病院でRPAをやってみた 国家公務員共済組合連合会 呉共済病院 診療情報管理課 藤井 友広

自己紹介 • 勤務先：呉共済病院 • 所属：診療情報管理課 • 業務内容 • 電子カルテ等のシステム管理 • 各システム管理 • 診療録管理

なぜRPAなのか きっかけは、働き方改革 導入目的：「職員を楽にする」 方法：RPAの導入（WinActor）

病院の現状（当院では） • 一般企業と比べて遅れている • 昔ながらのやり方 • 紙が多い • 多くのシステムが導入されている • 職種が多い（多職種で形成）

導入の方針 • 内製化で導入 ➢ まずは職員でやってみる ➢ 各現場主導で行う • RPAが必要な部署 ➢ 忙しく時間がない ➢ 担当できる人材がいない 初級者研修のみ受講

RPAをやってみて • RPAが理解できない • 仕組みがわからない • 何ができるのかわからない • 実際は・・・ • 宣伝では・・・ • 簡単に自動化 • 自動作成可能 • プログラムの知識は不要

でも進めないといけない 1. 簡単なものから作成して稼動させる ・RPAを稼働させ効果を実感 2. 運用の変更を伴うもの ・時間はかかるが効果は大きい ・現場とRPA担当者、双方の負担大 ゼロベースから!

作成シナリオ No タスクで自動 No 必要時に手動 1 在院数等統計出力 12 10万点超え症状詳記出力 2 平均在院日数出力 13 インフルエンザ伝票出力 3 入院カード出力 14 持参薬日付変更処理 4 加算チェック表作成 15 指導料算定日チェック 5 オーダ取込み処理 16 請求台帳出力 6 手術・透析・カテ件数出力 17 未実施オーダリスト出力 7 入院診療計画書チェック 18 未収一覧出力 8 日計表出力 19 EFファイル作成 9 入院患者集計チェック 20 レセプトチェック処理 10 看護必要度出力 21 支払明細・封書印刷処理 11 持参薬リスト 22 各種データ出力

RPAの効果 • どれだけ時間短縮ができたのか？ • 費用対効果は？ ➢ 業務の見直しの効果は大きい ➢ 業務の定型化 ➢ システムの改修費用の削減 実際の評価は・・ すぐに効果はでない!

まとめ • 導入システムが異なる • 環境が異なる • 必要性も異なる 求めるものは何か？