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今あえてGitLab 2023.10.10 SATOSHI KANEYASU

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今回のお話 • 最近、ソース管理ツールの⽐較をしたのでそのお話をします。

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ソース管理ツール サービス名 有料/無料 サーバー/SaaS メンテナンス バージョンアップ メリット デメリット GitLab 無料/有料 サーバー/SaaS サーバーの場合要 機能が豊富。 ⾃前サーバーなら無料で使⽤できる。 ⼤規模PJには⾼価なプランが必要にな る可能性あり。 GitHub 無料/有料 SaaS 不要 機能が豊富。 連携ツールが豊富。利⽤者が多く、 ネット上に知⾒が多い。 ⼀部の⾼度な機能には料⾦がかかる。 Bitbucket 有料 Saas 不要 Atlassian 製品との連携が強い。 UI がやや複雑。 CodeCommit 有料 Saas 不要 ソースを AWS の中に保管できる。 AWS エコシステムとの親和性が⾼い。 他のサービスと⽐べて機能が弱い。 AWS 外のサービスとの連携が弱い。

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今回はGitLabに着⽬ サービス名 有料/無料 サーバー/SaaS メンテナンス バージョンアップ メリット デメリット GitLab 無料/有料 サーバー/SaaS サーバーの場合要 機能が豊富。 ⾃前サーバーなら無料で使⽤できる。 ⼤規模プロジェクトには⾼価なプラン が必要になる可能性あり。 GitHub 無料/有料 SaaS 不要 機能が豊富。 連携ツールが豊富。利⽤者が多く、 ネット上に知⾒が多い。 ⼀部の⾼度な機能には料⾦がかかる。 Bitbucket 有料 Saas 不要 Atlassian 製品との連携が強い。 UI がやや複雑。 CodeCommit 有料 Saas 不要 ソースを AWS の中に保管できる。 AWS エコシステムとの親和性が⾼い。 他のサービスと⽐べて機能が弱い。 AWS 外のサービスとの連携が弱い。

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GitLabもAI機能の開発が進んでいる • 2023年5⽉に⽶GitLabとGoogle CloudはAI分野での提携を発表。 • GitHub Copilot、AWS CodeWhispererを追う形。 • GitLabがGoogle Cloudと提携 AI機能の提供加速 コードの⾃動⽣ 成、コードにある脆弱性の説明など

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GitLabの機能はどうなのか • ⼀⾔で⾔うと⼗⼆分、なんでもできるので他のSaaSが勧めづらいレベル • GitHubとほぼ同等 • 微妙に⾔い回しが気になるところはある(マージリクエストとか) • GitHub Actions相当のものものがある • GitLabの⽅がCI/CDが回しやすい(GitLab CIという機能がある) • サーバーにもインストール可能だが、セットアップが難しい • サーバー構成は結構複雑(次のページ)

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GitLabをAWSにデプロイした場合の構成 [画像引⽤]Amazon Web Services(AWS) に GitLab POC をインストールします。 • 左記の構成図では、GitLabの各機能を 分割配置している。 • 理由は、ビルド時に全体性能が下がっ てコミット等の操作ができなくなるの を防ぐため。 • 1つのサーバーにGitLabの機能をまと めることも可能 • セッション管理のためにRedisが必要な のが意外ポイント

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実際セットアップしてみた所感 • ロードバランサーを⽤いた場合、セッション管理のためにRedisを使 わねばならないのがわかりにくい • 設定ファイル (gitlab.rb)が、編集しづらくで作業が⾃動化しづらい • (慣れの問題もあるが)ログが追いづらくエラー原因が特定しづらい

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ではなぜGitLabを使おうとしてるのか︖ • ソースコードを⾃社NWから出したくない • 外部ではなく内部の脅威のためにソース管理ツールを社内NWで運⽤ したいという需要は存在する • ソース管理ツールが社内にNWにあり、⼿中にあるのなら、⾃由に分 析が可能

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[余談]⼿続きの⼿間によるSaaS導⼊の壁 • SaaSで提供されているサービスは、 ⾃前サーバーに展開するならば安価/無料で稼働できるものはある • 運⽤の⼯数がかかるので、結果的にSaaSの⽅がお得という考えもあ る • ⼈が動くのには問題になりにくいが、⽉額だと請求⼿続きが毎度発⽣ する⼿間により拒否感が⽣まれることがある

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最後に 皆様のソース管理事情を聞いてみたいです。