テンションも揚げてこう！ Ebitengine開発

自己紹介 藤原健(lapis2411) ・大学時代 - DXライブラリ(C++)を使ったゲーム開発 ・社会人 - 車載組込開発(3年) - 機械設計&検査ソフト開発(2年) - ブラウザゲームバックエンド(1年) ・趣味 - ボードゲーム Splendor 1000戦 アルナックが好き Dice × Dice Politicsという ボドゲを製作

ゲーム開発してテンションが上がることといえば？ イケてるイラスト？ めちゃ面白い企画？ いい音楽？ 最高のチームメンバー？

ゲーム開発してテンションが上がることといえば？ もちろんこれもテンション上がるけど ゲームパッド使えたらゲームしてる感がでて テンションが上がらないですか？

ゲーム開発してテンションが上がることといえば？ それEbitenengineなら簡単にできます！

実装サンプル

コード実装の説明 func (g *GamepadInput) Update() { if inpututil.IsGamepadButtonJustPressed(0, ebiten.GamepadButton0) { // Aボタンが押された時の処理 } if ebiten.IsGamepadButtonPressed(0, ebiten.GamepadButton1) { // Bボタンが押されている時の処理 } if inpututil.IsGamepadButtonJustPressed(0, ebiten.GamepadButton7) { //startボタン押下時の処理 } // 左コントロールスティックの入力量を取得 av := ebiten.GamepadAxisValue(0, 0) g.axisValue = 0 // デフォルトで微妙に倒れるので最小感度を設定 if av < -0.3 || av > 0.3 { // 最小感度以上スティックが倒れた時の処理 } } type GamepadInput struct { jump bool fastDrop bool axisValue float64 pause bool }

コード実装の説明 func IsGamepadButtonJustPressed(id ebiten.GamepadID, button ebiten.GamepadButton) bool func IsGamepadButtonJustReleased(id ebiten.GamepadID, button ebiten.GamepadButton) bool ゲームパッドのボタン入力監視 IsGamepadButtonJustPressed → 現在のTickでボタンが押下されたかどうか IsGamepadButtonJustReleased → 現在のTickでボタンが解放されたかどうか ボタンの状態が変わった瞬間のみ動作させたい →メニューの決定、ジャンプ inpututil パッケージ

コード実装の説明 func IsGamepadButtonPressed(id GamepadID, button GamepadButton) bool ゲームパッドのボタン入力監視 IsGamepadButtonPressed → 現在ボタンが押下されたかどうか (その瞬間の状態がどうか) ボタンが押されている間(もしくは放されている間)動作させたい →ホバリング(ボタンが押されている間は少しずつ上昇、とか ) サンプルではBボタンが押されている間落下速度の上限が上がる ebiten パッケージ

コード実装の説明 func GamepadAxisValue(id GamepadID, axis int) float64 ゲームパッドのスティック入力監視 GamepadAxisValue → スティックの倒し具合を-1.0~1.0の間で返す axis 0:左スティックX軸方向 1: 左スティックY軸方向 スティックの倒し具合に応じて何かしらの処理をしたい → 移動、メニューセレクト ebiten パッケージ

まとめ ● Ebitengine では関数呼び出しで簡単にゲームパッド入力が受け取れる ● 今回はサンプルで動けばいいやの実装なので、 ゲームパッドが複数入力された場合にどうするか、 抜き差しされた場合にどうするか、みたいな部分は別途考慮が必要 → 公式のサンプル見たほうが早い https://ebitengine.org/ja/examples/gamepad.html ● PCゲームとしてのリリースを考えるなら入力周りの設計は工夫が必要 ● 一応今回のコードは以下で公開してます https://github.com/lapis2411/ebitengine-game

まとめ テンションも揚げ揚げでゲーム開発しよう！