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#ISGT2025 スケールする組織の実現に向けた インナーソース育成術 2025/09/12 1 パッケージチーム 松本 玲音奈

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2 自己紹介 松本 玲音奈 東京都立産業技術高等専門学校 電気電子工学コース 卒業 業務では主にフロントエンド領域を担当 業務を効率化するツールや社内の便利ツールを作るのが趣味 チームラボ パッケージチーム 4年目(2022年度 4月 新卒入社) @mzleo @mzleo_

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3 チームラボについて

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4 2001年創業 最新のテクノロジーを活用したソリューション、大規模なシステム開発や、 プロダクト、デジタルコンテンツの制作、都市計画や建築空間設計などを行う アーティスト、プログラマ、エンジニア、CGアニメーター、数学者、建築家など、 デジタル社会の様々な分野のスペシャリストから構成されているウルトラテクノロジスト集団で、 アート、サイエンス、テクノロジー、クリエイティビティの境界を越えて、 集団的創造をコンセプトに活動している

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5 Art Solution

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No content

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8 インナーソースを実践的に活用されている方

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9 チームラボのインナーソースについて

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10 チームラボのインナーソースについて Slack を遡ると、2021年頃 からインナーソースという言葉が出るようになった ただし、それ以前から社内でインナーソースのような取り組みがあった 誰かが便利ツールを作る ? ツールに対して質問・Issue・PR が来る 対応され、最新化

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12 チームラボのインナーソースについて 会社の規模が大きくなることで、インナーソースが見つけにくくなる インナーソースが育ちにくくなる そもそもインナーソースが生まれにくくなる

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13 チームラボのインナーソースについて 熱量

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14 インナーソース育成術

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15 インナーソース育成術 Step.1 :インナーソース という言葉を知ってもらう

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16 〇〇というツールを作った → それ、インナーソース化して、色んな方も使えるようにしてみない? このプロジェクトで〇〇の機能が欲しいんですよね → 自分もめちゃ欲しい!一緒にインナーソースとして作ってみない? インナーソース育成術

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17 結果 : 自分の周辺では『インナーソース』という言葉が使われるようになった インナーソース育成術

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18 Step.2 : インナーソース の熱量を組織内で広げる インナーソース育成術

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19 ・OSS の盛り上がりのように、みんなで作る仕組みを作りたい ・みんなが持つ課題を共有し合いながらインナーソースを作りたい インナーソース育成術

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20 インナーソース育成術

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21 インナーソース育成術

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22 インナーソース育成術 目的 : インナーソースを創って、みんなで共有しよう! ● インナーソースとは ● インナーソースの目的 ● リポジトリの準備方法 などをまとめている

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23 インナーソース育成術 熱量 ◎

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24 Step.3 : どんな インナーソース があるかを知ってもらう インナーソース育成術

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25 『インナーソース』が社内に色々あることを知っていただくことで このインナーソース、ウチのプロジェクトでも使えるかも! と感じる機会を増やしてもらう インナーソース育成術

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26 インナーソース育成術 インナーソースパターンブック インナーソース パターンとは、 特定の形式で成文化された ● 文脈の理解 ● 評価 ● 適用 を容易にするインナーソースのベストプラクティス https://patterns.innersourcecommons.org/ja

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27 インナーソースポータル 潜在的なコントリビューターは、彼らが興味を持っているインナーソースプロジェクトを 簡単に見つけることができません すべての利用可能なインナーソースプロジェクトの情報を インデックス化するウェブサイトを作成することにより、 興味があるかもしれないプロジェクトについて知ることができ、 インナーソースプロジェクトのオーナーは、外部のオーディエンスを引き付けることができます インナーソース育成術 https://patterns.innersourcecommons.org/ja/innersource-portal

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28 インナーソース育成術

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29 インナーソース育成術

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30 表示内容 ● リポジトリ名 ● リポジトリ概要 ● コードオーナー ● リポジトリ表示リンク ● その他リンク ○ PR リンク ○ Issue リンク ○ ドキュメントリンク ○ GitHub.dev へのリンク インナーソース育成術

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31 インナーソース育成術 Step.4 : 対象の インナーソース がどこで使われているか知ってもらう

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32 GitHub の README に、「このツールを利用中のリポジトリ」リンクをつける このリンクを押すことで、Organization 内で利用されているリポジトリの検索結果を表示する → 各リポジトリでどのように利用されているか、自分が想定する利用方法であってるか   などを確認することができる インナーソース育成術 → リンクの遷移先は GitHub の検索クエリを含んだ URL

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33 インナーソース育成術 Step.5 : Issue, PR, 問い合わせなど、フィードバックのハードルを下げる

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34 オープンソースでも重要ですが、 Issue の投稿や PR の作成ハードルはなるべく下げることで、 フィードバックを受けやすいようにする インナーソース育成術

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35 インナーソース育成術 Step.1 : インナーソース という言葉を知ってもらう Step.2 : インナーソース の熱量を組織内で広げる Step.3 : どんな インナーソース があるかを知ってもらう Step.4 : 対象の インナーソース がどこで使われているか知ってもらう Step.5 : Issue, PR, 問い合わせなど、フィードバックのハードルを下げる

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36 これからインナーソース部でやりたいこと

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37 ● 四半期?半年?に 1度、インナーソースのリリース報告会 ● 期限を決めて、みんなで特定のインナーソースを作るイベント ● 表彰イベント ○ teamLab★InnerSource Champion 20XX ○ 最多コントリビューション賞 ○ ベストPR賞 ○ 神Issue報告賞 ○ 新人賞 これからインナーソース部でやりたいこと

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38 チームラボでは様々な エンジニア職を募集中です! 一緒にInnerSourceの文化づくりに取り組みませんか?

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39 ご清聴ありがとうございました!

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