Slide 9
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ワイエルシュトラスの標準形
行列束 A − zB のジョルダン標準形のようなもの.
n × n の 行列束 A − zB の相異なる固有値を 1, 2, ..., k, ∞ とし,
p() の次数を d(すなわち ∞ の重複度を n − d)とすると,
P(zB − A)Q =
zId
− Jd O
O zJn−d
− In−d
となるような正則の複素行列 P, Q が存在する.
ただし, Jd, Jn−d
はそれぞれジョルダン標準形(特に k = d, すなわち固
有値に重複度が無い場合 Jd
は対角行列. 今回はこのケースのみで考
える).
Jn−d
の対角成分は 0.
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