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5チームでLeSSをした atama plusがLeSSから学んだこと 河 ⼝ 康 平 2021.03.19 @LeSS Study

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ⓒ 2021 atama plus Inc. アウトライン 1. ⾃⼰紹介 2. atama plusについて 3. 僕らのプロダクトを取り巻く環境 4. atama plusのプロダクト開発 5. 5チームでLeSSをしたatama plusがLeSSから学んだこと 2

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⾃⼰紹介 経歴 2014年4⽉:フォルシア株式会社 2018年7⽉:atama plus カスタマーサクセス 2019年3⽉:atama plus プロダクトオーナー 2020年1⽉:atama plus スクラムマスター 3 河 ⼝ 康 平 @chankawa919

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atama plusについて

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教育に、⼈に、社会に、 次の可能性を。 教育を新しくすること。それは、社会のまんなかを新しくする こと。私たちは学びのあり⽅を進化させます。 学習を⼀⼈ひとり最適化し、「基礎学⼒」を最短で⾝につける。 そのぶん増える時間で、「社会でいきる⼒」を伸ばす。 それが私たちの⽬指すもの。⾃分の⼈⽣を⽣きる⼈を増やし、 これからの社会をつくっていきます。 M i s s i o n atama plus株式会社

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ⓒ 2021 atama plus Inc. 6 従来の勉強だけではない学びを提供する 基礎学⼒ ⽣きる⼒

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ⓒ 2021 atama plus Inc. 従来の勉強だけではない学びを提供する 7 atama plus株式会社 「基礎学⼒」 の習得 「基礎学⼒」 の習得 「社会でいきる⼒」の習得

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AI先⽣「atama+」を 全国の塾・予備校にSaaSモデルで提供しています。 atama+は、⼀⼈ひとりの得意、苦⼿、伸び、 つまずき、忘却度などの情報を収集・分析して、 ⼀⼈ひとりに合った「⾃分専⽤カリキュラム」を提供します。 学習をPersonalize「atama+」

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ⓒ 2021 atama plus Inc. オンライン模試の開発・提供を開始 9 新たな取組み 2020年7⽉より、駿台予備学校と共にオンライン模試をスタートしました。 弱点にあわせて 学習 いつどこからでも受験可能 受験直後に フィードバック

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僕らのプロダクトを取り巻く環境

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ⓒ 2021 atama plus Inc. 導⼊塾・予備校の急拡⼤ 全国Top 100の塾の約3割で導⼊済。2021年1⽉現在、2,100教室以上に拡⼤。 11 僕らのプロダクトを取り巻く環境 他多数 導⼊教室数 2 0 1 8 年 4 ⽉ 2 0 1 9 年 4 ⽉ 2 0 2 1 年 1 ⽉ 1 0 0 教室 5 0 0 教室 2,100 教室

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ⓒ 2021 atama plus Inc. 複数のペルソナと複数のプロダクトが連動 12 僕らのプロダクトを取り巻く環境 ⽣徒 講師 教室⻑ 塾本部

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ⓒ 2021 atama plus Inc. Mission実現に向けて、プロダクトの改善・新規開発をする仲間が増加 13 僕らのプロダクトを取り巻く環境 エンジニア⼈数推移 2020年3⽉ 2019年3⽉ 2018年3⽉ 16名 10名 5名 2021年1⽉現在 29名 X名 プロダクトの開発スピードを上げて ⽣徒の学びを加速!

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atama plusのプロダクト開発

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ⓒ 2021 atama plus Inc. 「発⾒」と「開発」を並⾏して進めるデュアルトラックアジャイル 15 atama plusのプロダクト開発 アプリチームではアジャイル開発の中でも、発⾒と開発という2つのトラックを並⾏して進める「デュアルトラックア ジャイル」という形を採⽤しています。 現場から吸い上げた アイデア・ペイン 発 ⾒ 開 発 Discover Track 仮説検証 Deliver Track 開発 Release SM エンジニア デザイナー QA 仮説検証して 確からしいアイデア idea pain PO SM

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ⓒ 2021 atama plus Inc. 「発⾒」と「開発」を並⾏して進めるデュアルトラックアジャイル 16 atama plusのプロダクト開発

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ⓒ 2021 atama plus Inc. 開発チーム体制 17 atama plusのプロダクト開発 開発チームは⼤きく4つに分かれ、アプリ、模試、アルゴリズムの各チームでは職能横断チームで開発しています。 SM(※) デザイナー エンジニア QA(※) ⽣徒が学習に集中できるプロダクト基盤を実現。 SREチーム アルゴリズムチーム ⽣徒の学習上の課題を洗い出し、アルゴリズムによる解決策を考え、実装。 ⽣徒の学習体験の向上を図る機能、リアルタイムコーチングシステム、 塾の先⽣向けポータルサイトなどのプロダクト機能改善∕新機能開発。 アプリチーム 33名 , f K ﺻ J . " R ^ ※POはプロダクトオーナー、QAはQuality Assurance 、SMはスクラムマスターの略です PO (※) チーム内でさらに右図のように5つに分かれ、エンジニアとデザイナーが 各2-4名程度、QAが1名程度の計5-7名程度で構成されています。 ほか、アプリチーム全体に対し、1名のPO、複数名のSMが関わっています。 この体制で、以下の複数のプロダクトを開発しています。 7名 4名 模試チーム オンライン模試のプロダクト機能改善∕新機能開発。 7名

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ⓒ 2021 atama plus Inc. 〜2020年5⽉(3つのスクラムチーム) 18 atama plusのプロダクト開発 SM デザイナー エンジニア QA ※POはプロダクトオーナー、QAはQuality Assurance 、SMはスクラムマスターの略です PO ペルソナ

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ⓒ 2021 atama plus Inc. 2020年5⽉〜(LeSSの導⼊、1⼈のPOと3つの開発チーム) 19 atama plusのプロダクト開発 SM デザイナー エンジニア QA ※POはプロダクトオーナー、QAはQuality Assurance 、SMはスクラムマスターの略です PO ペルソナ

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ⓒ 2021 atama plus Inc. 2021年3⽉現在(5チーム体制、BXという役割の導⼊) 20 atama plusのプロダクト開発 SM デザイナー エンジニア QA ※POはプロダクトオーナー、QAはQuality Assurance 、SMはスクラムマスターの略です PO/BX ペルソナ

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5チームでLeSSをしたatama plusが LeSSから学んだこと

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ⓒ 2021 atama plus Inc. LeSSを導⼊したことによって起きたこと 5チームでLeSSをしたatama plusがLeSSから学んだこと 各チームに求められるレベルが 上った アジリティ向上のための学習コス トが果てしない・・・ 22

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ⓒ 2021 atama plus Inc. 各チームに求められるレベルが上った • 各チームの対応する課題領域が広くなったことで、LeSS以前より、本質的な課 題に取り組むようになった • LeSS以前は、プロダクトオーナーとチームが⼆⼈三脚でDiscoverをしていたが、 LeSS導⼊後、1⼈のプロダクトオーナーと複数チームになったことで、各チー ムが⾃律してDiscoverをする必要がでてきた 5チームでLeSSをしたatama plusがLeSSから学んだこと 23

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ⓒ 2021 atama plus Inc. アジリティ向上のための学習コストが果てしない・・・ • 複数チームPBRの効率が悪いという声が多数でた • 背景知識の異なるメンバー(チーム、職種、⼊社タイミング)が集まって 議論をするには効率が悪かった • 当時は、複数チームPBRをすればアジリティが上がると思ったが、⾒⽴てが⽢ かった 5チームでLeSSをしたatama plusがLeSSから学んだこと 24

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ⓒ 2021 atama plus Inc. LeSSを導⼊したことによって起きたこと 5チームでLeSSをしたatama plusがLeSSから学んだこと 各チームに求められるレベルが 上った アジリティ向上のための学習コス トが果てしない・・・ →BXという役割の新設 →各トラックごとにかける 学習コストを整理 25

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ⓒ 2021 atama plus Inc. BXの役割の新設 • BX(Business Experience) • カスタマーサクセスや事業開発を担っていたメンバー • ビジネスチームからプロダクトチームへの完全移籍・ジョブチェンジ(not 兼務) • BXが各チームに⼊りながら課題整理、Discoverの伴⾛をしつつ、プロダクト オーナーの戦略⽴案のサポート • 顕在化した課題の整理・構造化 • 課題の解像度を⾼めるための現場訪問・観察 • 社内外のステークホルダーから課題を抽出・ピックアップ 5チームでLeSSをしたatama plusがLeSSから学んだこと 26

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ⓒ 2021 atama plus Inc. 2021年3⽉現在(5チーム体制、BXという役割の導⼊) 27 atama plusのプロダクト開発 SM デザイナー エンジニア QA ※POはプロダクトオーナー、QAはQuality Assurance 、SMはスクラムマスターの略です PO/BX ペルソナ

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ⓒ 2021 atama plus Inc. • アジリティ向上のための学習コストが果てしない・・・ • そもそもアジリティってなんやねん・・・ 5チームでLeSSをしたatama plusがLeSSから学んだこと 各トラックごとにかける学習コストを整理 28

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ⓒ 2021 atama plus Inc. 5チームでLeSSをしたatama plusがLeSSから学んだこと ©nose 各トラックごとにかける学習コストを整理 29

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ⓒ 2021 atama plus Inc. 各トラックごとにかける学習コストを整理 • アジリティ=変化への対応の容易さ • LeSSの⽂脈で語られる(= LeSSによって⾼められる)組織のアジリティ • 特定のチームに依存したPBIを減らすことで、優先したいことを柔軟に変更 できる • 組織のアジリティが低い状態 = 特定のチームに事前に割り当てられたPBIが 多い状態 • それにより、優先度を上げたい状況で上げられない、という制約が発⽣ する 5チームでLeSSをしたatama plusがLeSSから学んだこと 30

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ⓒ 2021 atama plus Inc. 各トラックごとにかける学習コストを整理 • 組織のアジリティは⾼ければ⾼いほど良い? 全チームが常に全PBIを取れる状 態? • 組織のアジリティを⾼めるためには相応のコストがかかる • 過剰なアジリティを保とうとすると、コストだけが膨らむリスク。ROIを意識 したアジリティの上げ⽅(アジリティ戦略)が必要 5チームでLeSSをしたatama plusがLeSSから学んだこと 31

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ⓒ 2021 atama plus Inc. 各トラックごとにかける学習コストを整理 • 「得られるアジリティ 対 学習コスト」が低いDiscoverについては担当チーム を決めてから単独チームPBRを実施 • 「得られるアジリティ 対 学習コスト」 が⽐較的⾼いDeliverについては複数 チームPBRを実施 • ※Discoverの⽂脈が⼤いにあるものは単独チームPBRもあり 5チームでLeSSをしたatama plusがLeSSから学んだこと 32

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ⓒ 2021 atama plus Inc. LeSSを導⼊したことによって起きたこと 5チームでLeSSをしたatama plusがLeSSから学んだこと 各チームに求められるレベルが 上った アジリティ向上のための学習コス トが果てしない・・・ →BXという役割の新設 →各トラックごとにかける 学習コストを整理 33

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ⓒ 2021 atama plus Inc. LeSSの導⼊を検討している⼈へのアドバイス • LeSSでアジリティをスケールするには学習コストがかかります • LeSSを導⼊することで、「どのアジリティ」をスケールさせたいかを考える必 要あり • LeSSを導⼊したらアジリティが上がるのではなく、アジリティの⾼い状態をス ケールさせる⽅法がLeSSなのかもしれない 5チームでLeSSをしたatama plusがLeSSから学んだこと 「組織のアジリティは1⽇にして成らず、だが着実に⾼めていこう」 34

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おわり