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Taiji Hagino IBM Customer Success Manager IBM Champion Regional Director @taiponrock IBM Developer Dojo Serverless/IBM Cloud Functions ⼊⾨編

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@taiponrock Please follow me! My books for Programing “はじめてのNode-RED”, “Node-RED活⽤マニュアル” (⼯学社) “Practical Node-RED Programming”, (Packt Publishing) My books for Developer Relations “Developer Marketing DevRel Q&A”, “英語で広がる開発者のキャリア” (Impress R&D) 萩野たいじ (Taiji Hagino) Customer Success Manager | Developer Advocate IBM Champion Program Japan Director IBM 特別⾮常勤講師 筑波⼤学 元美容師で元⾳楽家。ソフトウェアエンジニアへ転⾝後、有限会社アキュレートシ ステムを起業。その後、商社系SIerでのテクニカルエバンジェリスト経験を経て、 IBM GlobalチームのDeveloper Advocateとして DevRel(Developer Relations) を推進。現在はIBMのCustomer Success Managerとして活動中。

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学習の⽬的とゴール ⽬的 Serverless/FaaSの概要について理解し、 IBM Cloud Functionsを使えるようになる ゴール IBM Cloud Functionsによるアプリケー ションの開発⽅法を理解する このコースを学ぶ⽅の想定スキル Webアプリケーション開発経験者の⽅ サーバーレス初⼼者・未経験の⽅

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事前準備 1. IBM Cloudアカウント(無料)の取得 2. Webブラウザー Chrome または Firefoxの導⼊

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https://ibm.biz/BdzWbA Create IBM Cloud Account -> 無料 -> クレジットカード不要 -> だれでも使える -> いつまででも使える -> すぐに使える

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⽬次 1. サーバーレスとは 2. IBM Cloud Functionsについて 3. IBM Cloud Functionsの使い⽅

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1. サーバーレスとは 2. IBM Cloud Functionsについて 3. IBM Cloud Functionsの使い⽅

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8 8 サーバーレスの定義 サーバーレス・コンピューティ ング(Serverless computing)と は、クラウド・プロバイダーが アプリケーションに必要なマシ ン・リソースの割り当てを動的 に管理し、事前に購⼊されたこ とに基づく請求ではなく、各ア プリケーション要求を満たすた めに使⽤される個々のリソース 量に基づいた請求を⾏うような クラウド・コンピューティング の実⾏モデルである。 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

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9 9 Networking Storage Servers Virtualization O/S Middleware Runtime Data Applications Networking Storage Servers Virtualization O/S Middleware Runtime Data Applications Networking Storage Servers Virtualization O/S Middleware Runtime Data Applications ベンダーが提供 ユーザーが準備 IaaS PaaS (Serverless含む) SaaS クラウドサービスの種類

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10 10 PaaS FaaS (Serverless) PaaSとFaaS(サーバーレス)の違い Middleware Runtime(サービス作成) Data Applications Runtime(サービス提供) ベンダーが提供 ユーザーが準備 Middleware Runtime(関与不要) Data Applications

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11 11 独⾃アプリを動かせるクラウドサービスの形態

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12 通常のPaaSでは

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13 Hardware Firmware OS プログラム⾔語毎のruntime (virtual machine) プログラム DBなどの ミドルウェア CPU メモリ ストレージ ネットワークI/O OS ランタイム可動時間 (使⽤メモリ量) 従量課⾦要素 サーバーリソース →

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14 サーバーレスでは

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15 Hardware Firmware OS プログラム⾔語毎のruntime (virtual machine) プログラム DBなどの ミドルウェア アプリが呼び出された回数 実⾏している時間 従量課⾦要素 サーバーリソースのことは考えなくて良い=サーバーレス

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16 16 FaaS(サーバーレス)の特徴 ü コードを書き、それを連携させるだけで⼀連の 処理を実⾏できる ü 実⾏に必要なサーバーはクラウドサービスプロ バイダー側で⾃動的に割り当てる。またスケー ルアップ(アウト)も必要に応じて⾃動的に対 処する ü 実⾏が終了すると⾃動的にインスタンスが消去 される。従って、課⾦はコードが動いていた時 間だけになる ü さまざまなサービスがコードを起動するトリ ガーとして⽤意されている。それを利⽤して定 期的、あるいは何らかのイベントを起点にサー ビスを起動できる

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17 FaaS(サーバーレス)の注意点 ü 実⾏環境はベンダー管理なので個別にチューニ ングの余地が無い ü 提供ベンダーに依存するが、対応しているプロ グラミング⾔語が限定的 ü 原則設計思想がFunction/Action、つまり個の関 数の集合体となるので、コールバックの処理に 対する考慮が必要

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1. サーバーレスとは 2. IBM Cloud Functionsについて 3. IBM Cloud Functionsの使い⽅

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19 19 meets

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20 © 2018 IBM Corporation IBM Cloud FunctionsはIBMが提供するFaaS (Serverless)のサービスです。 IBM Cloudの特徴の⼀つとして、できるだけオープンな技術で基盤を作り、ユーザーがベンダーロック インされない環境として利⽤できるようにしている点があります。 IBM Cloud Functionsではオープンソースの「Apache OpenWhisk」(https://openwhisk.apache.org/) を使っています。よって、Apache OpenWhiskと同じ操作で⾃分が所望するサービスを作成できます。 IBM Cloud Functionsの概要

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21 IBM Cloud www getXXXinfo Create Action • Action(Function)を直接クラウド上に作成するだけ • 実⾏環境とか気にしなくてOK makeXXXfile convertXXXdata PHP, Node.js, Python, Swift Call Action IBM Cloud Functionsのイメージ

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22 22 IBM Cloud Functions (OpenWhisk) の特徴

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23 23 IBM Cloud Functions (OpenWhisk) 従来型開発との⽐較

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Cloud Functions の⽤語

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Namespace/ネームスペース 名前空間は、アクションやトリガーなどの Cloud Functions エンティティーを ⼊れるものであり、リソース・グループに属しています。 名前空間に対するアクセス権限をユーザーに付与すると、そのユーザーが Cloud Functions エンティティーにアクセスできるようになります。

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Action/アクション アクションは、1 つの特定のタスクを実⾏する 1 ⽚のコードです。 アクション は、任意の⾔語で書くことができます。例えば、JavaScript や Swift コードの ⼩さなスニペットにしたり、Docker コンテナーに組み込まれたカスタム・バイ ナリー・コードにしたりできます。 ユーザーは、ソース・コードまたは Docker イメージとして Cloud Functions にアクションを提供します。 アクションは、Cloud Functions API、CLI、または iOS SDK を使⽤して直接呼 び出されたときに処理を実⾏します。 また、アクションは、IBM Cloud サービ スおよびサード・パーティー・サービスからのイベントに、トリガーを使⽤し て⾃動的に応答することもできます。

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Sequence/シーケンス ⼀連のアクションをチェーニングして、コードを記述することなく、シーケン スにまとめることができます。 シーケンスは、順番に呼び出されるアクション のチェーンであり、1 つのアクションの出⼒が次のアクションへの⼊⼒として 渡されます。 シーケンスを作成すれば、既存のアクションを組み合わせて、素 早く簡単に再利⽤できます。 シーケンスは、アクションと同様に、REST API から呼び出したり、イベントに応答して⾃動的に呼び出したりできます。

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Event/イベント イベントの例には、データベース・レコードへの変更、IoT センサーによる⼀ 定の気温を超えたことの感知、GitHub リポジトリーへの新規コードのコミット、 Web アプリまたはモバイル・アプリからの単純な HTTP 要求などがあります。 外部および内部イベント・ソースからのイベントは、トリガーを介して送信さ れ、ルールによってアクションがそうしたイベントに反応できます。

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Trigger/トリガー トリガーは、ある種のイベントに対して指定されたチャネルです。 トリガーと は、ユーザーから起動されるか、イベント・ソースによって起動されるかに関 わらず、特定のタイプのイベントに対応するための宣⾔です。

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Rule/ルール ルールは、トリガーをアクションと関連付けます。 トリガーが起動するたびに、 ルールはトリガー・イベントを⼊⼒として使⽤し、関連付けられているアク ションを呼び出します。 適切なルール・セットを使⽤して、1 つのトリガーの イベントで複数のアクションを呼び出すことも、複数のトリガーのイベントに 対して 1 つのアクションを応答として呼び出すこともできます。

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Feed/フィード フィード は、Cloud Functions で消費可能なトリガー・イベントを起動するよ うに、外部イベント・ソースを構成するための便利な⽅法です。 例えば、Git フィードでは、Git リポジトリーへのあらゆるコミットに対してトリガー・イベ ントを起動することがあります。

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Package/パッケージ サービスおよびイベント・プロバイダーとの統合をパッケージで追加すること ができます。 パッケージは、フィードおよびアクションのバンドルです。 フィードは、トリガー・イベントを起動するように外部イベント・ソースを構 成するコードです。 例えば、IBM Cloudant 変更フィードで作成されるトリ ガーは、IBM Cloudant データベースで⽂書が変更されるか追加されるたびにそ のトリガーを起動するようにサービスを構成します。 パッケージ内のアクショ ンは、再使⽤可能なロジックを表します。サービス・プロバイダーがアクショ ンを利⽤可能にすることによって、開発者はそのサービスをイベント・ソース として使⽤し、そのサービスの API を呼び出すことができます。 既存のパッケージ・カタログを利⽤すると、素早く簡単に、有⽤な 機能でアプリケーションを強化したり、エコシステム内の外部サー ビスにアクセスしたりできます。 Cloud Functions パッケージ対応の 外部サービスの例として、IBM Cloudant、The Weather Company、 Slack、GitHub があります。

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33 33 IBM Cloud services

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Quiz

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1. Functionとはなんですか︖ A. アクションのこと。 B. 外部APIを呼び出すコードの⽂字列。 C. ⼀連のタスクを実⾏する⼀連のアクション、ルール、 およびトリガー。 D. 上記のどれでもない。

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1. Functionとはなんですか︖ A. アクションのこと。 B. 外部APIを呼び出すコードの⽂字列。 C. ⼀連のタスクを実⾏する⼀連のアクション、ルール、 およびトリガー。 D. 上記のどれでもない。

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2. シーケンスとはなんですか︖ A. 任意の順序で呼び出すことができる共有パッケージ 内のアクションのグループ。 B. 順番に呼び出される⼀連のアクション。1つのアク ションの出⼒が次のアクションに渡される。 C. アクションをトリガーするために使⽤される⼀連の イベント。 D. 上記のどれでもない。

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2. シーケンスとはなんですか︖ A. 任意の順序で呼び出すことができる共有パッケージ 内のアクションのグループ。 B. 順番に呼び出される⼀連のアクション。1つのアク ションの出⼒が次のアクションに渡される。 C. アクションをトリガーするために使⽤される⼀連の イベント。 D. 上記のどれでもない。

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3. ネームスペース(名前空間)とはな んですか︖ A. リソースグループに属するアクションやトリガーな どのCloud Functionsエンティティのグループ。 B. アクションのトリガーのソース。例︓データベース の変更。 C. 別のIBM Cloudサービスとの統合。 D. 上記のどれでもない。

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3. ネームスペース(名前空間)とはな んですか︖ A. リソースグループに属するアクションやトリガーな どのCloud Functionsエンティティのグループ。 B. アクションのトリガーのソース。例︓データベース の変更。 C. 別のIBM Cloudサービスとの統合。 D. 上記のどれでもない。

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4. イベントの例として適切なものはど れですか︖ A. GitHubへのコミット。 B. アクションの呼び出し。 C. 特定のタスクを実⾏するコード。 D. 上記のどれでもない。

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4. イベントの例として適切なものはど れですか︖ A. GitHubへのコミット。 B. アクションの呼び出し。 C. 特定のタスクを実⾏するコード。 D. 上記のどれでもない。

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5. トリガーとはなんですか︖ A. アクションに関連付けたルール。 B. アクションの結果。 C. イベントへ関連させた反応。 D. 上記のどれでもない。

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5. トリガーとはなんですか︖ A. アクションに関連付けたルール。 B. アクションの結果。 C. イベントへ関連させた反応。 D. 上記のどれでもない。

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IBM Cloud Functions は OpenWhisk に基づいています。 OpenWhisk は、NGINX、Kafka 、Docker、CouchDB などのコ ンポーネントを組み合わせて、 サーバーレスでイベント・ベー スのプログラミング・サービス を形成するオープン・ソース・ プロジェクトです。 IBM Cloud Functions のバックエンドの仕組み

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57 © 2018 IBM Corporation FaaS(サーバーレス)を起動するためのトリガー IBM Cloud Functionsは、イベントドリブン(逐次駆動)で ファンクションを起動できます。 起動のための「トリガー」は設定可能です。 例えば、ある特定の時間でデータベースの「Cloudant」が 更新されたときをトリガーとして指定できます。 まだ、設定できるトリガーはあまり多くありませんが、今 後増えていくでしょう。 ■アクション同⼠をつなげて⼀つのAPIとして提供することも可能

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1. サーバーレスとは 2. IBM Cloud Functionsについて 3. IBM Cloud Functionsの使い⽅

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59 © 2018 IBM Corporation IBM Cloudへログイン IBM Cloud へログインし、メニューからFunctionsを選択します。

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60 © 2018 IBM Corporation Functionsの開始画⾯ Functionsのダッシュボードから各操作を実施します。

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61 © 2018 IBM Corporation Functionsの6つのメニュー

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62 © 2018 IBM Corporation Functionsでアプリを作成 IBM Cloud Functionsでのサーバーレスアプリの開発は、⼆つのステップに分かれます。 (1)アクションの作成 (2)トリガーやAPIによる呼び出しの設定 まず、実⾏させたい処理に合わせてコードを記述します。 このコードは「アクション」としてIBM Cloud Functionsに登録します。 次に、登録したコードを呼び出す条件を設定します。 外部のイベントやHTTPリクエストを条件とすることで、アクションの実⾏を⾃動化できます。 なお、IBM Cloud Functionsのアプリは「GUI」「CLI」どちらのユーザーインタフェースを利⽤して も開発できますが、ここでは、GUIを⽤いた開発の⽅法を解説します。 Functionsの開始画⾯中央にある「作成の開始」ボタンをクリックして始めます。

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63 © 2018 IBM Corporation アクションの作成 「アクションの作成」リンクをクリックします。開いた画⾯で「アクション名」に任意 の 名 前 (こ こ で は「Hello Dojo」)を ⼊ ⼒ し ま す。「パ ッケージを囲む」はそのままにして、「ラン タイム」で開発する⾔語やバージョン(ここでは「Node.js 10」)を選び、「作成」をクリックし ます。

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64 © 2018 IBM Corporation アクションの作成 画⾯中央のエディタでコードを編集できます。 コードを編集してアクションを開発するときに、気を付けなければならない点が三つあります。 1. アクションが呼び出されると、まず「main」関数が実⾏されるため、main関数が必須 2. アクションへの⼊⼒および出⼒はともに「JSON」形式。データ構造は⾃由に指定できる 3. IBM Cloud Functionsではアクションが呼び出されるたびにインスタンスが作成され、処理が 完了するとインスタンスは破棄される。よって、アプリはステートレスに記述する ずはコードを書き換えずに、 このアクションを動かしてみ ましょう。右上の「起動」を クリックすると、アクション を実⾏できます。

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65 © 2018 IBM Corporation アクションの作成 右側に結果のウィンドウが表⽰され、「Hello World」のメッセージが確認できます。

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66 © 2018 IBM Corporation アクションの更新 次にコードを書き換えてみましょう。 アクションが呼び出されたときに「パラメーター」を渡すことも可能です。 次のように、コードを書き換えて「保存」ボタンをクリックします。 「name」というパラメーターが渡された場合に、出⼒を変更するようなコードを追加しています。 function main(params) { if (params.name) { return { message: 'Hello ' + params.name }; } return { message: 'Hello Dojo' }; }

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67 © 2018 IBM Corporation アクションの更新 アクションに渡すパラメーターを設定します。 右上の「⼊⼒の変更」をクリックし、次のようにJSON形式でパラメーターを⼊⼒します。 「Taiji」の部分は各⾃好きな名前に置き換えてください。 「適⽤」ボタンをクリックし、再度「起動」ボタンをクリックします。 パラメーターが反映され、結果のメッセージが変わりました。 { "name" : ”Taiji"}

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68 © 2018 IBM Corporation アクションをつなげるシーケンス アクションにパラメーターを渡せる特徴を使って、アクションを複数つなげることも可能です。 複数のアクションをつなげたものを「シーケンス」と呼びます。 シーケンスもIBM Cloud Functions内では、アクションの⼀つとして扱われます。

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69 © 2018 IBM Corporation トリガーの作成 アクションの呼び出し⽅法を設定します。 まず「トリガー」を作成します。トリガーは、アクションを実⾏するための条件です。トリガー を使うと、イベントドリブン(逐次駆動)でアクションを呼び出せます。

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70 © 2018 IBM Corporation トリガーの作成 次にタイマーを設定します。 ここでは「UTC分」の右側にあるプルダウンから「2分毎」を選択します。 「作成ボタン」をクリックするとトリガーが作成されます。

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71 © 2018 IBM Corporation トリガーとアクションの関連付け トリガーとアクションをひも付けるために「ルール」を作成します。 画⾯右上にある「追加」をクリックし、接続するアクションを設定します。 「既存の(数字)の選択」を選んで、プルダウンメニューから、先 ほ ど 作 成 し た「Hello Dojo」ア ク シ ョ ン(Default Package/Hello Dojo)を選択します。「追加」ボタンをクリックす ると、2分ごとに「Hello World」アクションが実⾏されるようになります。

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72 © 2018 IBM Corporation 定義済みのアクション IBM Cloud Functionsには事前定義済みのアクションも⽤意されています。 例えば、「IoT Gateway」アクションを使⽤すれば、Raspberry PiのようなIoTデバイスとの連携 もできます。

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73 © 2018 IBM Corporation アクションのAPI呼び出し IBM Cloud Functionsで作ったアクションを外部サービスとWebhookで連携したい、あるいは⾃社 アプリのバックエンドサービスとして利⽤したいなど、アクションを「HTTPリクエスト」で呼び 出したいケースはよくあるでしょう。 IBM Cloud Functionsでは、アクションをAPI化する⽅法が複数提供されています。 作成したトリガーの画⾯メニューから「エンドポイント」を選択

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74 © 2018 IBM Corporation より細かなAPI設定 例えばレート制限やOAuth認証といった機能を実現したい場合は、APIゲートウエイの機能を利⽤ します。IBM Cloud Functionsではゲートウエイ機能を無料で使えるのも⼤きな特徴です。 APIを限られた利⽤者や企業に公開したい場合は、この機能を使うのがよいでしょう。 作成したトリガーの画⾯メニューから「エンドポイント」を選択

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75 © 2018 IBM Corporation 認証不要でのアクション呼び出し ⾃社のWebアプリのバックエンド処理で使⽤する場合は、認証なしで呼び出して容易に実装した いこともあるでしょう。そのようなケースでは、「Webアクション」が利⽤できます。 作成したアクションの画⾯メニューから「エンドポイント」を選択しWebアクションを有効化する

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76 © 2018 IBM Corporation 実⾏されたアクションの確認 Functions画⾯のモニターメニューから実⾏されたアクションを確認することができます。