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プロダクトマネジメント しやすい状況をつくる 1 株式会社ビズリーチ(Visionalグループ)/ 菊池 信太郎 プロダクトマネジメント先達に倣う実用事例Lunch LT

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略歴 ● 前職はSIer ○ 受託開発やSESで複数プロジェクト経験 ○ テックリード・PM・EMとして開発経験を積む ● 2018年〜 株式会社ビズリーチ ○ ビズリーチサービスのtoBプロダクトを中心に開発 ○ 組織横断型プロジェクトなどのリード ○ EMとしてリアーキテクティングの推進 ● 2019年 合同会社PeerQuestを共同創業 2 @be11 菊池 信太郎 自己紹介 株式会社ビズリーチ リクルーティングプロダクト本部 プラットフォーム開発部部長 合同会社PeerQuest Co-Founder / CTO

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1. プロダクトマネジメントってなに? 2. チームで補完しあいながらプロダクトマネジメントするには? 3. プロダクトチームの共通言語を手に入れる取り組み 3 話すこと

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4 プロダクトマネジメントってなに?

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5 プロダクトマネジメントってなに? ● 一言で言うなら『プロダクトの価値やROIを最大化すること』 ● PdMとは、プロダクトの成功を定義し、プロダクトのビジョンを実現することにコミットする職種 ● User、Business、Technologyの価値を健全に最大化させることがミッション User (顧客) Tech (開発) Business (事業) User / Business / Technology の 3つの円の交わりを最大化させることが プロダクトマネジメントとして重要

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6 プロダクトマネジメントは PdMに全部任せればいいってこと?

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8 プロダクトマネジメントトライアングル ● プロダクトの価値を最大化させるため、三者間(開発者・顧客・ビジネス)の空白を埋めるのが重要 ● これらを埋めるための要素を図示したものが以下のトライアングル ● PdMだけですべて埋めるわけではない ● プロダクトメンバー・ステークホルダーのスキルによって足りない部分を補完する プロダクトマネジメントトライアングルと各社の PM の職責と JD から引用

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Tech 9 ビズリーチでの過去の失敗事例 Business ユーザー数100万人規模の事業成長を止めずに、レガシーコードと戦う/JJUG CCC 2022 Fall Technologyが疎かになり、 バランスを崩している状態…😢 User

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● ロードマップは反復的に見直す形に再設計 ● EM、PdM、ステークホルダーが対話し、ロードマップを調整するようになった ● あるべき形を目指す上で必要があれば、組織も変えるし、ロードマップも変える 10 バランスを見ながらロードマップを調整するよう改善 ユーザー数100万人規模の事業成長を止めずに、レガシーコードと戦う/JJUG CCC 2022 Fall

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11 チームで補完しあいながら プロダクトマネジメントするには?

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プロダクトマネジャーは、何を作るか説明責任を負うため、これらのドメイン知識が必要 1. 顧客に関する深い知識 2. データに関する深い知識 3. 自分たちのビジネスとステークホルダーに関する深い知識 4. 市場と業界に関する深い知識 足りないものはエンジニア、デザイナー、ドメインエキスパートで補う 12 プロダクトマネジメントに求められるもの https://www.amazon.co.jp/INSPIRED-熱狂させる製品を生み出すプロダク トマネジメント-マーティ・ケーガン/dp/4820727508

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これらのドメイン知識をチームの共通言語とし、 ”Why?”が共有される ▼ PdM、エンジニア、デザイナー、ステークホルダー間の コミュニケーションコストが減る プロダクトマネジャーは、何を作るか説明責任を負うため、これらのドメイン知識が必要 1. 顧客に関する深い知識 2. データに関する深い知識 3. 自分たちのビジネスとステークホルダーに関する深い知識 4. 市場と業界に関する深い知識 足りないものはエンジニア、デザイナー、ドメインエキスパートで補う 13 プロダクトマネジメントに求められるもの

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共通言語をつくり、対話できるようになれば、 チームで協働しやすくなる💡 14

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15 プロダクトチームの共通言語を手に入れる取り組み

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ユーザーストーリーマッピング、業務フローの可視化 ● 初期要件を整理する際、ユーザーストーリーマッピングを書く ● ユーザーの行動を時系列で洗い出し、整理することで、プロダクトの全体像をつかみやすくなる ● 業務フローを可視化し、ステークホルダーとすり合わせる ● プロダクトバックログの洗い出しがしやすくなり、開発順序や優先順位を定められる 16 要求定義、要件定義でプロダクト価値を可視化する

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イベントストーミング、ドメインモデリングの実施 ● イベントストーミングは、非エンジニアも含め、ワークショップ形式でわいわいやる ● リファクタリング、ビッグリライトする際にも有効 ● ドメインモデルは設計・開発を通して、反復的に洗練させていく 17 ドメインモデルを手に入れる

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組織が大きくなっていった結果、ドキュメントのメンテナンスが不能に ● 人が増え、ルールが増えていった結果、どこにドキュメントを書けばいいのかわからない状態に ● チームに閉じて情報が分断され、サイロ化していった ● 暗黙知が多く、昔からいる人に経緯や背景を聞かないと、機能修正で不具合が起きやすい 18 ドメイン知識の共有 / 過去の失敗 開発PM勉強会vol.20_LT_失敗から学ぶドキュメントとチケット運用のコツ

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ドメイン知識が検索・再利用できる状態を目指し、Wikiを再構築 ● Helpfeel社のScrapboxを使って、Wikiを再構築 ● 階層構造ではなく、リンクによって整理されるため、人が増えても破綻しない ● 索引を作るようにメンテナンスすることで、みんながよく使うページほど品質が高くなる仕組み ● 議事録、プロダクト仕様、調査、相談、思考メモなどを全てScrapboxで書き始めた 19 ドメイン知識の共有 / 最近の取り組み ゼロからわかるScrapbox から引用

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20 ビズリーチでは各職種を絶賛採用中! カジュアル面談はこちらから ● Software Engineer ● iOS / Android Engineer ● Engineering Manager ● QA Engineer ● Data Scientist ● MLOps Engineer ● Designer ● Product Manager https://hrmos.co/pages/hrmos/jobs/3100100100963/apply