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2024年11月 エレファンテック株式会社 会社紹介

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会社概要

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3 Mission エレファンテックは、金属インクジェット印刷技術を用いた プリント基板の量産に成功したスタートアップです。 本技術を活用した低環境負荷プリント基板SustainaCircuits の 普及を進めることで、技術革新と持続可能性の両立を目指し、 よりよい未来の創造に貢献してまいります。 新しいものづくりの力で、 持続可能な世界を作る Making the world sustainable with new manufacturing technologies

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4 会社情報 八丁堀 本社 本社 / 試作拠点 東京都中央区八丁堀四丁目3番8号 新木場 R&Dセンター 研究開発拠点 東京都江東区新木場一丁目3番14号 AMC名古屋 量産拠点 / アディティブマニュファクチャリングセンター 愛知県名古屋市南区丹後通2丁目1番地 三井化学名古屋工場内 代表: 設立: 社員数: 本社所在地: 取得済認証: 主要株主/ 事業パートナー: 代表取締役社長 清水 信哉 2014年1月 135名 (2024年11月現在) 東京都中央区八丁堀四丁目3番8号 ISO 9001:2015, ISO 14001:2015 会社概要 拠点情報

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6年間の研究開発を経て、電子機器搭載に足る信頼性を有した製品製造を実現。 事業のスケールアップに向けて、2023年より大規模量産設備を導入し、さらなる飛躍へ。 5 これまでの軌跡 東京大学発スタートアップ として創業 2014 2018 2020 2022 2023 6年間の研究開発 小規模製造実証を開始 (東京・八丁堀) 量産拠点を設立(名古屋) 顧客への製品供給を開始 研究開発拠点(新木場) を設置 製造設備を大幅増強 製品点数、数百万規模での 量産体制を構築 量産化・事業立ち上げ

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6 沿革 2014年1月 2015年12月 2017年5月 2016年8月 2017年6月 2017年7月 2017年9月 2018年7月 2018年1月 2018年7月 2018年8月 2019年2月 2019年10月 2019年7月 2020年4月 インクジェット印刷による電子回路事業の立ち上げを目的として、AgIC株式 会社を設立 インクジェット印刷回路の研究開発のため約1.7億円の資金調達 (シリーズ A)を実施 フレキシブル基板試作サービス「AgICオンデマンドAP-2」を開始 インクジェット印刷回路のオンデマンド製造サービス「AgICオンデマンド」を開始 ラボライン構築のために、約5.1億円の資金調達(シリーズB)を実施 フレキシブル基板「P-Flex®」及び部品実装サービスの提供を開始 「AgIC株式会社」から「エレファンテック株式会社」へ商号変更 ポリイミド基材のフレキシブル基板「P-Flex® PI」の製造販売を開始 本社及び工場を東京都中央区に移転 経済産業省が推進するスタートアップ企業プログラム 「J-Startup 企業」とし て認定 生体電極、電気化学センサーの製造を開始 ISO9001 及び ISO14001認証 を取得 量産実証のために、同年7月~10月にかけ計約18億円の資金調達(シリー ズC)を実施 セイコーエプソン株式会社と資本業務提携を実施 量産製造拠点としてAMC名古屋を三井化学株式会社名古屋工場内に 設立 2020年10月 2021年1月 2021年10月 2021年9月 2022年1月 2022年5月 2022年9月 2023年8月 2023年4月 2023年10月 2023年10月 2023年11月 2024年5月 2024年3月 2024年8月 日清紡メカトロニクス株式会社とIMPC®技術を用いた成形部品開発につ いて基本合意 AMC名古屋における「P-Flex®PI」の量産製造を開始 米国安全規格UL認証を取得 高速無電解銅めっきを活用した厚膜「P-Flex®PI」の受注を開始 量産製造拠点AMC名古屋でのISO9001及びISO14001認証を取得 研究開発拠点として、新木場R&Dセンターを設立 大規模量産体制構築のために、約21.5億円の資金調達(シリーズD)を実施 AMC名古屋において「P-Flex®PI」の次世代量産製造設備を導入 環境省の地域共創・セクター横断型カーボンニュートラル技術開発・実証事 業に採択 「CEATEC AWARD 2023」にて、経済産業大臣賞を受賞 シリーズDの追加ラウンドとして、約17.7億円(D種累計約39.3億円)の資金 調達を実施 LITE-ON Technology Corporation(日本法人名: 日本ライトン株式会 社 )と低炭素プリント基板の量産化推進に向けた協業覚書(MoU)を締結 AI技術を用いた高精度インクジェット製造技術NeuralJet を発表 特定投資家向け銘柄制度(J-Ships)を用いて、約30億円の資金調達(シ リーズE)を実施 NeuralJet を採用した産業用インクジェットプラットフォームELP04を発表

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7 採択、受賞、メディア実績 採択実績 受賞実績 メディア実績 NEDOの支援事業採択や環境省や経済産業省からの表彰、など、多数の権威ある賞を受賞 • WBS(テレビ東京) • 日経モーニングプラスFT (BSテレ東) • 日本経済新聞 • Forbes Japan • 日経 × TECH • EE Times Japan • 朝日新聞GLOBE+ • 週間エコノミスト • Japan Venture Awards 2021「JVA 審 査委員会特別賞」受賞(2021) • 環境省:環境スタートアップ大賞「環境ス タートアップ大賞選定委員賞」受賞 (2022) • 第15回エコバランス国際会議 「EcoBalance Award for the Best Business Practices」受賞(2022) • 電子情報技術産業協会(JEITA)第8 回「JEITAベンチャー賞」受賞(2023) • 「大学発ベンチャー表彰2023~Award for Academic Startups~」経済産業 大臣賞受賞(2023) • NEDOの「研究開発型スタートアップ支援 事業」に採択(2022) • Logitech社の「Future Positive Challenge」にてWinnerに選出(2023) • 環境省の令和5年度「地域共創・セク ター横断型カーボンニュートラル技術開 発・実証事業」に採択(2023) • 経済産業省の「J-Startup 企業」に認定 (2024)

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事業について

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1. プリント基板製造販売事業 • 独自製法に基づくプリント基板の製造販売 - 2021年から量産製造を開始、徐々に顧客を拡大 (ディスプレイ、カメラ、センサー用途など) - コンピュータ周辺機器(マウス・キーボード等)、車載電池向けなどの大型案件の商談が進行 • 提供製品: - 片面フレキシブル基板 – SustainaCircuits - [開発中] 両面フレキシブル基板・リジッド基板(単層・複数層) • 金属インクジェット印刷装置を中心としたPCB製造ライン及び、金属インク等材料を提供 - 対象量産製品に応じた製造ライン導入と製造状況に応じた金属インクの提供 - プリント基板製造販売事業の状況に合わせ、FPC製造ラインより販売開始予定 • FPD、半導体パッケージング、ナノインプリントなど他用途に向けては、受託インクジェット機器開 発事業として展開 事業紹介 9 2. 製造装置・材料販売事業 (2025年開始予定)

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10 Source: Precedence Research – Printed Circuit Board Market Size, Industry Report 2022-2030 プリント基板は、エレクトロニクスを支える10兆円市場 プリント基板はほぼ全ての電子機器に使用される、必要不可欠な電子部品。 電子機器点数の増加による需要の高まりを受け、今後も継続的な市場成長が見込まれる。 プリント基板市場規模の推移予測

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サブトラクティブ法: 「積んで削る」 プリント基板製造におけるデファクト・スタンダード 11 *本ページに掲載している全ての値は1年あたりのデータ。 1. 2016年時点のデータ, 100%=49.4bn t-CO2eq; Our World in Data 2. cradle-to-gateで計算。AT&Sの報告書に基づきプリント基板由来のCO2排出量は0.1t/m2、これをプリント基板の全世界の市場 規模4.4T平米を乗じることで算出。半導体由来の排出量はTSMCの排出量16.2Mtをその世界シェア55%で除することで算出。 プリント基板産業が抱える課題:資源の無駄と高い環境負荷 1. 温室効果ガスの排出 プリント基板由来の排出量は 6,600万t-CO2eq 世界全体の 0.13%1 半導体由来の 2倍2 Apple社の製造過程における排出量の 10%3 6兆円相当のコスト4 2. 廃水による環境汚染 プリント基板由来の総排水量5 400万m3 140,000トン, 10~ 15wt% の銅が排水中に排出 廃水は高濃度の塩酸を含み 強酸性 3. Apple – Environmental Responsibility Report 2019 4. $100/t-CO2 eqで計算 5. Recovery of copper from printed circuit board (PCB) acidic etching wastewater: Ammonia regulates the crystallization of high valued copper salt (2022)

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本製法は、「引き算でなく足し算」により、製造工程を大幅に短縮すると同時に、環境負荷の高いエッチング工程が不要な「原理的に優れた」製造方法。 12 ピュアアディティブ®法 – 「必要な部分にだけ印刷する」 新製法 1. インクジェット印刷 配線したい部分に銅インクを印刷し、 回路を形成 基材 銅インク 2. 銅めっき 印刷した回路の上に、 無電解銅めっきで銅を成長させ膜厚を得る 銅箔 サブトラクティブ法 ピュアアディティブ®法

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13 ※ 本省資源・CO2排出量削減効果については当社分析・算出の上、第三者機関による評価を受けたものです。 桁違いの省資源化、CO2 排出量削減を実現 ピュアアディティブ®法 による弊社のSustainaCircuits は、従来型製法と比較して、 プリント基板製造に必要な金属使用量、水消費量、温室効果ガス排出量を大幅に削減することが可能です。

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エレファンテックは、ピュアアディティブ®法 による プリント基板製造を片面フレキシブル基板(FPC)から開始しました。 本技術は、様々な基材・配線パターンに対応することが可能です。 SustainaCircuits の多様な製品への展開により、 エレクトロニクス産業の脱炭素化を推し進めます。 多種多様なプリント基板製造に対応 開発ロードマップ SustainaCircuits 適用可能なプリント基板の例 フレキシブル基板 リジッド基板

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■ Logitech社の「Future Positive Challenge」にてWinner選出 15 Customer traction ■ ICT業界大手の台湾企業LITEONとの協業MoU締結 本選出は、持続可能性を重視し未来に意義ある貢献をする企業のひとつとして、 世界中の応募企業の中から選ばれたものです。 弊社の製法を活用し持続可能なプリント基板製造業の実現に向けた活動を進めており、 この内容がLogitech社にも評価されたと考えております。 ※「Future Positive Challenge」は、サステイナビリティに重点を置いた革新的なソリューションを求める技術チャレンジを指します 台湾ICT業界大手のLITE-ON Technology Corporationと、 低炭素プリント基板(PCB)の量産化推進に向けた 協業覚書(MoU:Memorandum of Understanding)を締結しました。 LITEONとエレファンテックは、ネットゼロカーボン排出の実現という共通のビジョンにむけて、 「よりグリーンな未来」の実現に向けたコミットメントを示すと共に、 エレファンテックは低炭素プリント基板のグローバル顧客への販売の強化を図ります。

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16 上記量産採用事例の詳細についてはこちら: EIZO株式会社様のウルトラワイド曲面モニターFlexScan® EV3895にP-Flex®を採用いただきました 株式会社フクダ様の包装容器エアリークテスト装置 MSQ-2000シリーズにP-Flex®を採用いただきました 製品採用事例 お客様の声 – P-Flex® の採用理由 P-Flex®の採用により、本製品の特徴である湾曲形状に沿った操作スイッチを前面に配 置することが可能となり、さらに洗練されたデザインを維持することができました。 顧客: 採用年: 導入部: 製品: EIZO株式会社 2020 操作スイッチ ウルトラワイド曲面モニター FlexScan® EV3895 お客様の声 – P-Flex® の採用理由 P-Flex®を採用した高精度圧力センサモジュールは従来品に比べフットプリントを30%以 上低減できました。複数のケーブルもひとつのP-Flex®にまとまり、総部品点数の低減、 組み立て作業工数の短縮も実現できました。 顧客: 採用年: 導入部: 製品: 株式会社フクダ 2021 高精度圧力センサモジュール 包装容器エアリークテスト装置 MSQ-2000 採用事例 01 採用事例 02 品質、環境効果などの観点で高い評価をいただいています。

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17 1: 2023年4月30日現在 一気通貫のものづくりを可能にする包括的技術 79 件の出願済み特許 1,700件以上の社内技術レポート1 金属 金属インク プリント基板 インクジェット 印刷 金属の ナノ粒子化 1 粒径が小さく均一な金属ナノ粒子 状態を実現することで、インク配合後 も高い安定性を実現。 金属ナノインク 配合 2 金属ナノ粒子を保存性が高く、 インクジェット印刷に最適化された 金属ナノインクへと配合。 金属インクジェット 印刷 3 独自の印刷装置とプリントヘッドの 制御システムにより銅ナノインクの精 密なインクジェット印刷を実現。 無電解 銅めっき 4 高速での無電解銅めっきを実現。 効率的にめっき層を成長させることで、 必要膜厚を短時間で確保。 金属ナノ粒子

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18 プリント基板製造のターンキーソリューション エレファンテックは、材料から装置まで、SustainaCircuits に必要な技術を一貫して自社開発しています。自社での量産製造に留まらず、 製造装置やインクなどの材料の提供を通じて、当社技術の普及とエレクトロニクス産業の革新に貢献して参ります。

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プリント基板製造で培ったインクジェット技術をもとに、高精度インクジェット印刷装置ELP04シリーズを発表。 19 第四世代印刷プラットフォームELP04シリーズ 特長1. AIによる高精度印刷 Elephantech独自のAIモデルNeuralJet を搭載印刷動作、 ノズル個性、ヘッド組立などによる誤差を単一のAIモデルが学習、補正し、 高精度の印刷を実現。 特長2. 量産プロセス対応 自社でのインクジェットによるプリント基板量産実績に基づき、 量産普及に適したインクジェット技術として最適化を実現。 特長3. モジューラー設計 モジュラー設計思想を適用した印刷プラットフォーム。 ワークの大型化や自動搬送への対応など各種カスタマイズが可能。 ELP04外観

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AIにより全パターンの吐出結果を推定、直接的に目標座標を狙って吐出が可能 20 https://www.panasonic.com/jp/company/ppe/jigyo/inkjetprinter.html 独自技術NeuralJet によって高精度印刷を実現 (参考)他社の高精度インクジェット試作装置の例 NeuralJet のAIモデルによって全印刷機の全ノズルの、全吐出パターンでの 着弾位置が推定されているため、目標座標(x,y)を直接狙って吐出が可能 2400dpiでラスタライズしても量子化誤差は最大で7.5μm程度あり、 Φ300μmレベルでは気にならないが、Φ60μmレベルになると致命的な誤差となる 他社装置との具体的な入力方式の違い 入力はBMP・TIFFなどピクセルデータで与える。 入力時点で量子化誤差が乗っている上、 実際には印刷機の個性やノズルの個性で ピクセル通り印刷されるわけではないので、さらに誤差が乗る。 1. 入力は目標座標(x,y)集合のcsvデータで与える。 2. 印刷前に現在の印刷機のAIモデルを学習しておく。 3. 目標座標からの許容誤差(例:2μm)を指定し、学習したモデル を用いて、吐出タイミング、オフセット量などを探索し、印刷。 モデルに全ての個性が学習されている上、量子化誤差が発生しないため、 高い精度を実現可能。 NeuralJet 入力csvの例 NeuralJet の描画方法とこれまでの描画方法の違い 入力:TIFFファイル NeuralJet 装置 他社装置

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21 ELP04-PCB 紹介動画(紹介ページ・動画はこちら)

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プリント基板導体用金属インクの印刷だけでなく、様々なアプリケーション用途で異なる材料の塗布が可能 22 ELP04シリーズ適用アプリケーション例

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組織について

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24 経営陣 – 創業者 2014年、エレファンテック株式会社(当時社名AgIC株式会社)創業、代表取締役社長就任。 当社創業前は、2012年より、McKinsey & Companyにて製造業を中心としたコンサルティングに従事。 東京大学大学院情報理工学系研究科電子情報学専攻 修士課程修了 代表取締役社長 清水 信也 Shinya Shimizu 2014年、エレファンテック株式会社(当時社名AgIC株式会社)共同創業、取締役就任。 東京大学大学院理学系研究科地球惑星科学専攻 修士課程修了 慶應義塾大学大学院システムデザインマネジメント研究科後期博士課程単位取得退学 取締役 Co-Founder 杉本 雅明 Masaaki Sugimoto

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25 経営陣 – 執行役員 COO 兼 営業本部長 小長井 哲 2021年、経営企画部長として当社参画。2022 年、執行役員COOに就任。 2013年より、EYアドバイザリー・アンド・コンサル ティング株式会社(現EYストラテジー・アンド・コ ンサルティング株式会社)にて、また、2016年よ り株式会社経営共創基盤にて、国内外の様々 な製造業顧客に対するハンズオン型での戦略立 案、事業再生、全社改革・組織変革支援を実 施。 2020年には半年間、コロンビア大学ビジネスス クールに研究員として派遣され日本企業の成長 戦略研究を実施。 イエール大学大学院国際開発経済学専攻 修 士課程修了 CFO 兼 経営企画部長 伊藤 圭亮 技術本部長 那須 弘明 コーポレート本部長 﨑村 慧太 製造本部長 兼 AMC名古屋工場長 平田 直広 2023年、当社参画。同年、執行役員CFOに就 任。 2013年より、McKinsey & Companyの東京及 びミュンヘンオフィスにて製造業を中心に成長戦 略の策定と実行、全社変革、投資・M&A の支 援に従事。 2019年、APB株式会社COOに就任し、リチウ ムイオン電池事業の立ち上げに従事。 東京大学工学部卒 2022年、経営企画部長として当社参画。2023 年より技術本部長、同年執行役員に就任。 2012年より、JX日鉱日石エネルギー株式会社 (現: ENEOS株式会社)にて機能性材料開 発に従事。 2017年より、株式会社経営共創基盤ものづく り戦略カンパニーにてハンズオン型の成長・改革 支援、技術戦略策定等に従事。 2021年より、マイクロ波化学株式会社にて、オ ペレーション全体の推進および事業開発に従事。 京都大学大学院工学研究科分子工学専攻 修士課程修了 2023年、当社参画。同年執行役員兼コーポ レート本部長に就任。 2012年より、株式会社三井住友銀行にて国内 法人営業、米国ニューヨーク支店でのプロジェクト ファイナンス、審査業務に従事。 2019年より、株式会社経営共創基盤にて戦略 立案、事業再生、グローバルPMI等の支援に従 事。 2022年より、株式会社USEN-NEXT HOLDINGSにて事業開発・M&Aを担当。 一橋大学経済学部卒 2020年、当社参画。2021年名古屋技術部長 を経て、2023年執行役員に就任。 2005年より、イビデン株式会社にて国内外のリ ジッド基板製造ライン立ち上げに従事。 2013年より、株式会社グッドマンにて製造部製 造技術チームリーダーを務める。 2019年より、日本特殊陶業株式会社にてス パークプラグの製造ライン立ち上げに従事。 岐阜大学工学部卒

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組織体制 26 株主総会 取締役会 監査役会 代表取締役 社長 技術本部 製造本部 営業本部 名古屋技術部 コーポレート本部 購買生産管理部 品質保証部 製造部 SustainaSurcuit ソリューション営業部 経営企画部 製品技術部 生産設備部 人事総務部 経理部 先行研究部 内部監査室 製品開発部 印刷装置開発部

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社員数の推移/性別・年齢構成 27 ※2024年10月現在 19% 82% 男女比 100% 男性 女性 年齢構成 100% 20代 30代 40代 50代 60代以上 4 6 7 17 23 31 52 63 84 114 135 2014 2015 2016 2017 2018 2019 2020 2021 2022 2023 2024 社員数の推移 14% 41% 22% 11% 11%

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28 私たちはCulture-based Management(カルチャーに基づい た組織運営)を目標としています。ルールで縛るのではなく、 全員が共通の価値観・行動指針を持ち、全員が各自の信条 と判断に基づいて判断し行動することを理想としています。 結局のところ、最も重要なのは成果であり、カルチャーは成果 を最大化するためにあります。 我ーにとってカルチャーの実現は社会正義や理念ではなくより 実質的なものであり、業務のついでにやるものではなく、業務 の一つとして同列で優先されるべきものと位置づけています。 そのため私たちは、一つのカルチャーが貫かれた組織を作ること が、強い組織を作り、ひいては世界に最大のインパクトをもたら すためにも重要だと信じており、私たちの価値観・行動指針を 明文化した、“Elephantech Way”を定めました。 Elephantech Way

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働く環境について

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健康・生活の サポート 31 働く環境の3つの要素 多様な働き方の確 保 業務環境と キャリア成長の支援 従業員一人ひとりのライフスタイルと成長を尊重し、多様な働き方の確保、健康・生活のサポート、そして業務環境の整備と 自己啓発支援を通じて、魅力的で生産性の高い職場環境を目指しています。

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32 仕事とプライベートの両立を可能にする働き方 フレックスタイム制度 コアタイムを設けたフレックスタイム制を導入し、従 業員のニーズに応じた柔軟な勤務体制を実現し ています。業務の繁閑や生活スタイルに合わせて、 効率的でメリハリのある働き方を促進し、仕事の パフォーマンス向上と充実したプライベートライフの 両立をサポートしています。 利用者の声 「残業で夜遅くまで勤務した翌日はフレックスタイ ム制度を使って普段より遅めに出社しています」 「平日しか空いてない病院に通院する際にいつも フレックスタイム制度を活用しています」 在宅勤務制度 生産性向上を目的に在宅勤務制度を導入して います。出社を原則としつつ、業務効率の最大化 を重視。業務都合や家庭事情、体調に応じて、 各自が最適な働き方を選択できる柔軟な環境を 提供し、高いパフォーマンスの維持を可能にしてい ます。 利用者の声 「子供の世話をしないといけない日は、在宅勤務 を選択することで休むことなく働けるので助かって います」 「オフィスで打ち合わせの予定が無く、資料作成 や事務作業が集中するときは在宅勤務にするこ とで生産性を上げることができています」 こども家庭庁ベビーシッター割引券 家庭と仕事の両立維持の選択肢として活用が 増えてきたベビーシッターの活用支援を行っていま す。1日あたり最大4,400円の割引が受けられ、 経済的負担を軽減しながら、安心して育児を行 うことが可能です。 利用者の声 「補助額が手厚くフレキシブルに活用できるのでと ても助かってます。在宅勤務とも組み合わせると 安心して仕事に集中することができます」 従業員の仕事と生活の調和を重視し、多様なニーズに対応する柔軟な働き方を提供しています。

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33 休業・休暇制度 ・年間休日125日(会社カレンダーに基づく) ※GW、お盆休み、年末年始休暇は長期休暇 ・年次有給休暇 ※入社日に4日付与(初年度最大15日付与) ※半日単位で取得可能 ・産前産後休暇 ・育児/介護休業 ・特別休暇(有給) ※結婚 5日取得可能 ※配偶者の出産 3日取得可能 リフレッシュは勿論のこと、出産や育児、介護などのライフイベントにも対応した休業・休暇の利用が可能です ・有給休暇取得率 80% ※2023年1月~2023年12月の期間で算出 女性育児休業取得率 100% 男性育児休業取得率 89% 復職率 100% ※過去3年間(2021年9月~2024年8月)の実績から算出 ※CEOも育児休業を取得 平均残業時間 18.7時間 ※2023年1月~2023年12月における各月の全社平均残業時間の平均値

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34 従業員の健康増進に向けた取り組み 従業員の健康増進に向けた取り組みとして以下を行っています。 定期健康診断 ・健康保持・増進の基本として、待ち推しの定 期健康診断を実施しています。 ・30歳以上の従業員には人間ドック受診の健 康保険組合による費用補助も受けられます。 ・40歳以上の被扶養者も費用補助が受けられ ます。 感染症対策 ・年1回のインフルエンザ予防接種について、オ フィスで受けられるほか、一部費用補助を受けら れます。 ヘルス・リテラシーの向上 産業医からの定期的なセミナー・情報開示を全 社員に共有するなど、リテラシー向上に向けた取 り組みを行っています。 ジム割引・保養所利用 健康保険組合が提携しているジムや保養所を 割安で利用できます。 職場環境の定期的な点検 ・産業医による毎月の職場巡視を実施 ・安全衛生上の問題点を迅速に発見/改善し 安全かつ健康に働ける環境を継続的に維持し ています。 ・また、社員の事情に応じ、産業医との面談も 機動的に実施できます。 産業医との連携 ・従業員の個別事情に応じて、産業医との面 談を随時設定可能 ・健康相談や職場環境に関する懸念事項を気 軽に相談できる体制を整備

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35 福利厚生・各種制度 生活をサポートする制度 確定拠出年金 ・加入者自身が掛金を拠出し、60歳以降退職後に年金として受け取る制 度です。・掛金に対する税優遇(所得税・住民税・社会保険料が非課 税)があり、運用手数料・口座維持手数料などの手数料は会社負担です 交通費支給(上限5万円) ・望む住宅環境での生活を支援する為、広域をカバーする金額を上限として 設定した交通費を支給しています 住居手当 ・近距離手当:会社から半径1~3km圏内の居住者には距離に応じて月 額25,000 or 35,000円を支給します ・転居手当:会社から3km圏内に引っ越す場合、最大50,000円の転居費 用を補助 業務環境の構築支援および成長支援制度 デスクチェア購入補助 ・会社の各席には椅子が備え付けられていますが、自身で好きなチェアの購入が 可能であり、その場合は購入補助が受けられます(上限2万円) IT環境構築支援 ・基本的な業務インフラであるパソコンは貸与しています。 ・携帯端末購入補助:携帯端末の費用を支給します(上限20,000円まで) フリードリンク ・各拠点に備え付けの専用冷蔵庫もしくは自動販売機で、お茶、コーヒー、ジュー ス等を自由に飲んでいただけます。 資格取得/書籍購入補助 ・業務に関連する書籍の購入費用や資格取得費用を会社で負担します(外 部セミナーの参加費、業務に関連する書籍代、資格試験費用など) 従業員が不安なく豊かな生活を送れるよう、日常生活のサポートや資産形成を支援する制度を拡充しています。また、快適な 業務環境を整え、社員の成長意欲をサポートするための制度も強化中です。

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人類に必須の科学技術を商用化する。 36 Message from the CEO この会社があったことで、人類の科学の進歩を10年でも20年でも早めて人類の幸福と生存に 貢献できた、そうでなければこの会社の存在意義は無いと考えています。 この会社は、私が前職で米国留学中に起業を決めた会社ですが、米国で感じたのは、人類を 前に進める強力な推進力でした。「これが人類にとって必要な技術だ」となれば、極めてハイリ スクかつ実現性が明確でなくとも、それを目指して人を集め、金を集め、技術を開発する。もち ろん全てが成功するわけではありませんが、その中からModernaが、SpaceXが、OpenAIが生ま れて人類を前に進めています。今も例えば気候変動の解決に貢献する新材料・新製法を開 発するスタートアップが続々と登場しており、しばらくの間、米国は人類の進歩を進める中心的 存在であり続けると思います。そして、それだけ人類の最前線で本質的な価値を生み出してい る以上、それに見合った富が生まれるのは当然です。 私は、日本もそうあるべきだと考えています。むしろ日本は、その本来のポテンシャルと現実の落 差が世界一大きく、可能性が大きい場所です。日本に十分な起業家とエコシステムがあれば、 日本の技術と資産をフルに使って人類を前に進め、大きな富を生み出すのは間違いない。 我々の手掛けるこの技術は、本当に世界を変える可能性のある、素晴らしい技術だと思っていま す。金属を印刷するという、製造のパラダイムを大きく変える技術であること、省資源・省エネルギー で人類にとって本質的に必要な技術であること、ナノテクと超高精度MEMSというここ20年で大きな 進歩があった基礎技術に基づいていること、全てが今、我々が、やるべき理由であると考えていま す。 また、これが持続可能で高収益な事業である、ということが重要です。この技術は、これまでより遥 かに必要な材料や工程が減るという本質的な価値を提供し、最先端・独占的な装置と材料とい う事業形態で、大きな利益を生み出し、さらに人類を前に進めていくことができる条件が揃っていま す。現在の一部半導体材料や装置のように、「世界中から列をなして買いに来る」「この会社が無 ければ世界が回らない」という企業になるまでの道は既にはっきりと見えています。 科学で世界を進歩させ、よりよい世界を作っていきましょう。 エレファンテック株式会社 代表取締役社長 清水信哉

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