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サイバーエージェントグループの SRE10年の歩みとAI時代の生存戦略 柘植 翔太(@shotaTsuge)

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柘植翔太 @shotaTsuge •株式会社サイバーエージェント メディア統括本部サービスリライアビリティグループ(SRG) General Manager / Principal SRE MIU技術統括室 技術ボード兼 EM室室長 CTO統括室 CTOs CyberAgent Developer Expert(SRE領域) •社歴 2014新卒入社 バックエンドエンジニア -> インフラエンジニア -> SRE Ameba、AWA、WinTicket、社内基盤など50以上の メディアサービス・システムを担当 •その他 社外活動:SRE NEXT 2024 Co-Chair https://ca-srg.dev

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本セッションで話すこと話さないこと •話すこと CAグループにおけるSREの歩み SRE領域でのAI活用事例 with AI時代で変わるであろうことと、将来的にSREは必要なくなるのか? •話さないこと CAグループ全体のSREのAI活用状況について SREとしての技術戦略について

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1.サイバーエージェントとは 2.CAグループのSREの歩み 3.SRE領域でのAI活用事例 4.未来予測 5.最後に

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サイバーエージェントとは

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サイバーエージェントとは • ビジョン 21世紀を代表する会社を創る •代表取締役 藤田 晋 Fujita Susumu(創業者) • 沿革 1998年 設立 2000年 東証マザーズに上場 2014年 東証一部に上場 2022年 東証プライム市場へ • 連結役職員数 7,958名(2025年3月末時点) •ミッションステートメント cf. 新規投資家向け資料

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•インターネット産業に軸足をおいた、3本柱の事業ポートフォリオ 連結子会社数:90社(2023年9月時点) サイバーエージェントとは cf. 新規投資家向け資料

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サイバーエージェントとは •当社が目指す存在意義を明文化した「パーパス」を2021年10月に制定 cf. 新規投資家向け資料

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CAグループのSREの歩み

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CAグループのSREの歩み 2003年 SRE創案 Benjamin Treynor Sloss(Google)

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CAグループのSREの歩み 2003年 SRE創案 Benjamin Treynor Sloss(Google) 2014年 SRECon初開催

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CAグループのSREの歩み 2003年 SRE創案 Benjamin Treynor Sloss(Google) 2014年 SRECon初開催 2015年 CAグループ初の SRE組織立ち上げ (SRG)

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CAグループのSREの歩み 2003年 SRE創案 Benjamin Treynor Sloss(Google) 2014年 SRECon初開催 2016年 Site Reliability Engineering 出版 2015年 CAグループ初の SRE組織立ち上げ (SRG)

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CAグループのSREの歩み 2003年 SRE創案 Benjamin Treynor Sloss(Google) 2014年 SRECon初開催 2016年 Site Reliability Engineering 出版 2018年 SRE Lounge 初開催 2015年 CAグループ初の SRE組織立ち上げ (SRG)

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CAグループのSREの歩み 2003年 SRE創案 Benjamin Treynor Sloss(Google) 2014年 SRECon初開催 2016年 Site Reliability Engineering 出版 2018年 SRE Lounge 初開催 2015年 CAグループ初の SRE組織立ち上げ (SRG) 2019年 メディア事業外での SRE組織が増加

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CAグループのSREの歩み 2003年 SRE創案 Benjamin Treynor Sloss(Google) 2014年 SRECon初開催 2016年 Site Reliability Engineering 出版 2018年 SRE Lounge 初開催 2020年 SRE NEXT 初開催 2015年 CAグループ初の SRE組織立ち上げ (SRG) 2019年 メディア事業外での SRE組織が増加

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CAグループのSREの歩み 2003年 SRE創案 Benjamin Treynor Sloss(Google) 2014年 SRECon初開催 2016年 Site Reliability Engineering 出版 2018年 SRE Lounge 初開催 2020年 SRE NEXT 初開催 2015年 CAグループ初の SRE組織立ち上げ (SRG) 2021年 SRE成熟度評価 の策定 2019年 メディア事業外での SRE組織が増加

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2022年 ChatGPT 一般リリース CAグループのSREの歩み 2003年 SRE創案 Benjamin Treynor Sloss(Google) 2014年 SRECon初開催 2016年 Site Reliability Engineering 出版 2018年 SRE Lounge 初開催 2020年 SRE NEXT 初開催 2015年 CAグループ初の SRE組織立ち上げ (SRG) 2021年 SRE成熟度評価 の策定 2019年 メディア事業外での SRE組織が増加

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2022年 ChatGPT 一般リリース CAグループのSREの歩み 2003年 SRE創案 Benjamin Treynor Sloss(Google) 2014年 SRECon初開催 2016年 Site Reliability Engineering 出版 2018年 SRE Lounge 初開催 2020年 SRE NEXT 初開催 2015年 CAグループ初の SRE組織立ち上げ (SRG) 2023年 SRE Technology Map公開 SREがCAの注力技術領域に選定 日本語LLMを公開 2021年 SRE成熟度評価 の策定 2019年 メディア事業外での SRE組織が増加

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2022年 ChatGPT 一般リリース CAグループのSREの歩み 2003年 SRE創案 Benjamin Treynor Sloss(Google) 2014年 SRECon初開催 2016年 Site Reliability Engineering 出版 2018年 SRE Lounge 初開催 2020年 SRE NEXT 初開催 2015年 CAグループ初の SRE組織立ち上げ (SRG) 2023年 SRE Technology Map公開 SREがCAの注力技術領域に選定 日本語LLMを公開 2024年 SRE NEXT@AbemaTowers 開催 & Co-Chair SRE領域でのAI活用が推進 2021年 SRE成熟度評価 の策定 2019年 メディア事業外での SRE組織が増加

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CAグループのSREの歩み •SRE Technology Mapの紹介 弊社のSREチームの取り組みや事業部ごとの体制、カルチャーついて網羅的にまとめたもの https://www.cyberagent.co.jp/techinfo/info/detail/id=28998

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SRE領域でのAI活用事例

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SRE領域でのAI活用事例 •AIを活用したアーキテクチャレビュー Terraformのtfstateから問題点と重要度、改善方法をレポートしてくれるDifyのワークフロー

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SRE領域でのAI活用事例 •問題点と重要度、改善方法をレポート SRG独自のチェックリストやWell-Architected Frameworkを活用

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SRE領域でのAI活用事例 •今日は話さないですが、様々なSREチームがAIを活用中 Chatbotを活用したインシデントレスポンスのサポートや障害分析、障害の要約 Runbookの自動生成 RAGシステムの提供によるナレッジ活用(Chatbot、MCPサーバ...) IaCの自動修正 インフラ構成図やER図の自動生成 負荷試験シナリオの自動生成や試験結果のレポートを元にした改善提案生成 インフラコスト分析と改善提案 and more…

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SRE領域外でのAI活用事例

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生成AIを活用したアウトプット強化 •Difyを活用した技術ブログ執筆の効率化 ブログに書く内容の要素を箇条書きで与えるだけで、技術ブログ(Notionページ)を生成

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生成AIを活用したアウトプット強化 •ワークフローに与える情報 input:記事で伝えたい要点を箇条書きで書く title:記事のタイトル type:その記事の種別を選択 問題解決、事例紹介、コミュニティ紹介、技術検証の4つから選択 選択した種別毎に、ワークフロー内のAIの挙動を分岐 E.g. 問題解決の場合は、inputに書かれた問題をより深く調査するように制御

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未来予測

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将来的に、SRE(エンジニア)は 必要なくなるのか...?

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with AI時代で変わるであろうこと •開発、運用フロー AI(コーディング)エージェントなどのAIベースでの開発・運用フローに変わる SRGでは、AIコーディングエージェント以外でのコーディングを試験的に禁止しています •アーキテクチャパターン 従来の運用コストを考慮したアーキテクチャパターンとは考え方が変わる可能性がある •組織構造 AI(コーディング)エージェントにより、少人数の開発組織が増える可能性がある •職域が曖昧になる 専門領域型 -> 統合型エンジニアの増加 そもそも、エンジニアと非エンジニアの境界性も曖昧になる可能性がある

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将来的に、SRE(エンジニア)は 必要なくなるのか...?

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高い専門性を持ったSRE(エンジニア) は、この先も必要

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SRE(エンジニア)に求められる価値 •アーキテクト力 クラウドシフトと同様に、AIシフトする為のアーキテクチャが重要になる シフトする為には、従来のスキルも必要になる •技術選定力 どのソリューションを選択するかが重要になる 選択するためには、技術トレンドの流れを読む力も必要になる 時には、決め切らないことも重要になる •今後、注力すべき技術領域へのDeep Dive E.g. コンポーネント間のプロトコル、オブザーバビリティ、セキュリティ

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高い専門性は必要だけど、SREも 先ずはAI活用を推進することが大事

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AI活用成熟度 •SRE組織のAI活用レベルを可視化 5段階で成熟レベルを定義し、現在地と目指すべき理想状態の認識を合わせる

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AI活用を加速する取り組み •会社としてもAI活用を後押しできる環境を日々整備しています

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最後に

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向き合うべきもの •AI推進が進むにつれて、不安に感じる人たちの増加 仕事がなくなるのではないか? マネージャーとして、向き合わないといけない人・組織の課題が増えていく •AI疲れ 開発生産性は上がっていくが、心身への負担も上がっていると感じる •成長実感の低下 AI活用が進むほど、コーディング力などが下がっていくと感じる

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いつの時代も 新しいものがうまれれば、 古いものは淘汰されてきた

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大事なことは、変化を楽しむこと そして適応していくこと

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宣伝 •CloudNative Technology Mapの紹介 弊社のクラウドネイティブ領域での技術的な取り組みや活用について網羅的にまとめたもの https://www.cyberagent.co.jp/techinfo/info/detail/id=32029

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ご清聴ありがとうございました