Slide 1

Slide 1 text

ここがすごいよ! AWS Systems Manager! 2024.7.18 AWS事業本部 コンサルティング部 さいちゃん

Slide 2

Slide 2 text

⾃⼰紹介 サイード ラティファ栄美里(さいちゃん) ● 所属 ○ AWS事業本部 コンサルティング部 ○ 普段はAWSの構築支援や運用設計支援等を担当 ● 好きなAWSサービス ○ AWS IAM、AWS Systems Manager ● ブログ   2

Slide 3

Slide 3 text

Xへの投稿の際は、 ハッシュタグ #cm_odyssey でお願いいたします。 3 お願い

Slide 4

Slide 4 text

本セッションで伝えたいこと ● AWS Systems Managerとは? ● AWS Systems Manager の使⽤⽅法 ● AWS Systems Manager各機能のここがすごい! ● 今後の運⽤のヒント 4

Slide 5

Slide 5 text

AWS Systems Managerとは? 5

Slide 6

Slide 6 text

AWS Systems Managerとは? 6 ”AWS Systems Manager は、AWS アプリケーションおよびリソースのオペレーションハブであり、 ハイブリッドおよびマルチクラウド環境向けのセキュアなエンドツーエンドの管理ソリューション です。これにより、安全でセキュアなオペレーションを⼤規模に実現できます。” https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/systems-manager/latest/userguide/what-is-systems-manager.html SystemsManagerはシステム運⽤を 楽にする機能がたくさん詰まった、 スーパーヒーローなんです!! 使わないなってもったいなすぎる‧‧

Slide 7

Slide 7 text

AWS Well-Architected フレームワーク 7 Well-Architected Frameworkとは、 AWSが行ってきたサポートで 得られた知見を集約・整理した ベストプラクティス集のようなもの 【AWSドキュメント】AWS Well-Architected Framework https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/wellarchitected/20 22-03-31/framework/welcome.html

Slide 8

Slide 8 text

使⽤⽅法は? 8

Slide 9

Slide 9 text

1.SSM Agentの導⼊ ● SSM Agentが対象インスタンスにインストールされている 必要がある ● SSM Agent を使⽤すると、Systems Manager でこれらの リソースを更新、管理、設定できるようになる ● AmazonLinuxやWindows、Ubuntu ServeにはSSM Agent はプリインストール済み ○ その他SSM Agent がプリインストールされている AMIはこちら ○ https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/systems-manager/latest/userguide/ami-preinstalled-agent.html 9

Slide 10

Slide 10 text

2.SSM APIへの経路確保 ● SSM Agentからのアウトバウンド経路確保 10 インターネット経由 VPCエンドポイント経由

Slide 11

Slide 11 text

3.IAMロールの付与 ● EC2にアタッチするIAMロールを作製 ○ 「AmazonSSMManagedInstanceCore」 ポリシーをアタッチ(必須) ○ 必要に応じてS3などの ポリシーをアタッチ 11

Slide 12

Slide 12 text

AWS Systems Managerの ここがすごい! 12

Slide 13

Slide 13 text

クラウドだけじゃない Systems Manager がサポートしているマシンタイプ ● EC2インスタンス ● ⾃社構築サーバー(オンプレミスサーバー) ● 他のクラウド環境内の VM を含む仮想マシン (VM) ● AWS IoT Greengrass コアデバイス ● AWS IoT および⾮ AWS エッジデバイス 13

Slide 14

Slide 14 text

ハイブリッドクラウドや マルチクラウド運⽤をしている場合でも、 ⼀括で運⽤に必要な作業の実施が可能。 14

Slide 15

Slide 15 text

具体的に何ができるの? 15

Slide 16

Slide 16 text

機能⼀覧 ● アプリケーション管理 ○ Application Manager ○ AppConfig ○ Parameter Store ● 変更管理 ○ Change Manager ○ Automation ○ Change Calendar ○ Maintenance Windows 16 ● ノード管理 ○ Compliance ○ Fleet Manager ○ Inventory ○ Session Manager ○ Run Command ○ State Manager ○ Patch Manager ○ Distributor ○ Hybrid Activations ● オペレーション管理 ○ Incident Manager ○ Explorer ○ OpsCenter ○ CloudWatch Dashboards ● 共有リソース ○ Documents

Slide 17

Slide 17 text

機能⼀覧 ● アプリケーション管理 ○ Application Manager ○ AppConfig ○ Parameter Store ● 変更管理 ○ Change Manager ○ Automation ○ Change Calendar ○ Maintenance Windows 17 ● ノード管理 ○ Compliance ○ Fleet Manager ○ Inventory ○ Session Manager ○ Run Command ○ State Manager ○ Patch Manager ○ Distributor ○ Hybrid Activations ● オペレーション管理 ○ Incident Manager ○ Explorer ○ OpsCenter ○ CloudWatch Dashboards ● 共有リソース ○ Documents

Slide 18

Slide 18 text

Session Manager 18

Slide 19

Slide 19 text

Session Manager AWS Systems Manager Session Manager 19 ブラウザベースのシェルを通じてインスタンスの管理が可能。 EC2インスタンスやオンプレミスサーバーへのセキュアな リモートアクセスを提供。

Slide 20

Slide 20 text

Session Managerの ここがすごい! 20

Slide 21

Slide 21 text

Session Manager IAMポリシーを使ったインスタンスのアクセス制御 21 ● インスタンスへのアクセス 許可や拒否をIAMポリシー のみを利⽤して管理可能 ● IAMユーザーやグループごと にアクセス出来るインスタ ンスを制御 https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/systems-manager/lates t/userguide/getting-started-restrict-access-quickstart.html

Slide 22

Slide 22 text

Session Manager SSHキーや踏み台ホストの管理、インバウンド ポート設定の必要がない 22 ● インバウンドSSHポートやリモートPowerShellポートを開いたま まにしておくと悪意のあるコマンドや、許可していないコマンド がインスタンス上で⾏われるリスクも ● ポートを開く必要がない為よりセキュアにEC2へ接続可能 ● SSHキーや踏み台ホストの管理も必要ないため、管理不⾜が引き ⾦となるセキュリティリスクの可能性も軽減

Slide 23

Slide 23 text

Session Manager ログの記録 23 ● AWS Systems Manager による AWS CloudTrail API コールのログ記録 ● S3もしくはCloudWatch Logsへのセッションデータログを記録 ● Amazon EventBridgeとの連携

Slide 24

Slide 24 text

Run Command 24

Slide 25

Slide 25 text

Run Command 25 EC2インスタンスやオンプレミスサーバーに対して、リモート で管理タスクを実⾏するためのツール。コマンドを記載するこ とで、複数のインスタンスで⼀括でコマンド実⾏が可能。 AWS Systems Manager Run Command

Slide 26

Slide 26 text

Run Commandの ここがすごい! 26

Slide 27

Slide 27 text

Run Command コマンドドキュメントが⽤意されている 27 ● 実⾏時にパラメータを指定して使⽤できる事前設定済みのドキュメント が⽤意されている ● よく使われるコマンドについては、⼀から毎回コマンドを⽤意する必要 がないので運⽤の効率化を計ることが出来る (例)AWS-ConfigureAWSPackage、AWS-ConfigureCloudWatch    AWSFleetManager-CreateGroup、AWSFIS-Run-CPU-Stress  など

Slide 28

Slide 28 text

Run Command 28 コマンドの⾃動実⾏はうれしいけど、実際に使⽤す る場合は、複数のコマンドを順番に実⾏したいな。 例えばOSユーザーを作製してから、ミドルウェアの インストールを⾏い、作製したユーザーに実⾏権限 を付与するみたいな‧‧

Slide 29

Slide 29 text

【番外編】Automation 29 Automationとの連携で複数のフローを制御 ● ⾃分たちの運⽤にあった複数の処理を カスタムしてドキュメントを作成可能 ● フロー内に認証ステップを設ける事が 可能 ● 重要な処理の前にIAMユーザーや ロールに承認を求める

Slide 30

Slide 30 text

Patch Manager 30

Slide 31

Slide 31 text

パッチ管理の課題 31 インスタンスの量が増えれ ば増えるほど管理が複雑化 してしまい⼤変‧‧‧ ● 考慮事項が多い ○ OS、バージョン ○ セキュリティ要件 ○ 適⽤のタイミング ● 管理の複雑化 ○ 適⽤状況の管理 ○ どのインスタンスにパッチ適⽤が必要 なのかの洗い出し ○ 定期的なパッチ適⽤ ○ 緊急パッチへの対応

Slide 32

Slide 32 text

Patch Manager 32 OSやアプリケーションのセキュリティパッチやその他の 種類の更新プログラムの適⽤プロセスを⾃動化する機能。 AWS Systems Manager Patch Manager

Slide 33

Slide 33 text

Patch Managerの ここがすごい! 33

Slide 34

Slide 34 text

Patch Manager 34

Slide 35

Slide 35 text

Patch Managerのここがすごい! 35 ○ Patch ManagerからSecurity Hubへパッチ関連の⾮標準ノードの検出結果を 送信できる ○ セキュリティ分析にパッチ関連の検出結果を含めることが出来る ○ Patch ManagerとSecurity Hubの両⽅が有効化されている場合、統合は⾃動 的に有効化されている SecurityHubとの連携でよりセキュリティ強化

Slide 36

Slide 36 text

Parameter Store 36

Slide 37

Slide 37 text

Parameter Store 37 設定データやシークレット情報を安全に保存、管理、取得する ための機能。アプリケーションの設定、APIキー、パスワード などを暗号化して保存可能。 AWS Systems Manager Parameter Store

Slide 38

Slide 38 text

Parameter Storeの ここがすごい! 38

Slide 39

Slide 39 text

Parameter Store ○ セキュリティ的メリット ○ 暗号化可能(SecureString) ○ 運⽤ & 開発 の負荷を下げる ○ パラメータ値の変更をパラメータストアから⾏うこと が可能 39 パラメータをコードに記載しなくてよい

Slide 40

Slide 40 text

Parameter StoreとSecrets Manager 40 Secrets Manager Parameter Store 利用料金 有料 シークレットあたり 0.40USD/月 無料(Standard) アドバンスパラメータあたり 0.05USD/月 (Advanced) 暗号化 可能(KMS) 可能(KMS) 自動ローテーション 可能 不可 連携可能なサービス RDS for MySQL、PostgreSQL、Auroraの認証情 報保存を標準サポート。 AWS CLIやSDKを通じてEC2やECS、Labmda等 と連携可能。 多数(参照) アクセス制御 IAM IAM

Slide 41

Slide 41 text

Parameter Store ○ Run Commandとの連携 ○ ⽂字列パラメータの実⾏ (例)CloudWatch設定ファイル ⼀括で複数インスタンスに設定を反 映させる 41 様々な機能との連携

Slide 42

Slide 42 text

まとめ 42

Slide 43

Slide 43 text

まとめ ● 運⽤、⾃動化、⼀括管理、このフレーズが出てきたら Systems Managerの導⼊を検討してみよう ● ハイブリット、マルチクラウドの場合でも、Systems Managerを使えば運⽤が楽に管理できる ● クイックセットアップ機能等も多く⽤意されているので まずは気軽に使ってみよう 43

Slide 44

Slide 44 text

No content