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2024/12/23 AWS事業本部コンサルティング部 森⽥⼒ 5分で学ぶ! 宣⾔型ポリシーの基礎からベストプラクティスまで

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⾃⼰紹介 森⽥ ⼒ ● 所属 : AWS事業本部コンサルティング部 ● 好きなサービス : AWS Lambda ● re:Invent 2024 初参加! ○ 現地 Keynoteが良かった

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● 宣⾔型ポリシーとは ● SCP/RCPとの違い ● 宣⾔型ポリシーのベストプラクティス ⽬次

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宣⾔型ポリシーとは

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AWSサービスの設定状態を定義できる機能 ● ⾮準拠のアクションを組織全体で防⽌ ● エラーメッセージがカスタマイズ可能 ● AWS Organizations, AWS Control Towerから利⽤可能 宣⾔型ポリシーとは

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AWSサービスの設定状態を定義できる機能 ● ⾮準拠のアクションを組織全体で防⽌ ● エラーメッセージがカスタマイズ可能 ● AWS Organizations, AWS Control Towerから利⽤可能 宣⾔型ポリシーとは

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⾮準拠のアクションを組織全体で防⽌ AMI へのパブリックアクセスをブロックするケース

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⾮準拠のアクションを組織全体で防⽌ AMI へのパブリックアクセスをブロックするケース SCP, RCP でできるよね🤔

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SCP/RCPとの違い

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SCP/RCPとの違い 宣⾔型ポリシー AWSサービスの設定状態を定義できる機能 SCP/RCP サービス‧リソースのアクセス制御が できる機能 AWSサービスの設定状態 AMI へのパブリックアクセスをブロック { "Version": "2012-10-17", "Statement": [ { "Sid": "Statement1", "Effect": "Deny", "Action": [ "ec2:DisableImageBlockPublicAccess" ], "Resource": "*" } ] }

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今までは SCP/RCPを使って、AWSサービスのベースラインを構成 →ベースラインから逆算して、APIを拒否‧許可 →新しいAPIが公開された場合には、アクセス制御の⾒直しが必要

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これからは 宣⾔型ポリシーを使って、AWSサービスのベースラインを選択して適⽤させる →APIを意識する必要がない →AWSサービスのベースライン構成に集中できる🔥

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現状は EC2 ● シリアルコンソールアクセス ● AMI のブロックパブリックアクセス ● 許可されたAMI の利⽤ ● IMDS のデフォルト設定 EBS ● EBS スナップショットのブロックパブリックアクセス VPC ● VPC のブロックパブリックアクセス

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ベストプラクティス

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ベストプラクティス Leverage readiness assessments(準備状況評価を活⽤する) 組織全体の現状を確認するために、アカウントステータスレポートの作成が可能

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ベストプラクティス Start small and then scale(⼩さく始めて規模を拡⼤する) まずは、宣⾔型ポリシーをテスト環境などの1アカウントから導⼊ 問題なければ、OU単位に適⽤する

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ベストプラクティス Establish review processes(レビュープロセスを確⽴する) 新しい宣⾔型ポリシーのレビュー 組織のセキュリティと実運⽤との乖離がないかを確認 特に、宣⾔型ポリシーの例外設定を多⽤していないか等

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ベストプラクティス Validate changes using 「DescribeEffectivePolicy」 (DescribeEffectivePolicyを使⽤した変更の検証) 宣⾔型ポリシーの変更時には、変更の検証を「DescribeEffectivePolicy API」で⾏う 意図した変更が正しく反映されているか確認 $ aws organizations describe-effective-policy --policy-type DECLARATIVE_POLICY_EC2 --target-id アカウントID { "EffectivePolicy": { "PolicyContent": "{\"ec2_attributes\":{\"snapshot_block_public_access\":{\"state\":\"block_all_sharing\"}}}", "LastUpdatedTimestamp": "2024-12-22T11:21:11.313000+00:00", "TargetId": "アカウントID", "PolicyType": "DECLARATIVE_POLICY_EC2" } }

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ベストプラクティス Communicate and train(コミュニケーションとトレーニング) 組織全体に宣⾔的ポリシーの⽬的と影響を周知 期待される動作と障害時の対応について明確なガイダンスを提供

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