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グロービスの テクノロジーシフト 末永 昌也 株式会社グロービス リードエンジニア

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末永 昌也 @sue738 ・久留米高専 → 東京工業大学大学院卒業 ・2009年 HRTechベンチャーに入社しRubyエンジニア ・2012年 StartupWeekend東京大会優勝、世界 8位入賞 ・2013年 株式会社LOUPE共同創業 兼 CTO ・2016年 グロービスに1人目のエンジニアとしてジョイン ・2019年 デジタル部門の開発全般を統括 自己紹介 技術を使って社会をよくすることに興味があります なのでグロービスのEdTechを推進しています

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GLOBISのご紹介

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Vision

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グロービス経営大学院 / ビジネススクール 日本語MBAプログラムの 年度別入学者数

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グロービス・キャピタル・パートナーズ

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書籍出版

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EdTech 教育をテクノロジーでよくする

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● 約300コースのビジネスナレッジ ● 月額1,485円~で全てを学び放題 ● 3分から始めれるマイクロラーニング

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クリティカルシンキング 経営戦略 アカウンティング 変革のリーダーシップ 職場のメンタルヘルス・ マネジメント プログラミング教育のススメ プレゼンテーションスキル ブロックチェーン 個人情報保護って なんだろう?

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グロービス・ラーニング・プラットフォーム

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https://www.globis.co.jp/news/release/20190212_gce.html

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サービス開発の歴史

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デジタル部門設立当初 ● 正社員エンジニアゼロ ● 複数の寄せ集めASPでのサービス提供 ● UX、データの一貫性なんて考えられもしなかった エンジニアも何もない状態から寄せ集めのASPで顧客 にちゃんと価値を届けていたことは本当にすごいことと 思っています

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1人目エンジニアとして入社 ● 2016年9月正社員フルタイムエンジニアとして入社 ● オフショア開発チームを活用 一人で立ち向かうにはラボ型のオフショア開発はかな り強力。オフショアは強力である一方で、管理できる人 が必要。

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初期の Rails + Heroku 運用 ● Rails の生産性の高さ ● Heroku でインフラを気にしない構成へ ● 実質4ヶ月でのプロダクトローンチ

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早急に来た AWS への移行 ● 営業、ブランド力が強力でインフラもすぐに課題に ● AWSへの移行を早急に実施 (Herokuも強力なのでReview apps等一部で現役で動いています)

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アプリシフト ● 隙間時間での学習は移動時間のスマホがメイン ● スマホユーザとしては事前ダウンロードは必須 ● 正社員アプリエンジニアゼロでの立ち上げを実施

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フロントシフト ● オンライン学習は世界的にも継続をしない傾向 ● フロントでの体験・体感が重要 ● フロントエンドにReactを採用(バックエンドRails)

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GraphQLへの移行 ● クライアントごとにAPI仕様の要望の多様性 ● GraphQLの柔軟性の高さ Web iOS Android

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グローバルへ ● 海外向けグロービス学び放題「GLOBIS Unlimited」 ● 中国向けグロービス学び放題「顧彼思無限学」

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ビジネスアワード ● 「第15回日本e-Learning大賞」 人財育成 人づくり特別部門賞 (2018) ● 「HRアワード2018」 人材開発・育成部門 優秀賞 (2018) ● 「Ruby biz Grand prix 2018」 特別賞 (2018) ● 「第4回HRテクノロジー大賞」 ラーニングサービス部門 優秀賞 (2019) ● 「2018年度中国学習プログラム大賞」 優秀賞 (2019)

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複数プロダクト展開へ ● オンライン学習サービス「グロービス学び放題」 ● 学習プラットフォーム「グロプラ」 ● フリーミアム型学習管理サービス「グロプラLMS」 ● データ基盤「Learning Record Store」 基本的には生産性の高さと顧客体験向上のため Rails + React でのプロダクト開発を行っています

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AI領域への投資も ● グロービス経営教育研究所 ● 囲碁AIで世界を目指す「GLOBIS-AQZ」プロジェクト 2019年8月末の世界大会で優勝を 目指して取り組んでいます!

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開発組織開発

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入社当初の状況 ● 支給されたPCはWindows (12インチLet’s note) ● Githubのアカウントなかった ● システムを作るといえばベンダーへの依頼 ● メールコミュニケーション

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今の状況 ● Mac Book Pro + 24インチディスプレイ ● 社内Githubリポジトリ数100+ ● スクラムでのビジネスとエンジニアの共創 ● Slackでのコミュニケーションが中心 ● リモートワーク、副業も多数実施 ● Zoomを使ったオンラインMTGも自然に

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3名 22名 約50名 2016年 2017年 2018年 50名規模の開発組織へ急成長 ● 約2年で50名規模の開発組織に ● デジタル部門全体の50%以上が開発者

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開発メンバーの構成 ● バックエンドエンジニア:22名 ● フロントエンジニア:5名 ● アプリエンジニア:5名 ● デザイナ:7名 ● データエンジニア:4名 ● SREエンジニア:5名 ● QAエンジニア:1名 ● プロダクトオーナー:7名

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急拡大の中で課題も ● 技術的負債の蓄積 ● ビジョン・ミッションの浸透 ● 開発優先順位の不明瞭さ ● プロダクト間体験の一貫性 ● グロービスの中でのエンジニアのキャリア

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スクラム開発の全体導入 ● 全てのプロダクトチームでスクラムを導入 ● スクラムコーチを招きスクラム導入を推進 ● 認定スクラムマスター、認定プロダクトオーナー研修への 派遣も ビジネスのメンバーもスクラムイベントを 理解し開発を進めれている

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OKRの導入・浸透 ● 飛躍的成長を遂げるためOKRの導入を一部でトライ ● 期中の注力ポイントのフォーカスと公開 ● Winセッションを通したモチベーション施策 注力をはっきり決める納得感 公開することでの横連携のしやすさ

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マトリクス組織化の推進 ● 縦割りの中でのプロダクトの局所最適化が進んでいた ● 専門領域に強いエンジニアを横断リーダーに抜擢 負債に立ち向かい、 継続して運用していけるプロダクトを維持

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テクノロジー職制度を新設 ● テクノロジースキルで評価される評価制度がなかった ● 技術者のキャリアに即した評価制度ではなかった 技術的専門性を評価される制度を新設 専門性の追求かマネジメントか選べる制度に

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GLOBISの組織文化

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性善説を基にした経営 自由と自己責任 オープン 元々エンジニアフレンドリーな価値観

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チームWay LEAD OUT: 前へ出ろ

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自律を重視した自由な働き方 ● リモートワーク、フレックス、副業制度 ● カンファレンスや勉強会への参加 ● 書籍等の購入支援 結果を出すことや、学びをチーム内に 還元する事が良しとされる

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オフィススペースも変化 ● クリエイティブスペースでのオープンなMTG ● スタンディンスエリアでの雑談の促進 ● 壁全面ホワイトボードによるクリエイティビティ向上 ● アーロンチェアによる集中できる環境

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自発的に開催される勉強会 ● Ruby系書籍輪読会 ● React勉強会 ● Pythonハンズオン勉強会 ● GraphQL勉強会 ● Infrastructure as a Code勉強会 ● etc.

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非テックメンバーの巻き込み ● ゆるBIプロジェクトでデータ分析 ● 技術部でビジュアルプログラミング ● 全社員プログラミング研修を実施 ● 今年度はAIプログラミングを全社で実施予定

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日本最大のビジネススクール アジアNo.1のEdTechカンパニーへ