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1 ©2019 Confidential SCONE 動画配信の帯域を最適化する新プロトコル 奥 一穂 Oct 2025

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● 奥一穂 / senior principal OSS engineer, Fastly 自己紹介

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● 奥一穂 / senior principal OSS engineer, Fastly ● 主開発者として : ○ H2O HTTP server / picotls / quicly 自己紹介

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● 奥一穂 / senior principal OSS engineer, Fastly ● 主開発者として : ○ H2O HTTP server / picotls / quicly ● プロトコル仕様の (共)著者として : ○ RFC 8297 (103 Early Hints) ○ RFC 9218 (Extensible Priorities) ○ draft-ietf-tls-esni (Encrypted Client Hello) ○ draft-ietf-quic-reliable-stream-reset ○ draft-ietf-http-incremental ○ draft-ietf-scone-protocol 自己紹介

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● 奥一穂 / senior principal OSS engineer, Fastly ● 主開発者として : ○ H2O HTTP server / picotls / quicly ● プロトコル仕様の (共)著者として : ○ RFC 8297 (103 Early Hints) ○ RFC 9218 (Extensible Priorities) ○ draft-ietf-tls-esni (Encrypted Client Hello) ○ draft-ietf-quic-reliable-stream-reset ○ draft-ietf-http-incremental ○ draft-ietf-scone-protocol 自己紹介

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プロトコル標準化の推移を紹介しながら、 SCONEについて以 下の事柄を解説します ● SCONEの背景 ● 帯域通知の仕組み ● 動画フロー判定 ...??? ● SCONEの現状と今後 アジェンダ

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SCONEの背景

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● IETFの、SCONE working groupで標準化が進行中の、 エンドポイントとネットワークが協調して、エンドポイントの 帯域利用を最適化するためにプロトコル ● Standard COmmunication with Network Elements (SCONE) SCONEとは

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● IETFの、SCONE working groupで標準化が進行中の、 エンドポイントとネットワークが協調して、エンドポイントの 帯域利用を最適化するためにプロトコル ● Standard COmmunication with Network Elements (SCONE) SCONEとは

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● IETFの、SCONE working groupで標準化が進行中の、 エンドポイントとネットワークが協調して、エンドポイントの 帯域利用を最適化するためにプロトコル ● Standard COmmunication with Network Elements (SCONE) SCONEとは

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● IETFの、SCONE working groupで標準化が進行中の、 エンドポイントとネットワークが協調して、エンドポイントの 帯域利用を最適化するためにプロトコル ● Standard COmmunication with Network Elements (SCONE) SCONEとは

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● IETFの、SCONE working groupで標準化が進行中の、 エンドポイントとネットワークが協調して、エンドポイントの 帯域利用を最適化するためにプロトコル ● Standard COmmunication with Network Elements (SCONE) SCONEとは

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● ネットワークプロトコルの標準化を行う国際団体 IETFとは

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● ネットワークプロトコルの標準化を行う国際団体 ● RFC (Request for Comments) という文書で標準化 ○ IPv4, IPv6, TCP, QUIC, DNS, TLS, HTTP, … IETFとは

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● ネットワークプロトコルの標準化を行う国際団体 ● RFC (Request for Comments) という文書で標準化 ○ IPv4, IPv6, TCP, QUIC, DNS, TLS, HTTP, … ● 議論はメーリングリスト +年3回の国際会議 ○ 部会ごとに中間会合を持つことも IETFとは

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● ネットワークプロトコルの標準化を行う国際団体 ● RFC (Request for Comments) という文書で標準化 ○ IPv4, IPv6, TCP, QUIC, DNS, TLS, HTTP, … ● 議論はメーリングリスト +年3回の国際会議 ○ 部会ごとに中間会合を持つことも ● 複数のWG (部会=working group) に分かれている ○ v6ops, tsvwg, quic, dnsop, tls, http, … ○ SCONEを担当するのは新設された SCONE WG IETFとは

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● 皆に利益をもたらすものは標準化できる (三方一両得 ) ○ HTTPならクライアント・サーバ・ CDN ○ SCONEならエンドポイントとネットワーク ○ もちろん、エンドユーザーにも 標準化の王道 (私見)

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● 目標: RFC x2本 SCONE working group

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● 目標: RFC x2本 ○ プロトコル仕様 ■ draft-ietf-scone-protocolとして策定中 SCONE working group

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● 目標: RFC x2本 ○ プロトコル仕様 ■ draft-ietf-scone-protocolとして策定中 ■ 著者: M. Thomson (Mozilla) / C. Huitema (Private Octopus) / K. Oku (Fastly) / M. Joras (Meta) / M. Ihlar (Ericsson) SCONE working group

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● 目標: RFC x2本 ○ プロトコル仕様 ■ draft-ietf-scone-protocolとして策定中 ■ 著者: M. Thomson (Mozilla) / C. Huitema (Private Octopus) / K. Oku (Fastly) / M. Joras (Meta) / M. Ihlar (Ericsson) ○ 適用性・運用管理の指針 ■ draft-mishra-scone-applicabili… が有力候補 SCONE working group

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● 目標: RFC x2本 ○ プロトコル仕様 ■ draft-ietf-scone-protocolとして策定中 ■ 著者: M. Thomson (Mozilla) / C. Huitema (Private Octopus) / K. Oku (Fastly) / M. Joras (Meta) / M. Ihlar (Ericsson) ○ 適用性・運用管理の指針 ■ draft-mishra-scone-applicabili… が有力候補 ■ 著者: S. Mishra, K. Abbas (Verizon), Z. Sarker (Nokia), A. Tomar (Meta) SCONE working group

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● 動画配信がネットワーク帯域の過半を占めるように SCONEの背景

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● 動画配信がネットワーク帯域の過半を占めるように ● ネットワーク側 : ○ IPアドレス/SNIで動画フロー検出 →スロットリング SCONEの背景

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● 動画配信がネットワーク帯域の過半を占めるように ● ネットワーク側 : ○ IPアドレス/SNIで動画フロー検出 →スロットリング ○ 誤判定多い (false negativeに加えfalse positiveも) SCONEの背景

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● 動画配信がネットワーク帯域の過半を占めるように ● ネットワーク側 : ○ IPアドレス/SNIで動画フロー検出 →スロットリング ○ 誤判定多い (false negativeに加えfalse positiveも) ● エンドポイント側 : ○ 利用可能バンド幅を probe (小さい帯域からはじめて、 どこまで大きな帯域を使えるか、徐々に拡大 ) SCONEの背景

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● 動画配信がネットワーク帯域の過半を占めるように ● ネットワーク側 : ○ IPアドレス/SNIで動画フロー検出 →スロットリング ○ 誤判定多い (false negativeに加えfalse positiveも) ● エンドポイント側 : ○ 利用可能バンド幅を probe (小さい帯域からはじめて、 どこまで大きな帯域を使えるか、徐々に拡大 ) ○ 問題: 動画見始めが汚い / 帯域探索時のパケロス考 慮してバッファ確保が必要(遅延つらい) SCONEの背景

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ネットワーク側「もしかして」 エンドポイント側「僕たち」 ネットワーク側「私たち」 「同じ気持ち????」

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ネットワーク側「もしかして」 エンドポイント側「僕たち」 ネットワーク側「私たち」 「同じ気持ち????」

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そう簡単には、いかないんですけど

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帯域通知の設計過程

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● 初回会合 ● 3つの競合提案 ○ draft-joras-scone-quic-protocol (scone-quic) ○ draft-thomson-scone-train-protocol (train) ○ draft-ihlar-scone-masque-media-bitrate 2024年11月 (IETF 121)

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● draft-joras-scone-quic-protocol (scone-quic) 2024年11月 (IETF 121)

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● draft-thomson-scone-train-protocol (train) 2024年11月 (IETF 121)

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● draft-ihlar-scone-masque-media-bitrate ○ ちょっと毛色が違う提案 ○ masqueトンネルの上で推奨 bitrateを提供 2024年11月 (IETF 121)

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● scone-quic vs. train ● 「帯域通知は、 trainの6bitじゃ足りない」 ● 「scone-quicの通知機構は複雑」 ● すり合わせをすることに 2024年12月 (中間会議)

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● train + scone = trone ● 通知はtrain方式 / throughput adviceはTBD 2025年1月 (中間会議)

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● trainの6bitじゃ不足だけど 7bitで十分 → SCONE誕生 IETF 122 (2025年3月)

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1 ? R R R R R R R 1 1 0 1 1 1 1 0 1 1 1 1 1 0 1 1 1 0 0 0 0 0 0 1 1 1 1 1 1 0 1 ? ? ? … ● 経路上のSCONEパケットをルータが変更 (ECNみたく) というわけで帯域通知 fixed bits rate signal UDP datagram QUIC version field

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というわけで帯域通知 rate=127 (unknow n)

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というわけで帯域通知 rate=127 (unknow n) rate=40 (10M bps)

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というわけで帯域通知 rate=127 (unknow n) rate=40 (10M bps) rate=21 (1.12M bps)

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というわけで帯域通知 rate=127 (unknow n) rate=40 (10M bps) rate=21 (1.12M bps) ● 帯域を、より狭くしたい場合に rate signal書き換え

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というわけで帯域通知 ● 帯域を、より狭くしたい場合に rate signal書き換え ● 未対応のネットワーク機器はパケットをそのままスルー

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というわけで帯域通知 ● 帯域を、より狭くしたい場合に rate signal書き換え ● 未対応のネットワーク機器はパケットをそのままスルー ● SCONEに対応するメリットが大きいのは、ボトルネックにな る可能性が高いネットワーク (例. 携帯回線網 )

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帯域通知は、できた

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● 動画配信がネットワーク帯域の過半を占めるように ● ネットワーク側 : ○ IPアドレス/SNIで動画フロー検出 →スロットリング ○ 誤判定多い (false negativeに加えfalse positiveも) ● エンドポイント側 : ○ 利用可能バンド幅を probe (小さい帯域からはじめて、 どこまで大きな帯域を使えるか、徐々に拡大 ) ○ 問題: 動画見始めが汚い / 帯域探索時のパケロス考 慮してバッファ確保が必要(遅延つらい) 【復習】SCONEの背景 done!

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● 動画配信がネットワーク帯域の過半を占めるように ● ネットワーク側 : ○ IPアドレス/SNIで動画フロー検出 →スロットリング ○ 誤判定多い (false negativeに加えfalse positiveも) ● エンドポイント側 : ○ 利用可能バンド幅を probe (小さい帯域からはじめて、 どこまで大きな帯域を使えるか、徐々に拡大 ) ○ 問題: 動画見始めが汚い / 帯域探索時のパケロス考 慮してバッファ確保が必要(遅延つらい) 【復習】SCONEの背景 done! next!

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動画フロー判定 ...???

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● ネットワーク側 ○ 「動画フローを簡単確実に判定したい」 ○ 「動画アプリは SCONE対応して」 動画フロー判定 ...???

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● ネットワーク側 ○ 「動画フローを簡単確実に判定したい」 ○ 「動画アプリは SCONE対応して」 ● エンドポイント側 ○ 「フローの種類公開はプライバシーの漏洩」 ○ 「フローの種類によって異なる帯域制御ポリシーを適 用すれば悪用される危険」 ○ 「DSCPの二の舞になるだけ」 動画フロー判定 ...???

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● 合意: ○ 動画関係なく、全てのアプリが SCONE対応可とする ■ 例. あるWebブラウザは全接続 SCONE「対応」 IETF 123 (2025年7月)

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● 合意: ○ 動画関係なく、全てのアプリが SCONE対応可とする ■ 例. あるWebブラウザは全接続 SCONE「対応」 ○ SCONE対応 ≠ 受け取った帯域情報を利用 IETF 123 (2025年7月)

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● 合意: ○ 動画関係なく、全てのアプリが SCONE対応可とする ■ 例. あるWebブラウザは全接続 SCONE「対応」 ○ SCONE対応 ≠ 受け取った帯域情報を利用 ○ SCONEの帯域情報は、長時間 (67秒)持続可能な値と する IETF 123 (2025年7月)

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● 合意: ○ 動画関係なく、全てのアプリが SCONE対応可とする ■ 例. あるWebブラウザは全接続 SCONE「対応」 ○ SCONE対応 ≠ 受け取った帯域情報を利用 ○ SCONEの帯域情報は、長時間 (67秒)持続可能な値と する ○ 長時間にわたり通知帯域を超えて利用した接続のみ スロットリング IETF 123 (2025年7月)

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● ユーザA (動画) ○ 低いビットレートでずっと通信したい ● ユーザB (Webブラウズ等 ) ○ 高いビットレートで間欠的な通信をしたい 背景: 動画スロットリングの理由

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● ユーザA (動画) ○ 低いビットレートでずっと通信したい ● ユーザB (Webブラウズ等 ) ○ 高いビットレートで間欠的な通信をしたい ● 輻輳制御は両者に同じビットレートを適用する ○ Bは無通信時間が多い (使いうる帯域が小さい ) にもか かわらず、 Aより体験が悪い ○ 間欠的なフローには、より高いビットレートを割り振る 方が、体験がよく、かつ「公平」 背景: 動画スロットリングの理由

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● 合意: ○ 動画関係なく、全てのアプリが SCONE対応可とする ■ 例. あるWebブラウザは全接続 SCONE「対応」 ○ SCONE対応 ≠ 受け取った帯域情報を利用 ○ SCONEの帯域情報は、長時間 (67秒)持続可能な値と する ○ 長時間にわたり通知帯域を超えて利用した接続のみ スロットリング IETF 123 (2025年7月)

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● 合意: ○ 動画関係なく、全てのアプリが SCONE対応可とする ■ 例. あるWebブラウザは全接続 SCONE「対応」 ○ SCONE対応 ≠ 受け取った帯域情報を利用 ○ SCONEの帯域情報は、長時間 (67秒)持続可能な値と する ○ 長時間にわたり通知帯域を超えて利用した接続のみ スロットリング IETF 123 (2025年7月) アプリが何かを漏洩することなく 間欠的な接続は高速に 持続的な接続は通知帯域を尊 重しなければスロットリング

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● 合意: ○ 動画関係なく、全てのアプリが SCONE対応可とする ■ 例. あるWebブラウザは全接続 SCONE「対応」 ○ SCONE対応 ≠ 受け取った帯域情報を利用 ○ SCONEの帯域情報は、長時間 (67秒)持続可能な値と する ○ 長時間にわたり通知帯域を超えて利用した接続のみ スロットリング IETF 123 (2025年7月) アプリが何かを漏洩することなく 間欠的な接続は高速に 持続的な接続は通知帯域を尊 重しなければスロットリング 動画以外にアップデートも ?

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● 合意(続き): ○ 新規フローの UDPデータグラムの末尾 2バイトを 0xc8 0x13 となっていれば SCONE IETF 123 (2025年7月) … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … c8 13 UDP datagram

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● 合意(続き): ○ 新規フローの UDPデータグラムの末尾 2バイトを 0xc8 0x13 となっていれば SCONE IETF 123 (2025年7月) … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … c8 13 UDP datagram 新規フロー検出時に SCONE 非対応フローを判定し、従来 方式にフォールバック可能

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まとめと今後

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● ネットワークの動作 ○ パケットの先頭付近 7ビットを書き換えて帯域通知 ○ 長時間(67秒)以上継続するフローについて帯域制限 ○ 間欠的なフローは帯域制限なし SCONE - 仕様まとめ

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● ネットワークの動作 ○ パケットの先頭付近 7ビットを書き換えて帯域通知 ○ 長時間(67秒)以上継続するフローについて帯域制限 ○ 間欠的なフローは帯域制限なし ● エンドポイントの動作 ○ フロー確立時 /その後定期的に SCONE送信 ○ 受け取った帯域通知を見て使用帯域調整 (するかも) SCONE - 仕様まとめ

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● 帯域通知の頻度と制限開始までの猶予期間 ○ 現状: ■ エンドポイントは最低 20-30秒以内に1回はSCONE パケット生成 ■ ネットワークは最低 30秒以内に1回はSCONEパケッ ト書き換え ■ 帯域制限適用までの猶予期間は 67秒以上 SCONE - 今後の議論 (1)

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● 帯域通知の頻度と制限開始までの猶予期間 ○ 現状: ■ エンドポイントは最低 20-30秒以内に1回はSCONE パケット生成 ■ ネットワークは最低 30秒以内に1回はSCONEパケッ ト書き換え ■ 帯域制限適用までの猶予期間は 67秒以上 ○ これだとパケロスしたときとかアウトだよね??? ■ HLSは帯域通知を受け取った次のチャンクからし か、バンド幅変えられない SCONE - 今後の議論 (1)

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● 適用性・運用管理の指針文書 (applicability and manageability document) の採択と策定 SCONE - 今後の議論 (2)

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● 帯域制御は必要か ○ 間欠的な通信を動画より優先したいか 皆さんへの質問

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● 帯域制御は必要か ○ 間欠的な通信を動画より優先したいか ● 帯域制御の手法として SCONEは利用できそうか ○ ECNライクなパケット書き換え ○ トラヒック持続するフローのみスロットリング 皆さんへの質問

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● 帯域制御は必要か ○ 間欠的な通信を動画より優先したいか ● 帯域制御の手法として SCONEは利用できそうか ○ ECNライクなパケット書き換え ○ トラヒック持続するフローのみスロットリング ● 持続トラヒックの閾値や猶予期間は妥当な値か 皆さんへの質問

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ありがとうございました