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© 2024 LayerX Inc. 間違いが許されなくてもLLMが使えるユースケースとは 2024/7/31 @GenAI Playground Meetup #01 LayerX 部門執行役員・AI・LLM事業部長 中村龍矢

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自己紹介・会社紹介

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© 2024 LayerX Inc. 3 中村龍矢 機械学習エンジニア 東京大 工学部 ● データサイエンスと出会う Gunosy データ分析部 ● 推薦システム開発等 セキュリティ研究者 (現在) 事業責任者 LayerX 創業時からR&D ● プログラムの形式検証 ● ブロックチェーン ○ Ethereumへのコント リビューション ● LayerX 部門執行役員 AI・LLM事業部長 ● IPA 未踏スーパークリエータ ● 2020年度 電子情報通信学会 インターネットアーキテクチャ研 究賞 最優秀賞 (共著) ● Forbes JAPAN 30 UNDER 30 2023 「世界を変える30 歳未満」 LayerXの新規事業 ● プライバシーテック ● 大規模言語モデル 自己紹介

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© 2024 LayerX Inc. 4 LayerXの事業概要 LayerXのご紹介 * 資本準備金含む 会社名     代表取締役  創業      資本金* 関連会社 株主一覧  取得認証 | 株式会社LayerX(レイヤーエックス) | 代表取締役CEO 福島 良典    代表取締役CTO 松本 勇気 | 2018年 | 132.6億円 | バクラク事業、Fintech事業、AI・LLM事業 | 三井物産デジタル・アセットマネジメント   三井物産、LayerX、三井住友信託銀行、SMBC日興証券、JA三井リースによる合弁会社 |  | 情報セキュリティマネジメントシステム、      JIIMA認証 提供プロダクト 企業や行政のLLMを用いた 業務効率化・データ活用を支援 バクラク事業 企業活動のインフラとなる 法人支出管理(BSM)SaaSを 開発・提供 Fintech事業 ソフトウェアを駆使したアセットマネジメント 証券事業を合弁会社にて展開 AI・LLM事業 IS 747702 / ISO 27001

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© 2024 LayerX Inc. 6 ターゲット: 「知的だが単純」 な長文の文書処理業務 ドキュメントワークの多くは、思考力・集中力が必要であり、その業界・業務の専門性が必要である。 一方、正解も決まっているため、負荷を下げて、早く終わらせたい。 毎回同じことの繰り返し 必要なファイルを探すのに 時間がかかる 自分以外に 引き継げる人がいない Ai Workforceの紹介

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© 2024 LayerX Inc. 7 ユースケースの例: 金融業界 Ai Workforceの紹介 決算書や契約書などの書類を別の書類・システムに転記したり、それを確認したりする業務が多い ファンド関連 契約書 ファンド管理 DB 登記簿等の 公的書類 決算書 稟議書 ドラフト 事業計画書 銀行の稟議書作成・レビュー アセットマネジメント会社の書類整理

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LLMと人間によるレビュー

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© 2024 LayerX Inc. 9 「間違いが許されないユースケース」でLLMを使いたい 「LLMはミスをするので、ミスが許容される仕事の方が向いている」は本当か? ● 例: ブレインストーミングに使う ● しかし、業務活用を考えると、インパクトが小さい、ライトなユースケースになってしまうのでは ● 間違いが許されない 「本格的な」 ユースケースの方が、インパクトが出ることも多い ○ 当社の金融業界での取り組み: 稟議書作成や決算書分析

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© 2024 LayerX Inc. 10 LLMの出力をレビューする LLMの結果を人間がレビューすれば、間違いが許されないユースケースでも使える ● LLMの出力 = 「下書き」もしくは「叩き台」 ● 人間はその「下書き・叩き台」をレビュー・修正する → Ai WorkforceでもレビューのUXにこだわっている

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© 2024 LayerX Inc. 11 3M. (2024). 3M 2023 Annual Report. U.S. Securities and Exchange Commission. https://www.sec.gov/Archives/edgar/data/66740/000130817924000309/mmm4298631-ars.pdf

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© 2024 LayerX Inc. 12 抽出元のページ をクリック 参照元をハイライト

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レビューの手間を挟んでも 価値のあるユースケース

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© 2024 LayerX Inc. 14 ユースケースによっては、レビューのために人間が作業をやり直すような形になってしまう ● 例: 重要な契約書について、全ての条文のリスクをチェックする ○ LLMの指摘に限らず、結局法務担当者に全部レビューしてもらうのでは? ● 文書のリスクチェックや、情報抽出のユースケースは、「取りこぼし」 が問題になる ツッコミ: 人間がレビューするならLLMを使わなくても一緒では? インプット アウトプット 結局、全部読むのか、、、 「叩き台」 が無いよりマシ、かもしれないが...

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© 2024 LayerX Inc. 15 問い: レビューの手間を挟んでも価値のあるユースケースとは? 人間の 作業時間 アウトプットのための作業と、そのレビューの手続きに非対称性がある場合は? LLMの出力の レビュー時間 LLMの処理 コスト・時間 > 人間単独の作業時間 LLM+人間の作業時間

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© 2024 LayerX Inc. 16 既に普及しそうな 「間違いが許されない」 ユースケース 「ゼロからやるより叩き台があった方がはるかに楽」 かつ 「間違いを局所的に確認できる」 もの ● GitHub Copilot等のコード生成 (バグが許されない開発で使うとして) ○ コードを書くのは時間がかかる ○ バグはテスト・QAで検知できる ● 出版物の外国語への翻訳 (正確性が求められる書籍だとして) ○ 翻訳した文書を執筆するのは時間がかかる ○ 文法・語彙がわかれば修正できる ● etc.

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© 2024 LayerX Inc. 17 長文の文書からの情報抽出などのケースの場合は? インプットに対してアウトプットが小さいユースケースの場合、単なる「叩き台」だとメリットが小さいことも インプット アウトプット インプット の一部 (暗号分野の「ゼロ知識証明」のアナロジー)

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© 2024 LayerX Inc. 18 前提知識に基づいて、アウトプットが効率的に検証できるケース “最大1つしかない” などの前提が既知なら、その結果だけを見れば、インプット全体を見なくても良い ● 例: 長文の決算資料から 「連結のB/S」 を抽出する ○ 「連結のB/S」 の表は通常一箇所しかない、などの前提をおける ○ 一つ発見できれば、他の箇所は見なくても良い ● これに限らず、同様の 「出力を検証する条件」 が既知であれば良い

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© 2024 LayerX Inc. 19 結局、触ってもらうのが一番早い価値検証 なのでプロダクトを早く作ろう! ● 精度指標の定義を頑張るより、ストップウォッチを持ってA/Bテスト的に検証した方が早い ● ユーザー様に実際触ってもらって感じたこと: 単に業務削減ではない ○ 「間違いが許されない」業務だからこそ、心理的な負担の軽減のインパクトも大きい

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最後に

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© 2024 LayerX Inc. 21 お気軽にご連絡ください お問い合わせ 最後に ● LayerX公式サイト 「お問い合わせ」 より ○ https://layerx.co.jp/contact/ (Ai WorkforceのLPはまだありません!)

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© 2024 LayerX Inc. 22 ビジネス・エンジニアの垣根なく、一丸となって事業を立ち上げています! LayerXのAI・LLM事業部の仲間を募集しています! 最後に ● 特に採用注力中のポジション (業務委託も歓迎) ○ ソフトウェアエンジニア ○ アルゴリズムエンジニア ○ デザイナー ○ ビジネス側マネージャー ● 応募はこちらから ○ https://open.talentio.com/r/1/c/layerx/homes/3589?group_ids=8132 ● カジュアル面談もお気軽に! ○ https://t.co/zMlRO4ZBzt

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© 2024 LayerX Inc. 23 利活用事例や技術動向などを、特定ベンダーに偏らない形で情報収集いただけます 生成AIに関するニュースレターを毎週配信(無料) 最後に https://layerxnews.substack.com/archive ご登録はこちらから

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