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DXを成功に導くための 3つのキーファクターとは 2 0 2 0 / 0 1 / 1 5 N C D C 株 式 会 社 ⼗ 川 亮 平

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Copyright © NCDC Co., Ltd. All rights reserved. プレゼンター紹介 ⼗川 亮平 取締役/CTO NCDCでは、モバイル、API、IoT、機械学 習などを使ったクライアントの新規サービ スの企画⽴案や、プロジェクトの推進を⽀ 援を担当。 Webサービス/モバイルアプリのバックエ ンドプラットフォームであるAppPotプロ ダクトマネージャーとして、マーケティン グ活動やAPIの開発を⾏っている。

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Copyright © NCDC Co., Ltd. All rights reserved. NCDCのサービス l CX/UXと先端テクノロジーによってデジタルイノベーションを推進します 3 NCDC CX/UX デザイン 先端 テクノロジー 自社 サービス • 新規サービス企画 • CX/UXデザインコンサルティング • IoT/AI • クラウドインテグレーション • モバイル・Web先端技術 • モバイルプラットフォーム [AppPot]の製造・販売 • IoTプラットフォーム • [AppPot IoT]の製造・販売

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Copyright © NCDC Co., Ltd. All rights reserved. NCDCのサービスの特徴 4 ビジネスモデルのデザイン PoC・検証 システム・インテグレーション ワークショップ中⼼にビジネスモデル からUXデザインまでを迅速に⾏いま す。組織横断、会社横断のファシリ テーションも得意です。 モックによる検証から現地検証まで、 PoCをその⽬的に応じて企画・実施 します センサーから、AI、クラウド、 モバイルの標準技術まで、多 くのテクノロジーをインテグ レーションします ビジネスモデルの検討からデザインによる可視化、 先端テクノロジーの組み合わせでシステムを構築します

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DXを成功に導くための 3つのキーファクターとは

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Copyright © NCDC Co., Ltd. All rights reserved. 今日のテーマ DXのアイデアは⾒つかった。DXの実現のために、どのような ⼿法がよいのでしょうか DXの実現に必要な3つのキーファクター l どのような体制を準備すべきか l プロセス l テクノロジー

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Copyright © NCDC Co., Ltd. All rights reserved. こんな課題、皆さんの周りでもないでしょうか l 外部に発注しようとしたが、新規サービスでどのくらい需 要があるか分からないのに、いきなり⼤きな⾒積もりに なってしまって開発に着⼿できない l 開発ベンダーに要件を決めてくれと⾔われるが、現在はな い業務、サービスのため今の時点で明確は要件はない l サービスが具体化してきて要件を変更したら費⽤が追加に なると⾔われる l ⼤きな投資をしたので、失敗できない l クラウドを使い切れていない気がする

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DXを実現するチーム

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Copyright © NCDC Co., Ltd. All rights reserved. DXの実現に向けたオーバービュー(体制と構造) ①プロダクトオーナーを 中⼼とした⼩さなチーム 基幹システムとの連携 体制とシステムの構造 ②⼩さく分割された マイクロサービス

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Copyright © NCDC Co., Ltd. All rights reserved. DXの実現に向けたオーバービュー(体制と構造) ①プロダクトオーナーを 中⼼とした⼩さなチーム 基幹システムとの連携 体制とシステムの構造 ②⼩さく分割された マイクロサービス

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Copyright © NCDC Co., Ltd. All rights reserved. DXはビジネスと開発が一体であるのが望ましい l 体制上、ビジネスと開発が分離されることがよくあります • 事業部とIT部⾨ • 発注者と受託者 ビジネス側で決まったことを作るだけならこれでいいですが・・・ l DXは実⾏段階で⽅向転換が 頻繁に発⽣するため、 ビジネスが分かるメンバーと 開発ができるメンバーが ⼀体となった⼩さなチームが望ましい • メンバーを外部から受けいれる ことは問題ない 11 ビジネスと開発が⼀体と なったチーム PO エンジニア デザイナー

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Copyright © NCDC Co., Ltd. All rights reserved. プロダクトオーナーって誰? l サービス開発において、プロダクトオーナー(PO)という役割が 明確化されるようになってきました l プロダクトオーナーの役割 • サービス(プロダクト)のコンセプト、ビジョンを定義する ユーザーの調査、競合の調査 • 機能の優先度をつける このサービスのコアな機能は。差別化要因は。 • 開発者に作りたいものを伝える • サービスを⽅向転換(ピボット)するのかどうか l プロダクトオーナーは他業務との掛け持ちは⼤変・・・。 外部に依頼することも現実的ではない • プロダクトオーナーは複数いてもいい 12

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Copyright © NCDC Co., Ltd. All rights reserved. 従来のプロジェクトマネージャーとの違い l 従来のプロジェクトマネージャーの役割 • 品質(Quality)、コスト(Cost)、納期(Delivery)が計画通りに進 むようにマネジメントする • もともと想定している予算の枠に収まるように要件を絞り、要件定義後 は予算や納期に影響がでないように、新しい要件や変更要求を管理 l DXのシステム開発は最初から正解がわかっているわけでは ないという問題があります。そのため、最初にすべての要 件を細かく定義してしまうことは、むしろ無駄になる可能 性があります 13

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Copyright © NCDC Co., Ltd. All rights reserved. DXの実現に向けたオーバービュー(体制と構造) ①プロダクトオーナーを 中⼼とした⼩さなチーム 基幹システムとの連携 体制とシステムの構造 ②⼩さく分割された マイクロサービス

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Copyright © NCDC Co., Ltd. All rights reserved. マイクロサービスとは 15 モノリシックな システム マイ クロ サー ビス 様々な機能を1つのシステ ムで実現。 各機能やデータは密に連携 しているため、システム改 修時に影響範囲が⼤きく、 変更に時間がかかる マイ クロ サー ビス マイ クロ サー ビス 機能の塊で、システムを分割。 各マイクロサービスは独⽴性を 保ち、他サービスと連携しなが ら全体の機能を提供するという 考え⽅

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Copyright © NCDC Co., Ltd. All rights reserved. マイクロサービスと小さなチームは相性が良い 16 マイクロサービス PO エンジニア デザイナー マイクロサービス PO エンジニア デザイナー マイクロサービス PO エンジニア デザイナー ⼤きなシステムはPMを頂点とした、階層構造の深い組織となりがち。 マイクロサービスで⼩さなシステムを保つことで、 マイクロサービスごとのフラットな⼩さな組織で対応可能となる

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Copyright © NCDC Co., Ltd. All rights reserved. 事例)大手製造業 17 製造部⾨内にアジャイルチームを設⽴。 ユーザー(⼯場)と近い位置で、業務とITを分かっている社員がPOを担当 PO エンジニア エンジニア 企業 IT部⾨ 製造部⾨ ⼯場 デザイナー (NCDC) エンジニア (NCDC) アジャイルチーム ⽀援 マネジメント モダンな開発⼿法と、UX の分析をサービス提供 エンジニアは社外からも 受けれてチームを組成 必要性を上層部に説得 インフラ環境の調整

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DXを実現するプロセス

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Copyright © NCDC Co., Ltd. All rights reserved. DXの実現に向けたオーバービュー(プロセス) アイデア創出 MVP開発 市場フィット検証 継続的な開発 サービス企画 計測 Design Thinking ユーザー分析 UX Lean Startup 本⽇の対象

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Copyright © NCDC Co., Ltd. All rights reserved. 新規サービスの場合、Lean Startupの考え方が有効 l Lean Startupとは • 新規事業を⽴ち上げる際の⽅法論 • スタートアップだけではなく、⼤企業の中で新規事業を⽴ち上げる場合 にも使える考え⽅ 20

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Copyright © NCDC Co., Ltd. All rights reserved. スタートアップの3つのステージ 21 第1ステージ 課題/解決フィット 第2ステージ 製品/市場フィット 第3ステージ 拡⼤ • 顧客が必要としている課題か • お⾦を⽀払ってくれるか • 解決可能な問題か MVPの開発 • 作ったものに顧客が どのくらいいるのか 計測 • どうやって成⻑を拡 ⼤させるのか 検証による学習とピボットに集中 成⻑と最適化に集中 資⾦調達(⼤きな投 資)に適した時期

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Copyright © NCDC Co., Ltd. All rights reserved. MVPとピボットの説明 l MVP(Minimum Viable Product) • 実⾏可能な最低限の機能を持ったプロダクトを作って、ユーザーの反応 を計測して、改善案を考える • プロトタイプという概念を定義づけした l ピボット • MVPの結果から改善案を考える際、プロダクトの⽬的や概要を転換する こと • ⽚⾜は固定して、⽚⾜は別の転換するイメージ 22

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Copyright © NCDC Co., Ltd. All rights reserved. 事例)製薬メーカー 付加価値の高い営業支援アプリ 23 MVP開発 計測と学習 ピボット • 利⽤者数 • 何⼈の医師とあっているか • ⼀⼈の医師と何回話せているか • 聞き取りした項⽬の⼊⼒率 • UXの変更 構造的に整理された⼊⼒項⽬から 必ず簡易⼊⼒版と、詳細⼊⼒版に分けた 運⽤ これまでなかった業務のデジタル化に、どれだけユーザーに使ってもらえるかが ポイントだった。 • ⾃社のお薬を使ってい る症例情報について医 師から聞き取とり、 情報提供などを⾏う 必須で⼊れて ほしい項⽬の ⼊⼒率向上

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Copyright © NCDC Co., Ltd. All rights reserved. ウォーターフォールかアジャイルか 近年、アジャイルがキーワードになっていますが、 ウォーターフォールは古くて使えない⼿法なのでしょうか︖ ⇨作りたいものの特性に応じて使い分けを⾏います 24 要件が決まっている コンセプト ・計画通りに作る ・⼤規模開発しやすい リスク ・当初の計画がかなり重要 要件を決められない コンセプト ・変更を許容する ・無駄なものは作らない リスク ・柔軟が故に当初の期間、費⽤、 開発範囲が流動的になりやすい アジャイル ウォーター フォール

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DXを実現するテクノロジー

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Copyright © NCDC Co., Ltd. All rights reserved. クラウドを使い倒すために l クラウドを利⽤することで、インフラの調達、管理をクラ ウドベンダーに任せることができるようになりました l さらにクラウドを前提としたアプリケーション設計を ⾏うことで、「俊敏性(アジリティ)」、「拡張性(ス ケーラブル)」を得られます l このような構成がクラウドネイティブと呼ばれています 26

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Copyright © NCDC Co., Ltd. All rights reserved. クラウドネイティブとは具体的には何を指すのか l コンテナ、サーバレスなどの技術、 クラウドベンダーが提供しているマネージドサービスを 積極的に利⽤してサービスの設計、開発を⾏います l 俊敏性 • ⾃分たちで作る量を減らし、クラウドベンダーが提供している機能を サービスとして利⽤する • インフラだけでなく、OS、ミドルウェアの運⽤をクラウドベンダーに 任せ、⾃分たちの付加価値提供に集中する l 拡張性 • 利⽤者の増加に応じて、オートスケールできる基盤、アプリケーション の設計にする 27

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Copyright © NCDC Co., Ltd. All rights reserved. 事例)サーバレスとマネージドサービスをフル活用したアーキテクチャ 28 Webアプリ コンテンツ アプリ向けAPI Lambda 業務ロジック DynamoDB 添付ファイル Cognito ユーザー認証 利⽤者 社内システム 社内システム 社内向けAPI Lambda 業務ロジック マスタ データ連携 バッチによる ⽇次データ取り込み AWS ⾃社データセンター Cloud Front S3 ⾃社営業 向け配信 SNS Push通知

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Copyright © NCDC Co., Ltd. All rights reserved. 事例)サーバレスとマネージドサービスをフル活用したアーキテクチャ 29 Webアプリ コンテンツ アプリ向けAPI Lambda 業務ロジック DynamoDB 添付ファイル Cognito ユーザー認証 利⽤者 社内システム 社内システム 社内向けAPI Lambda 業務ロジック マスタ データ連携 バッチによる ⽇次データ取り込み AWS ⾃社データセンター Cloud Front S3 ⾃社営業 向け配信 SNS Push通知 AWS Lambda サーバレスな処理実装 Cognito マネージドな 認証サービス DynamoDB スケールアウト可能な データベース アプリケーションは S3とCloudFrontで配信

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まとめ 30

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Copyright © NCDC Co., Ltd. All rights reserved. まとめ 外部に発注しようとしたが、新規サービスでどのく らい需要があるか分からないのに、いきなり⼤きな ⾒積もりになってしまって開発に着⼿できない 開発ベンダーに要件を決めてくれと⾔われるが、現 在はない業務、サービスのため今の時点で明確は要 件はない サービスが具体化してきて要件を変更したら費⽤が 追加になると⾔われる ⼤きな投資をしたので、失敗できない クラウドを使い切れていない気がする Leanな進め⽅ POを中⼼としたビジネスと 開発が⼀体となったチーム MVPと計測による学習 クラウドネイティブなアプリ ケーション設計

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Copyright © NCDC Co., Ltd. All rights reserved. DXの実現に必要な3つのキーファクター l プロダクトオーナーを中⼼としたビジネスと開発が⼀体と なった⼩さなチーム l Leanなプロセスで、MVPの開発と計測、ピボットの⾒極め l クラウドを使い倒すクラウドネイティブなアプリケーショ ン

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Copyright © NCDC Co., Ltd. All rights reserved. 本日のセッションに関連するNCDCのサービス 33 サービス企画・ UX/CXのコンサル ティング PoC、アプリケー ションの開発 プロダクトオー ナー⽀援 クラウド化の推進 ⽀援

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Copyright © NCDC Co., Ltd. All rights reserved. NCDCのサービスの特徴 34 ビジネスモデルのデザイン PoC・検証 システム・インテグレーション ワークショップ中⼼にビジネスモデル からUXデザインまでを迅速に⾏いま す。組織横断、会社横断のファシリ テーションも得意です。 モックによる検証から現地検証まで、 PoCをその⽬的に応じて企画・実施 します センサーから、AI、クラウド、 モバイルの標準技術まで、多 くのテクノロジーをインテグ レーションします ビジネスモデルの検討からデザインによる可視化、 先端テクノロジーの組み合わせでシステムを構築します

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Copyright © NCDC Co., Ltd. All rights reserved. 35 ご相談はお気軽に︕ [email protected] www.ncdc.co.jp

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