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ようけいとあんぜんと じんせい

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はじめに

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ささみの闇 わたし イズ アイティー エンジニア やって! あかんて! 色んな意味で さんの おかげでした

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• • • を主催してます • うさぎと暮らしています • 「とりのめし 」とかいうの作ってます

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今日のアレ • システム運用に関連付けようと 思ったのですが • まじめに養鶏にフォーカスしてます 私は養鶏業関係者ではないのですが ささみの会のために勉強しました お話を頂いた皆様に感謝申し上げます。

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足成

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卵価の上昇 • 買い物をする人はお気づきでしょう • 年 月以降鶏卵の価格が 割ほど上昇 しています 出典:東京新聞

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昔はどうだった? • 年 月の平均卵価は 円でした。 • ちなみに昔は? – 年 月平均: 円 – 年 月平均: 円 – 年 月平均: 円 出典:鶏鳴新聞

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要因 要因は幾つかあり • 鳥インフルエンザ 亜種による鶏の淘汰 – およそ の養鶏農家が廃業 全体の – 処分された鶏の数はおよそ 万羽 • 農水省、生産調整を実施 • 飼料の高騰 • 飼料の値上げは円安が原因

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なので • お上が悪い!アベノミクス!ふぁっく! • とか言われることもあります

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例の件 • ときに、今鶏肉がホットですね 出典:日経新聞

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• 賞味期限を切れた肉を輸出していた • また貴国か などあって、 食の安全をどう担保すれば良いか?とは ずっとずっと長いこと言われている 気がします

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ところで、そもそも肉って どうできているんです? って思わないですか?

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養鶏場という施設 • その名の通り、鶏を育ててます。 • 卵採ったりも。 • そういう場所ですから衛生には 気を使われています。 • しかし、だれでも養鶏場に 入れるわけじゃありません。 – データセンターと同じですね

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立ち入りは厳密です • しかしこれ、 年に家畜伝染病予防法 が改正された結果です。 • 豚・牛なども同様になりました。 なぜに? 年に宮崎県で発生した口蹄疫などを トリガーとしています。 覚えてますか?

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• 家畜の場合の「衛生」は 人間ほどではないんですが • ウイルスや菌が発生しない状態が 「衛生を保たれている」 • なので、実際現場は埃だらけだったり 臭かったりします。 • とは言え、清潔であることに越したこと はありません。

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鳥インフルエンザ • 鳥インフルエンザの感染力は脅威 • 感染力というより、感染経路が よくわかっていない方が脅威 • 人や、輸入物から感染することもあり、 うかつに人が触れられない事が多い • 一羽感染すると、周りにいる鶏はすべて 淘汰しなくてはならない • 亜種がたくさんある

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対策 • 防鳥ネットを張り巡らす • 他の鶏を近寄らせない工夫 – 糞を落とされることによるアウトブレイクも リスク – 畜舎の周りに石灰を撒き、殺菌効果を 狙うことも

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飼育方法 • 飼育方法も いろいろ。 バタリーケージに 入れての飼育が有名 ですが – 最近はエンリッチドケージや その他の飼育方法に移行 しつつあります。 • 平飼いという 放牧するような タイプの飼育方法も 主なやり方です。

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種類 • 養鶏場の食肉用の鶏はご存知ブロイラー • それなりに規模の大きいところだと 日 羽がお肉に • 鶏卵を採取するためには、 赤玉を生む ボリスブラウン、 白色レグホン ジュリア種など。

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地鶏(この他にもたくさんいますよ)

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地鶏 • 各地で名産になっている鶏 • 地鶏は「餌×品種の掛け合わせ」で 生まれた鶏たちで、 認定です。 – 日向鶏 – 名古屋コーチン – 伊勢地鶏 – 瀬戸赤どり – 熊本コーチン

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その他 • チャボ – 頭がいい – 自分の名前を認識する • 軍鶏 • 東天紅 – 鳴き声が綺麗 – 雄叫びが 秒以上も • 尾長鶏 – 観賞用

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餌 • 余り知られていないですが結構いいものを 食べていました • 基本はバーディと呼ばれる飼料を与えます • その他、おから、ハーブ、米ぬか、大豆 小豆など地域によって変わった餌を 使っていることがあり、工夫をこらしている • 品質保持・向上のため餌の改良 – 卵の黄身、赤くなったり黄色くなったり 濃かったり薄かったりするのは餌の影響です。

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〆る • 食肉にします • 馬・豚・羊・牛などの大型家畜の屠畜に 際しては保健所の許可が必要です • 鶏に関してはそれを制限する法律はあり ませんので、自分で場所を確保すれば〆 ることができます。 • が、血と羽と内臓と骨の処理があるので 簡単じゃないです

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養鶏に対する理解 • そんな感じで出来た食事は感慨深い • 地元学校の授業の一環で解体など実施 • 「やってはいけない」ではないことを 理解する場 • 地産地消という考え方

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品質を上げるために • アニマルウェルフェア 動物福祉 の実践 • 畜産にも導入されています • 動物にも快適に過ごす権利がある という考え方 – 餓えと渇きからの自由 – 苦痛・不快からの自由 – 痛み・病気からの自由 – 通常行動の自由 – 恐怖・悲哀からの自由 業界にもこういう考え方が必要なのでは ?????

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自分で飼育すること • 出来るだけストレスをなくす環境作り • 過密な飼育場にしない – 喧嘩の阻止と病気の予防 • 夏場は餌や糞で不衛生になりがち。 なので掃除や餌の取り替えも頻繁に • 同じ飼育をしない – 人間だって全く同じ生活はしないのと同じ – 季節によって方法を変える

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なのでより良い飼育場を 目指す心がけが必須となります。 → 最初の話に立ち返る

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安全の話 • 諸所問題があるのに対処策がなかなか 広まらない • 関係者以外の人間は買い支えるしかない • 担保された食品かどうか見分けるのは 難しい。 • 加工されてしまったらわからない。

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• 何を基準にどれを信じますか? • なんだかんだ言っても 肉たべたいんだけど • 「自分は何を 食べているのか」を 認識することは大事 お前の食べているものは何だ

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何を元に信じるかは人それぞれ そのためのトレーサビリティ

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• 幸か不幸か、ただちに問題は 出ないことが多いです(我が国では) – 少なくとも爆発とかしないですから‥ • 見えるものから見えないところを考え 見に行ってみるのは良い経験になる • 判断基準を増やす、増える

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ご清聴ありがとうございました