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Lightning Talk システム全体像把握の超高速化 システム関連図を使い倒そう Copyright © NIFTY Corporation All Rights Reserved.

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表紙サンプル 青ver 事業開発グループ 制作チーム 鴇澤 智 勇 事業開発グループ 制作チーム 鴇澤 智 勇 事業開発グループ 制作チーム 鴇澤 智 勇 Copyright © NIFTY Corporation All Rights Reserved. 三浦 拓実 主に回線に付帯するサービスの開発運用を 担当しています。 新規サービス開発の要求定義から 設計、実装、運用、サービス終了まで ひと通りこなします!

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システム関連図とは? なぜ作る? Copyright © NIFTY Corporation All Rights Reserved.

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Copyright © NIFTY Corporation All Rights Reserved. 表紙サンプル 青ver 事業開発グループ 制作チーム 鴇澤 智 勇 事業開発グループ 制作チーム 鴇澤 智 勇 事業開発グループ 制作チーム 鴇澤 智 勇 システム関連図ってどんな図? あるシステムAを軸に ● アクセスしているクライアント ● システムAが連携しているシステム ○ それぞれの連携が何をしているかの概要 を網羅した図のこと(システム連携図、システム構成図とも呼ぶ)

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Copyright © NIFTY Corporation All Rights Reserved. 表紙サンプル 青ver 事業開発グループ 制作チーム 鴇澤 智 勇 事業開発グループ 制作チーム 鴇澤 智 勇 事業開発グループ 制作チーム 鴇澤 智 勇 なぜ作る? 「新人にシステムの全体像を説明しないとな…」 「問い合わせが来たけど、このクライアントからのデータの流れって どうなってたっけ?」 システムの全体像を把握したいときや、次に詳細調査が必要な箇所を 探すのに便利です。

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作る前に 気をつけたいこと Copyright © NIFTY Corporation All Rights Reserved.

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Copyright © NIFTY Corporation All Rights Reserved. 表紙サンプル 青ver 事業開発グループ 制作チーム 鴇澤 智 勇 事業開発グループ 制作チーム 鴇澤 智 勇 事業開発グループ 制作チーム 鴇澤 智 勇 作るシチュエーション 1. 新しいシステムを構築するときにイメージを持つため 2. 既に稼働しているシステムの現状を把握するため この2パターンかと思いますが…

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Copyright © NIFTY Corporation All Rights Reserved. 表紙サンプル 青ver 事業開発グループ 制作チーム 鴇澤 智 勇 事業開発グループ 制作チーム 鴇澤 智 勇 事業開発グループ 制作チーム 鴇澤 智 勇 作るシチュエーション 1. 新しいシステムを構築するときにイメージを持つため 2. 既に稼働しているシステムの現状を把握するため 既に稼働しているシステムなら… 既存のドキュメントも揃ってるし図を作るのも簡単!? なんで既存のドキュメントがあるのに 新しく図なんて作らないといけないんだ?

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Copyright © NIFTY Corporation All Rights Reserved. 表紙サンプル 青ver 事業開発グループ 制作チーム 鴇澤 智 勇 その既存の 事業開発グループ 制作チーム 鴇澤 智 勇 事業開発グループ 制作チーム 鴇澤 智 勇 既存のドキュメントへの向き合い方として 情報が足りていない、把握しきれない、古いと思えたとき そのドキュメントは陳腐化し始めている と思ったほうがよいでしょう。 ドキュメントは作るのであれば常に最新にするべきですし、いつでも便 利に使いこなすべきです。 記録しておくだけならば、アーカイブと呼んだほうがよいでしょう。 その既存のドキュメント正しいですか

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Copyright © NIFTY Corporation All Rights Reserved. 表紙サンプル 青ver 事業開発グループ 制作チーム 鴇澤 智 勇 その既存の 事業開発グループ 制作チーム 鴇澤 智 勇 事業開発グループ 制作チーム 鴇澤 智 勇 あなたが「システム関連図が欲しいな、作ったほうが便利だな」と 思ったときには、もう既存のドキュメントは腐り始めています。 過去のドキュメントは、新しいシステム関連図を作るときには 参考程度に留めておきましょう。 その既存のドキュメント正しいですか

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何を見て 作っていこう Copyright © NIFTY Corporation All Rights Reserved.

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Copyright © NIFTY Corporation All Rights Reserved. 表紙サンプル 青ver 事業開発グループ 制作チーム 鴇澤 智 勇 その既存の 事業開発グループ 制作チーム 鴇澤 智 勇 事業開発グループ 制作チーム 鴇澤 智 勇 あなたの目の前にあるでしょう。それです。 今この時に動いているシステムと それを支える人々です。 😭じゃあ何を信じれば

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Copyright © NIFTY Corporation All Rights Reserved. 表紙サンプル 青ver 事業開発グループ 制作チーム 鴇澤 智 勇 その既存の 事業開発グループ 制作チーム 鴇澤 智 勇 事業開発グループ 制作チーム 鴇澤 智 勇 ● ソースコード ○ ベタ書きされたIPアドレス😡 ○ コメント ● サーバー、クラウド ○ ファイアウォール(iptables)、AWSならセキュリティグループとか ○ crontab ○ ssh configファイル ○ クラウドの各種設定 信じられる情報

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Copyright © NIFTY Corporation All Rights Reserved. 表紙サンプル 青ver 事業開発グループ 制作チーム 鴇澤 智 勇 その既存の 事業開発グループ 制作チーム 鴇澤 智 勇 事業開発グループ 制作チーム 鴇澤 智 勇 ● 社内の断片的な情報をつなぎ合わせた仮説 ○ 「このシステムはここと連携している…らしい?」 ○ 蓄えてきた知識を統合してシステム関連図を作り上げていく。 システム関連図は集大成です。 ● 関係者へのヒアリング(エンジニアではない関係者も含む) ○ システムは意外な場所で想定外の使われ方をしている。 ○ サービスの仕様を使って深堀りするのが効果的。 信じられる情報

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システム関連図 使い倒し方 Copyright © NIFTY Corporation All Rights Reserved.

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Copyright © NIFTY Corporation All Rights Reserved. 表紙サンプル 青ver 事業開発グループ 制作チーム 鴇澤 智 勇 その既存の 事業開発グループ 制作チーム 鴇澤 智 勇 事業開発グループ 制作チーム 鴇澤 智 勇 実例: BANANAシステム(本当にこの名前) 闇のシステムを理解するには 時間も技術も足りない… →闇のシステムのドキュメントはほぼ無視 ● 連携しているらしい社内外のシステムと何 をしているのか ● 闇のシステムが提供するサービスは一体ど んな仕様なのか 闇以外の部分をすべて明らかにした。

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Copyright © NIFTY Corporation All Rights Reserved. 表紙サンプル 青ver 事業開発グループ 制作チーム 鴇澤 智 勇 その既存の 事業開発グループ 制作チーム 鴇澤 智 勇 事業開発グループ 制作チーム 鴇澤 智 勇 実例: BANANAシステム(本当にこの名前) 闇のシステムと同じ機能を持つように 新しくシステムを構築して挿げ替え →今までの機能を引き続き提供しつつ、闇の システムが消えたので新しい機能提供が可能 に!

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Copyright © NIFTY Corporation All Rights Reserved. 表紙サンプル 青ver 事業開発グループ 制作チーム 鴇澤 智 勇 その既存の 事業開発グループ 制作チーム 鴇澤 智 勇 事業開発グループ 制作チーム 鴇澤 智 勇 ● システム関連図は全体像の把握に便利だよ! ● 作るときには既存のドキュメントには注意してね ● 社内外のあらゆる知識を動員して作っていこうね それをやっても情報が漏れるときは漏れます。 だから常にシステム関連図も更新し続けていきましょうね☺ まとめ