進化させよ)(Strategy): 「その場しのぎの個別対応(個体の進化)」は、生態系を複雑にし、長期的には死を招く。共通基盤やテンプレート自体を強化する ことで、そこから生まれる全てのプロダクト(個体)を一斉に進化させる。 prAIrie-dog Values(行動指針)

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prAIrie-dog Ecosystem プレーリードッグは生態系のキーストーンとも言われている。 prAIrie-dog は新しい可能性を次々と産み出し、会社を支えるキーストーンとなる。

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