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cybozu.com共通管理について 2024年5月作成

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コンセプト ▌誰に ⚫ ビジネス系本部共同研修の受講者に ▌何と ⚫ cybozu.com共通管理の基本について理解できた!

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アジェンダ ▌自己紹介 ▌cybozu.com共通管理とは ⚫ 概要とアクセス方法 ⚫ 管理者の種類 ▌cybozu.com共通管理で設定できること ⚫ ユーザー管理 ⚫ システム管理 ▌よくある質問 サイボウズのクラウドサービス ①誰がどのようにアクセスするのか ②どんなことが設定できるのか(概要) を理解しましょう!

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cybozu.com共通管理とは

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cybozu.com共通管理とは 概要とアクセス方法 ▌概要 誰が:cybozu.com共通管理者が 何を:①ユーザーや組織情報を管理する ②セキュリティなどの共通設定を行う ▌アクセス方法 ⚫ cybozu.com共通管理者のみアクセス可能 ⚫ ログイン後の「サービス」欄または各製品右上の歯車からアクセス サイボウズのクラウドサービス サイボウズクラウド製品の共通設定をする場所(基盤)です。

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cybozu.com共通管理とは 管理者の種類 ▌サイボウズドットコム ストア管理者 ⚫ cybozu.comの契約や、cybozu.comへのアクセス制限の設定などをする管理者 ▌cybozu.com共通管理者(★今回) ⚫ cybozu.com共通管理画面で、ユーザー管理とシステム管理を行う管理者 ⚫ ストア管理者により権限が付与されていれば、契約やアクセス制限の設定なども可能 ▌Administrator ⚫ 利用環境を作成した際に自動的に登録されるユーザー ⚫ パッケージ版製品からデータ移行する際にのみ使用(※ユーザーとしては利用しない) ▌組織の管理者(kintone と Garoon のみ) ⚫ 特定の組織内で、ユーザーと組織に関する管理を行うユーザー ▌システム管理者(各製品) ⚫ cybozu.com 各サービス(Groon/Office/kintone/MailWise)のシステム管理者

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補足:サイボウズドットコム ストア ▌サイボウズドットコム ストア https://store.cybozu.com ▌確認・設定できること ⚫ 契約管理 ⚫ ドメイン管理 ⚫ 見積・購入・請求履歴 ⚫ 会社情報 ⚫ アカウント管理 ⚫ 言語 ⚫ お問い合わせ

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補足:契約状況のみかた • 開始日:試用を開始した日 • ディスク使用量:全ユーザー共通/cybozu.com全体で利用できる容量(5GB × ユーザー数)

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cybozu.com共通管理で設定できること

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ユーザー管理 1. 組織/ユーザー 2. サービスの利用ユーザー 3. 役職 4. グループ(ロール) 5. 一括操作 6. 管理者の設定 7. 組織の事前設定 8. 組織間のアクセス権 9. プロビジョニング

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ユーザー管理 1. 組織/ユーザー 組織/ユーザーで設定できること ▌ユーザーの追加、編集、削除 ▌ユーザーが利用するサービスの設定、解除 ▌ユーザーの使用、使用停止の設定 ▌ユーザー情報へのカスタマイズ項目の追加、編集、削除、表示順の変更 (サイボウズ Office、メールワイズに反映されない項目) ▌組織の追加、変更、削除、表示順の変更 ▌組織の所属ユーザーの設定 など サイボウズのクラウドサービス 実際の画面を見ながら確認してみましょう!

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ユーザー管理 2. サービスの利用ユーザー ▌サービスごとに利用するユーザーを設定可能 ※ 「組織/ユーザー」ではユーザーごとに利用サービスを設定

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ユーザー管理 3. 役職 ▌役職の枠を設定 → 各ユーザーの役職を設定 ▌役職は次の用途に利用 ⚫ プロフィールへの反映 ⚫ 役職を条件に「グループ(ロール)」が設定可能 ex)部長グループ(”役職” = “部長”) ▌kintone、Garoon にのみ適用 ※ Office、メールワイズでは反映されない

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ユーザー管理 4. グループ(ロール) ▌グループ(ロール)とは 組織とは別に、役職や役割などで分類したユーザーのまとまり 組織が縦割りなら、グループ(ロール)は横割りのイメージ ex. 新規開発プロジェクトグループ / 部長(役職)グループ ▌グループの種類 ⚫ 静的グループ:所属ユーザーを固定で設定 ⚫ 動的グループ:所属ユーザーを役職や組織の条件で指定 →所属ユーザーは役職や組織の変更に応じる ▌Office、メールワイズでは反映されない Garoonやkintoneでは、グループ(ロール)に対して アクセス権の設定やコメント・通知の宛先などに利用可能

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ユーザー管理 5. 一括操作 ▌CSVファイルの読み込みで一括登録可能 ▌各フォーマットごとに読み込む必要あり 組織をファイルから読み込む際、ファイル上にない組織は削除される

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ユーザー管理 6. 管理者の設定 ▌cybozu.com共通管理者の追加/削除を行う ▌cybozu.com共通管理者のうち、チェックボックスが選択されている ユーザーはメンテナンスなどのサイボウズからのお知らせがメールで届く

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ユーザー管理 7. 組織の事前設定 ▌ユーザーや組織が大きく変更となる場合に前もって変更予定のデータを準備できる機能 ⚫ 運用中の組織/役職/ユーザーの状態の複製による、新しい組織構成の準備 ⚫ 新しい組織構成の即時反映や、日時を指定した反映 運用環境に反映していない事前設定が存在すると以下操作が不可 ⚫ 運用中の組織と役職に対する追加、変更、削除、表示順の変更 ※ ファイルやAPIを用いた場合も同様 ⚫ サイボウズのパッケージ製品からのデータ移行 ⇒事前設定の反映or削除後、運用中の組織と役職を編集できるようになる サイボウズのクラウドサービス 組織構成の変更や人事異動などの際に、組織や所属ユーザーの変更を 事前に予約しておくことができます。ユーザーの追加や削除はできません。

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補足:8. 組織間のアクセス権 ▌kintoneのみ反映 ▌所属する最上位組織が異なるユーザーの プロフィール画面と組織情報へのアクセスが制限される ⚫ プロフィールの閲覧制限 ⚫ 検索の制限 ⚫ 項目や選択肢での表示制限 ユーザー選択フィールドやコメントの宛先も制限の対象

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補足:9. プロビジョニング ▌Azure Active Directory や Oktaなどの Identity Provider(IdP)を用いて cybozu.comのユーザー情報を管理する機能 ※ IdP = クラウドサービスなどにアクセスするユーザーの認証情報を保存・管理するサービスのこと ⇒ IdPで管理しているユーザー情報とcybozu.comのユーザー情報とを連動させることができる ▌できること ⚫ ユーザーの作成、更新、削除、使用状態の停止 / 再開 ⚫ cybozu.comに存在するユーザーをIdPに存在するユーザーと同期 ・IdP側がcybozu.comとのプロビジョニングに対応している必要あり ・同期できる項目は連携させるIdPの仕様による ・プロビジョニング機能を有効にした場合、cybozu.com上でユーザーのログイン名編集不可

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システム管理 1. セキュリティ(ログイン/アクセス制限) 2. 監査ログ 3. 外部連携 4. システムメール 5. クライアント証明書 6. ロケール 7. パッケージ版からの移行 8. カスタマイズ(ロゴ/ログインページ)

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▌パスワードポリシー ⚫ ユーザーパスワードの最小文字数:3~15文字 ⚫ 管理者パスワードの最小文字数:3~15文字 ⚫ 複雑さ:アルファベット、数字、記号 ⚫ ログイン名と同じパスワード:ログイン名と同じパスワードを許可する ⚫ 有効期間:30日間~1年間/無制限 ⚫ パスワード再利用の制限回数:1回前~15回前 ⚫ パスワードの変更:変更をユーザーに許可する ⚫ パスワードの変更要求:管理者が設定した仮パスワードの変更を要求する ⚫ パスワードのリセット:リセットをユーザーに許可する システム管理 1. セキュリティ – ログイン 2要素認証やIPアドレス制限などのアクセス制限と 併用することでセキュリティ性を高められる◎

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▌ログインの簡略化 ⚫ ログイン名の入力 ログイン名の入力の自動補完を有効にする機能 漏洩防止のため外部アクセスの制限との併用推奨 ⚫ ログイン名とパスワードの保存 入力したログイン名とパスワードのWebブラウザーへの保存を許可する機能 Webブラウザーの設定が優先される場合もあり ⚫ 自動ログイン 自動ログインを有効にする機能。1日、1週間、1か月で有効期間も設定可能 有効化するとWebブラウザーを閉じても期間内はログインが維持される ⚫ ログインセッション cybozu.comへの最後のアクセスからログアウトするまでの期間を設定可能 無操作で有効期間を経過するとログアウトする システム管理 1. セキュリティ – ログイン

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▌アカウントロックアウト ⚫ アカウントロックアウトまでのログイン失敗回数(3 ~ 10回) ユーザーのログイン失敗回数の上限を設定 ログインに成功 or PW変更でリセットされる ※ 2要素認証有効時の確認コード入力ミスもカウントされる ⚫ アカウントロックアウト解除までの時間 3分、15分、30分、60分/解除しない ▌その他 ⚫ ログイン失敗時のメッセージ ⚫ SAML認証 ⚫ 2要素認証:2020/7 機能追加 ログイン名/パスワード + スマホ認証アプリの確認コード でログイン ⚫ API利用時の認証 システム管理 1. セキュリティ – ログイン

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▌IPアドレス制限 アクセスできるIPアドレスを制限し、社外の第三者による不正なアクセスを防ぐ ▌Basic認証 ログイン画面を表示する際に全ユーザーの共通のパスワードによる認証を行う ①ログイン画面にアクセスするとき ②ログイン時(ID/PW) システム管理 1. セキュリティ – アクセス制限

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▌監査ログとは cybozu.comサービスで、いつ/誰が/どのような操作をしたかを記録したログ ▌監査ログのみかた 日時、レベル、モジュール、アクション などを指定して検索 システム管理 2. 監査ログ – 閲覧とダウンロード [i] をクリックすると詳細も確認可能

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▌監査ログのダウンロード(ファイルへの書き出し) 6週間未満のログ: 6週間以上前のログ: システム管理 2. 監査ログ – 閲覧とダウンロード

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▌ログのメール送信 ⚫ 重要レベル/情報レベルのログ ※ 各製品の操作ログは不可 ⚫ 宛先を15件まで設定可能 ▌ログの保存期間 ⚫ 6週間~10年間で設定可能 ※ 6週間以上前のログはアーカイブされる ⚫ 初期値は3年間 システム管理 2. 監査ログ – 設定

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▌他社の外部システムとの連携設定 ▌標準サービス(kintoneスタンダードコースのみ) ⚫ Microsoft Power Automate kintoneと他多数のサービスをユーザーが好きな形で連携できる ex. Outlookなどのメールクライアントでメールを受信したら、kintoneに通知する kintoneのアプリにレコードが登録されたら、Google Calendarに予定として登録する ⚫ Slack プロセス管理で作業者になったユーザーにSlackのダイレクトメッセージで通知 システム管理 3. 外部連携 – OAuth

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システム管理 3. 外部連携 - OAuth ▌高度な連携(kintone/Garoonのみ) ⚫ OAuthクライアントを追加して、外部サービスから cybozu.com への APIリクエストを承認 ⚫ 認証にはOAuthを使用し、連携するサービスにkintone/Garoonの ログイン情報を使用せずセキュアに連携可能 ※ OAuth = 権限の認可を行う規格

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▌外部サイトへの埋め込み cybozu.comの各サービスのコンテンツを外部サイトに 埋め込んで表示する場合に許可 ※ セキュリティ上のリスク(クリックジャッキング/クロスサイトリクエストフォージェリ)が 生じるため、初期設定では許可されていない ▌カレンダーサービスとの連携(Officeのみ) スケジュールをiCalender形式に対応したカレンダーサービスに 同期する場合に許可 ▌Referrer-Policy(Garoon/kintoneのみ) 外部サービスとcybozu.comを連携させる際に、リファラーが必要な場合に設定 ※ リファラー:Webページのリンクをクリックして別のページに移動したときの、リンク元のページのこと ▌Webhook(kintoneのみ) Webhookの送信を許可する場合に設定 システム管理 3. 外部連携 – その他の設定

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▌システムメールの使用箇所 ⚫ cybozu.com共通管理の監査ログのメール送信 ⚫ 追加したユーザーへのメール送信 ⚫ パスワードを変更したユーザーへのメール送信 ※ 各サービスから送信されるメール通知は別途設定が必要 システム管理 4. システムメール

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システム管理 5.クライアント証明書 ▌クライアント証明書の発行とダウンロード セキュアアクセス利用時のユーザー個別のクライアント証明書を発行・DLする画面 ⚫ 未発行/有効な証明書/期限切れの証明書 を確認可能 ⚫ 各ユーザーの証明書の有効期限の設定、無効にして再発行などの操作が可能 ▌クライアント証明書のダウンロードの許可 ユーザー自身による証明書のダウンロードを許可する場合に設定 ※ 証明書をインポートする端末を把握したい場合は許可せず、管理者側で端末設定も行う

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▌運用にあわせてタイムゾーンと言語の初期値を設定可能 ※ ユーザー自身で自分にあったタイムゾーンや言語に変更できる ※ Office/MailWiseではタイムゾーンの設定利用不可、表示言語は日本語のみ ▌タイムゾーン ⚫ 初期値:(UTC+09:00) 大阪、札幌、東京 ⚫ 適用箇所:監査ログ、ユーザーの追加画面のタイムゾーンの初期値 など ▌言語 ⚫ 初期値:日本語 ⚫ 設定値:日中英スペイン4か国語 ⚫ 適用箇所:監査ログやユーザー追加/PWリセットのメール通知 など システム管理 6. ロケール

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▌パッケージ版のサイボウズ製品→cybozu.com(クラウド) への移行 パッケージ版でのデータをそのまま移行して利用できるようにするための設定 パッケージ版から移行すると、クラウド版での既存データは削除される ⇒移行時以外は設定の無効化を推奨 システム管理 7. パッケージ版からの移行

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システム管理 8. カスタマイズ ▌ロゴ ロゴの画像ファイルとリンク先のURLを設定可能 ⚫ デフォルトは や各製品のロゴ画像(リンク先は各サービスのトップページ) ⚫ ロゴ画像を変更するとcybozu.com共通管理や各製品のロゴに反映される → ex. 自社のロゴ&企業サイト ▌ログインページ タイトルと画像ファイルを設定可能 デフォルトは申込時に登録した会社名、青い雲の背景

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おしまい