聴こえに依らず_ワイワイ発言しつつガシガシ開発する_ために必要なこと-スクフェス福岡.pdf
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ふじえもん
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聴こえに依らず 「ワイワイ発言しつつガシガシ開発する」 ために必要なこと Speaker:ふじえもん、hayato
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今から話します!!その前に.. 当初、プロポーザルを出したときは、モブプロにて実演 する予定でしたが、品川トラックにご採択いただいたこ とから、内容を調整しました。 Confengine:聴こえに依らず「ワイワイ発言しつつガシガシ開発する」ために必要なこと
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目次 聴こえ・ワイワイ・ガシガシの定義 1m 自己紹介&発表のゴール 5m YOW-琉球大学AgileMiniCamp 5m YOW-TDDYYχ 5m YOW-アフターコロナ×AIハッカソン 5m メンタリング 20m まとめ 4m
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タイトルの定義の確認 達成したい最終的な未来 聴こえに依らず=誰もが ワイワイ発言しつつ=自分の手段で受信・発信することができ、 ガシガシ開発=当事者意識を持って参加できる
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スピーカーの紹介!! ふじえもん:Twitter@fujiengineer hayato :Twitter@prohy142648 Hitaka:Twitter@natsume20011121 Kosuke:Twitter @funasax Saito:Facebook 筑波技術大学にて、 情報科学や情報保障、聴覚障害について学んでいます。 最近は、Agile界隈のイベント・開発イベントに遊びに行っています。
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このセッションでのゴール 私たちが次回の開発時に検証をする仮説を皆さんと作りたい!! 自分達視点の材料だけでは不十分.. 皆さんにメンターという役をお願いしたいです メンタリングを受けるための材料を今から20分ほど共有します 共感・ツッコミ・コメントお待ちしてます
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私たちがやったこと 琉球大学AgileMiniCamp: 聴覚障害のある大学生チーム(うきうきなっとう) TDDYYχ: 聴者と聴覚障害者のいるチーム アフターコロナ×AIハッカソン: 聴覚障害のある大学生チーム(UN-FROZEN)
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琉球大学AgileMiniCampでわかったこと RSGT2023の内容 タイトルは 「聴覚障害のある大学生チームによる臆さない発言環境の形成」 なぜ「臆さない発言環境の形成」なのか、 コミュニケーション手段が一人一人違う中で、 どうすればワイワイすることができるのか。 ワイワイするためには皆が発言できるようにする必要がある
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琉球大学AgileMiniCampでわかったこと 同じ障害カテゴリでも私たち一人一人違う 自分たちだけのポイント 発話はできるけど、 聞き取りはできない! 健聴者と積極的に コミュニケーションをとれる 読話(読唇術)できる! コミュニケーション苦手... 助詞ムズイ...
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琉球大学AgileMiniCampでわかったこと おーててつないで さあわたろ このゆびとーまれ 同じことを 同じタイミングで 違うことを 違うタイミングで
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琉球大学AgileMiniCampでわかったこと おーててつないで さあわたろ 同じことを 同じタイミングで
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琉球大学AgileMiniCampでわかったこと - おーててつないでさあわたろ - レトロスペクティブの目的は スクラムガイド2020より抜粋 品質と効果を高める方法を計画すること
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琉球大学AgileMiniCampでわかったこと - おーててつないでさあわたろ - 使用したフレームワークは KPT Keep : 続けること Problem : 解決したい課題 Try : 試すこと
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琉球大学AgileMiniCampでわかったこと - おーててつないでさあわたろ - レトロスペクティブの効果を 質 量 最大化
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琉球大学AgileMiniCampでわかったこと - おーててつないでさあわたろ - でも、なぜかみんな発言しにくそう https://cdn.snsimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/053/118/390/6cd7b3fad0.jpg?ct=90f3085e6f4d
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琉球大学AgileMiniCampでわかったこと - おーててつないでさあわたろ - そうか!! K P T 主観的意見 なのか!
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琉球大学AgileMiniCampでわかったこと - おーててつないでさあわたろ - だったら... 客観的なものから 出していけばいいじゃないか
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琉球大学AgileMiniCampでわかったこと - おーててつないでさあわたろ - Active : やったこと、起こったこと KPTにAを追加だ! K P T A +
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琉球大学AgileMiniCampでわかったこと - おーててつないでさあわたろ - 主観的 意見 (KPT) 事実 (A)
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琉球大学AgileMiniCampでわかったこと - おーててつないでさあわたろ -
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琉球大学AgileMiniCampでわかったこと 最初の発言のハードルを低く することで2回目、3回目の発 言をしやすく 重複してもいいと伝えることで 他者の書き込みを気にせずに 振り返りしながらではなく、 書き出してから振り返りを 書き 出す 振り 返る 発言の ハードル 低く ○○○○ チームメンバーが抱える課題を顕在化 - おーててつないでさあわたろ -
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琉球大学AgileMiniCampでわかったこと このゆびとーまれ 違うことを 違うタイミングで
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琉球大学AgileMiniCampでわかったこと チームとしては一つのゴールに向かうが そのプロセスは各々に委ねられる
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琉球大学AgileMiniCampでわかったこと タスク洗い出しOK! ここやっとくねー うーん、ど、どうしよう ひまだぁ
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琉球大学AgileMiniCampでわかったこと
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琉球大学AgileMiniCampでわかったこと 言わなくてもわかる! タスクと担当者を可視化
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琉球大学AgileMiniCampでわかったこと 可視化によって 言葉によらない発言 作業者の可視化 気楽に依頼
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琉球大学AgileMiniCampでわかったこと おーててつないで さあわたろ このゆびとーまれ 同じことを 同じタイミングで 違うことを 違うタイミングで
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TDDYYχでやったこと note:TDDYYχに参加したよ TDD=テスト駆動開発 YYχ=ワイワイしよう! TDDをワイワイ楽しみながら練習する場 技大生3人で参加 聴者2人を加えたチーム
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TDDYYχでやったこと 音声認識は完全ではない(誤字・脱字がある)ため、使わなかった きいたことを付箋に書いた←確実に伝えるため ToDo/Doing/Doneに振り分けた 今やろうとしていることを書いた 問題を整理して、付箋に簡単に書いた とにかく書いた
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TDDYYχでおきたこと 口話のやり取りが見える化された 要点だけを書いていた(すべてを付箋に書いてはいない) コーディングに関係なさそうなことは付箋には書き起こさなかった ↑時間の都合・わざわざ書かなくてもよさそう.. 話の流れがわからない←考えるための情報が少ない 結果に至る過程がわからない→なぜそれをやるのかわからない
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TDDYYχでわかったこと 会話のテンポに対して書くテンポが追い付かない 付箋に書く人の思考が混じり、情報が抜け落ちる/足されることも 障害の程度によって付箋の活用方法が変わる ・ あくまで議論の要点を見える化するものであり、 次の対話のきっかけにすぎない ・ 音から情報を得ることができない場合、 付箋の情報量によって状況の把握ができない時がある
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アフターコロナ×AIハッカソンでやったこと アイデア出しは付箋を使った チャットも使った(とくに急いでいるとき) チーム内でコミュニケーションの手助けをした e.g.チャット、付箋、読みとり通訳 問いかけを付箋に書いて、一枚一枚提示した タスクは付箋に書き出して、見せながら何をするか説明した
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アフターコロナ×AIハッカソンでおきたこと 開催時間中はフルで稼働したつもりだった 模造紙に付箋を貼っていたため、貼れる付箋の数が限られてい て、貼り換えも難しかった→アイデアが発散しにくかった 比較的アイデア出し〇 でも開発は▲ アプリの見た目を作るグループと中身を作るグループに分かれた ため、お互いの様子を把握できなくなっていた 開発中に集中しすぎたあまり、付箋に残さず口頭でのコミュニケー ションが発生した
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アフターコロナ×AIハッカソンでわかったこと とにかく認識を合わせる! ⇒Q.自分はこう思っているけど、この認識で合っていますか? 開発中の会話を付箋に残すようにするのが望ましいが、余裕がな いと残せない..⇒何を言ってたっけ.. 実際には特定のメンバーしか稼働していない場合がある グループを分けるとそれぞれのグループがやりやすいコミュニ ケーション方法を採用していた
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メンタリングをお願いします!! 達成したい最終的な未来 聴こえに依らず=誰もが ワイワイ発言しつつ=自分の手段で受信・発信することができ、 ガシガシ開発=当事者意識を持って参加できる
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まとめ - 次回開発時に検証する仮説 ワーキングアグリーメントを行う。 ⇒開発・コミュニケーションする前に、どんな情報をどこまで共有 するか、どうやって共有するかを確認・同意を取る。 ⇒認知特性のことも考えられると、チーム全員が情報を把握しや すくなるかも? 自分たちの聴こえの特性について、オープンに共有しておく。