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『スタディサプリ for SCHOOL』における Flutter導入とその成果 RECRUIT TECH CONFERENCE 2025 Flutter/KMPを用いたアジリティ追求の軌跡 若宮 浩司 株式会社リクルート プロダクトディベロップメント室

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若宮 浩司 OSS・TVゲーム・スポーツ観戦 経歴 / Career 2023年にリクルートにキャリア採用入社。 Flutterのエキスパートとして、『スタディサプリ for SCHOOL』のリプレイスプロジェクトに関わる。 ワンチームでAndroidとiOSの開発を行う体制に刷新した 案件が、2023年度まなび領域通期 MVPに選出される。 趣味 / Hobbies プロダクトディベロップメント室 販促領域プロダクトディベロップメント5ユニット (まなび) 進学情報プロダクト開発部 ForSCHOOL開発グループ

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『スタディサプリ for SCHOOL』 ● 主な機能 ○ 適性診断 ○ 学校検索、資料請求 ○ オープンキャンパス検索、予約 ○ 進路選択の履歴確認 ● 提供プラットフォーム ○ Android ○ iOS ○ Web 生徒の進路選択をサポートするサービス

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Agenda 1. リプレイスプロジェクトの紹介 2. リプレイスプロジェクトの成果と振り返り 3. 開発効率に影響した2つの要素 4. まとめ

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リプレイスプロジェクトの紹介 プロジェクトの概要 ● AndroidとiOSのリプレイスプロジェクト ○ 約1年半 (22年4月から23年12月) で達成 ○ Add-to-app (Androidのみ) から開始し、全コードをFlutterで書き直し ■ ほぼ100% Dartのプロジェクトに刷新 ● Webのリプレイスプロジェクト ○ 1年弱 (24年4月~24年12月) で達成 ○ AndroidとiOSとコードを分けずに、Web対応のコードを追加して対応 ■ DartでブラウザAPIを利用する各種処理に対応

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リプレイスプロジェクトの紹介 プロジェクトの概要 ● AndroidとiOSのリプレイスプロジェクト ○ 約1年半 (22年4月から23年12月) で達成 ○ Add-to-app (Androidのみ) から開始し、全コードをFlutterで書き直し ■ ほぼ100% Dartのプロジェクトに刷新 ● Webのリプレイスプロジェクト ○ 1年弱 (24年4月~24年12月) で達成 ○ AndroidとiOSとコードを分けずに、Web対応のコードを追加して対応 ■ DartでブラウザAPIを利用する各種処理に対応

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リプレイスプロジェクトの紹介 プロジェクトの概要 ● AndroidとiOSのリプレイスプロジェクト ○ 約1年半 (22年4月から23年12月) で達成 ○ Add-to-app (Androidのみ) から開始し、全コードをFlutterで書き直し ■ ほぼ100% Dartのプロジェクトに刷新 ● Webのリプレイスプロジェクト ○ 1年弱 (24年4月~24年12月) で達成 ○ AndroidとiOSとコードを分けずに、Web対応のコードを追加して対応 ■ DartでブラウザAPIを利用する各種処理に対応

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リプレイスプロジェクトの紹介 プロジェクトのねらい ● 案件に対応する開発リソースの確保 ○ 開発リソースを確保するのが難しい状況を解消したい ○ 新規に開発したい機能に対して開発が追いついていない ● プラットフォーム間の差異を無くしたい ○ 学校現場ではWebアプリの重要性が高い ○ 開発体制の関係でモバイルの方が開発が先行しがちになっている ● 機能の開発スピードを高速にしたい ○ 開発と管理にかかる工数を削減したい ○ 議論がチームごとに分割される状態を解消したい

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Flutterによるリプレイスプロジェクト プロジェクトのねらい ● 案件に対応する開発リソースの確保 ○ 開発リソースを確保するのが難しい状況を解消したい ○ 新規に開発したい機能に対して開発が追いついていない ● プラットフォーム間の差異を無くしたい ○ 学校現場ではWebアプリの重要性が高い ○ 開発体制の関係でモバイルの方が開発が先行しがちになっている ● 機能の開発スピードを高速にしたい ○ 開発と管理にかかる工数を削減したい ○ 議論がチームごとに分割される状態を解消したい

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リプレイスプロジェクトの紹介 リプレイス前の開発体制 Android SDK Kotlin ForSCHOOL開発グループ (Android開発チーム) iOS SDK Swift ForSCHOOL開発グループ (iOS開発チーム) Vue.js TypeScript ForSCHOOL開発グループ (Web開発チーム) Androidアプリ iOSアプリ Webアプリ

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リプレイスプロジェクトの紹介 リプレイス後の開発体制 Flutter Dart ForSCHOOL開発グループ (Flutter開発チーム) Flutter Dart ForSCHOOL開発グループ (Flutter開発チーム) Flutter Dart ForSCHOOL開発グループ (Flutter開発チーム) Androidアプリ iOSアプリ Webアプリ

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リプレイスプロジェクトの成果と振り返り リプレイスによる変化 ● Andorid、iOS、Webの全プラットフォームをFlutterで開発 ○ AndroidとiOSのエンジニアがチームの中心に ○ 開発チームが徐々に合併することでワンチームに ● 開発に関わる仕組みの統合 ○ チームごとのミーティングをグループのミーティングに統一 ○ アプリごとのリポジトリをFlutterのリポジトリに統一 ○ プラットフォームごとの開発チケットをFlutterに統一

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リプレイスプロジェクトの成果と振り返り リプレイスによる変化 ● Andorid、iOS、Webの全プラットフォームをFlutterで開発 ○ AndroidとiOSのエンジニアがチームの中心に ○ 開発チームが徐々に合併することでワンチームに ● 開発に関わる仕組みの統合 ○ チームごとのミーティングをグループのミーティングに統一 ○ アプリごとのリポジトリをFlutterのリポジトリに統一 ○ プラットフォームごとの開発チケットをFlutterに統一

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リプレイスプロジェクトの成果と振り返り 1/2 削減 すべて 解消 大幅に 向上 開発リソース プラットフォーム差異 開発スピード

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リプレイスプロジェクトの成果と振り返り リプレイス前後の比較 ● 開発に必要な開発リソース ○ アプリとチームの統合が行われ、総開発工数を1/2以下に削減 ○ チームを構成するエンジニア数も減少するも、リソース確保問題が解消 ⚡ ● プラットフォーム間の差異 ○ リプレイス時に差異を全て確認した結果、想定外の差異は0に ○ プラットフォームによる、提供される機能の差は解消 🎉 ● 開発スピードが大きく向上 ○ 単一言語に統一したことでPRレビューの質と量が向上 ○ チケット管理などの手間も削減 ✂

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リプレイスプロジェクトの成果と振り返り プロジェクトの副次的な成果 ● iPadやAndroid Tabletなどのサポート ○ ネイティブSDKによる実装ではサポートできていなかった ○ Web対応の一環としてレイアウトを実装することで、追加工数なく対応 ● 運営の中で手が回っていなかった仕組みも改善 ○ アプリ内で利用するHTMLコンテンツの運用改善に着手 ○ CI/CDを整備する中でQAプロセスの整理や改善にも着手

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開発効率に影響した2つの要素 ワンチーム体制 『経験のないプラットフォーム』への チャレンジ

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開発効率に影響した2つの要素 ワンチーム体制 ● 段階的にFlutterを導入することで、アプリとチームが段階的に統合された ○ Android → Android + iOS → Android + iOS + Web の順に統合 ○ アプリの統合が進むと開発チームも徐々にひとつにまとまっていく ● 1つのサービスに対して1つのチームの関係に ○ 新たな案件の検討時に、プラットフォームごとの考慮が少なくなっていく ○ 開発から運用までを、ひとつのチームが検討し運用する体制へ

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開発効率に影響した2つの要素 ワンチーム体制 ● 段階的にFlutterを導入することで、アプリとチームが段階的に統合された ○ Android → Android + iOS → Android + iOS + Web の順に統合 ○ アプリの統合が進むと開発チームも徐々にひとつにまとまっていく ● 1つのサービスに対して1つのチームの関係に ○ 新たな案件の検討時に、プラットフォームごとの考慮が少なくなっていく ○ 開発から運用までを、ひとつのチームが検討し運用する体制へ 『スタディサプリ for SCHOOL』の開発に最適なチームが誕生

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開発効率に影響した2つの要素 『経験のないプラットフォーム』へのチャレンジ ● Flutterの導入によりチャレンジしやすい環境に変化 ○ AndroidエンジニアがiOSアプリの開発に挑戦 ○ モバイルエンジニアがWebアプリの開発に挑戦 ● チャレンジによるスキルアップが、新たなチャレンジに繋がる好循環へ ○ 開発効率が向上したことにより、ゆとりが生まれたことも状況を後押し ○ チームが関わる領域が広がることで、開発や運用の効率が高まっていく

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開発効率に影響した2つの要素 『経験のないプラットフォーム』へのチャレンジ ● Flutterの導入によりチャレンジしやすい環境に変化 ○ AndroidエンジニアがiOSアプリの開発に挑戦 ○ モバイルエンジニアがWebアプリの開発に挑戦 ● チャレンジによるスキルアップが、新たなチャレンジに繋がる好循環へ ○ 開発効率が向上したことにより、ゆとりが生まれたことも状況を後押し ○ チームが関わる領域が広がることで、開発や運用の効率が高まっていく 高スキルなメンバーで構成されるチームへ

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まとめ Flutterによるリプレースプロジェクトによって 開発にかかるコストを削減 + メンバーのスキル向上により 2倍以上の開発生産性を獲得 ‼