Slide 1

Slide 1 text

青森県の外国人居住者の意識調査 ―留学生の視点から― 青森中央学院大学 斗澤大我

Slide 2

Slide 2 text

外国人意識調査について (1)愛知県豊田市『2009年度豊田市 外国人意識調査』 ・豊田市に暮らす外国人の生活満足度:60% ・「緑が多く、自然環境に、恵まれている」と「働く所が、たくさん、ある」 (2)神奈川県横浜市『令和6年度横浜市外国人意識調査』 ・横浜市内 外国人居住人口 12万人(2024年5月末) →横浜市では市内在住外国人の生活意識やニーズを把握 市政運営や政策立案の基礎資料と活用 ・横浜市に暮らす外国人の生活満足度:70% ・生活上での困難:「生活費」、「税金・年金の手続き」、「老後の生活」 「スポーツができる場」、「日本の生活習慣や文化を学ぶことができる場」 ⇒都市開発とともに生活の利便性を求める傾向にあり、 「就業や就学」と「子育て」に関する意識が重要視

Slide 3

Slide 3 text

青森県の在留外国人数の推移 出所:青森県の在留外国人数の推移(国籍・地域別、在留資格別)より引用 ・コロナ禍以降、増加傾向 ・とくにベトナムからの 在留者 ・青森県内で生活する 外国人は増えている!

Slide 4

Slide 4 text

調査の目的と方法 調査の目的 留学生の現在の課題把握と改善点の検討 生活の利便性が求められているかも? 調査の方法 留学生へのアンケート調査(2026年1月実施) 対象:本学に通学する留学生 内容:青森での生活満足度、困りごと ベトナム16名 タイ4名 中国2名 マレーシア1名 計 23名

Slide 5

Slide 5 text

結 果① 居住年数 ・1年 / 5人 ・1年半/ 8人 ・2年 / 4人 ・2年半/ 1人 ・3年 / 5人 ※回答者:1年~2年未満の留学生 出所:留学生へのアンケート調査(2026年1月実施)より作成

Slide 6

Slide 6 text

結 果② 日本語理解度 ・「とてもよくわかる」: 2名 ・「ある程度分かる」 :21名 ※日常会話は可能だが、日本語が十分とは言えない留学生もいる? 生活満足度 ・「やや満足」 :13名 ・「どちらでもない」:8名 ・「やや不満」 :2名 ※大きな不満は少ないが満足といえない状態でもある 出所:留学生へのアンケート調査(2026年1月実施)より作成

Slide 7

Slide 7 text

結 果③ アンケートに回答した留学生が困っていること… ・日本語(特に漢字、専門用語) ・医療機関での説明 ・住居、雪への対応 ・行政手続きの不便さ ・アルバイト 日本語による指示理解の難しさ 留学生を採用しない職場がある 仕事内容への不安 ミスへの恐れ

Slide 8

Slide 8 text

結 果④ 〇相談できる場所の有無 「ある」: 12名 「ない」: 11名 → ※約半数が相談先がない ※アルバイトで困った学生は全員「ない」と回答 〇求められている利便性 ・交通手段の充実(バス、無料券) ・日本語に不安があっても相談できる場所 ・交流、学外で過ごせる施設

Slide 9

Slide 9 text

結 果⑤ークロス集計の結果からー 1年 1年半 2年 2年半 3年 やや満足 2 6 1 0 4 どちらとも 2 2 3 1 0 やや不満足 1 0 0 0 1 1年 2年 3年 やや満足 8 1 4 どちらとも 4 4 0 やや不満足 1 0 1 61.5 20.0 80.0 ⇒生活度の満足が生活2年目で低下していた。 ある程度生活している留学生への声かけが必要か? 1年 1年半 2年 2年半 3年 やや満足 2 6 1 0 4 どちらとも 2 2 3 1 0 やや不満足 1 0 0 0 1 1年 2年 3年 やや満足 8 1 4 どちらとも 4 4 0 やや不満足 1 0 1 61.5 20.0 80.0 出所:留学生へのアンケート調査(2026年1月実施)より作成

Slide 10

Slide 10 text

考 察 • 生活、アルバイト、日本語を含めた総合的支援、大学と地 域が連携したサポート体制の構築 • 相談先の不足が要因の可能性があるのではないか? →クロス集計の結果でも、当面のサポートの必要があ る。 • 生活のための交通面の利便性が求められる傾向にある。 →先行研究と同様に利便性を意識調査で確認する必要 がある。