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ROSCAFE TECH NIGHT 株式会社スナックミー CTO & co-founder三好 隼人 2023.12.20

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● 自己紹介 ● 私が考えている1つの思考 ● まとめ

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三好隼人 東京理科大学工学部建築学科終了。 新卒第1号としてリノベーションであるハプティック株 式会社(現グッドルーム株式会社)に入社。設計・現場 監督など経験。 その後エンジニアにジョブチェンジするために、セブに 半年間留学。2014年にギークス株式会社入社。新規事業 のフロントからインフラまで担当後、PjMとしてプロ ジェクトを管理。入社8ヶ月でMVPを受賞。 2015年9月、株式会社スナックミーをCEO服部、COO三 田村と創業。 CTO 自己紹介

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事業概要

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ORIGINALITY 創意工夫の末にうまれた、 私たちらしい独創的なおやつに なっているか。 CRAZY やってる本人が熱狂しているか。 NICHE たとえ数は少なくても、 一部の人が熱狂するようなおやつか。 MEANINGFUL 社会的意義があるか。 誰かに貢献するおやつになっているか。 EXPERIENCEFUL 面白さは体験に宿る。 これまでのおやつ体験をアップデートで きているか。 スナックミーの理念

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グッドジャーキー https://goodjq.com/ 3袋 1,830円(税込・送料込み) プロテインバー https://clrbar.com/ 5本入 1,450円(税込・送料330円) 10本入 2,980円(税込・送料330円) おやつ定期便 1,880円 (税込・送料330円) 事業内容 直営店 (清澄白河) https://kiyosumi.snaq.me/

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● データ分析 ● 商品開発 ● パーソナライズされたおやつの選定 ● お届けを重ねるごとに より好みに近づくBOX ● BOXを開封する時の わくわく感 ● おやつへのフィードバック ● リクエスト ● 好き嫌いの登録 定期便お届け頻度 ● 2週間に1回 ● 4週間に1回 データを活かした商品開発 ユーザーからの評価データ を活かし、1ヶ月程度で新 商品の企画開発が可能。 『おやつ体験』 商品開発サイクル

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8 おもしろい! 失敗を恐れずにチャレンジすることを奨励する文化 やってみよ! つぎにいかそう! 難易度や工数じゃなく「それって面白い?」を軸に、 ”ワクワクファースト”で行動します。 おもしろいほうがやる気が出るし、お客様に喜んでいただけるから。 ごちゃごちゃ言ってないで”オーナーシップ”を持ってまずやってみよう 失敗したっていい。学びがあれば儲けもの。 失敗を恐れずどんどん”チャレンジ”していきましょう。 みんなやさしいから失敗したって大丈夫だよ! スナックミーで働く人たちの価値観

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サービス・フルサイクルエンジニアリング Webシステムに留まらず、エンジニ アがサービスのすべてのサイクルに 関わる体制 エンジニアチームのコンセプト 製造管理 在庫管理 商品購入 ピッキング 配送 フィードバック 商品開発 ストア マイページ パーソナライズ FB システム ユーザー ヒヤリング 一般的なWebエンジニアの開発領域 スナックミーにおけるwebエンジニアの開発領域

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私が考えている1つの思考

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緊張と均衡

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緊張とは ここでいう「緊張」とは、情緒的ストレスや不安のことではない。 プレッシャーのことでも、痛みや苦しみのことでもない。 エネルギーが最小抵抗経路を進むように働きかける構造の力学のこと。

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緊張とは ここでいう「緊張」とは、情緒的ストレスや不安のことではない。 プレッシャーのことでも、痛みや苦しみのことでもない。 エネルギーが最小抵抗経路を進むように働きかける構造の力学のこと。 実際の状況 緊張 望む状態 緊張構造

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緊張構造 身体の求める 水分量 1. ふたつの要素の差から生じる 2. 緊張は最小抵抗経路を形成し、動きの傾向を生み出す 3. 1の差が無くなった時、緊張は解消される 身体の中の 実際の水分量 緊張 解消 : 望みと実際の 水分量が同一になる

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緊張構造 新機能開発 緊張 テスト追加 緊張構造 1. ふたつの要素の差から生じる 2. 緊張は最小抵抗経路を形成し、動きの傾向を生み出す 3. 1の差が無くなった時、緊張は解消される

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目標 会社・チーム・個人の目標も同様のことが当てはまると思います 創り出したい成果に対して、現状を把握するそれを行動することによって解消し 目標を達成していく。 現在の リアリティ 行動・計画 創り出したい 成果 緊張 解消

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葛藤構造 緊張解消システムが単純な場合は緊張構造が生じるが、ふたつの競合する目標を巡っ てふたつの緊張解消システムが存在すると事態は複雑となり、葛藤構造が生じる 空腹 食べる 緊張 解消 太りすぎ ダイエット

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葛藤構造 緊張解消システムが単純な場合は緊張構造が生じるが、ふたつの競合する目標を巡って ふたつの緊張解消システムが存在すると事態は複雑となり、葛藤構造が生じる 空腹 食べる 緊張 解消 太りすぎ ダイエット

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葛藤構造 緊張 増 解消 緊張 減 解消 緊張 減 解消 緊張 減 解消 緊張 減 解消 緊張 増 解消 緊張 減 解消 緊張 減 解消

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葛藤構造 緊張 増 解消 緊張 減 解消 緊張 減 解消 緊張 減 解消 緊張 減 解消 緊張 増 解消 緊張 減 解消 緊張 減 解消

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葛藤構造 緊張 増 解消 緊張 減 解消 緊張 減 解消 緊張 減 解消 緊張 減 解消 緊張 増 解消 緊張 減 解消 緊張 減 解消

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葛藤構造 緊張 増 解消 緊張 減 解消 緊張 減 解消 緊張 減 解消 緊張 減 解消 緊張 増 解消 緊張 減 解消 緊張 減 解消

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プロダクト 開発 アウトカム リファクタ したい 葛藤構造 リファクタとプロダクト開発について プロダクト開発していくとコードなど煩雑になり、リファクタしたくなる リファクタだけ行うとプロダクト開発がしたくなる 緊張 解消 技術負債解消

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リファクタ したい 振り戻しが起きる状態 両端にゴムが結ばれているような状態 プロダクト 開発

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リファクタ したい 構造は何を求めているか プロダクト 開発 リファクタ したい プロダクト 開発 ふたつの緊張解消システムが競合している そのシステムは緊張を解消することを目標にしている ふたつの緊張解消システムの緊張を同時に解消することは不可能 支配のシフトが繰り返され、振り戻しが生じる 不均衡 不均衡

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構造は何を求めているか 不均衡も均衡もそれ自体に善悪はない。不均衡の中には、緊張構造として現れて目標を達成する力に なる。 議論や意見の相違があればどちらか一方につきたがるが、構造力学を理解するとどちらにつこうとす ることのわかる。結局どちらにも行かないといけないということ。 均衡 リファクタ したい ユーザーに インパクト

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リファクタ したい 振り戻しが起きる状態 プロダクト 開発 リファクタ したい プロダクト 開発 プロダクト開発したいというゴールに向かうとユーザーにインパクトという観点では解消に向かう その時に、リファクタというゴムはかなり伸びている状態 (= 緊張が強い) そうなるとリファクタをしたくなる。できる限り「葛藤構造」から「緊張構造」へ。

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リファクタ プライマリー選択 アウトカム プライマリー選択とは 創り出したい主たる成果 セカンダリー選択とは 創り出すための手段として選択する事柄 何を重要か決定すれば、葛藤構造は緊張構造に転換できる 現状

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目の前の短期的な、刹那的な 衝動にフォーカスする。 ex) 食欲, バグ修正, 赤ちゃん クローズアップ 志と価値に焦点を合わせる。 客観的に形やパターンを把握 ex) アウトカム ミディアム 曖昧な希望や憧れを抱いてい る。 ex) 夢、パーパス ロング クローズアップ・ミディアム・ロング

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チーム(個)で動いていく時に 現実と成果の組み合わせる場合どういう組み合わせが一番効力発揮するのか 現在の リアリティ 行動・計画 創り出したい 成果 緊張 解消 クローズアップ・ミディアム・ロング

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速やかに緊張は解消される が、短期成果と目の前の出来 事が支配され。成功が厳しい クローズアップ x クローズアップ 両方ともロングの人は道に 迷っているが、どこか長閑。 今よりもっといい未来に憧れ るが、短期的な視野で目の前 の出来事に振り回される クローズアップ・ミディアム・ロング 目の前の出来事 ・過度な詳細 緊張 創り出したい 成果 ロング x ロング ロング x クローズアップ 神秘 緊張 ぼんやりとした 希望や憧れ 目の前の出来事 ・過度な詳細 緊張 ぼんやりとした 希望や憧れ

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リアリティと成果が緊張構造を作り、客観的で十分に広い視野からリアリティが観察でき 傾向を捉えることができ、大切な価値観によって緊張構造がはっきりと形成されパワーを発揮 客観的な 形とパターン 行動・計画 志と価値 緊張 解消 ミディアム x ミディアム

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CTO として考えている解消 tech people product 現在の リアリティ 行動・計画 創り出したい 成果 緊張 解消 現在の リアリティ 行動・計画 創り出したい 成果 緊張 解消 現在の リアリティ 行動・計画 創り出したい 成果 緊張 解消 現在の リアリティ 行動・計画 創り出したい 成果 緊張 解消

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CTO として考えている解消 自社で原料の発注から製造・出荷を内製。ユーザーのマイページによるフィードバックなど この関係以外も込みで葛藤状態になってないか メンバーやユーザーさんが望むことに競合が生じるところはないか考察 製造管理 在庫管理 商品購入 ピッキング 配送 フィードバック 商品開発 ストア マイページ パーソナライズ FB システム ユーザー ヒヤリング

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まとめ 1. 緊張構造の理解 2. 葛藤構造による振り戻し 3. 振り戻しはプライマリー選択で解消できる場合がある 4. クローズアップ・ミディアム・ロング 5. 現実と成果の組み合わせは「ミディアムxミディアム」

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まとめ 創業してから年に数回意識している言葉

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