Slide 1

Slide 1 text

2024/06/07 EMゆるミートアップ #7 松雪 俊 最後に勝つ負け方を知っておく

Slide 2

Slide 2 text

自己紹介 2 松雪 俊(マツユキ タカシ) @applepine1125 2020年9月に入社 エンジニア -> Devのマネージャ BASE BANK Division(「BASE」の金融決済領域)の開発組織全体を見たり 新規プロダクトの開発リードしたり色々やってます

Slide 3

Slide 3 text

テーマ EMのセルフマネジメント ↓ セルフマネジメントしなきゃなーと思うときって? ↓ しんどいとき ELASTIC LEADERSHIPでいうところのサバイバルモードのとき 3

Slide 4

Slide 4 text

自分なりのしんどいときの乗り越え方 しんどいとき=防衛戦のときは選択と集中を第一に 選択と集中は”負け”ではない 4

Slide 5

Slide 5 text

実体験 自分の役割 エンジニアリング組織のEM of EMs。採用やピープルマネジメントがメインの責務。 開発チームへは間接的に関与。 状況 新規プロダクト立ち上げ。リソースは少ない。 スケジュール調整も考えたがそのドメインに一番詳しいメンバーが残り数ヶ月で退職してしまうため、1stリリースしきりたい。 どうする???? 5

Slide 6

Slide 6 text

スカウトなど能動的な採用活動を完全に止めて自分もガッツリ開発に入った。 一般的に、マネージャーが採用優先度下げるのは中長期的には悪手。 思い切ったが、今振り返ってもそのときはこれがベストだったと思っている・・・ フォーカスできたからこそ、他メンバーにその後バトンタッチしていくためのインプットやドキュメント作成もやれた。 結果、また自分が一気に採用にフルコミットでき、色々立て直して今それなりに軌道に乗り始めている。 逆にあそこで選択と集中できてなかったら、全部中途半端で終わって自分自身も潰れていたと思う。 6 こう乗り越えた

Slide 7

Slide 7 text

こころがけたこと - やばそうなとき早めに取捨選択を考え始める - 当たり前だけど意外とむずかしいよね・・・ - 選択と集中の理由をメンバーにも伝える - マネージャーの意思決定はインパクト大きい。不安、不信感をチーム内に蔓延させないように情報共有 非常時こそ”安心”が大事 - 落ち着いたら一旦捨てたタスクのリカバリもちゃんとやる - 割れ窓をちゃんと塞ぐ。その姿勢を見せる - 心から必要だと思う仕事を選択する - 誰かからの依頼起点だったとしても、防衛戦を抜け出すために選択と集中をするときはその仕事に全力で納得しに行く 逆に納得できてないと心理的なストレスが更に高まる 7

Slide 8

Slide 8 text

最近読んだ本で答え合わせができた 疲労の段階 第一段階: 一晩眠れば疲れが取れる ↓ 第二段階: イライラし不安になりやすくなる ↓ 第三段階: 心身に病気の症状が現れる 8 自衛隊メンタル教官が教える 折れないリーダーの仕事 / 下園 壮太 https://pub.jmam.co.jp/book/b360720.html

Slide 9

Slide 9 text

最近読んだ本で答え合わせができた 疲労の第二段階になった時点で、戦略上は負け戦。 なんとか第二段階から回復できるまで生き延びる。 それが、リーダーに与えられた使命。 あのときの選択が正しかったのかずっと考えてたけど↑がすごく刺さった。 中長期的に成果を出すために短期的に何かを諦めることを恐れない。 それを負けと捉えない。 ちょっと圧のあるタイトルだけどいい本なのでみなさんもぜひ。 9 自衛隊メンタル教官が教える 折れないリーダーの仕事 / 下園 壮太 https://pub.jmam.co.jp/book/b360720.html

Slide 10

Slide 10 text

最後に勝つための負け方を知っておく ↓ 最後に勝つための ”選択と集中”のしかたを知っておく 10

Slide 11

Slide 11 text

タイトル元ネタ 11 最後に勝つ負け方を知っておけ。 / アントニオ猪木 https://www.seishun.co.jp/book/23404/ 借金、強敵、造反、離婚と比較すると自分の悩みが小さく見えてきますね・・・ ちなみにプロレスは興味ないです