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ボランティアのさまざまなかたちや 可能性を拓く~地域の実践をヒントに~ 西東京市 田無公民館「地域から孤立をなくすヒント2」第3回 2019年7月21日 とがぞの

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● 14:00-14:10 導入 ● 14:10-15:20 講師のおはなし(20~30分/人) ● 15:20-15:30 質問など記入 ● 15:30-16:30 質疑応答 本日のタイムスケジュール(第3回)

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スライドと配付資料について ● スライドはオンラインで公開します ○ SNSなどでURLのシェア可(引用の範囲内ならスライドを撮影した画像のUPも可) ハッシュタグは #地域から孤立をなくすヒント2 ○ URLは配付資料を御確認ください ● 録音可(※無断配信・無断転載禁止) ● 配付資料はスライドの概略程度の内容です ○ 資料の注意書きを御確認の上で御利用ください

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前回までのおさらい (とがぞの分・補足込み)

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第1回 子どもと大人が一緒につくる、 学びあいの場 ~「コーダー道場こだいら」の実践から~

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【具体的に…】 子どもが自由にプログラミングを学び合う 「コーダー道場こだいら」の実践から 子どもも大人も主体的に関わりあえる 場づくりについて学ぶ ↓ 【ヒントになる話題】 素人による素人のためのゼロから始める学習支援と プログラミングクラブ運営入門

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● CoderDojoとは何か、小平道場とは何か ● 主体的な学習者を生み出すための場のデザイン ● 言葉の解釈は十人十色であることを念頭に置く ● 「垂れ流しスライド」という仕掛け ● 「Dojoの立ち上げ」に無理にこだわる必要はない

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第2回 「いろいろな子どもや大人にとって、 居心地がよい場とは?」

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公民館から受講者への問題提起 ↓ 【ヒントになる話題】 活動をはじめるまでの半生と、 プログラミングクラブの運営に対する想い

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● CoderDojoを選んだ原点は「家族関係の問題」と 「好きなことを自由に学べない悩み」から ○ 自分自身が安心して過ごせる場所を作りたい ○ 自分自身と似た境遇の人に機会提供をしたい ○ 自分の親と似た考えをする人に子供と向き合う機会を作りたい ● 自分自身が地域から孤立しないために ○ 孤独死した(しかけた)ときに早めに気付いてもらうための地域参加 (参加者より運営側にいる方が気付いてもらいやすい、かも?) ○ 無理に地域に入ろうとせず「拠点がそこにある」から始める ○ 子供の保護者と関わると自然と地域につながっていく気がしつつある

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第3回 ボランティアのさまざまなかたちや 可能性を拓く ~地域の実践をヒントに~

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小話① CoderDojoに関わる人達

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参加する若者たち ユースメンター 一般的にはニンジャとして しばらく参加していた子ども です。 他の子どもたちに知識や 楽しい経験を共有してくれ たり、コミュニケーション などの内面的な部分や プレゼンテーションの サポートなどを行います。 <参考・引用> https://zen.coderdojo.com eラーニングモジュール "inspiring Ninjas: How to be a CoderDojo Mentor" ニンジャ 多くは7-17歳の、Dojo に参加している 子どもたちです。 ニンジャに求めるのは熱意! ただそれだけです。 熱意に想像力をちょこっと ふりかけてください。 引用:「CoderDojoへようこそ<一般・ボランティア向け資料>」

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参加者を支援する人たち 道場の運営でチャンピオン やメンターをサポートする 人です。イベント運営の 時はメンターとニンジャの 両方をサポートします。 ニンジャの保護者がボラン ティアになることが多いで す。Scratch や HTML/CSS などの簡単な課題で1度 自信がつくとメンターに なることがよくあります。 ニンジャにとっての技術的な 道先案内人です。 Dojo セッション中の学習や プロジェクト作業の ファシリテーションを 行います。メンターは通常、 好きな分野や専門分野が あります。しかしメンターと して貢献するためには、 専門家や達人である必要は ありません。Scratch や HTML などの基礎的なものを 知っていれば大丈夫です! Dojo のマネジメント、 運営を担当している グループの代表者または 共同代表者です。 技術的に高度なスキルを 持っているというより、 Dojo をうまく動かして いくチカラを持っていま す。他の Dojo でメン ターを経験した方が近場 で Dojo を立ち上げ、 チャンピオンになるケー スが多いです。 <参考・引用> https://zen.coderdojo.com eラーニングモジュール "inspiring Ninjas: How to be a CoderDojo Mentor" チャンピオン メンター ボランティア 引用:「CoderDojoへようこそ<一般・ボランティア向け資料>」

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Dojo Dojo Dojo Dojo Dojo Dojo Dojo CoderDojo は「憲章」を中心としたコミュニティ <引用> https://www.slideshare.net/MasanoriNezumiya/coderdojo-79835899 CoderDojo 憲章 CoderDojo Foundation (アイルランド) CoderDojo Japan [凡例]    活動の決定権 引用:「CoderDojoへようこそ<一般・ボランティア向け資料>」

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コミュニティ活動を、楽しく動きやすくする仕組み <参考> https://www.slideshare.net/MasanoriNezumiya/coderdojo-79835899 CoderDojo 憲章 ニンジャ メンター ユース メンター ボランティア (保護者等) ニンジャ ニンジャ メンター Dojo (チャンピオン) 主要な メンター [凡例]    活動の決定権 引用:「CoderDojoへようこそ<一般・ボランティア向け資料>」

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小話② 小平道場のボランティア

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メンター

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メンター(遊びに来た他地域のチャンピオン)

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オトナニンジャ(?!)①

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オトナニンジャ(?!)①

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世話人:バックヤード&ときどき現場

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保護者:初歩・基礎的な指導(ほぼメンター)

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保護者:見守り(ガーディアン)

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保護者(兼メンター):司会進行

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保護者:図書委員(貸出・返却手続)、荷物の分担

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参加者の多様性を保障する

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小話③ 関わる人を増やすために

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CoderDojoが推奨していること ● 仲間同士のメンタリング ● 自律学習 ● 参加者相互の協力 ● 参加者の多様性 ● 運営に若者が積極的に関わること CoderDojoが推奨しないこと ● 人種、性別、宗教などの差別 共同体 ピア学習 若年者 リーダー育成

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ニンジャたちへの、ただひとつのルール Be Cool https://coderdojo.com/2014/06/04/coderdojo-recommended-practice/

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子供たちの「創造的自由」を保障する

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? 一斉授業? 寺子屋?

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「ライフロング・キンダーガーテン」と コンピュータクラブハウス

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「ライフロング・キンダーガーテン 創造的思考力を育む4つの原則」 ミッチェル・レズニック、村井裕実子、阿部和広、伊藤 穰一、ケン・ロビンソン/日経BP社/2018年 ライフロング・キンダーガーテン(生涯幼稚園) ● クリエイティブ・ラーニング・スパイラル ○ 発想・創作・遊び・共有・振り返り ● 4つのP ○ 基本原則(Project,Passion,Peers,Play) ● 低い床と高い天井+広い壁

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「ライフロング・キンダーガーテン 創造的思考力を育む4つの原則」 ミッチェル・レズニック、村井裕実子、阿部和広、伊藤 穰一、ケン・ロビンソン/日経BP社/2018年 コンピュータクラブハウスの教え方 ● ふたつの極端な態度から遠ざかることができるように (新しいスタッフとメンターを)支援 ○ 極端な態度① 指示と情報を与える ○ 極端な態度② 子供たちを放任して自分で学ぶに任せる ● 教えることと学ぶことの境界を曖昧に ○ メンバー(学習者)がメンターに ○ メンターがライフロングラーナー(生涯学習者)に

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共に学び 共に楽しむ

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【運営ためらうあるある】 デキる子が来ても教えられない

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小話④支援者を増やすために

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慢性的な課題 協力者(理解者)をどうやって増やすか ● 運営の負荷分散 .oO(バックヤードが結構大変…) ● ニンジャにとって新たな出会いの機会創出 ○ たまには学習者が各々の居心地のよい場所から 外に出るための仕掛け作り .oO(頑張りすぎるメンターが倒れる…) ○ 単発の体験イベントの実施 .oO(資金調達…) ● PCを持たない参加希望者の支援 .oO(資金調達…)

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https://www.slideshare.net/togazo/episodeofkodairadojo2016june

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(一社)CoderDojo Japan とのパートナーシップ企業 https://coderdojo.jp/

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https://news.coderdojo.jp/2018/11/28/from-cygames-to-all-dojos-in-japan/ https://www.facebook.com/coderdojo.jp/photos/a.158169001060927/939388496272303/?type=3&theater

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【余談】 CoderDojo以外の 「地域」との関わり方

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あらたなキーワードとの出会い ● コワーキングスペース ● 地域の居場所づくり ● Civic Tech(シビックテック) ● CoderDojo(コーダー道場) いわゆる “Code for ●●●” など

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引用 https://www.code4japan.org/brigade

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Code for Nagoya「若者の生きづらさをなんとかしようアイデアソン/ハッカソン」2018年12月17日記事より

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画像引用元: Twitter/Togetter https://togetter.com/li/1371212 誰かと課題を共有する 話し合ってモヤモヤする 解決方法を出し合う 一人ひとり動いてみる

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さいごに…

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まずは「●●●」の定義の見直しを

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受動的 主体的 自主的 やりたいこと やるべきこと 「社会人の教科書」 https://business-textbooks.com/jihatsusei-difference/ を参考に作図 やるべきことを 自らの意志で やる やるべきことを 自ら設定・判断 して行動する 誰かの指示を 受けて行動する 自発的 「やりたいことを やる」強い意志

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ただの参加者 ↓ 主体的な参加者へ https://zen.coderdojo.com/find